fc2ブログ

記事一覧

20240404 プレバト!!俳句紹介【スニーカー】

2024年4月4日放送 プレバト!!
出演者が詠んだ俳句を紹介します。
※講評・編集後記の更新までしばらくお待ち下さい。
【番組公式】X(旧Twitter)/インスタグラム/TVer(ティーバー)
夏井いつき俳句チャンネル/⇒YouTubeまとめ記事

挑戦者→ヒデ[初],村山輝星[3],金子恵美[3],石山アンジュ[初],川﨑麻世[初],横尾渉[83],梅沢富美男[221] ※数字は挑戦回数

●お題:スニーカー
スニーカーの兼題

※番号クリックでリンク内移動します。
1才能アリ1位71点ヒデ
(ペナルティ)
春落葉片方だけのスニーカーはるおちばかたほうだけのすにーかー
2才能アリ2位70点村山輝星
われ反抗期春夕焼の海岸へわれはんこうきはるゆうやけのかいがんへ
3凡人3位68点金子恵美
入社式一人馴染まぬコンバースにゅうしゃしきひとりなじまぬこんばーす
4凡人4位45点石山アンジュ
厚底や挫く心と青い春あつぞこやくじくこころとあおいはる
5才能ナシ5位30点川﨑麻世
運がつき裏を覗けば散る桜うんがつきうらをのぞけばちるさくら
6永世名人23句目に
掲載決定
横尾渉
(Kis-My-Ft2)
風光るピボットの軸は逞しかぜひかるぴぼっとのじくはたくまし
7特別永世名人
12句目のお見事!
梅沢富美男
花衣運転席のスニーカーはなごろもうんてんせきのすにーかー
順位発表順:3位→2位→4位→最下位→1位
→編集後記

清水アナの俳句査定(プレバト!!公式Xより)
清水麻椰アナの俳句夏井先生評
スニーカー踵に昨日の桜かな
多分凡人だと思うけど、踵って靴の底?(本人 靴の底のことです)
靴の底、そしたらそこはセーフだけど中八。(本人 そうなんです…)
分かってるんなら、どうにかしなさい。(本人 どうにも出来なかったんです~)
ハハハ。
<通算成績>:○3△20×1

🔷挑戦者語録
村山輝星○2※13歳の子役タレントでバリバリの特待生候補。
「この(兼題)写真を見ると、梱包を開けた時の新品のスニーカーなんですけど、新品っていうのは一旦置いといて『スニーカー』というお題だけで私にしか書けないかなという句を書いてみたんですけど」
梅沢永世名人 偉い!
ヒデ カッコイイ。
金子 言ってみたい(笑)。
川崎麻世初挑戦※昨年10月にカイヤと離婚。
「俳句は初めて。だけどやってるうちにめちゃくちゃ楽しくなってきて。結構色々と出てきました」
石山アンジュ初挑戦※「羽鳥慎一モーニングショー」「真相報道バンキシャ!」など6番組にコメンテーターとして出演。複数の会社や団体を経営する社会起業家の34歳。
梅沢永世名人 凄いね。
「ありがとうございます。私、俳句は初心者なんですけど、出演が決まった時に早速夏井先生の本を2冊買いまして、めちゃくちゃ読み込みました。その通りに作ったんで、結構自信あります」
金子恵美△2※元衆議院議員のコメンテーターで46歳。2回とも凡人。
「もうホントにお恥ずかしいですけどね」
清水アナ なお、今回は人気コメンテーターのお2人が村山輝星(きらり)さんに勝てるかどうかも見どころの一つです。
「若い方の感性はちょっとね、なかなか違うから。私たち酸いも甘いも経験し過ぎちゃって(笑)」
ヒデ初挑戦※通販番組で10分で2億3千万円を売り上げた実績を持つ、超一流通販芸人。
「新たなジャンル作りました。通販芸人でございます」
浜田 あなたどうなの?俳句ってのは。
「まあいったら、通販も俳句もいかに短い最短の言葉でお客様、つまり皆さんにお届けするか。これが大事じゃないですか。そうなんです、私はね。を売ってるんじゃない、物語を売ってるんです
浜田 やかましいわ(笑)。
「ですから、得意です」
★ランキングシートの分布は才能アリ2名、凡人2名、才能ナシ1名。

●それでは順位別に見ていきます

◆1位 才能アリ71点 ヒデ(ペナルティ)
春落葉 片方だけの スニーカー
※「春落葉」は檜などの常緑樹が新芽の出る頃に春に落とす古い葉のこと。

【本人談】
プラプラと散策している時、檜の樹木の下の所に片方だけの恐らく子どもさんの小さいスニーカーが落ちていた。ベビーカーから落ちて、そのまま気づかずに帰ってしまったのか、見つからずにずっとここに残っていると。今さらこれが見つかっても履けないくらい成長しているだろうし、この木もまた新たに生え変わって忘れさられちゃうのかなと。センチメンタルな句を詠んだという。

横尾永世名人 「春落葉」という季語が凄い立ってますよね。季語の使い方が上手いなというか。
梅沢永世名人 いや本当に今、横尾君が言った通りこの季語に対して「片方だけのスニーカー」。これだと読み手が色々なことを想像するね。お話聞けば、赤ちゃんが「あみゃみゃ」ってやってポンと捨ててったやつが残ってたとか。それから何か遊んでた靴をこうやって…(→右足を前後に降りながら)。
浜田 それも一緒や。
梅沢永世名人 へ?
浜田 最初の喩えと一緒やから(笑)。
本人 違う喩えが…。
梅沢永世名人 だから「明日天気にな~れ」と(→靴を前に蹴り飛ばす)いう風に。
浜田 何してんの、もう!
梅沢永世名人 そういう風に落ちてたっていう風にも読むし。想像豊かな俳句ですよ。
本人 ありがとうございます。

夏井先生 
この句は取り合わせの基本形をしっかりやっているのを褒めたい。
「春落葉」という季語が良いというご指摘も仰る通り。
梅沢永世名人 (自分の靴を取りにスタッフから受け取る)
浜田 ウロウロすな(笑)。
夏井先生 これに対して「片方だけのスニーカー」とそこにあるものを描写しただけ。
これが色々な場面を思わせる。
あなたご自身が語って下さったこと(→ベビーカー)、それからおっちゃんが言ってた靴飛ばしのゲーム・遊びをしているのではないかとか。
犬かなんかが片っぽだけくわえてきて、そこら辺に放り落したとか。
これだけのことで色んなドラマ・イメージがあって、これによって季語が主役のところにズーっと押し上げられている。
初めて出てこられて、こういう季語を選ぶことが出来るというのは大したものだなと思っている。
浜田 いや~先生これ直しは?
夏井先生 要らない。

浜田 直しなしでございます。
本人 嬉しいです、ありがとうございます。

●解説のポイント
取り合わせの基本形で季語の選択が良い
後半で色々な場面を想像させる
イメージによって季語が主役に

添削なし


◆2位 才能アリ70点 村山輝星
われ反抗期 春夕焼の 海岸へ

金子 お~エモい!

【本人談】
今私は超反抗期(浜田 マジで?)絶賛反抗期。ちょうど学校が終わったくらいの夕焼が綺麗な時間帯に、家を飛び出してスニーカーを片手に海岸を歩いているという句を詠んでみた。

梅沢永世名人 よく発想を飛ばしたね。輝星ちゃん。
本人 ありがとうございます。
梅沢永世名人 さすが孫。
浜田 いやいやいや。
梅沢永世名人 梅爺は嬉しい。上手いね。今のこの輝星ちゃんじゃなかったら詠めない俳句ですよ。
浜田 あ~なるほど。

夏井先生 
反抗期の気持ちを俳句にするのは良いと思う。
上五「われ反抗期」と字余りで持ってきた。
こういうときは、ここから後は中七(7音)・下五(5音)でリズムを取り戻す。
これが上五を字余りにするときの定石ということになるが、それをキチンとやれている。
「春夕焼の海岸へ」と。
このままでも勿論良いが、反抗期になった人々は結構、夕焼や夕日の海に行ってしまう(笑)。
梅沢永世名人 多いんだ。
夏井先生 そこら辺をもう少し細部へ切り込んでいくと、もっとオリジナリティ・リアリティが出てくる。
さっき、あなたが砂をはだしで歩くと。
そしたら下五を「砂を行く」とすれば動きが出てくる。
本人 かっこいい。
夏井先生 それから、波打ち際にしゃがんで波をジーっと見つめて心を落ち着ける様子なら「波見つむ」とすればちょっとかっこいい。
この子は心を落ち着けようとしているんだなと分かる。
こういう細部を少し工夫できるようになれば、1位がちゃんと取れるようになる。
浜田 なるほどね。

本人 いや~なんかちょっと皆さんに理解して頂いたようで嬉しいです。反抗期なことを(笑)。
ヒデ どんだけしっかりしてんの?
浜田 君は本当にいくつなの?(笑)

●解説のポイント
反抗期の気持ちを俳句にする挑戦は良い
上五字余りで後半にリズムを取り戻した
細部へ切り込めばさらに独自性が出る

添削後
われ反抗期 春夕焼の 
『われ反抗期 春夕焼の 



◆3位 凡人68点 金子恵美
入社式 一人馴染まぬ コンバース

梅沢永世名人 なるほどね。

【本人談】
入社式は大体黒い革靴を履いて出席するが、1人個性的な新入社員がスニーカーで行った。そうすると、上司たちは「あいつは何でスニーカーで来てるんだ?」とざわついた。まだスニーカーというのはフォーマルになりきれてない存在なんだなという実情を詠んでみた。

梅沢永世名人 いや~惜しい。この中七が勿体ない。スニーカーで入社式に来たらもう皆とは馴染んでませんよね、既に。
本人 はい。
梅沢永世名人 だから「一人馴染まぬ」というのは書かなくて良かった。違う言葉でいけば1位だったかもしれない。
横尾永世名人 僕はあの~書かないと分からないかな~って僕は思いますね。
梅沢永世名人 え?いつからそんな偉そうな口を?(笑)
本人 そうですよね、そうですよね。

夏井先生 
この句は表現しようとしている内容は良いと思う。
良い所に目を付けたのにね。
惜しいのは、おっちゃんの言うことが正しい。
梅沢永世名人 (カメラマンに)寄らんか俺に。カメラ寄らんか!(笑)
夏井先生 これは馴染んでないよと説明をする言葉になっている。
俳句は映像を描写する。
「一人は」と持ってくる。たった一人と。
さっきあなたが良いことをおっしゃった。
ほとんどの人間は黒い革靴を履いていると。
そしたら、後半に色を映像として出す。
「一人は白きコンバース」。
梅沢永世名人 あら~良い!
夏井先生 ちゃんと映像になったでしょ。
一人は白いコンバースと言うだけで、馴染んでないのは読み手の側が感じ取る。そういう話。
でもここまできたら、凡人脱出目の前。

本人 頑張ります。

●解説のポイント
表現しようとした内容は良い
「馴染まぬ」が説明の言葉に
「一人は白き」と映像で読み手に想像させる

添削後
入社式 一人 コンバース


◆4位 凡人45点 石山アンジュ
厚底や 挫く心と 青い春

【本人談】
私は平成元年(=1989年)生まれ。平成に大流行した厚底スニーカーを履いて、憧れの街・渋谷に行く途中に足をくじいてしまった。「あ~流行に乗っかって背伸びしている自分って本当に嫌だな」と嫌気がさして「全部厚底のせいだ!」という挫かれた心を詠んだ。

梅沢永世名人 まあ、説明を聞いたからね。そういうことなんだろうなと分かりますけど、これ字面で読んだら何言ってんだかよく分からない(笑)。
横尾永世名人 足を挫いたのが分からないですよね。
梅沢永世名人 どっちが挫くの?
横尾永世名人 「心」って入れてるので心が折れちゃったのか…。
本人 挫いた足と挫かれた心を掛けてみたんですけど。多分今日、ここの出演者に厚底スニーカー履いてた人が多分いない。
ヒデ バカにされてます?(笑)金子さん。
金子 バカにされてますよね。

夏井先生 
問題は、横尾さんが指摘したように「挫く心」としか書いてないため、「厚底」によって"足を挫いたところまで想像してください。
意味を掛けてみました"と言われても、読み手がちょっと置き去りになってしまうと。
挫いたものが足であることを明確に書くのが1つ。
それからもう1つが、好みの問題になるが「春」という季語に対して「青い」というこういう使い方をすること。
これは俳句の世界では好き嫌いが分かれるところがある。
でもあなたはこういう風に書きたい?
本人 ちょっと青春と掛けました。
夏井先生 色々掛けたい方なんですね(笑)。
「青い春」はせっかく掛けているので尊重する。
青い春が「私のある一時期」だったと分かるように、「我が青き春」として始める。
ここで一回意味が切れる。
私の青い春、青春の頃がありました。
ここから映像に持っていく。「厚底に挫く足」と書くだけで良い。
これでちゃんとあなたの言いたいことに近づく。
そしたら最後、足に焦点がず~っといって、厚底の靴も一緒に映像として心に残る句になる。

本人 なるほど~。いや~、でも大流行した平成のスニーカーで「足挫いたな」って観てる方いっぱいいると思うんですよ。
浜田 まあでも、(俳句で)通じてないのですいません(笑)。

●解説のポイント
前半で足を挫いたことが読み取れない
「青い春」の用法は好みが分かれる
「厚底に挫く足」と映像を描写する

添削後
春 厚底挫く


◆最下位 才能ナシ30点 川﨑麻世
運がつき 裏を覗けば 散る桜

梅沢永世名人 何?

【本人談】
我々の世代だと、昔は野良犬がいっぱいいた。野球やったりでその辺を遊んでいると、必ず野良犬のウンコが落ちているところを踏んでしまう。友達に「コイツ、踏みよった」って。「え?」って(靴を脱いで)覗くと靴の裏に散った桜が付いてて、「お前、運がついてよかったな」と言われる幼い時の思い出。

梅沢永世名人 いい加減にしなさいよ!(笑)足の裏を覗いたら、ウンコに桜の花が付いてたって俳句じゃないですか。
本人 そうです。
梅沢永世名人 桜は季語ですよ!
本人 はい。
梅沢永世名人 季語に対して無礼でしょ!(笑)謝りなさい、季語に。

夏井先生 
全部読んだ時、結局この「桜」という素晴らしい季語がウンチの印象に負けてしまうと。
これは色々腹立たしい句(笑)。
これも映像にしていただければ、リアリティは多少出る。
場面そのものが悪いわけじゃない。
むしろ「運がつき」とか、シャレてるつもりでこんなことを書くのがつまらないということ。これが1つ。
それから俳句で「覗けば」というのは大体要らない。
覗いてみるからこういう句ができる。「覗けば」は不要。
更に「裏」が靴の底の裏だと分かるように書けばよい。
「靴底に」。
そして「糞」と書く。
「糞か」で"糞だろうか?"とすれば、靴で踏んだときに糞かどうか分からないけど覗いてみるという空気は生まれる。
となったら「裏を」も要らない。上五中七は全ていらない。
ここから桜を少しだけ美しく描く。
「桜の散りしきる」と持ってくる。
ひたすらにハラハラと散っている。
「厚底に糞か/桜の散りしきる」。
そうすれば、この糞に桜がくっついているかもしれないと読んだ人が想像してくれる。
そうすると、桜は主役として少し良い場所に置いてもらえると。こういう話になる。
もうつまらないギャグはやめましょう(笑)。

本人 すみません。

●解説のポイント
季語が糞の印象に負けて腹立たしい
「覗けば」は俳句ではほぼ使わない
「糞か」で弱く「桜」を強く描写する

添削後
 桜きる


★永世名人 横尾のお手本★

→<永世名人>・横尾渉(Kis-My-Ft2)は句集完成まで28句。ここまで2回連続掲載を決めている。

◆『風光る ピボットの軸は 逞し 横尾渉(Kis-My-Ft2)

【本人談】
「スニーカー」とあまり言いたくないと思った。それから(兼題写真が)コンバースだったので、コンバースを使ったスポーツは何かと思った時、昔バスケで(選手が履いていたのが)結構コンバースだったなと。どうしたら足元に目線が行くかと思った時、バスケのピボット(※ボールを持った状態で片足を軸足として固定し、もう片方の足を動かすステップのこと)、この軸足で。(梅沢永世名人 あ、そのことを言うんだ。)こういう風に軸(足)でどっち行く?みたいな動き。これを使えば足元に行くだろうなと。「逞し」で"あ、逞しい"ってことは学年が1個上がって上手くなったから(床面で)「キュッキュ」鳴る音も変わったことも言えるかなと思ってこの句を作った。

梅沢永世名人 恥ずかしながら私「ピボット」っていうのが分かんなかった。
浜田 僕も分かんなかったです。
梅沢永世名人 でもお話聞いたらそう。(立ち上がって実演し)バスケは3歩以上歩きませんから、だから足でクックッこういうのをピボット?
本人 そうです。最初ボール貰って。
梅沢永世名人 こうこうこう…(笑)。それで分かりました。素晴らしいと思います。

■査定結果
永世名人23句目に掲載決定

理由:

梅沢永世名人 よっしゃ~!
本人 ありがとうございます。
浜田 調子良いわ~。

夏井先生 
おっちゃんと違って私は(全巻持っているほど)『スラムダンク』のファンなので、すぐに分かりました。
梅沢永世名人 あ~そうですか、すみませんね。
夏井先生 兼題写真からバスケ、そしてこの独特の用語を持ってくるアイデアも良かった。
ただ、悩ましいというか判断が分かれるのは、「ピボット」は軸足のことなのに、あえて「軸」という言葉を入れる必要があるかというところは考えないといけないところ。
この場合、この後に「逞し」という一種の変化を言いたい展開の一句のため、ピボットのまさにその軸はという風に念を押す一語となるため、これはあった方が良いと判断することが出来る。
でも横尾さん、随分前にも「1on1」の句(→「夕桜学ラン捲り1on1」)があったじゃないですか。
本人 はい。
夏井先生 あなた、バスケネタ得意なんですね(笑)。
本人 そうですね、スポーツネタは結構得意です。
夏井先生 それもまた良い句材ですからね。

浜田 なるほど、お見事でございました。
本人 ありがとうございます。
清水アナ おめでとうございます。

●解説のポイント
バスケの専門用語のアイデアが良い
「ピボット(軸足)」に「軸」と押さえ直すべきか
「逞し」という変化の展開のため好判断

添削なし


★特別永世名人 梅沢富美男の締めの一句★

→<特別永世名人>・梅沢富美男は今年の成績は1勝7敗と絶不調。
浜田 どうですかね、ご自分の始まりよう?
梅沢永世名人 いやいや、色々考えすぎたこともあったし、自分の中に煙に巻いたとこもあった…。
浜田 え?煙になってた?ハイとか?
梅沢永世名人 今日は孫の輝星(きらり)ちゃんが来てるんですから。梅爺は素晴らしい俳句を詠むと。
浜田 アハハ。
***
浜田 大丈夫ですか。
梅沢永世名人 はい。今日は大丈夫です。今日は可愛い孫もいますしね。
浜田 また言うてる。
梅沢永世名人 芸能界で一番梅沢富美男を尊敬している横尾君もいますから。ここはビシっと私…。
浜田 シー。
梅沢永世名人 はい?
浜田 はい、いきましょう。

◆『花衣 運転席の スニーカー 梅沢富美男

【本人談】
「花衣」(※花見に行く際に着る晴着のこと)は花見に行くとき、ちょっと着るお洋服だが私は着物で行く。着物を着るとどうしても車を運転しても草履だと運転しにくいため、必ず靴が置いてある。靴に履き替えて、着物姿に靴を履いて運転する。それを思い出してこれを書かせていただいた。

■査定結果
特別永世名人12句目のお見事!

理由:実体験に勝るものはない!

本人 よっしゃ~!
(査定評後)
本人 その通り。

夏井先生 
兼題写真のスニーカーから、おおよそ相いれない「花衣」という季語を思い出すと。
ここが取り合わせのオリジナリティ・リアリティがあったと思う。
この美しい季語に対していきなり「運転席」が出てくると。
一体どういう風に展開するのかと思うと、そこに「スニーカー」と足元を書いただけ。
どこにも書いてないが、おっちゃんが説明してくれたように、「ああ、なるほど。
草履では運転が危ないから、運転席で履き替えるためのスニーカーを履いて運転しているのだと」。
書いてないことがキチンと読み手に伝わってくる。
映像を書くことで説明しなくてもちゃんと伝わる。
それを分かっている人が名人になれる。こういうことになる。
おっちゃんがちゃんと作ってくれると私も今晩の酒が美味いというものでございます。

本人 ありがとうございます。

●解説のポイント
兼題と相容れない「花衣」のリアリティ
運転席で草履より履き替える靴と伝わる
説明しなくても良いと分かってるから名人

添削なし

浜田 はい、お見事でございました。この調子で。
梅沢永世名人 横尾君。ちゃんとこういうことを分かってないと、本当の名人には…。
浜田 さあ、全ての査定が終わりましたので(笑)。

★次回は4/18。俳句の兼題は「ぶらんこ」(春の季語)です。

編集後記
関連記事
スポンサーサイト



コメント

追記失礼します

梅沢名人の句で書き忘れたことがありました。

スニーカーは人によっては、拘ってコレクションするものです。
うん十万するものもあり、具体的にブランド名を書いてしまうと人によってはその靴も含めたおしゃれになってしまう解釈になるかもしれません。

3位の句は「コンバース」と書くことで、季語と合わさり、かなり高価なものだと推測できます。

反面、梅沢名人の句は「スニーカー」と書くことでそこまで拘っているわけではないと解釈できます。

今回は

3位、金子さん
発送はとても素晴らしかったと思います。価値観の多様性が進んでいくなかで、この句が人によって様々な読みができることによって、季語をひきたたせることができています。

原句だと作者の心情の説明が入っているので、添削後で想いを読者に託すということができれば期待できると思います。

2位、村山さん
この句に限っては、「われ」ということで作者自身が反抗期だと書いたほうが共感が得られるかと思います。

オリジナリティは確かに少ないかもですが、共感できる部分を評価できたらと思います。

1位、ヒデさん
季語と淡々と映像描写だけということができることがすごいと思います。今後の特待生候補ともいえるかもしれません。

横尾名人

語順変えたら定型にできるのに、あえてこの語順にする必要があるのか疑問です。あと助詞の「は」によって「ピボットの軸」に比重がかかりすきて季語が添え物になっているように感じます。ここは「の」が正解だと思います。掲載決定には「うーん、、、」が正直な感想です。

梅沢名人
季語と映像だけの句ですね。お見事でした。語られてませんでしたが、この句のポイントは助詞「の」だと思います。

仮にこれが「に」だと運転席にスニーカーが置いてあるという事実だけが残ります。「の」とすることで「運転席(用)の」ということが読者の脳に想像がされます。また和装と洋服の然り気無い対比も描かれてます。

最後に拙句を詠ませていただきます。
桜蕊降る師がくれた靴履き潰す

No title

5位
・ダジャレとか関係なしに解釈と鑑賞をすると。
・解釈「運が尽き、(何かの)裏を覗いたら、桜が散った」。
・「運が尽き」:運が尽きたと感じることは、読み手にとってもある経験かもしれない。目に見えない現象、映像にならない。説明的・何を体験して運が尽きたと思わせないと。
・「裏覗き」、何の裏を覗いたかさっぱりわからない。
・映像として残るのは、(誰かが何かの裏を覗いたら)桜が散りました、ということだけ。
・犬のフンの話とか御大の「季語に対して無礼」といった発言抜きにしても、句としてできてない。

4位
・厚底(スニーカー)+や。「なんと素敵な厚底スニーカー」とか「このスニーカーのなんと底の厚いことだろう!」と上句は捉えられる。
・中句以降。「(なにかが)挫く心と青い春」。詠み手による話を聞くと、厚底スニーカー履いてて足を挫いたらしいから、「厚底や」じゃなくて、「厚底の(が)」が正解。厚底スニーカー履いて青春時代を過ごしたなら、「や」と言いたくなるのもちょっと分かる。けど、この句の場合詠嘆してる場合じゃなく、文法通り助詞を置いた方がいい。
・「厚底スニーカーが心と青(い)春を挫きました」。
・映像として厚底スニーカーまでは明確。でも、心であり、青(い)春は目に見えない。
・心とか、青春とか。何かは訴えたいのだろう、その分だけ5位よりマシだったのかもしれない。
・むしろ、夏井先生のどの2冊を買って、どう読み込めば、こんなのができるのか。

3位
・馴染まぬ、が説明。
・詠み手の「まだスニーカーはフォーマルになりきれていない」という発言を受けたとき、個人的には「コンバース」でなくて「スニーカー」で良いのでは?と思った。
・というのも、コンバース、一応、ビジネスシューズとして使える靴も出してるから。
・また、入社式が特別なフォーマルな場だとすればメーカー問わず「スニーカー」の方が落差を感じられだろう。

2位
・詠み手の「私は今反抗期です」という内容の発言には恐れ入る。自分が反抗期だと客観視できてるわけだから。
・ともあれ、鬱屈のある身の上が海へと行くのは、あるあるの発想だったかも。
・で、季語を夕焼、秋夕焼、冬夕焼と入れなおしていくと、やはり「春は青」と色づけられている季節、すなわち春の夕焼けが反抗期であり思春期にはいいのかもしれない。
・3回連続で才能アリだけど、司会に「特待生にどうでしょうか」とも言われない状況。特待生になって色々課題を示されプレッシャーをかけられるより、俳句の実力と心身の成長具合に合わせノビノビ句を作って欲しいと思ってもらえてるのかもしれないな、この子。

1位
・春落葉の上に片方だけのスニーカーが落ちていました。
・靴に限らず、手袋や靴下、果ては、ワイヤレスイヤホンやトレッキングポールなど、本来二つあってしかるべきものの片方だけが落ちている光景に出くわすことは、あるあるかも知れない。
・例えば、「手袋片方だけあるな、落とした子、家に帰ってお母さんにメッチャ怒られたかも・・・」とか、落ちているものから想像を膨らませることもあり得る。
・こう思うと、この句はよくできている。読み手の出くわしそうなことを言ってるし、改めて、片方だけを落とした事情やその後を想像させてくれるから。
・詠み手の句の説明に引っかかる部分はあったが、まぁ、いいか。

横尾永世名人
・スラダン抜きにして、ピボットでバスケを思い出しました。
・句を解釈すれば、春の風が輝いて見えます。ピボットの軸が逞しく見えます。
・「ピボット」に対して「軸」の要不要についてはここでは置いておきます(私は要ると思いますが)
・ここでスラダン要素をぶち込むと、この句はどの登場人物が誰を見ての句だろうか、などと妄想が膨らんでなかなか面白かった。

御大
・花衣、御大は性別については触れなかったけど、花見の時の「女性の」衣服とされる。元々は桜かさねと言われるものや、江戸時代なら花見用の小袖といった歴史ある装い。現在の庶民的な花見よりもずっと格式高い場での衣装だったらしい。
・スニーカーを履いていては違和感がある花見用のおしゃれをしているけれど、運転席にはスニーカーが置いてある。あるいは、自分は花見の衣服姿だけど、運転席の彼氏はいつものスニーカーが似合う格好をしている、といった読みが成り立つが、どっちにしても花衣とスニーカーの対比であり落差を感じるべきか。
・自分は花衣と言えるだけ豪華な服装で花見に行ったことはない。何かで礼服を着る機会に、助手席のフロアマットにフォーマルシューズを置き、運転中はいつものスニーカーを履いているという経験はある。海水浴に行く時や冬山に行く時なども同様。
・このあたりの記憶をどこか蘇らせる句ではあった。

No title

こんにちは 放送を見た後いつも楽しく拝見させていただいています

今週のXの清水アナの査定ですが、「たぶん凡人」「(靴の底なら)そこはセーフ」と夏井先生がおっしゃっていたのは説明次第では才能ナシに落ちたかもしれないってことですよね?
例えば「スニーカーを脱いだらかかとにすき間から入り込んだ桜がくっついていた」という句を詠んだ可能性があったってことでしょうか この場合どう詠めばよかったのかも気になります

昨日のプレバト

輝星ちゃんが3回連続の才能アリを獲得し、横尾くんが3回連続の掲載決定を決めて、おっちゃんが2024年度に入ってから初めて見事に番組を締めくくるといい、新年度早々素晴らしい内容でしたね。

1位 ヒデ
芸人がまさかの1位。シンプルイズベストな句。「落葉」より明るい色の「春落葉」にしたことで「片方だけ」に暗さが出すぎず、ドラマ性を産み出した。

2位 きらり
今度は字余り句だが、最もセオリー通りの字余りなのはよく勉強している。「海岸を歩く」がベタな青春時代の発想なのは否めないが。これまでの三句のように子供らしさを引き出す句以外を詠めれば、特待生が見えてくるだろう。

3位 金子
何で「馴染まぬ」って説明しちゃったのさ……といわんばかりな句。添削は助詞「は」で「他はみんな革靴、馴染んでいない」と直ぐに分かるようになった。
自分は別に入社式は何履いても良いと思っている。

4位 石山
言葉遊びを安易にいれると崩壊するのだとよく分かる句。「青い春」も個人的には受け入れ難いが………

最下位 川崎
4位同様無駄な言葉遊びに加え、つまらない下ネタで季語を貶めるという何とも低俗な句。それ以前に既に散った桜を「散る桜」としているのもおかしい。「花」「花びら」としないと。

横尾永世名人
活発なバスケの動きな「ピボット」に「風光る」が光っている。
また「軸は逞し」で、ビジネス用語や機械のパーツと誤読する可能性を減らしているのも、今までの横尾から改善された印象(以前「ゴンドラ」を使った句で「船とか遊園地の乗り物かと思ったら、ビルの窓拭き機なのかよ!」と驚いたことがあったので)
スラダンが好きな組長を狙ったあざとさが全く無いとは言い切れないが。

梅沢富美男
「晴れ着だけど運転はスニーカーでする」という説明を聞けば納得だが、初めは意味を読み取れなかったので好評に疑問を覚えた句。
花衣に所縁の無い者の意見だが「運転席のスニーカー」だけで「草履から履き替えている」のがどこまで読み手に伝わるかがわからない。「運転席に履くナイキ」とかにすると、逆に説明的になるんだろうか。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

プロキオン

Author:プロキオン
俳号「白プロキオン」。全てのブログ記事を編集しています。
毎度閲覧いただきありがとうございます。時間があるときにでもどうぞ。
全俳句を掲載してほしいなどのリクエストはコメントしていただけると助かります。

ツイッターでは番組の放送予告などをツイートしています。以下リンクからどうぞ。
プロキオン
***
番組公式ツイッター
***
着流きるお氏(プレバト兼題で俳句を独自査定する若手俳人・ブログ編者とは無関係です)
***
夏井いつき氏(プレバト!!出演の俳人)

人気記事ランキング

↓訪問者数です