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20240222 プレバト!!俳句紹介【カラオケ】

2024年2月22日放送 プレバト!!
出演者が詠んだ俳句を紹介します。
※3月5日に全て更新しました。大変お待たせ致しました。
【番組公式】X(旧Twitter)/インスタグラム/TVer(ティーバー)
夏井いつき俳句チャンネル/⇒YouTubeまとめ記事

挑戦者→HISASHI[初],関口メンディー[初],小林幸子[3],田中あいみ[初],RG[5],武田鉄矢[9],梅沢富美男[217] ※数字は挑戦回数

●お題:カラオケ
カラオケ②

※番号クリックでリンク内移動します。
1才能アリ1位72点HISASHI
(GLAY)
親友のしゃがれたエール忘れ雪しんゆうのしゃがれたえーるわすれゆき
2才能アリ2位70点関口メンディー
(GENERATIONS from EXILE TRIBE)
デンモクがふたりを隔てる春休みでんもくがふたりをへだてるはるやすみ
3凡人3位62点小林幸子
春の夜のカラオケ締めは「雪椿」はるのよのからおけしめはゆきつばき
4凡人4位60点田中あいみ
カラコロンマイクとお酒沁みる春からころんまいくとおさけしみるはる
5才能ナシ5位3点
才能アリ3位70点から減点
RG
(レイザーラモン)
朧月負けたらあかんで東京におぼろづきまけたらあかんでとうきょうに
63級へ1ランク昇格武田鉄矢
「なごり雪」君を見ないで歌い出しなごりゆききみをみないでうたいだし
7特別永世名人
11句目のお見事!
梅沢富美男
らうらうと僧侶の美声花まつりろうろうとそうりょのびせいはなまつり
順位発表順:2位→4位(のちに3位)→最下位(のちに4位)→3位(のちに最下位)→1位
→編集後記

清水アナの俳句査定(プレバト!!公式Xより)
清水麻椰アナの俳句夏井先生評
カラオケの履歴は桜らんまんと
あ、惜しい(→凡人)。「カラオケの履歴"は"」の「は」は要らないよ。
(本人 え、なんで?…意味ある…)
いや、意味はあるけどその意味がうるさいの。今日の収録を聞きなさい。
(本人 分かりました~)
<通算成績>:○3△17×0


🔷挑戦者語録 ※歌手・ミュージシャンが集結
小林幸子○1△1※10歳でのデビュー曲が20万枚セールス。芸能活動60周年の演歌歌手。
「自信バリバリ。どうしてそういう顔すんの」
浜田 いやいや、そういう人に限って落ちるんやろなと思って、すいません。
***
「私ね、自分ちにカラオケがあるんですよ」
一同 え~!?
「自分の歌をかけますよね。そうすると出てくるんですよ、私の若い頃…」
浜田 そらそうでしょ。
「いや、それが可愛いのよ」
浜田 やかましい(笑)。
HISASHI初挑戦※CD総売上4000万枚「GLAY」のギタリスト。デビュー30周年。作詞作曲を手掛ける。
「歌詞は30年間書いてきたんで」
浜田 よう言うねん。歌手やってる人は(武田)鉄矢も言ってた(笑)。歌詞書くのと俳句は違うでしょ。
鉄矢:ええ。でも最初はそう思わないんですよ(笑)。
関口メンディー初挑戦※EXILEとGENERATIONSのメンバーで、米国ニュージャージー州生まれ。バラエティー番組に多数出演。
田中あいみ初挑戦※2022年日本レコード大賞で最優秀新人賞受賞。細川たかしの愛弟子。
「小学校からずーっと、俳句の授業を受けとったんです、学校で。」
浜田 いつまでですか。
「高校生まで。できちゃいます!(笑)」
RG○2△1×※演歌歌手のモノマネが持ちネタ。紅白歌合戦の天童よしみを模した派手なドレス調の衣装で登場。
「イジってないです。大リスペクト。天童よしみさんも黒目が大きかったんで」
(黒目のカラーコンタクトレンズを見せる)。
浜田 お前、怖いわ。あはは。
「それを表してみました」
***
「天童よしみさんの名に懸けて負けられない。これに挑むにあたって『道頓堀人情』(→正しい発音は「とんぼりにんじょう」)を本当にカラオケボックスで何回も歌いました(笑)」
浜田 だいぶ目しんどいんじゃないですか?
「あと10分くらいです(笑)」
★ランキングシートの分布は明かされずに発表。

●それでは順位別に見ていきます

◆1位 才能アリ72点 HISASHI(GLAY)
親友の しゃがれたエール 忘れ雪
※季語「忘れ雪」は春先の忘れた頃に降る雪。

【本人談】
RGさんと詠っている内容が似ている。上京を後押ししてくれる歌を歌ってくれたのが忘れられないというか。地元を捨てるまでいかないが、北国の北海道(出身)なので、雪が忘れられないというそういう気持ちを。

鉄矢 やっぱり北と南で遠いとこから我ら(→本人は福岡県出身)出てきてますから、気持ち良く分かるんですよね。ただ、歌を歌うんだけど、音を外してるんですよ、声が裏返ったりしてね。だけど、誰も笑わないっていう。そういう情景が浮かんでくるんですよね。
浜田 なるほど。

夏井先生 
とても良い句だった。
真ん中の「しゃがれたエール」というのが歌かどうかは確定できないが、親友の思いは率直に伝わってくる。
「しゃがれた」というここが良い。
子どもとか少年のような年齢ではなく、大人になってからの友人あるいは大人になってもずっと続いている友情、そういうものではないかと「しゃがれた」だけで分かる。
「エール」で切れて最後に「忘れ雪」という季語が出てくる。
この季語があることによって、この友情は忘れないでずっと続いていくというメッセージとして、この親友のエールを受け取っているのだと伝わってくる。
今回はこの一句で才能を一つ見つけたかなと、そんな気持ちになっている。
直しは要らない。

浜田 直しはなしでございます。おめでとうございます。

●解説のポイント
中七が歌だと確定は出来ない
「しゃがれた」で往年の親友の率直な思い
季語に忘れずに続く友情のメッセージ性

添削なし


◆2位 才能アリ70点 関口メンディー(GENERATIONS from EXILE TRIBE)
デンモクが ふたりを隔てる 春休み
※「デンモク®」はカラオケで曲を選ぶタッチパネル式のリモコン。

梅沢永世名人 あら~勿体ない。

【本人談】
キュンとする句を書きたいと思い、「デンモク」を隔てて男女2人が座っているが、デンモク以上に近づけないみたいなことを表現した。学生をイメージしたため、「春休み」という季語をチョイスした。

梅沢永世名人 いや、勿体ない。
RG どこが?
梅沢永世名人 中七を中八にしてしまったのと、「を」はいらないんだよ。
本人 確かに…。
梅沢永世名人 これ、「隔てるふたり春休み」。
浜田 なるほど。
梅沢永世名人 こうなったらこれ1位だったと思います。
浜田 ホントですか?
梅沢永世名人 惜しいことをした。

夏井先生 
「デンモク」の言葉だけでカラオケだと分かる。
言葉の経済効率がとても良い。
カラオケで歌うとか、曲を選ぶとかを書いていたらあっという間に17音が破裂する。
「デンモク」と書くだけでそれがクリアできる。
浜田 カラオケですもんね。
夏井先生 素晴らしかった。
最後の「春休み」の季語選びも意図の通りで、学生同士ではないかという想像は当然読み手にも浮かんでくる。
そして惜しいのは…、今日おっちゃん冴えてますよ、これは素晴らしい。
中七は極力7音にするのが俳句の定石。
おっちゃんの指摘したように「隔てるふたり」とするのがとても大事。
元々の語順だと「隔てる」の動詞に意味の軸足が乗っかる。
"隔てられている"という意味が乗っかる。
「隔てるふたり」だと人物の方に軸足がキュッと掛かる。
そうすると、最後に「春休み」という季語がハッキリと機能してくる。
でも、あなたちょっと勉強したらイケますよ。

浜田 何それ?
本人 え、ホントですか?
夏井先生 ホントです。

●解説のポイント
「デンモク」の言葉の経済効率が良い
季語も学生同士という作者の意図通り
中七は極力7音にするのが定石
「隔てるふたり」で人物に軸足を乗せる

添削後
デンモクが 隔てるふたり 春休み


◆3位 凡人62点 小林幸子
春の夜のカラオケ 締めは「雪椿」
※「雪椿」は本人の代表曲の一つ。

梅沢永世名人 なるほど。

【本人談】
「雪椿」は代表曲の一曲。世のカラオケならやっぱり、小林幸子は「雪椿」。いい感じでしょ、これ?

梅沢永世名人 これきっとね、「雪椿」を季語とするかどうか迷ったんだと思います。
本人 あ、そうだと思って鍵括弧にしたんです。「雪椿」。
梅沢永世名人 そうするとね、これは歌の題名になりますから、それで「春」を持ってきたんだと思うんですけど、冒険してですね、「雪椿」を季語にしたらもっと点数良かったかもしれないな。
本人 え、その後どう繋げるんですか?
梅沢永世名人 いや、急に言われても(笑)。

夏井先生 
(「雪椿」を主たる季語に冒険すべきとの指摘に)今日、おっちゃん凄いですよホントに。
色んなチャレンジあるが、私も同じ意見だった。
年に1回くらい意見が一緒のことがある(笑)。
鍵括弧をつけることで「雪椿」が曲名だと明確にしている。
鍵括弧をつけることで季語の力が弱くなる。
本人 なるほど。
夏井先生 そのため「春の夜」と明確な季語をしっかり置くという風に考えられたと。
その道すじも正しいことは正しい。
ただ、残念なのは「春の夜」という季語に対し、綺麗な言葉である「雪椿」。
実際に雪椿という種類の椿もあるようだが、これがとても綺麗なのでお互いを殺し合っている。
肝心の「春の夜」が主役にならないまま中途半端になっている。
思い切って「雪椿」を季語にしてしまう。
しかもさっきおうちにカラオケがあって、おうちで歌っているというお話があった。
それなら尚更できる。まず「春の夜」の季語を諦める。
「雪椿」の鍵括弧を外すことで、曲名から季語になる。
「咲き」でお庭に咲いた。「カラオケの締めはさて」ぐらいでどうか。
本人 え~、おしゃれ~。「さて」。
夏井先生 そうすると、”雪椿がお庭に咲いた。あ、今年もちょうど咲いてくれた。ちょうど今カラオケをやっている。締めは何にしようか”と思っていた時に、「あ、雪椿を謡いましょう」と思うのではないか。
ここに余韻が残る。
梅沢永世名人 上手いなあ。
本人 カッコいい。
夏井先生 こうやって下されば、今日はこれが1位だったかもしれない。

本人 (拍手しながら)先生、素敵。ねえ。

●解説のポイント
「雪椿」が曲名だと明確にした鍵括弧
主たる季語を別に置く道筋は良い
2つの季語が互いを殺し合った
「雪椿」の曲名を季語とする荒業に

添削後
雪椿 カラオケの締めは


◆4位 凡人60点 田中あいみ
カラコロン マイクとお酒 沁みる春

【本人談】
幼少期から(父と)スナックに週3で通っていた。スナックのドアを開けて鈴がカラコロンと音がまず鳴る。カウンターに座っている客のウイスキーの氷が溶ける音でカラコロンと。楽しむお客さんもいれば、悲しむお客さんもいながら歌うというそういう風景を書いた。

鉄矢 いや最初の「カラコロン」が、ちょっと読んだだけでは分からないんですよ。カラーコンタクトとかね(笑)、そういうやつを。

夏井先生 
頭の「カラコロン」が分からなかった。お酒の氷が溶ける音かと思っていた。
だとすると「カラコロン」がこの位置にあるのはマズいと思っていた。
今聞くと、ドア開いた時の音から始まると。それを書いた方がスルッと行く。
あの音をどんな風に書くかということだが、一番分かりやすく書くなら「ドアベル」ぐらいでどうか。
「ドアベル」でカラコロンという音を想像する人はかなり出てくる。
そうなったとき、最後の「春」という季語がこの空間の中で甘やかに響いてくる。
「お酒が沁みる」は少しベタな言い方だが、最後に「春」という季語がしっかり受け止めるため、ここまでやれれば十分70点クラス(→才能アリ)にいく。

本人 センスはあったということですよね。
浜田 どうですか、先生。
夏井先生 センスはあると思います。偉そうに「俳句やってる」とか「学校でやった」とか言ってたけど(笑)。
浜田 あれ言わん方が良かったよ。
本人 言わん方が良かったですね。

●解説のポイント
「カラコロン」の意味が分かりにくい
ドアベル・酒の氷が溶ける音の二重の意味
「お酒が沁みる」は少しベタ
全て並列に置いて季語「春」が受け止める

添削後
と マイクとお酒 沁みる春


◆最下位 才能ナシ3点 RG(レイザーラモン)
朧月 負けたらあかんで 東京に
※季語「朧月」は春の夜のぼんやりかすんだ月のこと。季語以外は天童よしみ『道頓堀(とんぼり)人情』の歌詞の引用。

梅沢永世名人 何?
浜田 いや、これアカンよ。え…これどういう気持ちで?
小林 歌詞だもんね。

【本人談】
まあ、歌詞も『道頓堀人情』の歌詞にもある。♪「負けたらあかんで東京に」。これは、東京に友達を送る時の会と重なって、「朧月」は初春の季語だが、カラオケ(店を)出たら霞がかった月が出てて「頑張れよ」っていう気持ち。自分も不安という気持ちがこの「朧月」に掛かっている。

浜田 歌詞…ですもんね。
本人 でも気持ちです。たまたま歌詞と重なっただけで、たまたまです。
浜田 いやいや、梅沢さんどうですか?
梅沢永世名人 いい加減にしろよ、お前!お前これ季語付けて全部パクリだろ、お前!
本人 パクリじゃないです。気持ちなんです。
梅沢永世名人 気持ちじゃないよ、これは。天童さんの歌の詞だろ、これ全部。「負けたらあかんで東京に」って。
本人 はい、『道頓堀人情』(※本人は「どうとんぼりにんじょう」と発音)の歌詞ですけど、同じ気持ちになったという。
梅沢永世名人 おかしいわ、こんなの。
本人 おかしくないです、同じ気持ちで詠んだ。
浜田 いやいや、聞いてみますよ。先生!

夏井先生 
(怒り気味に)今色々お聞きしているとやっぱりそうだったんですね。
本人 「そうだった」。
夏井先生 これは全部歌詞なんですね(笑)。
本人 違います、違います。
梅沢永世名人 そうですよ。
夏井先生 私は一応、偶然というのもあるかもしれないとか、それから本歌取り(※元の句の語句や趣向を入れて新しい句を詠むこと)したつもりで、本歌取りの範疇を踏み外してしまったとか。
そういうケースかもしれないから、ひとまずこれを文字面のまま評価はしました。
ただ、作者が分かってみたらアナタじゃないですか。
いつもの手口でしょ、これ(笑)。
本人 手口…違います。手口という言い方は止めてください。
夏井先生 作詞家の方に対してとてつもなく失礼。
こんなものを許していたら、表現の世界は成立しません。
浜田 そらそう。
夏井先生 あなた、弟子じゃないけど破門です。
本人 破門!?(笑)破門!?
夏井先生 減点を数字化するとすれば、マイナス67点かな。

本人 マイナス67?
小林 入れ替わるってこと?
清水アナ 点数が3点となります。ということは順位が入れ替わります。
田中 イエーイ!
清水アナ 才能ナシ最下位に。
本人 3点?
浜田 どいて?
(→席の入れ替わりを行う)
田中 早く下いって下さい。
小林 お疲れ様~、どうも~。
浜田 こうやって並んだらしっくりくるわ~。お前がやっぱ3位におるっておかしいもん。
本人 ちょっと破門はやり過ぎちゃいますか。破門は(笑)。

●解説のポイント
天童よしみの歌詞の引用という手口
偶然性や本歌取りの踏み外しで70点に
表現の世界としては許容できず
弟子じゃないけど破門

添削不可能
才能アリ3位70点から67点減点


★特待生昇格試験★

→<4級>・武田鉄矢は海援隊のボーカルでキャリア51年。
浜田 鉄矢さん、もう今日は上がっとかないとってことですよ。
鉄矢 …はい。緊張してます(笑)。

◆『「なごり雪」 君を見ないで 歌い出し 武田鉄矢
※「なごり雪」はイルカの名曲。

小林 お~。

【本人談】
カラオケという状況があって、季語を放り込むともう自分の思いを伝える言葉がもう7つ(→7音)ぐらいしかない。そこで考えたのが、歌のタイトルに季語が入ればと思って、それをカラオケの設定で。イルカさんの「なごり雪」に引っかけて歌うが、ホントは歌ってほしい娘(こ)がそこに居るが、「君と唄いたい」とは大勢の前で言いにくい。とりあえず自分1人で「なごり雪」を歌い出した。でも目の端の方でその子の唇が動かないかな…て、なんかその淡い恋の思いを込めた。

小林 ロマンだな。

★評価ポイント
曲名に季語の働きを託した是非

■査定結果
3級へ1ランク昇格

理由:果敢なチャレンジ!

梅沢永世名人 よっしゃ~!
本人 (立ち上がって)やった~!
(査定評後)
本人 ちょっと色々苦しんだんですけどね。

夏井先生 
ホントに果敢なチャレンジだった。
今回の皆さんは曲名をどうしたら良いか、季語をどうしたら良いかでとても困ってらっしゃった。
それをこの挑戦が一つの解答を出してくれている。
良い所から褒める。中七下五のフレーズが良い。
君を見ないで歌い出すという行為によって、ほのかな恋の物語がそこにあるに違いないと。
詩歌の世界で「君」は恋愛の対象になる。それがスルッと言えている。
そして、曲名に季語の力を託すというところ。
鍵括弧をつけるとどうしても曲名になるため、これさえ外してくれたら何の文句もない一句になる。
こうすると、"なごり雪が降っている。君を見ないで僕は歌い出す。その歌はひょっとすると「なごり雪」を歌っているのかもしれない"と読み手はちゃんと想像してくれる。
そこら辺は信じてよいと思う。
更に「歌い出す」と言い切って下された2ランクアップしたいくらい。
一同 え~。
夏井先生 「し」って流すよりも「す」で止めた方が、ここから後の余韻・余情が深くなる。この場合は。
でもよくここまで4級で挑戦して下さったと、それを嬉しく思った。

本人 ありがとうございます、先生。
浜田 おめでとうございます。1ランク昇格でございます。

●解説のポイント
ほのかな恋の物語がそこにある
曲名に季語の力を託した
鍵括弧をとれば文句なし
「歌い出す」と言い切れば余韻が深い

添削後
なごり雪 君を見ないで 歌い出


★特別永世名人 梅沢富美男の締めの一句★

→<特別永世名人>・梅沢富美男はここまで5回連続ガッカリと 2024年は美しく締めていない。
浜田 今回はどうでしょうか。
梅沢永世名人 今回はアーティスト特集ですから、私もアーティストですから。
浜田 いやいや、1曲(→「夢芝居」)やん。
梅沢永世名人 いやいや、(売れたのが)1曲持ってるだけでも大したもんですから。
浜田 そらそうです。
梅沢永世名人 ですから、今回は負けられないので。見本というのも見せたいと思います。
***
清水アナ 続いては、梅沢富美男さんの俳句です。梅沢さんには、よりハイレベルな俳句で番組を美しく締めてもらいます。
浜田 最後は梅沢さんが締めるんですよ。これが俳句だと。ずーっと何週も僕「ガッカリ」って言うてますから。
梅沢永世名人 今日はそんなことはないと思います。是非見て頂きたいと思います。

◆『らうらうと 僧侶の美声 花まつり 梅沢富美男
※「カラオケ」から僧侶のお経に発想を飛ばした。

【本人談】
今年は非常にお経を聞くことが多かった。「花まつり」はお釈迦様のお祭り。4月4日の(→正しくは「4月8日」)。そのお経を聞いてるうちに、"なんと声の綺麗なお坊さんだなあと。いいお経を読むな、きっとこの人はカラオケで歌を歌ったら上手いんだな"と。それを思い出してこの句を詠ませて頂いた。

■査定結果
特別永世名人11句目のお見事!

理由:やっと2024年が明けましたね!

本人 よっしゃ~!
関口 凄い。
小林 お見事なんだ。
本人 今年初めて…。
(査定評後)
本人 ありがとうございます。

夏井先生 
兼題写真のカラオケからここに発想を持ってくるかと。
飛ばし過ぎっちゃ飛ばし過ぎではある。
浜田 確かに確かに。
夏井先生 「美声」というのがちゃんとあるため、そこはよく発想を飛ばされたと言って良いギリギリではないかと思う。
「らうらうと」はまさによく声の通る「朗々と」したということ。
歴史的仮名遣いで書くとこういう字面になる。
らうらうと何だろうかというと「僧侶」が出てくる。
「僧侶の美声」で、お経をあげているに違いないと分かる。
語順もおっちゃんはよく考えている。
今日のおっちゃんはホントに冴えていた(笑)。
例えば「らうらうと美声の僧侶」って、僧という人物の方に軸足がいく。
しかし、「僧侶の美声」で声の方に軸足が乗る。ここもよく考えている。
本人 ありがとうございます。
夏井先生 これにすることで、お経もこうだからカラオケもという、作者の言いたいことは許容できると思う。
浜田 なるほどね。
夏井先生 なおかつ「花まつり」という季語をちゃんと主役にしていると。
いつもこういうのを作ってくれたら私も美味しい酒が飲める(笑)。

本人 ありがとうございます、すいません。
浜田 お見事でございました。うわ~久しぶり。久しぶりやからテンション上がってもうこれ押そうかなと思って…。
本人 いやいや…勿体ないことしないで下さい。お願いします。

●解説のポイント
兼題から読経の場面の発想力は許容範囲
「朗々と」の歴史的仮名遣い
「美声」に軸足が乗る語順も考えている
季語も主役にしている

添削なし


★次回2/29の兼題は「回転寿司」。関取5名が挑戦します。


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コメント

Re: 何かあったのだろうか

そのまんま名無し様

コメントありがとうございます。
本ブログ記事加筆にて更新させて頂きました。今後、別の記事も更新致します。
年度末、私事によりバタバタしておりました。
記事更新が大幅に遅くなり、並びにご心配をおかけしまして、申し訳ございません。


> 直近の回転寿司回の更新タイミングが遅かったり、このカラオケ回の更新が遅かったりするのを見ると、白プロキオンさんに何かがあったのか、と心配になります。
>
> プレバトの俳句コーナーの書き起こしだけでなく、ご自身なりの講評をしてるので、人のにおいがするブログで、はっきり言ってファンです。
>
> 心配しつつ、応援しています。

何かあったのだろうか

直近の回転寿司回の更新タイミングが遅かったり、このカラオケ回の更新が遅かったりするのを見ると、白プロキオンさんに何かがあったのか、と心配になります。

プレバトの俳句コーナーの書き起こしだけでなく、ご自身なりの講評をしてるので、人のにおいがするブログで、はっきり言ってファンです。

心配しつつ、応援しています。

レイザーラモンRGの件

レイザーラモンRGですが、
才能アリから才能ナシに降格になっているので、
降格俳句特集で紹介されるのは間違いありません。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

一昨日のプレバト

武田さんが連続で昇格を果たし、おっちゃん(梅沢さん)が今年初の「お見事」を決めるといい、とても素晴らしい内容でしたね。

追記
67点減点の餌食になったのは、やはりRGさんでしたね。(まぁ、本歌取りかつ歌詞をパクってしてしまったからには破門されて当然のことかな。)

RGさんの句

夏井先生のコメントの中で、本歌取りのやり過ぎという言葉がありました。
まぁ、その通りではあるのですが。
では、どこまでだったら本歌取りの範疇として許容されるのかな、と、気になったところではありました。

更新お疲れ様です

大転落のRGさん
プレバトが「芸人であっても笑いを優先するのではなく本気で挑まなければならない番組」と十分知られている中で、自分のネタのようなふざけ成分を入れながらもちっとはオリジナリティを入れてそれなりに句を完成させていたこれまでは良かったのですが、今回は季語+道頓堀人情の歌詞というオリジナリティゼロであり、これはもう擁護ができないレベル。

まあ、こういう時でもふざけるのがRGさんの昔っからの部分(良い所でもあり悪い所でも)ですし、東大王でもちゃんと決める時は決めていた人なので本当に1回、真正面から勉強して句を作ったらどうなのかは見たかったところです。果たしてそのチャンスが与えられるかどうか…

HISASHIさん
時期的に春先。自分が結婚するのかもしれないし、もしかしたら4月から地元を離れたりするかもしれない。しゃがれ声の理由も歌かもしれないし、あるいは酒焼けなのかもしれない。でもそんな腐れ縁の親友から決して綺麗な感じではないけれど、自分を思ってエールを送ってくれている。忘れ雪はいずれ溶けて無くなるけれど、親友が送ってくれたエールは忘れずに前を向いて進んでいく。
この句だけでも本当にGLAYの1曲ができそうな、そんな凄い句でした。

No title

3位→5位の句
RGといえば、(初回のトライ以外)モノマネをした歌手やドラマの人物の歌詞、セリフ等をパクッてきた。
細川たかしの扮装をして出てきたときは「星の入東風今夜の恋を くれた人」と詠んだ。
これは「北酒場」という曲を知っていれば、「今夜の恋は煙草の先に火をつけてくれた人」という部分からのパクリだとすぐ分かる。しかし、一応は歌詞を分解して組み立てなおす程度のことはしている。
今回は、上句以外の十二(十三)音について、天童よしみ「道頓堀人情」の「負けたらあかんで東京に」を持って来てしまい、これまでの実績……というか、所業によって作句そのものの姿勢を問われ「弟子じゃないけど破門です」という素敵な十二音を提供されてしまった。

凍て返る弟子じゃないけど破門です

(仲間内で適当な十二音の歌詞に季語をつけるという遊びがあってもいいかもしれないけども、番組としてはどうかと)

4位
句の字面だけ見たとき、カラコロンが初めに出てくると、訳が分からない。せめて「カラコロンお酒とマイク」としないと、このオノマトペが何にかかっているのか分からなくなると思った(私、ゲゲゲの鬼太郎が好きなので、カラコロンとくるとすぐに下駄の足音を思い浮かべてしまっただけに)。
また、ここは、オノマトペに頼らず、ご本人の説明通り「スナックのドアを開けて」という状況を示したほうが有利だった。

なお、添削句は「と」が効いている。「と」という助詞は、1並立関係を示すこともあるし、2列挙されてるものの強弱が付く場合もあるし、3俳句においては視線の誘導もできる、くらいの予感はするのではないか。

3位
武田鉄矢さんの句との比較。
彼は、歌のタイトル「なごり雪」に季語が入っており、そこに季語の力を感じて使った。
小林さんは、「雪椿」に季語の力を感じつつも、歌のタイトルだからと使わなかった。
ここの差かな、と。

2位
添削句が秀逸。
「デンモクが隔てるふたり春休み」。
これだと、客観的にデンモクが仕切りとなって、「ふたり」を隔てている。それは春休みの光景である、と読める。
が、「ふたり」と「春休み」の間に切れがある訳で、鑑賞の上では、切れに読み手なりの穴埋め作業が行われる。
ここで、この句の切れを「( )」とすると「デンモクが隔てるふたり( )春休み」。
例えば、この( )に助詞一文字を加えるだけで「ふたり」の関係性が色々思い浮かべられ楽しいのである。「の」、「は」、「に」……何をいれようか?

1位
やはり、「しゃがれ」が成年男子のエールと見えるのと、「忘れ雪」の「忘れ」が、かえって友のことを忘れないという意味を示し、効いている句だと思える。これ、「春の雪」あたりなら、季語が動くよ、と指摘されておかしくない。
RGと句に込めた思いは、同じ、的なコメントも格好良すぎた。

武田さん
平場3位の句へのコメント通りです。歌のタイトルに季語の要素があるかどうか。次に、歌のタイトルだから、季語として機能しないのではないか、という疑問が残る中、思い切ってやってみたという姿勢が評価された感じでしょうか。
ところで、「名残の雪」や「雪の名残」は歳時記にもしっかり載っていますが、「なごり雪」という単語そのものは、現在掲載されているんでしょうか(手持ちの歳時記が最新のものではないので良くわかりませんでした)?

御大
朗々とした僧侶の美声が聞こえる。花祭りである。

こう書いてしまうと凡句に見える。
しかし、表記の上で「らうらう」が(特に縦書きにすると)面白い。なにか立ち上ってくるようだ。
また、字面や事典の情報で花祭りを知っていても、実際の現場で「らうらう」とした僧侶の美声を聞いたことがない、花祭りになじみが無い私のような者にとっては、「そんなものなのか?」という(季語の説明というより)発見に繋がってくる句だったと思う。
そして、お経を聴く機会が重なると、お坊さんそれぞれの読経の声に、美声か否か、好みかそうでないかといった診断を下すようになるのかもしれない。
こう思うと、お経の声に美声かどうかと言える御大は、齢を重ねた方なのだろうなぁ、と。

1位 HISASHI
「しゃがれたエール」という独自性のあるフレーズに、堅い友情を匂わせる重みのある季語(「風光る」とか「うらら」とか明るすぎる季語に逃げなかった姿勢に拍手)。初挑戦でここまで完成させられるのは見事としか言いようがない。

2位 メンディー
固有名詞「デンモク」と「春休み」で若者の場所と仲がはっきりと浮かんでくる句。

3位 幸子
「季語の力が弱い季語に、実物の季語を重ねたものの、結果本来の季語が薄まってしまった」というのは嘗て志らくが詠んだ
『春薔薇の赤やバンクシーの風船』
を思い出させる。とはいえ「雪椿」を主たる季語にしろというのは完全に改作なので余り歓迎できない。
(自分なりの添削)
『雪椿』歌うや春の夜は深し
『雪椿』歌えばカラオケのうらうら

4位 田中
「お酒沁みる」が既視感強いものの、聴覚や味覚を刺激する感覚は中々上手い。擬音よりも物でしっかり書く事が大切だろう。

最下位 RG
中七下五にまるまる歌詞をパクったのが遂に逆鱗に触れ(一見出来てるように見えるのがまた腹が立つ)、まさかの3点&破門宣言&添削放棄という散々な結果に。まあ妥当かな。

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プロキオン

Author:プロキオン
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