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20240208 プレバト!!俳句紹介【焼肉】

2024年2月8日放送 プレバト!!
出演者が詠んだ俳句を紹介します。
※19日に全て更新しました。大変お待たせ致しました。
【番組公式】X(旧Twitter)/インスタグラム/TVer(ティーバー)
夏井いつき俳句チャンネル/⇒YouTubeまとめ記事

挑戦者→渡辺満里奈[8],笠原秀幸[初],市川紗椰[初],水田信二[2],棚橋弘至[初],村上健志[98],梅沢富美男[215] ※数字は挑戦回数

●お題:焼肉
焼肉②
※2月9日は「ニクの日」。五感を全て刺激する実体験を込めやすいお題。

※番号クリックでリンク内移動します。
1凡人1位57点渡辺満里奈
タン塩を頬張る視線春愁の吾子たんしおをほおばるしせんしゅんしゅうのあこ
2凡人2位55点笠原秀幸
ハラミ食む君の笑顔や春の恋はらみはむきみのえがおやはるのこい
3凡人3位45点市川紗椰
目を背く燃えるパプリカ彼我の春めをそむくもえるぱぷりかひがのはる
4凡人4位40点水田信二
(和牛)
先輩をいや肉待ち侘びる二月の夜せんぱいをいやにくまちわびるにがつのよ
5才能ナシ5位25点棚橋弘至
焼肉で筋肉つけて春肥大やきにくできんにくつけてはるひだい
6永世名人34句目に掲載決定村上健志
(フルーツポンチ)
スッカラの窪みは浅し春の宵すっからのくぼみはあさしはるのよい
7特別永世名人でガッカリ梅沢富美男
春愁の一人焼肉持て余すしゅんしゅうのひとりやきにくもてあます
順位発表順:2位→3位→最下位→4位→1位
→編集後記

清水アナの俳句査定(プレバト!!公式Xより)
清水麻椰アナの俳句夏井先生評
二月の焼肉屋涙の受験生
季重なりやろ。(本人 …え?)
凡人凡人凡人。(本人 ………そっか、受験と二月!)
もう40点くらい。(本人 え~えへへ!過去最低点だ~)
<通算成績>:○3△15×0


🔷挑戦者語録 ※肉が好きな芸能人が集結
渡辺満里奈○2△4×1※家族での外食の7割が焼肉だという。行きつけの店は東京・世田谷にある「一龍」。
市川紗椰初挑戦※アメリカ出身で早稲田大学卒業、モデル・キャスターで活躍する36歳。鉄道・相撲にも精通するほか大の肉好きとして有名。これまで通ったハンバーグ店は400以上にのぼる。行きつけの店は東京・浅草の「大福園」。
梅沢永世名人 ここは美味しいですよ。知ってます。
「浅草は焼肉激戦区で、特に大福園さんはカルビがタレが甘くておいしいんです」
棚橋弘至初挑戦※「日頃はカルビ1枚まで」と自己管理を徹底する人気プロレスラー。若い頃から自称「100年に1人の逸材」と豪語する。いわば「プロレス界の梅沢富美男」と紹介。
梅沢永世名人 素晴らしい。(私は)300年に一人です。
「春に焼肉を…いかにくっつけるかで悩んで、良いの見つけました」
笠原秀幸初挑戦※芸能界きってのハンバーグマニアで、日本ハンバーグ協会公認の「ハンバサダー」を務める。消しゴムはんこに挑戦した北原里英の妻。
浜田 そんなのあるんですか?
「日本ハンバーグ協会が2013年に出来て、ハンバーグ大使で」
浜田 腹立つ。俳句はどうですか?
「俳句は初めてですけど、告白したのも『焼肉』、初デートも『焼肉』で、愛の力があるので」
浜田 コイツほんまにどついたろうか?(笑)
***
「あ、凡人」
北原・本人「あ、でも2位2位2位2位」
浜田 うるさいな(笑)。
水田信二×1※前回「暗がりで骨の秋刀魚が睨んでる」と詠み、先生にポテンシャルを褒められた。
浜田 まあ料理するのは知ってるんだけど、焼肉は好きなの?
「好きですし、コンビ名が和牛なんで、それで呼んでもらったのかなってなりますね」
浜田 いやいや…。
「ギリギリ滑り込みましたね(笑)。(解散を控えて)このコンビ名3月までなんで。『和牛』でいられるの」
浜田 なるほど、俳句はどうですか?
「前回初めて出させて頂いて、夏井先生に『あなたはジュニアさんみたいになれる』と。最下位だったんですけど、才能は凄い。"100年に一人の逸材"と」
浜田 ウソつくな!それは言われてないやんか(笑)。
★ランキングシートの分布は明かされずに進行。番組初の展開が待っている。

■番組初、順位発表時点で才能アリ0人。
村上永世名人 (1位も)凡人。
浜田 なんやねん、これホンマ。1位も凡人って。
村上永世名人 こんなことありました?
梅沢永世名人 初めてじゃないですか。
渡辺 ええ~、やだ~。
浜田 これオンエアします?何、コレ。
渡辺 やだ~。超恥ずかしい~。
***
夏井先生 焼肉を愛しているっていうのだけは嫌になるほど伝わってくるんだけど、何が言いたいのかよく分からないのがあって。

●それでは順位別に見ていきます

◆1位 凡人57点 渡辺満里奈
タン塩を 頬張る視線 春愁の吾子

【本人談】
(子どもが)小さい頃から外食は7割焼肉に行っていた。小さい頃は楽しそうに話すが、今は思春期で会話も少なくなってきた。ただ、タン塩を頬張る子どもっぽさはありながら、視線はいつも下で何も言わない。「春愁」(※そこはかとない春の憂いや物思いのこと)は思春期の憂いという意味もあるため、その気持ちを込めてこの季語を使ってみた。

梅沢永世名人 これも情報を詰め過ぎですね。
本人 あ~そうなんだ。
梅沢永世名人 なんでもかんでも詰めりゃいいってもんでもないので。
浜田 じゃあ、何を減らしたらいいんですか?
梅沢永世名人 はい?
浜田 いや、情報が多すぎるなら何を減らせばいいんですか?
梅沢永世名人 いやいや、そりゃ急に言われても(笑)。

夏井先生 
音数が溢れすぎているのはまさに見れば分かる。
どうするか。優先順位。
季語が一番のため、「春愁」は外せない(優先順位①)。
優先順位②が何かを考えた時、自分と子どもの人間関係を表現したいに違いないため、優先順位②は「吾子」だと推測する。
そして、優先順位③までつければ大体17音に収まる。
どれかを思うと「タン塩」か「視線」かどちらかになるが、「視線」に関しては「春愁」という季語があれば、視線はある程度想像できる(「タン塩」が優先順位③)。
本人 確かに。
夏井先生 「視線」を諦めれば良いという結論になる。
「吾子よ」と詠嘆を一つ入れるだけで、整ってくる。
こうなると才能アリだと言ってあげられたと思う。

浜田 あら~。
本人 いや~。
浜田 というわけで。
清水アナ 凡人だけど1位ということになりました。
本人 …恥ずかぴ。

●解説のポイント
情報が溢れすぎている
優先順位の一番は季語「春愁」
優先順位②は人間関係を表現する「吾子」
季語で想像できる「視線」より「タン塩」を優先

添削後
タン塩を頬張る 春愁の吾子


◆2位 凡人55点 笠原秀幸
ハラミ食む 君の笑顔や 春の恋

浜田 (すぐさまツッコみ)何を言うとんねん(笑)。

【本人談】
初デートの記憶を色々考えて思い出して、一番覚えているのが妻の笑顔だったというところ。それは出来れば。最後季語で「春の恋」。ちょうどこれぐらいの季節に付き合ったものですから。

梅沢永世名人 「君」といったら奥さんか彼女って決まっているんです。ですから「笑顔」なんていらねえんだ。くどい!
本人 なるほど。
浜田 アハハ。
梅沢永世名人 見てると2人でイチャイチャこんな所で手を握るのおかしい(笑)。くどいんだ。

夏井先生 
おっちゃんも言ったが、「君」は詩歌の世界で恋愛の対象を意味する。
当然"怒ってる"時は表情を書く必要はあるが、「ハラミ食べている」なら「笑顔」に違いない。
「笑顔や」もダメ出しのような無駄な詠嘆だった(笑)。
「君と」とすればもう一人自分がいることが「と」で分かる。
ここから後。今聞いたら初めてのデートだと。
北原 そうなんです。
夏井先生 それなら初々しい感じを入れる。
季節が少し動くが、「春待つ」という季語がある。
ここから良い恋になりそうな。
「恋ひとつ」とやると初々しくなる。
北原 え~、素敵~。
夏井先生 「ハラミ食む君と春待つ恋ひとつ」と。
本人 凄い素敵~。
北原 可愛い。
浜田 (夫婦の言動が気に食わずに首を回す)
夏井先生 詩の匂いがしてくる。
そうすると、あんた達のデレデレ喋っているのも許容しやすくなると思う。

本人 ねえ、嬉しいね~。
北原 え~、凄いな。ホントに素敵になりましたね~。
浜田 (天を仰いだまま硬直する)
本人 浜田さん?
北原 浜田さん?
浜田 あ、終わりました?(笑)
本人 ちゃんと聞いてください。
北原 まだ飽きないで下さい。

●解説のポイント
「君」は詩歌の世界で恋愛の対象
「笑顔や」はダメ出しのような詠嘆
「と」で人間関係を表現できる
「恋ひとつ」でデートの初々しさを

添削後
ハラミ食む 君 恋


◆3位 凡人45点 市川紗椰
目を背く 燃えるパプリカ 彼我の春

【本人談】
焼肉には絶対野菜が付いてくる。(焼いている野菜が)燃え始めて焦げだしているが、それを見て見ぬふりしてしまう。その気持ちを彼との距離感に重ねてみた。

梅沢永世名人 お話聞いてるから「焼肉」なんだろうなという感じはしますけどね。お話聞かなかったら、パプリカ畑が燃えてると(笑)。
村上永世名人 まあ、確かにですね。
浜田 なるほど。

夏井先生 
(梅沢名人に対して)いや、パプリカ畑が燃えるとは私は思わなかった。
これはそもそも材料が多すぎる。
俳句は17音しかないため、言葉の優先順位を自分でつける。
季語が主役のため、優先順位の1番となる。
「春」という大きな季語があり、これを優先順位の①として活かす。
他の野菜でもいいだろうに何故か「パプリカ」のため、作者にとっては大事な思い出の「パプリカ」を優先順位の②と判断できる。
そして「彼」も外しにくいのかも(優先順位の③)。
これだけの言葉を置いておきたい。ここから添削。
上五の"目を背けました"は説明になっていて、音数が足りなくなるから諦める。
「彼」からいく。
「我」でも良いが「彼と吾(あ)と」なら2人でいる状況を5音で言える。
そしておっちゃんに「パプリカ畑が燃えている」などと言わせないように、「網」の上で焼いていると書けば焼肉屋に近くなる。
「網にパプリカ」。
さっき、仰った「焦がす」で優先順位①「春」に戻る。
そうすると、最後の「春」が彼と私の関係に色を添える。そんな風になる。

●解説のポイント
材料が多すぎる
季語が優先順位の1番
作者の思い入れが強い「パプリカ」を優先
「彼」も外しにくい
「網」で焼肉を思わせ「焦がす」で誤読を避ける

添削後
 パプリカ 


◆4位 凡人40点 水田信二(和牛)
先輩を いや肉待ち侘びる 二月の夜

村上永世名人 アハハ。

【本人談】
若手の時、先輩に焼肉(屋)に連れて行ってもらうのは嬉しいこと。寒い日の夜、(店の前で先に待っているが)先輩が来ないとお店に入るのも失礼。早く入りたいけど外で待っている寒い中。先輩に来てほしいのではなく、早く肉を食べたいから「早く先輩来い」と思っている寒空の日を。

村上永世名人 これね、今仰ってたことがこれじゃ伝わらない。
本人 いや、お前は芸人とメシに行ってない。友達が少ないから分からないんだよ(笑)。
村上永世名人 うるさいな、(3月には)解散するくせに(笑)。
本人 ええやん、別に。解散したって、仲間はいるんやから(笑)。

夏井先生 
もう、君だったのか、ホントに。期待した私がバカだったわ(笑)。
それは良いが、直す。
問題は、パッと読んだ時に焼肉屋の前にいるとは伝わらない。
先輩が肉を待って自分の家に来てくれるとか、そういう風にも読める。
「いや」と言っている場合ではない。
「焼肉屋の前」で待っていると。「に先輩」。
「侘び」ている場合ではない。
「待つ」とすると、あと残り3音しかない。
「二月の夜」と言っている場合ではなく、先輩を待っていて寒いと。
「余寒」(※立春を過ぎてもまだ残る寒さのこと)という季語がある。
こうすると、あなたの言いたいことに言葉がグッと寄ってくる。

浜田 確かに。
夏井先生 「確かに」とか言うてる場合ではない。
浜田 いや、俺が言うてんです(笑)。
夏井先生 あ~そうですか。
本人 ダメですよ、浜田さん。

●解説のポイント
焼肉屋の前ではなく家で待つようにも読める
「いや」「侘び」ている場合ではない
寒いことを「余寒」で表現する

添削後
の 先輩 待


◆最下位 才能ナシ25点 棚橋弘至
焼肉で 筋肉つけて 春肥大

梅沢永世名人 ふふっ。

【本人談】
冬場は代謝が落ちるため脂肪が増える。春になって暖かくなると、体脂肪が落ちて筋繊維が見えて筋肉が映(ば)えてくると。

村上永世名人 そんなことは…。
水田 筋繊維の話やったんですか?(笑)
梅沢永世名人 これね、普通の文章です。
本人 …はい。
梅沢永世名人 これは俳句じゃありません。もう少しお勉強なさい。
本人 …はい(笑)。

夏井先生 
全体が散文。
"焼肉で筋肉をつけて春に肥大している"ということをちょんちょんと省いて、俳句っぽい音数に切り込んだ感じ。
今聞くと「筋肉が映(ば)える」?
本人 はい。
夏井先生 ご本人が言っているから使います?「付けて」は当たり前だから消す。
今どきの若い人は「映(ば)える」と言うと。
「春なり」と言い切る。肥大とか言ってないで。
最後は「肉を食う」とストレートに言った方がマシかもしれない。
「筋肉の映える春なり肉を食う」。
どうぞ食って下さい(笑)。

本人 食べます。

●解説のポイント
全体が散文
今時の表現「映(ば)える」を活かす
「肉を食う」とストレートに言う

添削後
筋肉  肉


★永世名人 村上のお手本★

→<永世名人>・村上健志(フルーツポンチ)は句集完成まで17句。
村上永世名人 俳句自体はすっごい良いの出してるんですけど、ちょっとしたミスが。
浜田 アカンやん、ミスしたらアカンやん。
村上永世名人 めちゃくちゃ急げば年内(に句集完成)いけるかもしれない。
梅沢永世名人 いやいや…年内は無理だろ、お前。
村上永世名人 いや、年内いかして下さい。
梅沢永世名人 いやいや無理。
浜田 あと17句やからね。
清水アナ はい。順調にいけば。
浜田 いけそうな気もする。
村上永世名人 年内目指してます。
***
浜田 ちょっと今回こういう(→才能アリがいない)状況ですから、バシっと見したって下さい。
村上永世名人 番組始まって俳句らしい俳句が出てないってことですもんね(笑)。

◆『スッカラの 窪みは浅し 春の宵 村上健志(フルーツポンチ)
※「スッカラ」は韓国料理で用いる大きめのスプーン。

【本人談】
スッカラは焼肉屋でスープとか頼んだら出てくるスプーン。窪みの浅いスプーンのことだけ。「春の宵」という季語は夜が始まって間もない頃のことだが、情緒的な気持ちがこの季語には入っているので、その時間帯と…。

本人 このなんか…、(優しく語りかけるように)スプーンって相性よさそうじゃないですか?
浜田 な…なんやねん、その言い方。腹立つ。
梅沢永世名人 まあ、村上君らしい俳句ですよね。目の前の2cmくらいの俳句です。まあ、句集に出すんなら「浅し」は要らないんじゃないかな?「スッカラ」って浅いものだからさ。
本人 でも、春の宵にそういう時間帯に浅いってことに、また改めて…。
浜田 (遮って)っさあ(笑)。
清水アナ それでは。
浜田 参りましょう。ありがとうございます。
清水アナ 査定結果が届いております。

■査定結果
永世名人34句目に掲載決定

理由:これぞポンチ君の視点!

本人 よっしゃ~!
梅沢永世名人 素晴らしいよ。
北原 凄い。
(査定評後)
本人 ね!
梅沢永世名人 そっち取ったんだ。

夏井先生 
焼肉の写真からこういう物を引っ張り出してくるのは、俳句を作る上でとても大事な態度。
中七「窪みは浅し」でずっと寄っていき、スプーンだけがアップになっていく。
これぞまさにポンチ君。
「春の宵」という季語も案外良い効果を持っている。
「春宵一刻値千金」(※春の夜は趣が深くそのひと時は千金にも代えがたい価値がある)と昔の人たちもそう言う風に言っている。
スッカラに掬ったスープに、春の宵の陰影が映るかのようなその豊かな時間を、この物によって季語を表現するのが、俳句の一つの目的になっている。
これはこれで、ポンチ君のやろうとしていることは成功している。

浜田 素晴らしい。
本人 ありがとうございます。
浜田 掲載決定ですからお見事でございました。

●解説のポイント
兼題から物を引っ張る態度は大事
まさにポンチ君らしい着眼
「春宵一刻値千金」を思わせる季語
スッカラの掬うスープに季語の陰影が映る豊かな時間

添削なし


★特別永世名人 梅沢富美男の締めの一句★

→<特別永世名人>・梅沢富美男はここまで3回連続ガッカリ。今年1度も番組を締めていない。
梅沢永世名人 今、とっても仲の良い夫婦を見るとムッとするんです。
浜田 どういうことやねん。
梅沢永世名人 訳がありまして…。
浜田 あ、そうですか。
梅沢永世名人 うちの家庭に口を出さないで(笑)。
浜田 いや、あんた自分から言うたやん。
***
浜田 これもう(掲載決定)いけますよね。
梅沢永世名人 勿論。私のはもうあっぱれですよ。
浜田 あら。
梅沢永世名人 見事なもんだと思いますよ。
浜田 マジっすか?
梅沢永世名人 季語がグーンと、エッフェル塔のように立ってますから。
浜田 (無視して)…さあ、いきましょう。
清水アナ はい(笑)。

◆『春愁の 一人焼肉 持て余す 梅沢富美男

本人 私は妻も娘も誰もウチにいない。
浜田 それは今現在ってことですか?
本人 現在。訳がありまして。
浜田 あ、そうですか。
梅沢永世名人 ウチの家庭に口は出さないで(笑)。
浜田 いや、アンタ自分から言うたやん。

【本人談】(家族がいないことに憂いがあり)いつも行っている焼肉屋が目に入った。一人焼肉をやってみようと思って食べた時、あまりにも寂しい感じがした。お肉も(大量に)持て余し料理も持て余し、「あ~ツラいな」という。この季語、エッフェル塔のように立ち上がっ…。

清水アナ (遮って)はい、それでは先生から結果が届いています(笑)。
浜田 はい。頂きました。いきましょう。

■査定結果
特別永世名人でガッカリ

理由:説明臭い!

村上永世名人 ガッカリって。
(査定評後)
村上永世名人 うわっ。
本人 くっさい!?(笑)

夏井先生 
一読した時、一人で焼肉を食べきれずに持て余したことに春の愁いを抱いたとほとんどの読者は思う。
そうなると、季語「春愁」の原因が「一人焼肉を持て余す」と因果関係が一句の中に生まれる。
それがとても勿体ない。
季語と中七以降を切り離してくれれば、なかなか良い句になる。
本人 切り離せって、その季語を立てるためにそこに辿り着いてるのよ。
夏井先生 だから、あと1文字変えるだけでアンタのやりたいことはできんの!
村上永世名人 1文字です。
浜田 これ「の」や、「の」。
夏井先生 そう。問題はここ。
浜田さんが言ったここ「の」が問題。
「春愁の一人焼肉」と意味をくっつけるからダメ。
切り離す、ここを「と」にするだけ。
「春愁と一人焼肉持て余す」。
"私にはずっと原因の分からない春の愁いがありました。たまたま焼肉屋に行って「春愁」も持て余す。一人焼肉も持て余す"。
こうすると、この季語が初めてエッフェル塔のようにそびえ立つ(笑)。

本人 なっちゃん、文句ばっかり言ってるけど私アンタにキウイ送ったでしょ(笑)。
夏井先生 美味しかった。
村上永世名人 止めてください、賄賂。
本人 えっ?

●解説のポイント
焼肉を食べきれずに持て余した→春愁である
季語とフレーズに因果関係が生まれる
「の」を「と」に変えるだけ
原因不明の春の愁いを焼肉でも持て余す

添削後
春愁 一人焼肉 持て余す


浜田 さあ、これはもう世に出せないのですいません。せ~の、ドン。
(シュレッダー演出)
梅沢永世名人 泣くからね、俺は。四国向いて泣くからね!
浜田 もううるさいな、もう!

★次回2/15の兼題は「刑事ドラマ」です。


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コメント

ん~

・平場については、一句も才能アリがないとはいえ、これまでも1位だけど「この句は70点に届いているんだろうか?」と思える回は何度かあった気がする。
・何週か前のストーンアートの査定を彷彿とさせられた。あれは1位が凡人、2位以下は全員才能ナシ。それよりは、まぁ、マシか。
・団栗の背比べの如き1~4位を下回る才能ナシ5位から。

5位の句
・季語である「春」をちゃんと入れたのは良い。
・最後の三文字「肥大」が「焼肉で筋肉(を)つけて、春(には)大きくなった」という散文を、十七音に収めようとした意志は感じる。

4位
・二月の夜、僕は先輩を、いや、焼き肉用の肉を待ちわびていたのだ。こう解釈すると、焼き肉屋の要素はない。
・詠み手としては「二月のことだったから」季語を素直に二月と置いたかもしれない。でも、読み手にとっては別に何月でもよい。

3位の句
・自分が査定する側にいたら、この句はもっと下位。
・「目を背ける」「パプリカが燃える」「彼と私の春」と、三段切れのせいで意味が良くわからない。
・パプリカが燃えているから目を背けているのか?などといろいろ言おうとしたけど、なんか面倒くさくなった。
・夏井先生はそんな回でも頑張っていらっしゃるなぁ、と。

2位の句
・個人的には1位の句より評価が高い。
・職場の後輩Aを思い出させてくれた句。
・大仕事の後、後輩Aに頑張ったな、飯おごってやる、何がいい?と聞いたら、「焼肉!です」と言われて実際に近所の焼肉屋に連れて行ったことがある。
・冬のリスみたいな外観の後輩Aが美味しそうにハラミ食っていたのを思い出した。
・結婚してなかったら交際を求めていたかもしれない。
・こんなエピソードを自分が持っていると、中七「君の笑顔や」までは良いと思える。ここに、下五、私だったら、「君」に対して恋心を抱いてはいけないので、相応の季語を入れないといけない。
・例えば、赤椿なんて季語を入れると、花言葉(禁じられた恋)の力によってずいぶん変わってくる。
・下五に、「春の恋」と、ベタベタな言い回しを持ってきて、すごーく損した句だと思った。

1位
・句を作って自分で推敲するのには非常に参考になった。詠んだ句の何を掬って何を捨てていくのか。
・この点だけでも無駄ではない句だ。

村上永世名人
・スッカラを私は知らなかった。使ったことはあって、あれがスッカラというのかと。
・「浅し」と言い切るのだから、何か別な、例えばレンゲみたいなものとの比較が脳内でされる。ここに春の宵がぶつけられる。
・単純に言えば、春の宵にスッカラを使っていたら、ラーメンとかで使うレンゲなんかと比べて浅いなぁ、と気づいた、それだけのことだともとれる。
・が、ここで、蘇軾の「春夜」という詩を知っていると一気に膨らみが出るというのは番組の指摘通り。春の宵にスッカラを使って飲むスープは値千金の味とも思えてくるし、スッカラで掬ったスープに映った光景はすべて春の宵を思わせるような気もする。
・いつもの村上節とも言えるクローズアップしていく観察句から、読み手の知識によっては無限に光景が広がる可能性がある句だと思った。

御大
・一読して、「こりゃダメだな」と。
・「春愁の一人焼肉」で言いたいことは言えてる。あとは下句が蛇足になるかどうかだが、見事に蛇足だった。
・「愁」は、うれい、かなしみ、といった感情を示す。そして、感情とは、しばしば持て余したり、後に尾を引くものではないか?と考えると、やっぱり、下の句は無駄。
・あとは、白プロキオン様の文章をお待ちします。

昨日のプレバト

順位発表時点で才能アリが0人といい、おっちゃん(梅沢さん)が1字書き間違えて今年初の「お見事」を逃すといい、前回に続いてほとんどハイライトがない回でしたね。(俳句において順位発表時点で減点等無しでの才能アリ0人は史上初)
(今回のハイライトは村上さんが今年初の掲載決定を決めて、ジュニアさんが消しゴムはんこで10段に昇格したぐらいかな)

1位 渡辺
番組初の(減点無しで)凡人1位査定だったが、噛み応えがある「タン塩」と「春愁」の取り合わせは良かったと思う。
「視線」が子の焦点をぶれさせてしまったし、据わりの悪い字余りの原因に。

2位 笠原
中七下五が全部臭くてうざったい。添削でも臭さは薄まってなかったし、まさに「直しても凡人」の典型例。

3位 市川
「焼き網に野菜が焦げてるのを放置する」という共感性高そうな句材だったのに、「目を背く」だの「彼との恋の距離感」だの色々書きすぎた句。

4位 水田
「いや肉待ち侘びる」が冗長すぎて外で待ち合わせしてることが伝わらないし「二月」を単なる月の説明にしか使ってない印象。よく凡人にしてくれたな。

最下位 棚橋
完全に散文を千切っただけだし「春肥大」の強引さも引っ掛かる。

(お手本)
フルポン
今回も見事なクローズアップの句。
確かにスッカラは普通の匙より浅いものだがそれを「浅し」と言い切ることで詩と映像が生まれ「春の宵」という柔らかな時間帯ともマッチングする。優雅な韓国料理のディナーだな。

富美男
「春愁の一人焼肉」だけで言いたいことが全てある印象だったため、「持て余す」が余剰っぽいと思ってたら案の定。
「と」に変えることで、焼肉だけでなく愁いさえも持て余している孤独感が出て見事だと思った(「春愁」を物に見立てる表現は好みが分かれるだろうが)。
ええ加減シュレッダーやめてくれませんか

No title

本来は凡人60点代くらいの句しかないけど番組的に見せ場ないのもよろしくないから1位は才能アリって事にしたんだろうな、って回は何度かあったけども、今回はどうしても1位のフォロー厳しかったんだろうなぁ

長年やってたらこんな回もあるよな…な回でしたね
というか毎回才能アリの句が1句は平場から出続けてたのもすごい

で、富美男はいつトンネルを抜けるやら

長年やってたらこんな回もあるよな…な回でしたね
というか毎回才能アリの句が1句は平場から出続けてたのもすごい

で、富美男はいつトンネルを抜けるやら

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プロキオン

Author:プロキオン
俳号「白プロキオン」。全てのブログ記事を編集しています。
毎度閲覧いただきありがとうございます。時間があるときにでもどうぞ。
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夏井いつき氏(プレバト!!出演の俳人)

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