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20240201 プレバト!!俳句紹介【鍋つゆ売り場】

2024年2月1日放送 プレバト!!
出演者が詠んだ俳句を紹介します。
※5日に全て更新しました。お待たせ致しました。
【番組公式】X(旧Twitter)/インスタグラム/TVer(ティーバー)
夏井いつき俳句チャンネル/⇒YouTubeまとめ記事

挑戦者→高橋真麻[10],勝俣州和[7],宮田俊哉[26],ナダル[2],加藤ローサ[初],森迫永依[16],梅沢富美男[214] ※数字は挑戦回数

●お題:鍋つゆ売り場
鍋つゆ売り場

※番号クリックでリンク内移動します。
1才能アリ1位70点高橋真麻
片言の子の猫舌と鱈の鍋かたことのこのねこじたとたらのなべ
2凡人2位60点勝俣州和
無事願いかかあと待ってる三平汁ぶじねがいかかあとまってるさんぺいじる
3凡人3位55点宮田俊哉
(Kis-My-Ft2)
牛鍋の〆のおうどん捜索隊ぎゅうなべのしめのおうどんそうさくたい
4才能ナシ4位25点ナダル
(コロコロチキチキペッパーズ)
鍋囲う笑顔思いて出汁選びなべかこうえがおおもいてだしえらび
5才能ナシ5位20点加藤ローサ
よーいドンおしくらまんじゅう鍋の夜よーいどんおしくらまんじゅうなべのよる
62級で現状維持森迫永依
商談の中華テーブル窓凍てるしょうだんのちゅうかてーぶるまどいてる
7特別永世名人なのにガッカリ…梅沢富美男
ちゃぶ台に干支の過ぎたる祝箸ちゃぶだいにえとのすぎたるいわいばし
順位発表順:2位→4位→最下位→3位→1位
→編集後記

清水アナの俳句査定(プレバト!!公式Xより)
清水麻椰アナの俳句夏井先生評
日脚伸ぶポン酢はあるかと問ふ電話
凡人です。(本人 え~!?)
中八になっとるやろ。(本人 はい。)
季語もちょっと違うな~。(本人 え、違うのかな~。)
う~ん。(本人 まだ理解が足りませんね~)はい!
<通算成績>:○3△14×0


🔷挑戦者語録 
加藤ローサ初挑戦※父がイタリア人。2児の母でファッションモデルでも活躍する38歳。
「頭ひねって考えてきました。時間だけはかけました(笑)」
(20年前の写真を見て)ナダル めっちゃ若いわ。
浜田 そらそうや!
ナダル コメント間違えました。
勝俣州和○2△2×2※前回「誘蛾灯英語テストは三十点」で初の1位。
(発表後)「2位じゃダメなんです」
高橋真麻○1△2×6※義理の母が当番組を熱心に見てくれているがこれ以上の失態は避けたい。
「今回は自信あります。絶対がんばります」
ナダル△1※前回は凡人査定で、帰った時にお父さんに弄られた。バナナアートに挑戦した西野創人と出演。
「実家帰ってオトンが、『プレバト!!観たぞ、あれは凡人や』と(笑)。」
宮田俊哉○5△15×5※挑戦26回目でも非特待生。毎回苦労した人物を紹介するのが定番に。
浜田 森迫さんなんかすぐ特待生になった。
「安藤百福(※日清食品創設者でインスタントラーメンを開発)さんという方知ってますか?インスタントラーメンの開発が成功したのが48歳の時なんですよ。僕今35歳なんで、あと13年はありますから(笑)。伸びしろあります!」
★ランキングシートの分布は才能アリ1名、凡人2名、才能ナシ2名。

●それでは順位別に見ていきます

◆1位 才能アリ70点 高橋真麻
片言の 子の猫舌と 鱈の鍋

【本人談】
3歳になる娘はまだ片言で、「がんばれ」を「ばんがれ」と言ったり「おさかな」を「おかさな」と言ってしまう。その子はまだ猫舌で、親と一緒に(口に入れる前に冷まして)フーフーしながら鱈の鍋を食べるという情景を書いた。

梅沢永世名人 いやあ、素晴らしい俳句ですね。ええ。先輩のお父様(→高橋英樹)も義理のお母様も喜びますよ(笑)。「片言の」ときたら小っちゃい子ですよね。情景はよく分かります。いい俳句でしたね。
浜田 あら~。

夏井先生 
片言の赤ちゃんと季語「鱈」との取り合わせに、ミスマッチな味わいがあって良い。
リアリティーもある。
何よりも褒めたいのが、上五中七でシンプルな書き方をしているが、必要なことは全部言えている。
片言の子どもがいて、その子は猫舌であると。
この赤ちゃんは「鱈」が好きだというのもリアル。
「鍋」と名詞止めになっているが、少し動きがあった方がフーフーしている感じが出るかもしれない。
そこだけ手を入れる。
「鱈鍋と」とし、「猫舌と」と「と」で繋ぐと、この後の動きが想像できる。
「鱈の鍋」は鍋に焦点が当たってブチっと終わるが、「鱈鍋と」だとフーフーして「さあどうぞ」という感じ。
さりげないことだが「鱈」と「猫」の一字がお魚繋がりで少し楽しい。

本人 こうやって余韻を残すんだなということが勉強になりました。次回に生かしたいと思います(笑)。
浜田 次回下に行かないように。
本人 勿論です。

●解説のポイント
片言の子と鱈のミスマッチな取り合わせが◎
シンプルな前半で必要な情報が全て言えた
下五は「鱈鍋と」で動きの余韻が出せる
「鱈」「猫」の字面が魚繋がりで愉快

添削後
片言の 子の猫舌と 鱈鍋と


◆2位 凡人60点 勝俣州和
無事願い かかあと待ってる 三平汁
※「三平汁」は塩鮭の頭やアラを野菜と煮込んだ北海道の郷土料理。

【本人談】
北海道を訪れた時、漁師のお母さんたちが鮭と野菜で作る三平汁がとても美味しかった。冬の海に漁に出ている旦那さんの無事を願いながら、帰ってきた旦那さんに美味しい三平汁を食べさせたいという。

森迫 「待ってる」っていうのが少し惜しいかなという気がして。
梅沢永世名人 素晴らしい、その通り。娘が言った通り(笑)。「かかあ"と"待ってる」ってことになりゃ、もう1人誰か待ってるのかな?と。読み手はそういう風に勘違いしてしまう。

夏井先生 
問題点はまさに2人が指摘した所。
「誰の」無事を願うのか。かかあと「誰が」待っているのか。
「誰」が2つあるため面倒くさい。
一番面倒くさい「待ってる」はなくて良い部分だと判断できる。
かかあが待っている相手の人物がどういう仕事か。
そういうことが分かれば映像が見えてくる。
本人が語った「戻ってくるのを願う」を書くだけ。
船が港に帰ってくることを「帰港」という。
「無事帰港願う/かかあの三平汁」と。
一同 すご~い。
本人 素晴らしい。
夏井先生 そんな感動されたらやる気になるじゃないですか(笑)。
「帰港」が入るだけで、かかあがどういう人物を待っているか。この漢字でクリアになる。
「三平汁」が冬の季語のため、港に帰るまでがどういう風に厳しい状況なのかが伝わってくる。
これすぐできるようになりますよ、やる気ありそうですから。

本人 またこの場に帰港します(笑)。

●解説のポイント
誰の無事を願い誰が待つのか不明瞭
「待ってる」が不要と判断できる
仕事を想像させる「帰港」を入れる

添削後
無事 願かかあ 三平汁


◆3位 凡人55点 宮田俊哉(Kis-My-Ft2)
牛鍋の 〆のおうどん 捜索隊

【本人談】
子どもの頃の自分の記憶。すき焼きとかやったら、つゆの(濃い)色で(中にある)うどんが見えなくなる。お箸で凄く探していた。「捜索隊」というワードにしたり、「おうどん」ということで子どもが探している感じが伝わればいいなと思った。

森迫 説明を聞いたら凄く情景は分かるんですけど、なんか最後に「捜索隊」ってきちゃうことで、結構そこに重みがあるような気がして、ちょっと「牛鍋」という季語が薄れてしまった感じがあるかなと思います。
梅沢永世名人 偉い。

夏井先生 
気持ちはわかる。最後の「捜索隊」という工夫を面白いと思う人も何割かいると思う。
結果論、最後の擬人化の表現が肝心の季語「牛鍋」よりも悪目立ちしてしまう。
これは森迫さんの指摘の通りで、これが一番大きな問題。
本人が「お」をつけて子どもっぽい感じにと言っていた。
どうしても付けたいなら付けといても良い。
本人 そこまでこだわりないんで。
夏井先生 あ、そうですか。じゃあ、さっさと取りましょう(笑)。
本人 ありがとうございます。
夏井先生 「〆のうどんを」とし、「捜索隊」はまたどこかで好きな時に使っていただいて(笑)。
描写すれば良いだけ。あなたがサラッと言ったこと。
「お箸でさぐる」と。「さぐる箸」と書くだけ。
箸の先に読んだ人の意識がいく。
本人 確かに。
夏井先生 感触まで読み手は頭の中で再生してくれる。
まだまだ道は遠いね(笑)。

本人 頑張りますー。
浜田 宮田まだ頑張れるか?
本人 頑張りますよ!(笑)

●解説のポイント
「捜索隊」の工夫を面白いと思う人もいる
最後の擬人化が季語よりも悪目立ちする
「さぐる箸」と描写して想像を膨らませる

添削後
牛鍋の 〆のうどん 


◆4位 才能ナシ25点 ナダル(コロコロチキチキペッパーズ)
鍋囲う 笑顔思いて 出汁選び

梅沢永世名人 あははっ。
西野 めっちゃ笑われてる。

【本人談】
(スーパーマーケット売り場で)「この出汁選んだら喜ぶだろうな。辛いのやったら娘泣くやろな」とか思いながら、出汁を選んでホッコリした気持ちになった。

梅沢永世名人 才能ナシの方たちはみんなこういう風に考えるんですよ(笑)。
浜田 なるほど。
本人 あの、笑うのだけは止めてください。
梅沢永世名人 「鍋」出すとみんなで「囲んで」、「笑顔」を出すという。パターンが決まってるんですね(笑)。何をテーマにしてるんだか、さっぱり分かんねえんだ。

夏井先生 
今日の句の中でこれが一番「プレバト!!」観てないなと思う(笑)。
本人 そんなことないですよ。
夏井先生 鍋を囲むとか、笑顔を思っているなんて散々痛い目に皆さんあっている。
過去の番組を見て学んでないのがこの句が一番良く分かる。
本人 最悪や。
夏井先生 もう一つ大事なのが、鍋を囲っているのに笑顔が出て、それを思っているだけでしょ。
本人 ずっと嫌らしい言い方。
夏井先生 「出汁」が出てきて、出汁を入れているのかと思ったら、まだ選んでる(笑)。
時間軸がどんどん後ろにずらされていく。場面がぐちゃぐちゃになっている。
まず鍋を囲んでいる場合ではない。
「鍋の出汁選ぶ」でどこで選ぶのか。
笑顔なんて思っている場合ではない(笑)。
浜田 売り場売り場。
夏井先生 その通り、今誰かが言ってくれた。
梅沢永世名人 浜田さんです。
夏井先生 浜田さん、もう早よ言うてやって下さいよ(笑)。
「売り場や」で場面が成立する。
最後に季語をどっしり。「冬の夕」でも何でも良く、夕暮れだと分かる。
一応、夕暮れの冬のスーパーの売り場にいると分かる。
これは今までの「プレバト!!」のオンエア全部ちゃんと観なさい(笑)。

浜田 もっかい観なさいということでございました。

●解説のポイント
番組を全く観てないことを露呈している
時間軸と場面がぐちゃぐちゃ
「売り場や」で場面を描き季語をどっしり置く

添削後
出汁 選 


◆最下位 才能ナシ20点 加藤ローサ
よーいドン おしくらまんじゅう 鍋の夜

ナダル なるほどね。

【本人談】
鍋(料理)は家族が大好き。鍋の夜は、みんなでよーいドンで、ぎゅうぎゅうに(寄せ集まって)食べているなと思って。

森迫 あ…なんか…ん~。
ナダル あの~僕の時ぐらいズバズバ言って下さいよ(笑)。
森迫 お子様がぎゅうぎゅうしているのが何となく伝わるんですが、でも結果として何が言いたいのか伝わってこないというか、何だろうな。
浜田 じゃあ梅沢さんに言ってもらいましょうか。
梅沢永世名人 あの~ねえ、"加トちゃん"は初めて俳句作ったんですよね?
本人 そうです、初めて。
浜田 加藤茶みたいに言うな(笑)。
梅沢永世名人 ちょっと言わしてもらうとね。「よーいドン」で始まるんですよ。で、「おしくらまんじゅう」っていうから、鍋の中でおしくらまんじゅうでもやってるんじゃないかと。
本人 あ~。
梅沢永世名人 だから、あんまり言ったら今日寝られなくなるから(笑)。夏井先生にちょっと分かりやすく説明して貰いましょう。
浜田 あ、なるほど。

夏井先生 
4位の句もそうだが、ひょっとすると「鍋」が冬の季語だと勘違いしているのではないか。
「鍋」だけでは季語にならない(※「寄せ鍋」「牛鍋」「おでん」「牡丹鍋」「石狩鍋」などが冬の季語)。
具の入った何鍋と書いて初めて季語になる。
そこが、さっきの4位の句も気になっていた。
ただ、この句は実は季語がある。「おしくらまんじゅう」が冬の季語になる。
一同 へぇ~。
夏井先生 ただ、この句の場合は「おしくらまんじゅう」が何か別のもの(→鍋をつつく人物)の比喩であって、実際に遊んでいるわけではない。
そのため、季語としての鮮度がとても低くなる。このことは覚えておいてほしい。
まず「よーいドン」が運動会か何かを思って混乱する。
「おしくらまんじゅう」を上五の字余りで持っていく。
「みたいに」で比喩だと分かる。
鍋の種類を書かないと季語にならないため、「寄せ鍋」としてみる。
「を囲む」とすれば"家族が囲む"と分かってくれるかもしれない。
今あなたがお話した光景に言葉はグッと寄ってくる。
浜田 直したところでという…。
夏井先生 直したところで凡人ですね(笑)。

本人 でもこの形でも良いんですか?2行でも良いんですか?俳句って。
夏井先生 俳句は普通は1行の縦書きに書くんです。
こういう風に(→3行書きに)なっているのは、テレビの四角い画面の都合で、この人たち(→スタッフ)が勝手に書いたんです(笑)。
浜田 結構長いことやってるけど、今それ言います?
西野 「この人たちが」。

●解説のポイント
「鍋」だけでは季語にならない
季語「おしくらまんじゅう」が鍋をつつく比喩に
「寄せ鍋を囲む」で光景を書けば凡人に

添削後
おしくらまんじゅう 


★特待生昇格試験★

→<2級>・森迫永依はタイトル戦を2度制覇。各永世名人からも実力を認められている。
浜田 もうすぐですよ、あなた。名人まで。
勝俣 早い。
浜田 いや早いんですよマジで。
勝俣 凄いな。
浜田 今回どうですか。
森迫 3級から2級に上がるまで、何回か足踏みしてしまったので、もうここ早く駆け上がりたいなという気持ちでいっぱいです。
浜田 分かりました。

◆『商談の 中華テーブル 窓凍てる 森迫永依

【本人談】
これは結構発想を飛ばした。鍋つゆ売り場で、まず鍋料理が浮かび、鍋料理はみんなで囲むものだから、囲むものを思った時に中国料理の中華テーブルを思い出した。飲食店でバイトをしていた時に、結構ビジネスマンの商談の姿を見ていたため、商談の緊張感とかを季語に込めたつもり。

梅沢永世名人 ちょっと中華テーブルまで発想を飛ばし過ぎかなというのはありますけど、「窓凍てる」。これが良い。これは緊張感がありますよね。私は良いと…もうこれ上がるんじゃないですか?
本人 え~?

★評価ポイント
下五「窓凍てる」と置いたことの是非

本人 いや~、怖っ。
梅沢永世名人 もう名人間近だよ!

■査定結果
2級で現状維持

理由:季語を真正面から使って欲しい

本人 あ~。
勝俣 厳しいね。
本人 現状維持。

夏井先生 
最後の「凍てる」で前半のうまいいってない緊張感を表す感情的な表現として使おうとしたのが少し損している。
時候の季語を心情として託す使い方はするが、この句の場合は「窓」という映像がハッキリある。
窓が凍り付くような時期という明確な映像を先にボンと出した方が良い。
「窓凍つや」と詠嘆する。窓が凍り付いている時期だと。
「商談"中"の」に緊迫感を入れる。
「中華卓(たく)」で音数を調整する。
そうすると「中」で韻も踏める。
ちょっとしたことだが、季語と真正面から取り組む。
これは上を狙うためには大事なトレーニングになる。

本人 かなり時候の季語に対する苦手意識があって、今回敢えて挑戦したところがあるんですけど、もうちょっと勉強しなきゃなと思いました。頑張ります。
梅沢永世名人 偉い。
浜田 頑張って頂きましょう。特別永世名人が「うん、これは良い句だ」と言ってたんですけど。"特別永世名人"ですから。
梅沢永世名人 私はあの~、娘(→森迫)のファンなもんですから(笑)。

●解説のポイント
時候の季語で商談の緊張感を描いたのが損
「窓」の映像が明確にあるため先に出す
「商談"中"」で緊迫感を出し「卓(たく)」で整える
上を狙うための大事なトレーニングに

添削後
窓凍 商談中の 中華


★特別永世名人 梅沢富美男の締めの一句★

→<特別永世名人>・梅沢富美男は2024年はガッカリ査定が続く。
梅沢永世名人 強烈なことがありましたから、それを俳句にさせて頂きました。
高橋 え~、何だろ?
浜田 どうされたんですか?
梅沢永世名人 うちの家庭にあまり口出さないように(笑)。
高橋 何があったんだろ。
***
清水アナ 2024年は2回連続でガッカリ。特別永世名人としてはまだ仕事始めができていません。
浜田 どうなんですか、もうそろそろ。
梅沢永世名人 私は今回は実際にあったことを俳句にさせていただいた。
浜田 それは一番強いですね。
梅沢永世名人 それがやっぱり成功しているんで。
浜田 なるほど。
***
清水アナ まだ2024年は一度もちゃんと締めていません。
浜田 今回は大丈夫ですよね。
梅沢永世名人 間違いありませんから。体験談を俳句にするというのを皆さんに見て頂こうと思います。
浜田 なるほど、分かりました。

◆『ちゃぶ台に 干支の過ぎたる 祝箸 梅沢富美男
※新年の季語「祝箸」はおせち料理などを食べる際に幸せを願って使う特別な箸。両端とも細く丸みを帯びている特徴がある。これは片側を自分が、もう片側を神様が使って共に食事をするという考え方に基づくもの。

【本人談】
私の所は毎年そうだ(→年初におせち料理をみんなを呼んで食べる)が、45畳ほどの狭いリビングがある(笑)。「あけましておめでとうございます」って、みんなでジャンジャン大盤振る舞い。御箸も多めに用意するが、(箸袋に)干支が入った祝箸。干支は来年使えず、12年待たないといけない。そうすると、御正月が終わると奥さんが「悪いけどこれ使っちゃいましょうね」と毎回出されるというのを俳句にしてみた。

森迫 私には絶対詠めない句だなっていうのはまず思って。凄くピントがしっかり最後に定まって素敵ですし…。
浜田 でもリビングが40畳50畳ってのはどう思いますか?(笑)ここで言う必要ありますか?
森迫 あえて言わなくても…、もしかしたら梅沢さんなので、もう分かると…。仰らなくても。
浜田 そうなんですね。コッチは思ってると思いますよ。
ナダル 僕あの~すごくイヤらしいなと思いました(笑)。(→西野に頭を叩かれる)
本人 土地が150坪だから、アハハ(笑)。
ナダル 喋るの止めてください。口閉じてください。
勝俣 シュレッダーに掛かれ!シュレッダーに掛かれ!(笑)

■査定結果
特別永世名人なのにガッカリ…

理由:いい発想をドブに捨てた

勝俣 わあ~!
ナダル えっ?
(査定評後)
一同 え~!
西野 いい発想?
本人 ドブに?言葉遣いに気をつけろよ!(笑)

夏井先生 
中七下五が素晴らしい。
祝箸の句としてこの中七「干支の過ぎたる」は素晴らしい。
中七下五がとても素晴らしいのに、「ちゃぶ台に」でぶっ壊してる(笑)。
(梅沢宅に)45畳のリビングがあるというのに、ちゃぶ台がちょこっと置いてあるんですか?
本人 いや、それは読んだ人たちに申し訳ないでしょ。「45畳」って書けんのか!?(笑)
夏井先生 どっちにしても「ちゃぶ台に」は広さ関係なく勿体ない。
なぜなら、ちゃぶ台に祝箸が置いてあることで、光景がとても平たいものになる。
「に」が完全にダメ。
「ちゃぶ台」も後からくっつけたわけでしょ?良いフレーズができて、上五ないから…。
本人 なんでそんなこと分かるの!?(笑)
夏井先生 見りゃ分かるだろうよ。
今お話を聞くと、とても賑やかにみんなでワーワーしていると。
賑やかなことなら、女の人が集まって「かしましい」という言葉がある。
本人 はい、かしまし娘。
夏井先生 例えば、「かしましや」なら賑やかさが出てくる。堂々たるものになる。
それをあなた「ちゃぶ台に」。勿体ないよ、この人。
本人 私はね、一般の方たちに分かりやすくするために、ちゃぶ台を引っ張り出してきたのよ!
夏井先生 何を言ってるんですか。
いまどき「ちゃぶ台」って何だか分からない小学生も山ほどいますよ。
梅沢永世名人 あら…。


●解説のポイント
祝箸の描写「干支の過ぎたる」が素晴らしい
後付けの「ちゃぶ台に」で光景をぶっ壊した
賑やからしさを「かしましや」で表現
新年の季語に合う言葉選びを

添削後
 干支の過ぎたる 祝箸


浜田 かっちゃん言うた通りになりましたね。
勝俣 いや~素晴らしいですね、嬉しいです。
浜田 これは世に出せないので、特別永世名人。
行きましょう、せーのっドン!
(シュレッダー演出)
浜田 今日はお2人ともダメですよ。現状維持とガッカリですから。(梅沢名人に)えらいヘコんでるやんか。
梅沢永世名人 …はい。
勝俣 だって、ドブって言われましたからね(笑)。

★次回2/8の兼題は「焼き肉」です。


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コメント

清水アナの句

なるほどそういう詠み方もあるのかと思いました。
私は、2月にはなったけど今晩は鍋にしようと話している家が、そういえばポン酢あったっけ?と確認している電話というふうに解釈しました。
できたら、清水アナがどういう思いでこの句を作ったか、公式Xで書いてもらえるといいなと感じました。

森迫さんの句、暖かい室内(テーブルの上には当然温かい中華料理、それこそ火鍋とかもある)と凍てる窓の対比が出ててよかったと思うんだけどな
出演ペースによるけど、夏には名人行ってるんだろうね

更新お疲れ様です!

5位の句
・よーいドン/おしくらまんじゅう/鍋の夜、と見事な三段切れ。ただ、よーいドンとおしくらまんじゅうという体を使った遊びは親和性が高く、よーいドンでおしくらまんじゅうを始めたと思うことが出来る。
・中七(八だが)までで「よーいドンでおしくらまんじゅうを、し始めた・した」と読んだ時、下五「鍋の夜」と来ると、1 夜の台所なり厨房において、重ねてあったり下げてあったりする鍋という調理器具がある風景、2 牛鍋(すきやき)でも寄せ鍋でも何でもいいが、鍋料理を作っている脇か隣の部屋で出来上がり前におしくらまんじゅうでもしているのか、こういった訳の分からない誤読が広がる。
・プレバトの才能ナシ句らしい、シュールな光景。

4位の句
・鍋を囲むみんなの笑顔を思って出汁を選んでいる、くらいだろう。こうしてみると季語がどこにもない。
・「囲む」を「囲う」とウ音便で表したことで加点されたかも。
・仮に「鍋」が季語だとする。鍋を囲んでいる人たちの笑顔というのは空想の物だから、やはり弱い。

3位
・我が家でも鍋料理は結構やるし、〆をうどんにすることも良くある。このうどんを「捜索」するというのだから、鍋の中にうどんを探すのでなく、鍋の外で探すこともあり得る。
・つまり、「〆のうどんを買っておいたはずなのに、無いぞ、探せ!」という事態。冷蔵庫にも買い物カバンにもうどんが見当たらなくて、〆無しで終わった翌日、車のシートの下にうどんを発見する、みたいな状況(実経験)を思い浮かべた。
・この点で、鍋の中のうどんを探る行為に対して「捜索隊」は誤読を呼ぶし大げさだな、と。

2位の句
・三平汁を持ってこれたのは芸能人としてレポーターなどの仕事をこなしてきた経験の差だろう。字余りになろうとも使いたくなる語句だ。
・この句は、動詞に対しての主語が明確になってないことが問題点だし、この書き方では登場人物が多くなりすぎる。
・「(Aの)無事(を)(Bが)願い」→AとBの二人がいる、BがAの無事を願っている
・「(Bが)かかあとまってる」→ Bが奥さんとAのことを待ってる
・三平汁→三平汁が、誰かに作られ(Bの奥さん?)、擬人的表現で三平汁もAを待っていますよ、と。
・細かく見ていけばこのようにアラが目立つけど、パッと原句を見ると、伝えたいことは伝わる句だったと思う。おしい。

1位
・鱈鍋やかたことの子は猫舌で(自分ならこうする)
・「鱈鍋」と「片言の子」という所で、育児経験者ならどんな味付けなのか分かるかもしれません。鱈や鰈など、白身の魚は脂分が少なく、うすい味付けでも対応してくれます。
・詠み手の句の世界。片言の子は鍋から掬った分をそのまま食べている、周りの大人は掬ったものにポン酢醤油なりなにかをかけてくっているかも、と思えます。これ、鱈鍋だから成り立つだろうと思いもしますが、他にも「片言の子」が食えそうなものはありそうです。この点、鱈鍋を始めに持って行った方が得なのかな、と思った次第です。

森迫さん
夏井先生は初心者向けに「適当な十二音を作り、上か下に五音季語を付ける」という手法を紹介していますが、それはあくまで初心者向きな話。
例えば、今回の森迫さんの句では、上に季語を置いた方が良いケースだし(先に季語の映像を見せた方がいい)、例えば先日のジュニア永世名人の句だと「炬燵猫」への謎解きという点で季語を最後に持ってきたりと。
この辺りの、先に季語を持ってきた方が良いか、後に置くのが良いか、といったところまで、そしてこの効果までは、プレバトでは話をしてくれないのだろうか。

御大
森迫さんの句と同じく、応用編的な句。
句を作る経験を重ねると、「季語を含んだ十二音」がコロッとできたりすることも結構出て来る。
今回のこの句では「干支の過ぎたる祝箸」がその部分だ。ここに何を組み合わせるか。
「卓袱台に」「テーブルに」だと、平板な面に祝箸があるよ、というだけになる。添削句、「かしましや」だと、その場にかしましい人物が登場して干支の過ぎた祝箸に文句を言っている状況が描かれる。
ご本人のコメントでは、奥様が、正月(というより、松の内だろうか)が終わったけど、残ってるし、来年までとっても置けないから、この祝箸を使ってくださいね、と差し出す光景が見える。この点、上五を「今朝もまた」「今日もまた」とかにしても良かったかもしれない。
季語を含む十二音。あるいは、音数に関わらず良いフレーズを作れてしまった時。そこまでに適した残りの音を探すのも作句の一つの在り方かもしれない。

平場の才能アリの句は直しアリの一句だけ、特待生以上の句も精彩を欠いた回だったが、それなりに学べた回だったと思う。

更新お疲れ様です

今回は全員添削を受けるという厳しい回でしたが、何より兼題が先週予告を見た段階から「嫌らしいなぁ」と思うぐらい難しかったです。
ただ単純に「鍋」の写真だと、鍋そのもの、鍋を囲む姿、宮田さんのような締めに発想が飛ぶのが普通ですが「鍋つゆ売り場」という「鍋になる前の段階」の写真で考えさせられることで、ナダルさんのように鍋つゆ選びの光景で失敗した句が出たのではと思っています。
ここ最近は平場の回でも「中々初心者が読むには厳しいそうだぞ」な兼題も多いので大変だろうとは思いつつも、それはそれで楽しみながら見ております。

昨日のプレバト

森迫さんが現状維持といい、おっちゃん(梅沢さん)が2024年に入って3週連続ガッカリといい、ほとんどハイライトがない回でしたね。(唯一のハイライトは真麻さんが初の才能アリ1位を獲得したぐらいかな)

追記
俳句とは関係ないけど、次回の放送でジュニアさんが消しゴムはんこで10段に昇格できるかどうかが楽しみですね。

1位 高橋
「片言」な齢の子と「鱈鍋」の取り合わせが良い。渋い趣味の鍋を美味しそうに食べる姿を想像すると微笑ましい。
「猫舌」まで入れたことがどこまで効果的かは疑問が残るところ(鱈と掛け合わせた意図は分かるが…)。

2位 勝俣
「三平汁」だけで北海道の地理感がわかるだけに、誰を(どんな人を)待つのかが不明瞭なのが惜しかった。

3位 宮田
「牛鍋の〆にうどん」は(類想臭いが)良いと思っただけに「捜索隊」の大袈裟さで粉々に砕かれた印象。同メンバーの「日陰探検隊」の二匹目の泥鰌なつもりだったんだろうか。

4位 ナダル
ひたすら稚拙な句その1。
季語も具体的情報も無いうえに、時間軸が飛ぶ(「鍋囲う」と鍋をイメージしてから急に「出汁選び」になるので困惑する)のが辛い。読み手を完全に放り投げた句。

最下位 ローサ
ひたすら稚拙な句その2。
発想力、表現力としてはナダルとどっこいどっこいだが「おしくらまんじゅう」という季語への敬意の無さでより心証を悪くした感じだろうか。
普通の俳人が読み解けば「よーいドン」でおしくらまんじゅうを遊び始めた?と思ったら、鍋を食い出す意味不明な句でしかないのだから。

森迫2級
五七五にきちんと挑んできた姿勢が素晴らしいうえに映像も確保できているため昇格にも思えたが、季語を心情的表現で考えすぎと言われたら仕方がない。下五だと尚更のこと。
例えば「凍てる窓」とするだけでも窓に視点がいき、態とらしさが軽減されただろう。

富美男
「ちゃぶ台」と場所を限定したのが仇となった。かつて春光戦で最下位に落ちた「四畳一間」のように、世間では古臭い表現と一蹴されるものなのか。
「かしまし」さが加わることで、干支が過ぎているという気付きがおかしみに変わり佳句になった(「おいおいこの箸去年のやつじゃないの」みたいな声も聞こえてくる)。嗚呼勿体無い。

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