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20231123 プレバト!!俳句紹介【コロコロ】

2023年11月23日放送 プレバト!!
出演者が詠んだ俳句を紹介します。
※27日に全て更新しました。お待たせいたしました。
【番組公式】X(旧Twitter)/インスタグラム/TVer(ティーバー)
夏井いつき俳句チャンネル/⇒YouTubeまとめ記事

挑戦者→河井ゆずる[3],YOU[6],竹財輝之助[2],辰巳琢朗[4],山之内すず[3],皆藤愛子[41],梅沢富美男[210] ※数字は挑戦回数

●お題:コロコロ(アイテム)
コロコロ
※いわゆる粘着クリーナー。日用品のキングオブ定番グッズとして紹介。

清水アナの俳句査定(プレバト!!公式Xより)
清水麻椰アナの俳句夏井先生評
ローラーにマフラーのひだ張り付いて
凡人です。「コロコロ」って言えばいいんじゃないの?
(本人「ちょっと捻りました」)捻るな!
(本人「すいません」)
<通算成績>:○2△7×0

🔷挑戦者語録
河井ゆずる○1△1※初挑戦時に「本物が来ましたよ」と夏井先生に言わしめたが、2度目は凡人。
「前回はぼる塾・田辺に負けまして、収録後に悔しくて顔見られなかった」
竹財輝之助○1※NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』や『トリリオンゲーム』に出演する43歳の俳優・モデル。9年前の出演では梅沢に勝って才能アリだった。
「いけます。名人になります」
梅沢特別永世名人「いやいや、過去のことは振り返らないで。皆さんの星ですから」
辰巳琢郎△3※京都大学出身のインテリタレントだが、今回の出演者で唯一才能アリがない。
「凡人でしたけど、ギリギリですよ。1点(→正しくは2~5点)届かなかっただけ」
山之内すず○1△1前回は「春の夕カーテン手に取る新天地」で凡人45点。
YOU○2△2×1前回は「焼き鯖の香り漂う夕涼み」で凡人60点。
★ランキングシートの分布は才能アリ2名、凡人2名、才能ナシ1名。

※番号クリックでリンク内移動します。
1才能アリ1位71点河井ゆずる
(アインシュタイン)
初冬のラグかの愛犬の尨毛ありはつふゆのらぐかのあいけんのむくげあり
2才能アリ2位70点YOU
手入れして畳むセーター弛む歌ていれしてたたむせーたーたゆむうた
3凡人3位65点竹財輝之助
コロコロする寒夜ルンバ充電中ころころするかんやるんばじゅうでんちゅう
4凡人4位40点辰巳琢朗
重ね着でコロコロ使う孫の顔かさねぎでころころつかうまごのかお
5才能ナシ5位35点山之内すず
家族集うセーターから取る犬のぬくもりかぞくつどうせーたーからとるいぬのぬくもり
6名人6段へ1ランク昇格皆藤愛子
着膨れた背中猫の毛あちこちにきぶくれたせなかねこのけあちこちに
7特別永世名人10句目のお見事!梅沢富美男
コロコロのミシン目ずれている四温ころころのみしんめずれているしおん
順位発表順:2位→3位→最下位→4位→1位
→編集後記

●それでは順位別に見ていきます

◆1位 才能アリ71点 河井ゆずる(アインシュタイン)
初冬のラグ かの愛犬の 尨毛あり
※「尨毛(むくげ)」は動物などの長くふさふさした毛のこと。

【本人談】
実家で20年近く犬を飼っていた。その犬が少し前に亡くなった(浜田 長生きやな)。冬になってラグを出し、掃除のためにコロコロを使おうとしたら犬の毛が残っていて、その犬の毛を見て在りし日の愛犬のことを思ったという。

梅沢永世名人 実に良い俳句ですけどね、これを字余りじゃなくてちゃんと五七五にすれば、もっと点数が高かったと思う。

夏井先生 
伝えたい内容はちゃんと伝わる。
相当プレバト!!観て勉強したと思われる節がある。
上五を字余りにして中七下五で調べを取り戻すとか、相当勉強しているように思う。
私も最初おっちゃんの指摘のように、わざわざ上五を字余りにしなくても、例えば「かの」を外せば調べは整う。
敢えて「かの」を入れたのはなぜか。
ひょっとしたら、"愛犬が亡くなっている"という読みを引き出すための「かの」として敢えて入れたかったと納得をした。
「初」で冬の初めに改めてラグを取り出してみると、尨毛が端の方に残っていたと。
これは今年亡くなったあの犬の毛だとしみじみ思う。
それを表現したかったため、字余りの形が自分の心に適っていると思ったに違いないとの結論がきて、この順位・点数をつけた。
そして、作者を見て「やはり本物だったのかもしれない」と今思っている。
直しは要らない。

本人 ありがとうございます。嬉しい。関西で漫才の賞獲った時より嬉しいです(笑)。

●解説のポイント
相当プレバト!!観て勉強したはず
上五をわざわざ字余りにすべきか
「かの」を外せば調べは整うが意図がある
亡き愛犬の読みを引き出す
「初」で冬の初めにラグを取り出した印象
最近亡くなったあの犬の毛としみじみ思う
字余りの形が自分の心に適っている
作者を見て「やはり本物だったのかも」

添削なし



◆2位 才能アリ70点 YOU
手入れして 畳むセーター 弛む歌

【本人談】
洋服を季節の変わり目にお手入れし、セーターを畳みながら鼻歌ではないが口ずさんでいる。セーターは重いというか弛(たる)んだりする歌の調子もちょっと弛(たゆ)む。挑戦したことがあり、ラップではないが「畳む」「弛む」というのと、「セーター」「歌」を勝手に掛けて凄く喜んでいた。伝わりますか?

浜田 …え~っと、梅沢さんどうでしょう?(笑)
梅沢永世名人 大したもんですよ。
本人 ホントですか。
梅沢永世名人 韻を踏んだところが憎いね。
本人 やった~。
梅沢永世名人 これ70点。1位は相当良い俳句なんじゃないか?
本人 あ~嬉しい。

夏井先生 
読めば意味は分かる。
セーターを畳みながら思わず鼻歌をゆっくりと歌う。
「あぁ何て気持ち良い手触りだろう」という感じが伝わってくる。
そして韻の問題。
「畳む」「弛む」の韻律を少し意識してもらうとなれば、「たたむ」と平仮名にした方が良い。
「畳む」動作が強く出るよりは軽くして、「弛む」の方に重心がくるようにすると、セーターの感触が戻ってくる。
平仮名にした方が表情が少し優しくなる。

本人 ありがとうございます。やった~、嬉しい。

●解説のポイント
セーターを畳みながら鼻歌を歌う光景
「何て気持ち良い手触りだろう」
「畳む」「弛む」の韻律を意識している
「たたむ」と仮名にすると表情が優しくなる
「弛む」に重心がくるとセーターの感触が戻る

添削後
手入れして むセーター 弛む歌



◆3位 凡人65点 竹財輝之助
コロコロする寒夜 ルンバ充電中

【本人談】
いつも大体ルンバ(→お掃除ロボット)に活躍してもらっているが、ルンバが充電できてない時があった。その代わりにコロコロを(使って掃除していた)。

梅沢永世名人 いやこれはそんなに悪い俳句じゃないと思いますけどね。うん、まあ私としてはどこがどうかってのはちょっと分からないなあ…(笑)。良い俳句ですよ。
浜田 あ~そうですか。

夏井先生 
「コロコロ」が商品名と受け入れられているため、「コロコロする」(→コロコロを使う)という動詞も受け入れて良いと思う。
動詞「コロコロする」を受けて、寒い夜と。
そして、ルンバは今充電している。
いつもはルンバを使うが今日だけは(コロコロで掃除する)と意味もちゃんと伝わってくる。
梅沢永世名人 あ、季語だ。
夏井先生 何がちょっとだけ勿体ないか。
「寒夜」という季語が効いているかといったとき、ちょっと広いというか。
梅沢永世名人 (誇らしげに自分を指さす) 
夏井先生 季語が強く主役に立っているか。
寒い夜にたまたまという感触に終わるのが、とても勿体ないかなという風に思う。
梅沢永世名人 今気が付いた(笑)。
夏井先生 例えば何をコロコロするかを季語として「絨毯」と書いたらどうなるか。
梅沢永世名人 おっいい。
夏井先生 こうなると韻が出てくる。
「絨毯」「充電」と言う風に。
梅沢永世名人 (恐れ入ったようにおでこをポンと叩く)
夏井先生 さっき(→2位)の韻の話が出てきたが、「コロコロ」がリズミカルなので楽しい句になる。
この人は筋の良い人だなと思う。

浜田 点数も高いですしね。え~っと、「寒夜」のとこは「絨毯」の方がええってのはホントに思いついたんですか?
梅沢永世名人 いえ。私は季語がこの季語でなくてもいいんじゃないか?ってのに気が付きました。
浜田 なぜ言わないんですか?(笑)「完璧だ。これ良い句だよ~。」言うただけちゃいます?
梅沢永世名人 おっと(→おでこをポンと)
浜田 何しとんねん(笑)。

●解説のポイント
動詞「コロコロする」を受け入れたい
季語「寒夜」が広すぎる
寒い夜にたまたまという感触に終わる
何をコロコロするかを季語として書く
「絨毯」「充電」で韻が踏める
「コロコロ」でリズミカルな楽しい句に
この人は筋の良い人だなと思う

添削後
コロコロする ルンバ充電中』



◆4位 凡人40点 辰巳琢郎
重ね着で コロコロ使う 孫の顔

YOU うん。

【本人談】
コロコロを普段使わない。どうしようかと思い、コロコロで途方に暮れていた。そうしたら(1歳の)孫がコロコロを持って母のお手伝いを得意げにやっている雰囲気の動画が送られてきた。これしかないと思い、藁にもすがる気持ちで作った一句。

梅沢永世名人 「重ね着で」がどっちが重ね着なの?コロコロしている人が重ね着なのか、孫が重ね着なのか。それが分からない。
本人 なるほど。
梅沢永世名人 だから凡人なんですよ!

夏井先生 
おっちゃんの指摘したことが全て。おっちゃんは人のことは冷静に分かる。そこは褒めたいと思う。
梅沢永世名人 (おでこをポンと)
夏井先生 まず、「重ね着」の対象が孫だと明確にしたいのが1点。
それから、「で」が散文的(→詩的な情景に乏しい)な助詞の用法になっているため、ここも変えないといけない。
そして「顔」と書くよりどんな風に使っているか描写した方が絶対に得。
お上手に使っていて、さすがは私の孫だというイメージ。
それなら「コロコロ」から。
「コロコロを」の後、どんな風に使っているか。「巧みに」使う。
「重ね着の」の後に「孫よ」で詠嘆が出る。

本人 いや~あの~分かりました。あの~あの…あの、次こそは(笑)。
浜田 ホンマに分かりました?(笑)

●解説のポイント
「重ね着」の対象が孫だと明確にしたい
助詞「で」が散文的な用法
「顔」よりどんな風に使うか描写すべき
「孫よ」で詠嘆が出る

添削後
コロコロ 重ね着の孫



◆最下位 才能ナシ35点 山之内すず
家族集う セーターから取る 犬のぬくもり

【本人談】
お正月や年の瀬に家族で集まって、久しぶりに実家に帰ってワンちゃん(→犬)とも戯れて、帰るときにセーターに付いてる犬の毛を(コロコロで)取って、この付いた毛も「実家に帰ってきたから久しぶりに犬に会えた」とここから感じる犬のぬくもりという、凄い可愛い俳句。

皆藤名人 はい。私は犬飼ってるから凄く気持ちは分かるんですが、お題が「コロコロ」って知らないとちょっとコロコロと分かりづらかったかなと。
浜田 なるほど、なるほど。
梅沢永世名人 すずちゃん、何でこんなに字面いっぱい使ったの?(→六八七で21音)ええ?
本人 字面ですか?
梅沢永世名人 五七五で練習しないと。詰め込み過ぎなんですよ。
本人 なるほど。欲張っちゃいました。

夏井先生 
冷静に読むと「セーターから取る犬のぬくもり」って何なの?という話。
最初に読んだ時、自分が犬を抱いていて、誰かがその犬を取っていって、犬のぬくもりを取られたという意味かと考えた。
今の話ではそうではない。
セーターをコロコロして、犬の毛を取ることが犬の温もりを取るという意味。
これはおっちゃんの言うように、材料が多いというのは勿論ある。
言いたいことは後半にしかないため、「家族集う」とのんびり集っている場合ではない(笑)。
「コロコロ」と書くしかない。
「セーターの毛を」と。
本人 ほぼなくなった。
夏井先生 「コロコロ」を入れる。「で取る」。
幸せなら「しあわせ」と書くしかない。
今あなたが「お正月」とちらっと仰った。
「お正月」「お元日」を季語として入れたら「家族集う」と書かずに、そこの家族団らんや幸せな感じが見える。
「コロコロで犬の毛を取るお元日」とか。
本人 おお~。
夏井先生 書くとこないから書かないけどさ。
あなたの言いたいイメージに言葉が寄ってくる。
本人 凄い。
夏井先生 そういう話なの。季語をもっと大事にしないといけない。

本人 はい、すいません。出直します。

●解説のポイント
冷静に考えて後半が分かりにくい
抱いていた犬を別の人に取り上げられた?
セーターをコロコロして犬の毛から温もりの意図
材料が多く詰め込み過ぎ
コロコロと書くべき
語った「正月」を季語として入れたらよい
「集う」と書かずに家族団らんの様子が見える
季語をもっと大事にしたい

添削後
セーターの 取る
 犬の取る 
 犬の取る 




★特待生昇格試験★

→<名人5段>・皆藤愛子は秋のタイトル戦で最下位だった。
浜田 最下位はもうちょっとね…。
皆藤名人 いや~ちょっとしかも、語順っていう初歩的なミスだったので、初心に帰って頑張りたいと思います。
浜田 なるほど、分かりました。

◆『着膨れた背中 猫の毛あちこちに 皆藤愛子

【本人談】
前を歩いている人の背中を見ていたら、あちこちに猫の毛が付いていて、その人の生活を想像して微笑ましいなと思った句。

梅沢永世名人 いや、良い俳句じゃないですか。
本人 ありがとうございます。
梅沢永世名人 ちょっとこれ取ってあげたいぐらいな気がしますよね。
本人 はい、そうなんです。
梅沢永世名人 できるんだったら。ンフフフ。
浜田 (真顔で)さ、聞いてみましょう(笑)。
河井 冷たすぎませんか、浜田さん。さすがに。

★評価ポイント
「背中」に焦点を当てた効果の是非

■査定結果
名人6段へ1ランク昇格

理由:

本人 あ~やった~。
ありがとうございます。
梅沢永世名人 やっぱり良い俳句ですもん。

夏井先生 
「背中」の効果を考えるため、「背中」を外して効果を考えてみる。
仮に「着膨れて猫の毛あちこちに付けて」という句だったとする。
そうすると、自分自身が着膨れて、自分が猫の毛をあちこちに付けてという映像・意味になる。
敢えて「背中」を出して注目させるということは、第三者の目で誰かの背中を見ているということをこの段階で明確にした。
それが成功した。
背中に毛がいっぱい付けているということは、出かける前にゴロゴロしていて、猫が背中に乗っかっていたのではないか? 色々と勝手に想像して面白がる。
こういう可笑しみの句も皆藤さん作れるんだなと思った。
直しは要らない。

本人 ありがとうございます。嬉しい。

●解説のポイント
「背中」を外して効果を考えてみる
仮に「着膨れて猫の毛あちこちに付けて」
自分の服に毛が付けている意味に
「背中」が第三者視点だと明快に
出かける前に猫が背中に載っていた?
色々と勝手に想像できる
可笑しみの句も作れるんだな

添削なし



★特別永世名人 梅沢富美男の締めの一句★

→<特別永世名人>・梅沢富美男は前回お見事査定。
清水アナ 最近スランプ気味だった梅沢さん、そろそろ復調の兆しがほしいところです。
浜田 お手本の締めのやつをバシッと決めてもらわないと。
梅沢永世名人 当然ですよ。皆さんの星ですから。えへへへへ(笑)。
YOU 可愛く笑った。
浜田 そんな可愛く笑っても関係ないです。
***
浜田 最後の締めですから。
梅沢永世名人 勿論です。
浜田 これが俳句だというのをバシッと。
梅沢永世名人 ダテに能書き言ってる"わ"…人間じゃないので。
浜田 あ~噛んだ今(笑)。
梅沢永世名人 (おでこをポンと)
河井 厳しい。
浜田 アハハハ。

◆『コロコロの ミシン目ずれている四温 梅沢富美男
※「四温」は「三寒四温」の傍題。冬に寒い日が3日続いた後、4日ほど暖かい日が続く。

【本人談】
私の家はそんなに広い家ではない。リビングが40畳ほどあるウチ(笑)。ワンちゃん(→犬)が2匹も3匹もいる時もある。それでコロコロだと思い、実際に初めて使ってみたが結構毛とか色んなものが取れる。いっぱい取れたと思い、ミシン目が付いていて破ろうとしたら、初めてだからミシン目通りに切れない。べろんべろんにずれて(破ってしまい)、これだと思って「四温」といわして頂いた。実体験ですから。

■査定結果
特別永世名人10句目のお見事!

理由:今日は格の違いを見せつけましたね

本人 よっしゃー!
(査定評後)
本人 おっと(→おでこをポンと)。おっと。
浜田 古いねんって(笑)。

夏井先生 
今回はおっちゃんが初めて見本を見せてくれたと思うくらい良かった。
梅沢永世名人 「初めて」…。
夏井先生 平場の人たちは、コロコロを使う動作にばかり目がいった。
動かす・取る。それだけだと平場。
皆藤さんは使ってない所に目をつける。さすが名人だなと。
さらにおっちゃんは、コロコロという物だけを描写する。
使う・使わないと書いてないが、「ずれている」という映像だけを切り取って、そこが「四温」という気分に似合っているという風に取り合わせた。
本当に初めてお手本が作れたなと感心している。
今日はおっちゃん素晴らしかった。

本人 ありがとうございます。
浜田 素晴らしい。お見事。
本人 (おでこをポンと)。
浜田 いやこれもう、やめなはれ。絶対流行らへんから(笑)。

●解説のポイント
おっちゃんが初めて見本を見せてくれた
平場はコロコロを使う動作に着眼
皆藤さんは使ってない日常に着眼する
コロコロという物だけを描写する
それが四温という気分に似合っている
今日はおっちゃん素晴らしかった

添削なし



★次回11/30の兼題は「万国旗」。特待生名人一斉査定スペシャルに3名が挑戦します。


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コメント

No title

清水アナの句はマフラーがローラーに巻き込まれて窒息する事故を思い浮かべてしまった...

No title

初めに、俳句における固有名詞の使い方って難しいのかもな、と思った次第です。というのも、「コロコロ」でググるとコロコロコミック(コロコロオンライン)の方が検索結果の上位に来ました。また、「ころころ」には小さいものが転がる、動くという意味も。
兼題写真からニトムズの掃除用粘着テープと分かるのですが、句集を出したときに兼題の提示無しで句だけ見た時、よもやコロコロコミック?もしかして小さいものが転がっている?という誤読が生じる点、固有名詞というのは扱いが難しいものだと思います。番組を見てのコメントなのでコロコロコミックへの誤読は無いのですけども

5位の句
上句で「家族集う」という状況・普段は別居している家族が集まったのかなと。中句で「セーターから取る」(何を?)、下で犬のぬくもり。
家族が集った状況で、セーターを着ている人から犬のぬくもりを奪い取る(いつもはあたしに甘えてくる犬が、家族が集まると普段世話をみてないきょうだいにすり寄って悔しい、犬のぬくもりを取ってしまえ)というように読めてしまいました。
犬のぬくもりでなく毛を取ったなら毛と書かないと分からない点。添削句のうち「お元日」の句は、単に「元日」だと「元日なのに何をやっているの・・・」という感じとなりますが、「お」が付くことで犬の毛を取ることがめでたい感じになるなぁと思いました。

4位の句
「NHK俳句 夏井いつきの俳句道場」なる本を見ると、孫句について一節使って触れています。孫を詠むと凡句になりやすい(どこの爺さんばあさんでも孫は可愛いし、成長においてあるあるの事で感動する)。その範疇の句に終わってしまったと感じたところです。
句またがりで「重ね着の孫コロコロを(5音)」という形しか思い浮かびませんでした

3位
この句の前半部分だけは掃除用粘着テープを使うことでなく、小さなものが転がっているとも受けられても仕方ないかも。先生は商品名+するを受け入れるとしましたが。
受け入れたとして、一読私も御大と同じく悪くない句だと思いましたが、寒夜だと外が寒いのか、それとも家の中まで身に染むような寒さなのか、後者ならばどういう状況だろと、範囲が確かに広いなぁと思った次第です。

2位の句
「た」の音を多く用いて韻律に気を配ったいい句。弛む歌というところが良いなぁと感じました。ただし、上句が説明的かなと。
どんな手入れかもう少し具体的にするか(毛玉取り、とか)、あるいはセーターがどんなものか(いろとか模様とか手触りとか)強化する方向に向かっていたらなお点数が上がったかもしれませんね。

1位の句
七七五、上句字余り。ただ、今はいなくなった犬と示すには中句の「かの」は外せないピースでした。また、上句を「絨毯に」辺りにしてもいけないかと思いもしましたが、ラグだと範囲が狭まって、犬も詠み手も好きな場所だったのかな、と思えます。

皆藤名人
着ぶくれた誰かの背中のあちこちに猫の毛が付いている。それを第三者視点で見ている。この人は何をしていたのかなと、確かに想像は膨らむ。

御大
晩冬の季語はまだ早い気がするが、コロコロのミシン目がずれている日常のあるある(私もあまりうまく剥がせない)を、温かみのある季語と取り合わせて可笑しみを読み手に与える良い句だったと思う。コロコロコミックのミシン目ってなんだよ!ともならなだろう。


更新お疲れ様です

今回はやはり河合さんと御大の句が響きましたね。

河合さん
愛犬が亡くなってある程度経って悲しみが薄れて、さて寒くなってきたしラグでも出すかと出してみたらそこに尨毛があった。
ペットを飼ったことがある人も無い人も「あっ…」って言ってしまうような共感性とドラマチックさを持った句。
字あまりだが過不足のない情報、そして字余りでギクシャクしたリズムがどことなく「喜び」よりも「悲しさ」を感じさせるいい句でした。

御大
三寒四温の「四温」。「今日は久しぶりに温かいから家の掃除でもするか」と思ってコロコロをかけて、剥がしてみたら綺麗に切れなくて「これ剥がすの苦手なんだよなぁ」とか「何で綺麗に切れないんだよぉ」みたいに愚痴ったり、あるいは使おうとしたら家族のだれかがそんな剥がし方で放置して「ちゃんと剥がしてよぉ」と怒ったり。そんな日常が見える句。
名無しさんの「寒夜」だと何か冷たさを感じる(失敗したことに落ち込んでいる?)句になるのですが、「四温」の方がやはり日常の温かみがあると私は思いました。

御大の句

四温という季語。
他の季語でもいけるんじゃないか、と。
寒夜じゃダメなのか、と。
どうなんでしょうか?

昨日のプレバト

皆藤さんが女性挑戦者として史上3人目の6段昇格を決め、おっちゃん(梅沢さん)が記念すべき10句目のお見事で番組を締めくくるといい、素晴らしい内容でしたね。

皆藤愛子
他人の背中に猫の毛が沢山張り付いているというのは中々おかしみのある風景。自分は猫カフェの帰りを思った。
昇格は昇格だろうが「背中」まで書いたのが何処まで効果的かは悩む。「背(せ・せな)」と読んでも意味は同じなわけで、「背や」「背に」など接続助詞を入れてより明確にすることもできた筈。

梅沢富美男
先週に引き続き、暖かみのある冬の季語を活用した佳句。年が明けて掃除も終わった頃の暖かな日に(初冬の季語「小春」との差別化を図れている)にコロコロが上手く剥がせていないおかしみが良い塩梅。「ミシン」「四温」も語呂がいい。
何よりコロコロを「使う」のではなく「剥がす」のに目をつけたのが流石である。
(先週の句と型が似ており、味を占めないかはやや心配なところだが)

今回はレベルの高さと低さがはっきり見えた回。

河合ゆずる
「かの」というだめ押しが効いていると思った。「初冬」になり引きずり出したマットだからこそ今は亡き(或いは引き取られた)犬をはっと思い出すのが伝わってくる。寒さも伝わってくる。

YOU
「たたむ」と「弛む」の然り気無い韻が良く、主婦の一光景という感じがするほのぼのとした句。個人的には「手入れして」が説明くさいのが気になった。

輝之介
時候の季語は映像を持たない分、取り合わせに具体性が求められる。フローリングとかコロコロするものは沢山あるので「寒夜」だけでは光景が絞れない(季重なりを嫌ったっぽくもある)。
あと「ルンバ『は』充電中」にしたほうが読み下しやすいのでは。因果っぽくなるか?

辰巳
「孫を詠むのがダメというわけではない」というのは何度も組長が仰っていることだが、これは「ダメな句」の典型例。
登場人物が孫だけと思い込んでしまったゆえに、主体がわからなくなった。
とはいえ「巧みに」もちょっとなぁ……

山之内
「家族」「セーター」「犬」「ぬくもり」と伝えたいことを詰めすぎてパンクした上に大幅な字余り。特に「ぬくもり」は曖昧な単語だと気づいて欲しかった。
季語を「お元日」にして「家族」を内包する添削は中々良い。

清水アナ
「ローラー」って言われたら、普通はロードローラーが思い浮かぶわけで……

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