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【春光戦予選A】20230302 プレバト!!俳句紹介【卒業】

2023年3月2日放送 プレバト!! 俳句春光戦2023予選Aブロック結果まとめ
年4回の改変期に選ばれし名人・特待生のみが参加を許される俳句タイトル戦。
春の季節に行われる第7回春光戦予選Aブロックで名人・特待生の面々が詠んだ俳句を紹介します。
※7日に全て更新致しました。お待たせしました。

→結果一覧 →トーク集 →俳句詳細(Aブロック) →編集後記

予選Bブロック記事
予選Cブロック記事
決勝戦記事
※過去のタイトル戦結果などはこちらまたはブログカテゴリからどうぞ。

挑戦者:
Aブロック→<名人10段★4>横尾渉(Kis-My-Ft2)[71],<4級>春風亭昇吉[12],<2級>北山宏光(Kis-My-Ft2)[49],<2級>松岡充[27],<4級>犬山紙子[20] ※[数字]は挑戦回数

見届け人:梅沢永世名人、藤本永世名人


●兼題:卒業
卒業[卒業式の教壇]

※各ブロック1位が無条件で決勝進出。2位以下は補欠となり全てのブロックから上位4名が進出(各2~4位は進出可能性あり)
※順位クリックでリンク内移動します。

◆予選Aブロック
1位春風亭昇吉4級三月の空に託せるものがないさんがつのそらにたくせるものがない
2位横尾渉(Kis-My-Ft2)名人10段★4夕桜学ラン捲り1on1ゆうざくらがくらんまくりわんおんわん
3位犬山紙子4級春光やルーズソックスすべて干すしゅんこうやるーずそっくすすべてほす
4位北山宏光(Kis-My-Ft2)2級上履の文字も滲むや卒業式うわばきのもじもにじむやそつぎょうしき
5位松岡充2級古巣あり教えの庭よいざさらばふるすありおしえのにわよいざさらば
順位発表順:2位→3位→4位→最下位→1位
→編集後記




1位◆『三月の 空に託せる ものがない 春風亭昇吉

藤本永世名人 あぁええなあ。

【本人談】
人生は卒業の連続だと思う。三月の空は水色が落ち着いた色で綺麗だが、僕が中学・高校の時に確たるもの・未来を託すようなものが掴めないでいた。進学や就職するときに、夢が叶うような確たるものを持っている人ばかりではないと思う。その様子を詠った。

梅沢永世名人 いやその通り。素晴らしい。私も中学の時にはね、そういう気持ちでしたよ。
浜田 あら。
梅沢永世名人 だって考えられないもん。まだまだ。その気持ちがしっかりと俳句に表れています。素晴らしい俳句です。
本人 ありがとうございます。
藤本永世名人 いや、メッチャいいですやん(笑)。メッチャいいですよ。覚醒しましたね。
本人 ありがとうございます。
藤本永世名人 覚醒しました、これホントに。メッチャいいです。詠みたい、これ詠みたかった(笑)。

夏井先生 
見た瞬間に「見事だな」と思う。
テーマは「卒業」だが、卒業=めでたい ではないと。
誰もが希望に満ちた卒業を迎えられるわけではない。これは人生の現実の一つ。
明るい「三月の空」を頭に持ってくる。
このまま明るい方向に行くのかと思うと、後半からグッと方向が変わる。
この明るい美しい水色の空にわたくしは託せるものが何一つもないと。
頑張ってきたけど成果が何もなかったという人かもしれないし、頑張る人を横目にちょっと皮肉な目で見ながら「何一つ自分は真剣にやってこなかった」という忸怩(じくじ)たる思いかもしれない。
「空に託せるものがない」という口語の語りがリアリティーとして胸に迫ってくる。
この一句を読んで「あ~私もそうだ…」と思う今年の卒業する人たちもいるかもしれない。
その人たちに逆の意味でのエール、「あなた一人ではない」というエールにもなるかもしれない。
昇吉さんはホントあなたは理屈こねなくなって巧くなった(笑)。
本人 やった~!ありがとうございます。
浜田 先生、当然直しは?
夏井先生 いや、久しぶりに感動しました

本人 うわ、嬉しい。ありがとうございます。
藤本永世名人 これは良い~。

●解説のポイント
誰もが希望に満ちた卒業ではない
後半の口語がリアリティーとして胸に迫る
今年の卒業生へ逆の意味でエールになる
理屈こねなくなって巧くなった
久しぶりに感動した

添削なし


梅沢永世名人 いや、これを詠めるんだったらちょっと強敵かな~。
浜田 ただ2位以下もまだ(決勝の可能性が)。どうですか、フジモン。
藤本永世名人 昇吉さんの俳句めちゃくちゃ良かったんで、次しょうもない俳句詠んでほしい(笑)。

2位◆『夕桜 学ラン捲り 1on1 横尾渉(Kis-My-Ft2)

【本人談】
卒業式終わりに、部活が一緒だった友達や後輩と最後の思い出としてバスケットボールの1on1をするイメージで書いた。

藤本永世名人 え~っとですね、横尾君。(映画の)SLAM DUNK(スラムダンク)観たでしょ(笑)。観たね。
浜田 アハハ。
梅沢永世名人 私はこれを読んだときに、お題の「卒業」ってのが浮かんでこないんですよ。
本人 なるほど、そうっすね。

夏井先生 
読んだ瞬間、中七・下五は「スラムダンクだよね?」とすぐに思った。
藤本永世名人 先生、知ってるんですか?
夏井先生 私「スラムダンク」全巻持ってるんで。
一同 え~!
夏井先生 もうスラムダンクですよ、桜木花道ですよ。
藤本永世名人 わかってはった。
夏井先生 問題なのは、この字面ですぐに「卒業」がわかるタイプの句ではない。
しかし、とてもよく企んである。
学ランを捲ってバスケをしている。
練習着でも普段着でもなく、学ランを捲って行うのはどういう場面か。
上五に「夕桜」という季語がしっかりある。
桜が咲く頃の夕方に、学ランをわざわざ捲って1on1をしている。
季節的に考えると、これは卒業の時期ではないかと。
この季語の力を信じるとジワジワと「卒業」の方向に読みが絞られていく。
季語を信じるとはまさにこういうこと。
作者がわかってのことだが、この句は"読みが誘導できる"と確信をもって季語を置かれたに違いない。
力がついている証拠だと今思った。直しはいらない。

●解説のポイント
「1on1」でスラムダンクとすぐに思う
「卒業」がすぐに分からないが企みがある
桜が咲く夕方にわざわざ学ランを捲って対決
卒業の時期だと読みが絞られていく
季語を信じる実力がついた

添削なし


3位◆『春光や ルーズソックス すべて干す 犬山紙子

【本人談】
私はルーズソックス(が流行した)世代。ルーズソックスをいくつか持っていたが、あれは凄い長くて重くて乾かない。だから、一気に干せるのは卒業とか何かのタイミングじゃないと干せないというのがあった。卒業式のキラキラ光る春の光の中干して綺麗だったなということを思い出して詠んだ。

藤本永世名人 これもお題が「卒業」やなかったら凄い面白い状況を詠んだ句やと思うんですけど、これも「卒業」とちょっと関係が薄いのかなと思ってしまいますね。

夏井先生 
この作品を読むと、ルーズソックスが流行していた頃の元少女という読みも勿論ある。
その時代のお母さんが「お天気良いから全部干そうか」という読みも否定できない。
どこかに「卒業」と思わせる何か小さなフックがあったら良かったと思う。
「卒業」という兼題を下敷きにすると、「すべて干す」はこれを履く時代が終わったのかな?と。
季語が春の光だから。
ゆっくりいくと辿り着けないことはないが、テーマ性で少し順位的には損をした。
作品としてはキッチリと出来上がっている。直しはいらない。

●解説のポイント
ルーズソックス流行期の元少女の読み
母が「お天気良いから全部干そうか」とする読みも
テーマ「卒業」を匂わせるワードが欲しい
テーマ性で少し順位的には損をした
作品としては完成している

添削なし


4位◆『上履の 文字も滲むや 卒業式 北山宏光(Kis-My-Ft2)

【本人談】
学生時代を思い出したとき、自分の名前を上履きに書いたり落書きしたりとやっていた。卒業シーズンまで履いてると、その文字が洗ったり時間がたったりで滲んでいく。それに、卒業式で流す涙と、文字が滲んでいくってのが巧くいけたらいいなっていう句。

梅沢永世名人 勿体ない。今の説明を聞いて、あ~勿体ない。「も」が勿体ない。「文字"の"」だよ。
本人 「文字の」?
梅沢永世名人 今の説明を聞くとね。「も」じゃなくて「の」です。私はそう思うなあ。
藤本永世名人 僕は「卒業式」っていう言葉じゃない方が良かったんちゃうかな~と思いますけどね。やっぱ字余りやし、「卒業"す"」とか、「卒業"歌"」とかの方が良かったんじゃないかなって。
本人 「卒業歌」ね~。

夏井先生 
勿体ないことをしたケースの句。
1つ目はおっちゃんの指摘「も」。
「も」では「洗った後の滲み」と「涙」とどちらも…。
(梅沢名人が注目しろと自分を指さす)
話してよいですか。
2つ掛けたい気持ちはわかるが、ここは「も」ではなく「の」だけで十分。
もう一つ勿体ないのは「滲む」という言い方をせず、「滲み」ならまさにそのものになる。
「文字の滲みや」でそこだけをクローズアップする。
「滲む」だと滲んでいる状況になってしまう。
もう1点はさすがフジモンさん。仰る通り。
最後の「式」の部分。
式の時に「涙も」というのは分かるが、そこで2つやろうとしたのが逆に損をしたケース。
本人 またか…。
夏井先生 これはフジモンさんの仰る通り「卒業す」とあっさりやる。
藤本永世名人 ほら。
夏井先生 これで良い。
これやってたらとてもストレートに今回のテーマにスポンと入っていた。
勿体なかった。

本人 いや、もうぐうの音も出ないっす(笑)。

●解説のポイント
勿体ないことをしたケース
「も」で"洗った後の滲み"と"涙"を意図しすぎ
助詞は「の」にして「滲み」でクローズアップ
最後の「式」は「卒業す」に
ストレートに兼題に入っていた

添削後
上履の 文字や 卒業


5位◆『古巣あり 教えの庭よ いざさらば 松岡充
※季語「古巣」は雛が巣立って打ち捨てられた巣のこと。

梅沢永世名人 うん?

【本人談】
「教えの庭よいざさらば」は皆さんご存じの「仰げば尊し」の歌詞。卒業式といえば、「仰げば尊し」。「教えの庭」は校舎や校庭など全般を指す。その校庭にある木に「古巣」が1つある。「いざさらば」というのは卒業してここから旅立っていくという。(首を傾げて)あれっ!?(笑)

仰げば尊し
仰げば尊し わが師の恩
教えの庭にも はや幾年
思えば いと疾し この年月
今こそ別れ目 いざさらば

藤本永世名人 いや、オリジナリティーなさすぎじゃないですか、これ。ちょっと。
本人 あ、歌詞やから。
藤本永世名人 歌詞をそのままっていうのは。
梅沢永世名人 その通りだと思いますよ。はい。
本人 あ~。
梅沢永世名人 季語も光ってないんですよ。
藤本永世名人 季語が光ってない。

夏井先生 
この字面だと「古巣」は比喩かもしれないと読める。
「教えの庭」でこの校舎が自分にとっての古巣なのかもしれない。
おっちゃんが「季語が光ってない」と言っているのはまさにそういうこと。
梅沢永世名人 はい、そうです。
夏井先生 そうだとしたら、分かるように言いなさいよ!おっちゃんもね(笑)。
曖昧な言い方するところが良くないと思う。
浜田 そうですね。
梅沢永世名人 私が悪いのかい?(笑)
藤本永世名人 そうですよ。
本人 すいません、なんか。
夏井先生 これをちゃんと映像にしないといけない。
学校とか大きな樹として楠(くすのき)とかがどこの学校にもある。仮にそれでやってみる。
「楠の古巣」で映像になる。「よ」で軽く詠嘆。
中七・下五が(「仰げば尊し」の)歌詞を借りすぎ。
歌詞の力にどっぷりおんぶしている。
「教えの庭よ」は諦めてもらう。
ここで小さくもう一つ詠嘆できる。
2音入れて「いざさらば」と展開する。
例えば、楠は高く、古巣も高いところにある。
見上げる視線でいくなら「雲」と書いたらどうか。
見上げる視線の向こうに卒業の思いがゆっくりと滲んでくる。
梅沢永世名人 あ~いい!
夏井先生 こういうこと。
梅沢永世名人 あ~いい!

●解説のポイント
「古巣」は季語ではなく比喩の可能性も
「教え」で学び舎が自分の古巣に思う
学校に多い「楠」で映像化を
「仰げば尊し」の歌詞を借りすぎた
「古巣」を見上げる視線で「雲」も詠嘆

添削後
 古巣よ雲よ いざさらば

★次回3/16(3/9はWBCのため休止)も春光戦予選。Bブロック兼題は「引越し」、Cブロック兼題は「入学」です。


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コメント

Aブロック感想

自分としては段位的に大本命と目していた横尾名人を、過去1年、出演すれば良い句を残している昇吉さんが覆したと感じられました。横尾名人の句についても、スラムダンクを映画関係なしに何度も読み返した自分としては好みでしたが。

5位 松岡さん
①三段切れであり、今の若い子にはピンと来ないかもしれないが、「仰げば尊し」の歌詞を②引用しすぎた。
歌詞を全く知らないとしても、卒業というテーマで、古巣と教えの庭とくれば、古巣=教えの庭と取れる内容で、③季語が比喩的に感じられてしまうのが痛い。
通常回の査定なら、①~③の理由で後退となってもおかしくない句だった。

4位 北山さん
「上履きの文字が滲む」とあれば、商品ロゴか油性いペン等で書いた自分の名前が滲むと捉えられる。それは洗濯を重ねたからかもしれないし、足の脂によるものかもしれない。この上で「卒業」と下句にあるから、「涙のせいで滲んで見える」というのは、連想の範囲。
また、上履きの文字が涙に滲んで見えるなら、他のものも滲んで見えるはず。
よって、わざわざ「文字『も』」と書く必要はなかった。

卒業式とすると、その式の間だけ文字が滲んで見えたように見えるけど、卒業すとすると、「卒業したんだな」という実感がじわっと残っていく気がする。

3位 犬山さん
三段切れなものの、中七と下五はしっかり嚙み合っている句だった。
だが、季語選びがどうだったのかな、と。
春光とは、春の日差しであり光に主軸を置く、春の風景を示す季語だから、この句だと、「春の日差しが感じられる風景の頃となった、冬場に履いてなかったルーズソックスを出した、衣類の芳香剤臭いから、全部一回洗濯しとこう」というような展開にも見えてしまう。つまり、季語「春光」が卒業だけでない意味も読み手に与えてしまう点、もったいなかった。

2位 横尾名人
先に書いた通り、私自身スラムダンクが好きで何回も通しで読んでいます。そんな人が詠み手になった場合、最近の映画化もあって、「桜」と「1on1」でスラムダンクを想起してしまいます。主人公が「桜」木という、バスケ漫画ですので。

想起できた場合だと、「桜」から漫画の主人公を思い、テーマから卒業を思い、卒業式の日かその前後かに、学ランの腕を捲って誰かと1on1をしているのです。
場所は上句の夕桜から、恐らく野外で、主人公やそのライバルが練習をしたリングのある公園であろうかと。そしてまた、1on1をやっているのが卒業生の主人公だとしたら(漫画スラムダンクは何年も週刊誌に掲載されましたが、劇中の時間経過は半年にも満たない)、漫画とならなかった主人公の2年半とはどんなものだったか、そして、卒業というテーマ、そんな中の夕桜、その1on1の相手は誰か(やはり流川か?)、勝敗は、などと思い始めます。

そんな夢をくれる句でした……けども。


1位 昇吉さんの句
卒業式は学校の種別や地域差もあります。例えば私の住む県の県立高校では3月1日に行われたり、中学なら3月中~下旬、出身大学だと3月下旬に学位授与式が行われます。

テーマ「卒業」に対して季語「三月」を選んだのは、実際の式典が年代や地方によってばらけているので、的確だったと思います。読み手によっては、例えば高校卒業と大学卒業を同時に思い出すかもしれません。

そしてまた、卒業式を迎えても三月の日々が残っている可能性もある訳です。

3月1日に卒業はしたが、進路(合格発表結果)が決まってないとか、そういう状況もありえるし、3月下旬に卒業式に参列はしたけど、就職先が決まってないとか。

この辺、大学受験の予備校が大繁盛し、かつ、就職氷河期世代である世代の方辺りには、「託せるものがない」‥‥‥とにかく先行き不安な気持ちだったと思ったことがある方には突き刺さるのではないかと。

そんな句でした。

二階堂高嗣が低く評価されるのは型が同じなだけでなく、才能アリを取ってきてから天文の季語ばかりでワンパターンに拍車をかけているのもありそう。

「初虹」「春の虹」「梅雨曇」「夕月夜」「初霜」「ダイヤモンドダスト」……そろそろ動植物や生活の季語も使って欲しい。

昨日のプレバト

かつての優勝経験者(横尾くん、犬山さん、北山くん)が2位以下に沈むといい、昇吉さんが1位になるといい、初っ端から大波乱の連発でしたね。(3/9はWBC 日本×中国を放送するため休止)

段位一覧に勝村さんがいませんでしたよ。

1位の句

1位の句を見て、モヤモヤすることが…

・3月と言うのは移動性高気圧の影響で天気が変わりやすいと言われます。作者の説明で、3月の水色の空、とありましたが、なぜ3月の空は水色だと決めつけるのかが分かりません。曇り空や雨空だと水色ではありません。しかも、テーマが卒業ですから、卒業式の空のことを言っているのでしょう。となればなおさら、自解のときに「水色」と言わない方が良かったと思います。「3月の不安定な空に託せるものがありません」と言われれば納得ですが…。

・この方の句は、上五に4文字の季語を置いて、その後に「の」という助詞を置くパターンばかりです(しかも切れがない)。二階堂さんには散々型の話をしておいて、この落語家さんは1つの型しか使っていない。どういう経緯で特待生になったか分からないですが、少し二階堂さんに厳しい気がします。

句自体は良かったです。写真俳句でも普通の俳句でも評価が高い1句だと思いました。

犬山紙子さんの句の感想と北山さんの感想がごっちゃになってました。すいません

今回は

最下位、松岡充さん

正直唖然としました。平場の査定でも才能ナシレベルです。

三段切れ
パクり

ちょっと先行き不安です。

4位、北山さん
悪い癖が出ちゃいましたね。季語を信じて、淡々と映像書いたほうがよかったかなと。
「す」の韻律、中七の母音「U」の発音の韻律とテンポとしてはよかったかなと。

3位、犬山紙子さん

「春光」の使い方がちょっと微妙でしたね。ストレートに「卒業や」でよかったのではないかと。

2位、横尾名人
わかる人にはわかる、オリジナリティがあるかどうかという問題ですかね。映画をみてないから、ここら辺に関してはノーコメントです。
俳句そのものでいえば、一読して判断するよりも、何度も読んで味わいが増すタイプですね。

他のブロックがどのようになるかはわかりませんが、予選突破が確実とは言い難いかもですね。

1位、春風亭昇吉さん
驚きでしたね。映像は空だけであとは心情なのに、こうも伝わるとは、、、
個人的にはこの句の良かったところは切れを入れずに上五から下五まで繋がってるところかなと。
少し気怠いリズムがネガティブな心情をより引き立ててますし、それが「三月」という季語をより主役に引き立てているかなと。

最後に拙句を詠ませていただきます。

アシスタント卒業フリージアを抱く

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