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【秀句2018】プレバト!! 俳句の全昇格句&才能アリ句一覧

2018年に放送されたプレバト!!の昇格句(特待生)と前進句(永世名人への道)および才能アリの句の全一覧です。
基本的には直近の句から掲載しますが、昇格句は特待生ごとに、才能アリの句は得点ごとに分けて掲載します。
☆は名人位、●は特待生です(2018年末時点)。

昇格句&前進句一覧
梅沢富美男 4句
「嬰児の 寝息の熱し 砂日傘」
「道ばたの 花束ひとつ 虹立てり」
「友ふたり 卒業の日の 病室に」
「じっちゃんの 咳(しわぶき)ひとつ 澄んだ空」

藤本敏史(FUJIWARA) 4句
「タイカレーの ラムは骨付き 銀杏散る」
「歩行量調査 戻り梅雨の 無言」
「新幹線 待つ惜春の チェロケース」
「タッパーを 持ってモツ煮屋 春の宵」

東国原英夫 8句
「炊き出しや 並べば遠き 秋の雲」
「草茂る 洞窟のこと 他言せず」
「調停の 席着く妻の サングラス」
「梅雨明や 指名手配の 顔に×」
「青嵐 黄綬受章の 父の眉」
「春深し 象舎の壁の 罅長く」
「ビル鎮火 濁水まみれの たんぽぽ」
「柩追う 犬ごと攫う 雪しまき」

村上健志(フルーツポンチ) 7句
「真夜中の 花屋の灯り 秋澄めり」
「作家別に 揃え直して 夜は長し」
「八月の 海を置き去る バイクかな」
「給茶機の上の 軋めく扇風機」
「象の糞 豊かに崩れ 穀雨かな」
「元素記号 ふたつ忘れて 春の風」
「オルゴールの ネジ巻く妊婦 窓の雪」

横尾渉(Kis-My-Ft2) 1句
「おもひではぽろぽろ 遠い二重虹」

千賀健永(Kis-My-Ft2) 1句
「梅林の 海を断つ 鉄路の光」

中田喜子 2句
「段葛 きやらぶき弁当 かかへゆく」
「分校の一樹 入学児一名」

三遊亭円楽 1句
「段雷に 靴紐きつく 秋の朝」

ミッツ・マングローブ 1句
「打たせ湯の肩 夜をしのぶ 雪女郎」

千原ジュニア  3句
「舌先に 鰡子(からすみ)の粒 現れる」
「雛壇を 静かに登る 老いた猫」
「子らが木を 揺らし降らせる 雪の花」

立川志らく 3句
「婆やは蜜柑 食べ続ける妖怪」
「晩秋や 乱歩を読みて 窓に蟲」
「啄木の 顔して帰る 盆休み」

松岡充 1句
「石段を 帰る石竜子や 星一つ」

※特待生 石田明(NON STYLE)、岩永徹也、柴田理恵、北山宏光(Kis-My-Ft2)は該当なし。

○【才能アリ一覧
73点
「夕空を ドクターヘリや 落葉焚」 坂下千里子
「手袋を 外して撫でる 猫の喉」 ●北山宏光(Kis-My-Ft2)
「追憶や つま先濡らす 走り梅雨」 別所哲也

72点
「温め酒 あとは巴水の 木版画」 片岡鶴太郎
「初恋と 秋の陽香る 古書百円」 相田翔子
「降り立ちて 夜のしじまに あいの風」 ●柴田理恵
「区役所で 秋の声聴く ソファ席」 河中あい
「ガンジーのような 足が出る 砂日傘」 ●立川志らく
「かき氷 思ひ出に色 加えたり」 ●岩永徹也
「Yシャツ眩し 白南風の 丸の内」 伍代夏子
「夕立晴れ 二時間待ちの 帰郷シーン」 吉本実憂
「原爆忌 あいつと青く 飛んだ日々」 ●北山宏光(Kis-My-Ft2)
「たんぽぽの わたと飛び乗る 銀座線」 皆藤愛子
「車窓から 梅だあの娘の 校章だ」 徳光和夫
「かくれんぼ 見えるしっぽと 冬青の実」 白石糸

71点
「不夜城の 孤独にまとう 毛皮なり」 相田翔子
「息白し 熱いココアと ミシガン湖」 厚切りジェイソン
「朝の陽や 父と煮詰めた 柿のジャム」 小倉優子
「生きる人も死んだ人も 宿題かかえ 走る江ノ電」 渡辺えり
「田植終え 北の大地も 日ざし待つ」 登坂淳一
「白南風に 揺れ干すシャツの バニラの香」 向井慧(パンサー)
「男坂 追い抜かれ行く 夏帽子」 森公美子
「夏ひかげ 無音の波に 足とまる」 藤井隆
「朝桜 夕べの雨に 色をつけ」 ●立川志らく
「時刻表 はためく風は 梅もよう」 池上季実子
「冬晴れや 絵の具の青を 買い替える」 ●岩永徹也
「冴ゆる月 眠りにつけぬ 深夜便」 パックン

70点
「師走の夜 ゆ屋の湯気見え 途中下車」 津田寛治
「オリオンよ 俺にシャウトを させてくれ」 ダイアモンド☆ユカイ
「きゝ慣れし 聲のあたらし 秋の婚」 筒井真理子
「新米で 普段の朝が ひかりだす」 磯野貴理子
「渋滞の 窓コツリ京の どんぐりか」 的場浩司
「星月夜 オペラ幕間の ティータイム」 髙田万由子
「爽やかに 早まる鼓動 待つバトン」 潮田玲子
「晴天に 雲描く筆 花すすき」 白鳥久美子(たんぽぽ)
「魂祭 父の香を追う 書斎かな」 岡江久美子
「秋の宵 独身女と サンマ缶」 篠田麻里子
「発車ベル 秋風めくる 参考書」 白鳥久美子(たんぽぽ)
「夏逝くや 離郷の尾灯 連なりて」 武井壮
「カナブンに 撃たれて起きる 郷の駅」 光浦靖子
「堂々と 熱砂蹴散らす オスプレイ」 ISSA(DA PUMP)
「決戦の 熱冷めやらぬ 氷水」 土屋太鳳
「路地裏の 記憶をたどる かき氷」 徳光和夫
「雪国の 青き紫陽花 バスを待つ」 森公美子
「傘閉じて 路面に沈む 梅雨夕焼」 横澤夏子
「五月雨や 床の間の花 匂い立つ」 馬場典子
「更衣 シャツに空色 そっと添へ」 ●立川志らく
「石段を 200数えて 夏の空」 ●岩永徹也
「鎌倉宮 新緑すくう 柄杓かな」 髙田万由子
「窓の枠 狭しとうねる 鯉のぼり」 石田たくみ(カミナリ)
「象の歩に 見えては隠る 雀の子」 桜雪(仮面女子)
「えんぴつに 桜の歯型 入学式」 ●岩永徹也
「台本の ラストの「……」(てんてん) 春の宵」 吉本実憂
「校長の 眼鏡にうつる 春の風」 勝村政信
「陽光で 畳の香立つ 雛の間」 ●北山宏光(Kis-My-Ft2)
「五歳児の 頬の産毛や 風光る」 鳥越俊太郎
「路地裏の闇 嬌声は猫の恋」 ●松岡充
「節分の 豆煎る母の 袖を引く」 松原智恵子
「福島の 軒の氷柱に 透ける空」 河合郁人(A.B.C-Z)
「老犬の 寝息愛しき 夜半の冬」 ●柴田理恵
「雪晴れた 五時間待ちの テイクオフ」 篠田麻里子

番組対抗戦の才能アリ(得点発表なし)
1位「トランプを 一旦伏せて 初詣」 ●千原ジュニア

タイトル戦優勝句
 冬麗戦  「雪原や 星を指す 大樹の骸」 ●千賀健永(Kis-My-Ft2)
 俳桜戦  「花震ふ 富士山 火山性微動」 ☆東国原英夫
 炎帝戦  「旱星 ラジオは余震 しらせおり」 ☆梅沢富美男
 金秋戦  「廃村の ポストに小鳥 来て夜明け」 ☆梅沢富美男

▼過去の記事はこちらから▼
2017秀句



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コメント

Re: タイトルなし

もりりん様

いつも閲覧頂きありがとうございます。
ご指摘の箇所訂正致しました。すみませんでした。

志らくさんの所に円楽さんの句(段雷に靴紐きつく秋の朝)が書いてあります。
(晩秋や乱歩を読みて窓に蟲)が抜けているのだと思います。

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