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20221124 プレバト!!俳句紹介【ピザ窯】

2022年11月24日放送 プレバト!!
出演者が詠んだ俳句を紹介します。
※講評・編集後記の更新までしばらくお待ち下さい。

挑戦者→高瀬愛奈[初],渡辺満里奈[7],坂井良多[初],大貫勇輔[初],北山宏光[47],馬場典子[24],梅沢富美男[180] ※数字は挑戦回数

●お題:ピザ窯
ピザ窯

※番号クリックでリンク内移動します。
1才能アリ1位70点高瀬愛奈
(日向坂46)
冬銀河打ち上げピザはナポリ風ふゆぎんがうちあげぴざはなぽりふう
2凡人2位55点渡辺満里奈
400℃火の如赤き父のセーターよんひゃくどひのごとあかきちちのせーたー
3才能ナシ3位30点坂井良多
(鬼越トマホーク)
炭ドームチーズとトマトの一騎討ちすみどーむちーずととまとのいっきうち
4才能ナシ4位15点大貫勇輔
炭火前早く運べとサラミの目すみびまえはやくはこべとさらみのめ
53級で現状維持北山宏光
(Kis-My-Ft2)
雪催煤切れを待つ耳赤くゆきもよいすすぎれをまつみみあかく
62級で現状維持馬場典子
ピザカッターの先に居るずわい蟹ぴざかったーのさきにおるずわいがに
7永世名人48句で掲載ボツ梅沢富美男
ピザに焼く上顎の皮雪催ぴざにやくうわあごのかわゆきもよい
順位発表順:2位→3位→最下位→1位
→編集後記

🔷挑戦者語録

渡辺満里奈○2△3×1※前回は「しんとした駅前横切る孕猫」で才能アリ。特待生昇格の可能性も十分。
「先生のYouYube(→夏井いつき俳句チャンネル)を登録して、YouTube観てるので、渾身の一句をひねり出そうと思って頑張ってきました」
大貫勇輔初挑戦※肉体美を誇るダンサー。
「苦労したというか、夏井先生の本も買ってしっかり勉強させて頂いて、名人の森口瑤子さんとも仲良くさせてもらってるので、森口さんにも恥をかかせないように、しっかりと勉強したいと思います」
金ちゃん「浜田さん、あとウチの母親が大貫さんの大ファンで…」
「ほんとですか?(→お辞儀をする)」
金ちゃん「ダンスがめちゃくちゃお上手なんで、良かったら今日披露していただければ…」
浜田「マジで?」
「少しだけ」
♫音楽に乗せてダンスパフォーマンスを披露、ポーズもバッチリ決める
浜田「何してんねん、お前」(→頭をどつく)
「(ドツキを)もらえた!」
浜田「もらえたやないねん。あんな回転する思えんかったから。びっくりした今」
「もらえてホント嬉しいです(笑)」
浜田「ありがとうございます」
***
「まあ、そうですね。僕が1位かな」
高瀬愛奈初挑戦※日向坂46のメンバーで、小学生の頃はイギリスで過ごした帰国子女。水彩画で才能アリを獲得した加藤史帆と出演。
浜田「エエとこの子なの?」
「えっ、全然です。普通の会社員です」
浜田「うわ、大阪弁やん(笑)」
「大阪です、出身」
浜田「あ、そうなんですね」
***
「(3位より)下はないんじゃないかなと正直思ってます」
坂井良多初挑戦※鬼越トマホークのボケ担当。今年8月、元アイドル・早乙女ゆみのと結婚。水彩画で才能ナシだった金ちゃんと出演。
浜田「(奥さんから)なんか言われましたか?」
「もし1位を獲ったら、一緒にお風呂入ってくれるそうです」
高瀬「ひぇ~!」
浜田「お前『ひぇ~』言われてるやん」
「夫婦なんで」
浜田「いや、そらそうですよ」
高瀬「まあまあまあまあ」
★ランキングシートの分布は才能アリ1名、凡人1名、才能ナシ2名

夏井先生 伝えたいこと自体が非常にくだらないという句もあります。

●それでは順位別に見ていきます

◆1位 才能アリ70点 高瀬愛奈(日向坂46)
冬銀河 打ち上げピザは ナポリ風
※季語「冬銀河」は冬の夜空にかかる天の川のこと。

梅沢永世名人 うん。   

【本人談】
年末に(日向坂の)メンバーで軽く打ち上げ的なことをする。その時に毎回ピザが出てきて、年末なので結構冬の寒い日だったことを思い出したりする。それをシンプルに書いた句。

梅沢永世名人 いや、素晴らしい句ですよ。
本人 え~、へっ。
梅沢永世名人 一つおじ様がね、ポイントを押さえてあげると。「打ち上げピザがナポリ風」ってのがちょっと大袈裟だったかな。それもうちょっと考えるともっと素敵な句になる。
本人 ありがとうございます。
梅沢永世名人 わかんない時には、おじ様に連絡寄こしなさい(笑)。
浜田 なんでや。
本人 優しい。

夏井先生 
基本型をちゃんと勉強しているのをまず褒めないといけない。
本人 ありがとうございます。
夏井先生 まず「冬銀河」という広い大きな季語から。
カットが切り替わって「打ち上げ」。
明るい賑やかさ・人の声。
「打ち上げピザ」と一塊の処理も良かった。
そして「ナポリ風」と最後の着地も良い。

季語以外のフレーズは、賑やかで楽しくて明るいフレーズ。
それに対し、季語の冷たさ・美しさと対比出来ている。
もうこの人は、このまんますくすく成長してほしい。
直しは要らない。

本人 え~!凄い。ありがとうございます。

●解説のポイント
基本型の勉強を褒めたい
天の川の大きな季語でカットを切る
「打ち上げピザ」の一塊の処理も良い
最後の着地も良い
明るい賑やかさ・人の声
季語の冷たさ・美しさと対比された
このまますくすく成長してほしい

添削なし


◆2位 凡人55点 渡辺満里奈
400℃ 火の如赤き 父のセーター

梅沢永世名人 うん…。

【本人談】
ピザを焼く適温が400~500℃と言われているらしい。その激しい火を思い浮かべた時、凄い性格の激しい父を思い出した。凄く赤いセーターが大好きで、激しい性格と火とセーターを思い浮かべながら書いた。

梅沢永世名人 あの~ピザなのか、ピザ窯なのか。全く分からない。何を言いたいのかってのが、全く分からない(笑)。
本人 全くってことないですよね。
金ちゃん 厳しいなあ。

夏井先生 
言いたいことはちゃんと伝わる
(むしろ)「全く分からない」と言ってる人が全く分からない(笑)。
梅沢永世名人 ごめんなさいね!
夏井先生 これは勿体ないところが複数ある。
まず「400℃」。ピザ窯の火の温度が400~500℃だと調べたのは偉い。
ただ「400℃」の温度だけでは具体的なイメージが浮かばない。
例えばこれを…。
浜田 「ピザ窯」。
夏井先生 そうそう。今誰かが仰った。
ピザ窯の」で映像を確保できる。
「如赤き」が勿体ない。「火のいろ」で一回カットを切る。
まずピザの映像が浮かぶ。
「父のセーター」で余韻を持たせる。
「は」の後ろの部分を読者が色んな風に想像してくれる。

本人 なんか「セーターは」って余韻を残されたことで、わっと父の映像が浮かんできて、泣きそうです。

●解説のポイント
言いたいことは伝わる
梅沢の「全く分からない」が分からない
勿体ない点は複数ある
ピザ窯の温度だけでは具体性がない
「ピザ窯の」で映像を確保
「如赤き」も不要
「火のいろ」でカットを切る
「セーターは」で余韻を持たせる
余白を読者が色々と想像できる

添削後
の火の 父のセーター


◆3位 才能ナシ30点 坂井良多(鬼越トマホーク)
炭ドーム チーズとトマトの 一騎討ち

浜田 ふふっ。

【本人談】
ピザ窯はドーム型。中が火で燃え盛っているため、格闘技大会をする東京ドームの感じに見えた。それで「ピザ窯」という東京ドームのメインイベントで、チーズとトマトで一騎討ちしているという。

北山 これは完全に初心者がやりがちの擬人化というか。
浜田 なるほど。
本人 擬人化?
北山 よくわかんないっすね(笑)。

夏井先生 
この句が伝えたいこと自体が非常にくだらないという句(笑)。
まず「炭ドーム」。
確かに「炭」は冬の季語だが、ピザ窯なら「ピザ窯」となぜ素直に書かないのか。
「ピザ窯」と書けばひとまず問題が少なくなる。「ピザ窯は」。
高瀬 シンプルでいいんだ…。
夏井先生 「トマト」が夏の季語として残る。
これであなたの言いたいことはひとまず伝わる。
「一騎討ち」というのが非常に幼稚な擬人化だと思う(笑)。

金ちゃん 幼稚ですよね、これは。
本人 でもここまで言われる人の下がいるわけですよね(笑)。
金ちゃん そう。

●解説のポイント
伝えたいこと自体が非常にくだらない
「炭」は冬の季語
上五は「ピザ窯」となぜ素直に書くべき
「トマト」は夏の季語
「一騎討ち」が非常に幼稚な擬人化

添削後
 チーズとトマトの 一騎討ち


◆4位 才能ナシ15点 大貫勇輔
炭火前 早く運べと サラミの目

本人 ほら、かわいいでしょ。いや、もう絵が見えません?  

【本人談】
炭火の前で完成したピザ。上に置かれたサラミの目が光ってこっちを見て、慌ただしい厨房の中で「早く運べ!」ってピザがこう叫んでいる。

馬場 ははっ。また擬人化が来たと思って。いや、ちょっとやっぱり理解するのが難しい。
浜田 ハハ。てか「サラミの目のようだ」的な感じなら良いんじゃないですか。例えば。
梅沢永世名人 まあね。
浜田 「サラミの目」じゃなくてね。わかんないです、勝手なこと言ってます、はい(笑)。

夏井先生 
これこそ分からない。
「炭」が季語のため、炭火が「爆(は)ぜる」くらいしか言えることがない。
炭火爆づ」で炭火が爆ぜるという意味になる。
ここでカットが切れる。
問題は浜田が言った所。
「サラミの目」ではなく、これが比喩「ようだ」「ごとく」という書き方にすべき。
「サラミの目」と言われたら気色悪い(笑)。どう考えても。
「サラミは目のごとく」としておく。
真ん中も「運べ」と言っている場合ではない。
ピザ」であることをしっかりと押さえる。
これで言いたいことはひとまず通じる。
でもそんな悠々と拍手してる場合ではない(笑)。
どう考えてもこの句を読んで美味しそうに見えますか?相変わらず気色悪さだけが残る(笑)。

本人 ちょっと前衛的過ぎたのかな?
浜田 やかましいわ!(笑)

●解説のポイント
これこそ分からない
季語を活かすため「炭火爆(は)づ」くらいに
下五は比喩「ようだ」「ごとく」と書くべき
「サラミの目」では気色悪い
真ん中も「ピザ」と押さえる
これでひとまず通じる
悠々と拍手してる場合ではない
直しても美味しそうに見えない

添削後
炭火 のサラミ 目のとく


★特待生昇格試験★

→<3級>・北山宏光(Kis-My-Ft2)は、去年11月から5回連続で現状維持。
浜田 ちょっとちょっと。
北山 そうなんですよ。低空飛行なんですけど、(炎帝戦で優勝した句の)「スマホ死す(画面に浮かぶ指紋と月)」から、ちょっと自分の中でペースおかしくなっちゃって、それをちょっと気分を変えて新しいスタートだと思って今回は頑張りたいと思います。

◆『雪催 煤切れを待つ 耳赤く 北山宏光(Kis-My-Ft2)

【本人談】
「雪催(※ゆきもよい:今にも雪が降りだしそうな天気のこと)」は雪が今にも降りそうな空模様で、勿論寒い。「煤切れ」(※窯の内部の温度が500℃を超えた時、黒い煤が白くなっていく現象)は、ピザの窯の温度が500℃近くなってくると黒い煤が白くなってくるのが煤切れということ。それを待つ人が窯の温度と外の温度で耳が赤くなる。どうでしょうか。

馬場 「煤切れ」って言葉を初めて知ったんですけど。ピザと言わずにピザを表現するの、私は難しくて(諦めた)。凄く素敵です。情景が目に浮かびます。

★評価ポイント
下五「耳赤く」の是非

■査定結果
3級で現状維持

理由:読者への配慮が足りない

馬場 耳ダメなの?

夏井先生 
やろうとしていることは良いと思う。
特に「煤切れ」を見つけ出したのもとても良い。
あまり馴染みがない読み手もいるのではないかと思う。
この句は、読者への配慮を足せば俄然共感してくれる人の数が増える。
そのためにどこを諦めることが出来るかというと最後の「耳赤く」。
「耳赤く」はある程度想像の範囲になる。
「火」で耳が赤くなることもあれば、雪催の寒さで耳が赤くなることもあるかもしれない。
ここは言わなくても想像できる範囲内にある。
そうなると、語順を逆からいって映像を先に確保する。
「ピザ窯」でも良いが、この句は「石窯」が似合うかもしれない。
石窯の煤切れを待つ雪催」。
梅沢永世名人 あら。いい。
夏井先生 石窯がスッキリ見えて、「煤切れ」と言われると"この石窯の中の煤"だと分かる。
「煤切れ」を知らない人でも歩み寄れる。
惜しかったですね。

本人 めっちゃ悔しいっすね(笑)。これ僕傾向が出てきました、これ。僕いつもこの五七五に自分の入れたいことを多く入れすぎるというのが、毎回の上がれない理由だなというのが。
夏井先生 偉い偉い。こうやって学んでくれると嬉しい。この学ぶ姿勢を是非二階堂君にも伝えて下さい(笑)。
本人 言っときますー。

●解説のポイント
やろうとしていることは良い
「煤切れ」を見つけ出したのも良い
読者への配慮を足して共感しやすくする
「耳赤く」は想像の範囲で今回は諦める
語順も逆から
「ピザ窯」よりこの句は「石窯」が似合う
"石窯の中の煤"だと分かる
「煤切れ」が初耳でも歩み寄れる
今回は惜しかった
(本人 自分の言葉を入れすぎる傾向がある)
こうやって学んでくれると嬉しい
学ぶ姿勢を二階堂君にも伝えて

添削後
 煤切れを待つ 雪催

→<2級)・馬場典子は2回連続で昇格中。
馬場 プレバト!!今年で10周年ということで、こないだ品川駅で過去の作品沢山載せられたじゃないですか。
→プレバト!!10周年記念ギャラリーと題し、品川駅の44の電子モニターに176作品を展示した(※現在は終了)
馬場 母からも「見たよ~」って送られてきて、その写真見たら中田喜子さんの句(「とき」発車旅憂わしき花追風)だったんですよ(笑)。探せば私の句(→啓蟄の決意辞表とショートヘア)もあるのに!中田さんのだけ送ってきて(笑)。身内から固めないといけないなと。
浜田 そらそうや。分かりました。

◆『ピザカッターの 先に居る ずわい蟹 馬場典子

【本人談】
ピザはホントに楽しい食べ物で、適当に具も散らしてるからメインの具が固まっている所とかチーズしかない所とか。カットする時、楽しくもありドキドキもするという、ピザ大好きという瞬間を季語の「ずわい蟹」とメインの具のずわい蟹にフォーカスしてみた。

梅沢永世名人 ちょっと上を狙うには乱暴だったかな?
本人 ああ…ええ~?
梅沢永世名人 「先に居るずわい蟹」。ずわい蟹がこのままズボっと居るように読んでしまった。私はね。ちょっとこのずわい蟹が大袈裟だったかなと思いますね。

★評価ポイント
中七「居る」の動詞の是非

梅沢永世名人 なんだい。関係ねえじゃねえか。
浜田 全然ちゃうやないか。

■査定結果
2級で現状維持

理由:(「居る」はいらない)

北山 仲間だ。
浜田 先生、さっき永世名人が「『ずわい蟹』が大袈裟や」と言ったんですけど。

夏井先生 
あながちその受け止め方は間違っていない。
なぜそう感じるかというと、「居る」の擬人化が入るため「ずわい蟹」が悪目立ちする。
梅沢永世名人 そうなの。
夏井先生 おっちゃんはそういう感覚を受け取ることはできる。
でも「なぜそうなるか?」のという理由を言えない(笑)。
ちょっと冷静になりたい。
「先に」の「に」があれば、「先にずわい蟹」で「居る」はなくても良い動詞になる。
本人 あ、そうか。
夏井先生 なぜ「居る」を持ってきたかというと、七五五で17音にする意識が先に来てしまったから。
こういう時こそ、上五を字余りにする技を使った方が、ずわい蟹を描くことはできる。
「ピザカッターの」までを先に持ってくる。
「先にずわい蟹の」の後に色んな蟹の描写を入れられる。
「かたまり」「こんもり」で映像になる。
逆に「ピザカッターの先のずわい蟹を」の後、「睨む」「どうする」で読者の心情にもなる。
あなたなりに工夫すれば、この句は一晩で良い句に変わると思う。

●解説のポイント
(梅沢が「ずわい蟹」が大袈裟と指摘)
指摘はあながち間違っていない
「居る」の擬人化で季語が悪目立ちする
「先に」とあれば動詞「居る」は不要
七五五にする意識が先に来てしまった
こういう時こそ上五を字余りにする技を
「ずわい蟹の」の後に描写を
「かたまり」「こんもり」で映像化
「睨む」「どうする」で読者の心情にもなる
最後を作者が工夫すれば一晩で良い句に

添削後
ピザカッターの 先にずわい蟹 
『ピザカッターの 先にずわい蟹 
『ピザカッターの 先ずわい蟹 
『ピザカッターの 先ずわい蟹
を どうする



★永世名人 富美男のお手本★



◆『ピザに焼く 上顎の皮 雪催 梅沢富美男

【本人談】
皆さんも経験があると思うが、ピザは熱い。食べるとよく火傷をする。ベロッと。「いや~熱い熱いな」と思いながら、ふと空を見るとそろそろ雪が降りそうな天気だったという心境を詠ませて頂いた。

北山 「あるある」を俳句に落とし込むって言うのが名人というかね。
本人 あ~嬉しい。

■査定結果
永世名人48句で掲載ボツ

理由:わかりきったことを書くな!

北山 えっ?
高瀬 厳しい。
(査定評後)
一同 (笑)。
本人 何?

夏井先生 
「ピザに焼く上顎」なら「皮」に決まってるでしょうよ。
なんでこれいちいち書くんですか。

本人 かっ…(笑)。
金ちゃん 聞いたことない声。
夏井先生 ピザに焼く上顎っていったら絶対皮ですよ。
この3音をどう使うかで「雪催」という季語が活きるかどうかになる。
この3音分を「ピザに焼く上顎○○○雪催」と雪催の描写に使ってよい。
難しければ最後に字余りで「しんしん」などのオノマトペにすれば、字余りが気にならない。
句またがりで季語がちゃんと主役に立つ。
最初「の皮」は本人の凡ミスだと思ったが、今分かりました。
卒業したくないからわざとやってるんだ

本人 いやいや。
浜田 あ、そんなことされるんやったら。

●解説のポイント
「ピザに焼く上顎」なら「皮」に決まってる
なぜ「の皮」をいちいち書くのか
この3音をどう使うかで季語が活きる
難しければオノマトペ「しんしん」など
字余りが気にならない
句またがりで季語が主役に立つ
最初「の皮」は本人の凡ミスだと思った
卒業したくないからわざとやってる

添削後
ピザに焼く上顎 雪催

浜田 これはもう処分させていただきます。いきます、せぇ~の、ドン!
(シュレッダー演出)
浜田 ちょっと紙増えたね。(像は)完成したけどね。これはもう仕方ない、世に出せないと。
梅沢永世名人 いやいや、皮ベロぐらいはどうってことないだろ!皮ベロぐらい!(笑)

★次回12/1の兼題は「カラオケ」です。

編集後記
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コメント

今回の自分の好きな場面は、北山さん自身の課題を自分で見出だしたところです。
ちゃんと言葉に出来たことは、なんとなくではなく、課題をしっかり自覚したということですから。
夏井先生の仰っていた俳句の器の大きさが見えてきたことで、いい作品が出来そうですね。

発表順に

2位の句
原句については下句の字余りに果敢に挑みました。しかし、やはり温度という目に見えない、しかも400℃というちょっと想像のしにくい熱さが損でした。
添削句で音数調整が入り17音に。確かに番組を見てから添削句をみると、詠み手のお父様のの人柄等を思えます。しかし、この句だけ見ると倒置法を使い、その効果で「父のセーター」が印象付けられます。これでセーター(季語)が強調されましたが、お父様の人柄にまで考えが及ぶかと言えば少し疑問ありです。お父さんが着ているセーターがピザ窯の火の色であるが、これを誰が編んだとかプレゼントしたのかという方向で詠み進めかねないからです。

3位の句
炭ドーム→炭でできたドームか、炭をドーム状に積んだ?と一瞬思いましたが、まあピザ窯だろうと。その中でチーズとトマトが一騎討ちをしてるのだから、マルゲリータでも焼いてるのだろう、くらいは。一騎討ちを「溶け合って」などにしてもピザを焼いてるだけの絵面になるでしょうか。

4位の句
感心したのは浜ちゃんの指摘でした。的確でしたね。
「サラミの目」。擬人化というより漫画化というか戯画化というか、そのような喩えだったかと。
現実的な映像だとしたらホラーかもしれませんね。
どっちにしろ美味しそうには思えない点では同じでした。

1位の句
中七「打ち上げピザは」は「打ち上げの」と助詞が欲しいところですが、こうすると中八になり、リズムも悪くなる。かといって「は」を取ると三段切れになります。寸詰まりにはなりますが、意味が通じるので一塊に「打ち上げピザ」としたのでしょう。
あとは季語と十二音の衝突。外で冬銀河を見上げるのと打ち上げの対比。冬銀河を見上げたのは打ち上げの前なのか後なのか、それとも最中なのか、どんな気持ちかと、読み手に委ねられてるのも良かったと思います。

北山さん
初め下五の「耳赤く」の理由が「雪催い」のせいかと思ったのですが、「煤切れ」の言葉の意味を知ると、窯の熱気のせいかと分かります。
窯に薪をどんどんくべてるなら、そりゃ熱くて耳も赤くなるな、と分かると、いらない情報だと理解しました。
となると、馴染みのない言葉の意味を補足したり、季語を一層立てる言葉を入れることを求められたのかな、と。

馬場さん
一見して「に居る」が不味かったです。ピザカッターが置いてあり先端付近にズワイガニも置いてある。下手をすれば(漫画的ですが)ピザカッターの先端でズワイガニが生きたまま留まっている、そんな絵面を思い浮かべました。

御大
初め「ピザに焼く上顎の皮」と出た時、何か(ピザの具材として)の生き物の上顎の皮をピザに乗せて焼いたのかと。
もし詠み手自身の顎だったら、焼けると分かっていて敢えて食べるのか?と疑問に思いました。(逆説的に、上顎が焼ける覚悟をしてでも食べたくなる位旨いピザ、とも思えますが)。
「ピザに焼ける」だったら誤読も無かったのでしょうし、「の皮」(具体的)まであることで、誤読も進んだかもしれません。
後は番組内での指摘通りでした。

特待生以上が現状維持かボツと、いまいちしまらない回でした。

昨日のプレバト

北山くんと馬場さんがそろって現状維持といい、おっちゃん(梅沢さん)も48句目掲載決定から4週連続ボツといい、ほとんど進展がなかった感じな回でしたね。(北山くん、いつになったら昇格できるの!?)

特待生昇格試験も中々考えさせられました

北山君、パッと見たときには中々出来上がっている印象でしたが……やはり「石窯」が映像の確保としても読み手への想像としても必要でした。そりゃ窯の前にいたら耳も赤くなるだろうさと。
6連現状維持は連続現状維持査定の歴代記録更新ですが、屈せず頑張ってほしいものです。

馬場さんの句は自分も「ピザと蟹が一緒の食卓に置かれてるの…?」と考えこんでしまいました。擬人化よりピザカッターの視点として徹底させるべきでしたね。
添削は「ずわい蟹どうする」がしっくり来ましたが、馬場さんの説明を聞く分には「ずわい蟹こんもり」と映像だけを切り取るのが本意に近いかもしれません。

そして御大。「の皮」というのが一見してわかるほど露骨な音数稼ぎだったので、熱さなどの感覚を強調するために敢えてやったのかと深読みして掲載決定もありそうと悩みましたが敢えなく…
4連続は洒落になってないっすよ。

今回はそこそこ見応えのある回でした。

先ずは高瀬ちゃん。まあセオリー通りに作ってて粗が出てないですね。夜の盛り上がっている光景がきちんと浮かんできます。「打ち上げピザ」の寸詰まり感が気になるっちゃあ気になりますが……

渡辺さんは兼題を頼りすぎる&言葉を掛けすぎるという才能アリ経験者がやりがちな失敗にはまりました。「400℃」というユニークな視点でアプローチしても、伝わらなければ意味がなかった。
添削は倒置を用いることでセーターを主点にあてる書き方がよかったです。

坂井さんは所謂「擬人化で何かやった気になる」という芸人がやりがちな典型例の句。空気階段などに続くコンビ揃っての才能ナシとなりました。

大貫さんは輪をかけて酷い擬人化。「サラミの目」というのはコマ撮りアニメの1シーンようでホラーというより滑稽さを感じました。とはいえ発想が幼稚そのものな坂井さんに勝るものはあったと思います。水彩画でも頑張っていただきたいです。

才能ナシの2人は「炭」が季語と知っただけで安心してしまったのもあるのでしょうかね。窯の中の炭というのは季語としての炭とは少し違いますけど……

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夏井いつき氏(プレバト!!出演の俳人)

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