コメント
みちょぱの句
駄々っ子を背に手を伸ばす切り身鮭
でどうでしょう?
でどうでしょう?
先週のプレバト
皆藤さんが5回連続で昇格するといい、横尾くんが3回連続で前進するといい、とにかく素晴らしかったです!
追記
5回連続で1ランク昇格したのはジュニアさん以来史上2人目。
追記
5回連続で1ランク昇格したのはジュニアさん以来史上2人目。
4位の句
針供養(を)抜いた(抜いてしまった)。切り身を妹に(なんか)した。
針供養抜きつ←「つ」は完了を示す助動詞。よって、針供養(という行事、人事)「を」抜いた。切り身を妹に(○○)した。
解釈時点で訳が分からないですね。
3位の句
駄々をこねる子を(私の)背中に伸ばす、切り身の鮭
切り身鮭までは、どうにか駄々をこねる子を自分の背中に乗せて伸ばす、ストレッチでもやってるようにも解釈できる。そこに切り身鮭が来ると、切り身の鮭の親子がストレッチをしているシュールな(もしくは、サンリオキャラの「きりみちゃん」がストレッチてる漫画的な)絵面が浮かぶ。切り身の鮭が自分達の喩えとも鑑賞できなくもないが、訳が分からないです。
2位の句
季重なり。冬近しは、映像の無い、晩秋の時候の季語。鮭は、秋の動物季語。添削を受ける前でも句としては成立している。
しかし、この句は組み合わせとして時候の方が強く前に出てくる。
冬が近い。鮭を一尾前にしてどう調理しようか思っている。もしかすると、句の中の人は毎年晩秋の頃に鮭一尾を前にし、冬が近付いてきたのだなと感じてるのかもしれない。こうなるとやはり主役は「冬近し」となるし、お題に添うなら鮭一尾を前にした添削句の方がずっと良い。
1位の句
動詞「繰る」。ググる程度だが、調べてみると、この動詞には「ひと続きのとじてあるものを順にめくる」「演劇において台詞に順序をつけ、その順に従って述べていく」とあり、稽古場、台詞繰る、とあれば俳優だと一目瞭然だった。
あとの指摘は番組通り。
皆藤名人
スーパーの籠くらいの大きさのエコバッグを肩から下げて雨の中を帰っていく人物が思い浮かぶ。5キロという重たさや雨というマイナスとも取れる要素を跳ね返しての新米のめでたさ、ありがたさ。
横尾名人
この句、ローンチを「開店」「オープン」といった4音の言葉に置き換えると凡句になりそう。あえて「ローンチ」という言葉で読み手を引き留めて、句を鑑賞させる仕掛けがあると感じた。
固有名詞やちょっと耳慣れない言葉を句に織り込んであるのと、対比表現と言う点で、非常に横尾名人らしい句だったと思う。「また?」と感じる視聴者はいるかもしれない。
御大
「鮭の秋」、秋に川を遡上してくる鮭そのものを指す動物季語だが、遡上に合わせて秋の川の風景も思い浮かぶ季語。
しかし、原句を特に兼題写真をみてから解釈すれば、大中小の弁当箱にに鮭が入っている秋であると「鮭」と「秋」がばらけて季重なりの句となってしまうし、初めに大中小の弁当箱が提示されると意外性もなくなってしまった。
久々に、「ありゃりゃ」となる回だった。
針供養(を)抜いた(抜いてしまった)。切り身を妹に(なんか)した。
針供養抜きつ←「つ」は完了を示す助動詞。よって、針供養(という行事、人事)「を」抜いた。切り身を妹に(○○)した。
解釈時点で訳が分からないですね。
3位の句
駄々をこねる子を(私の)背中に伸ばす、切り身の鮭
切り身鮭までは、どうにか駄々をこねる子を自分の背中に乗せて伸ばす、ストレッチでもやってるようにも解釈できる。そこに切り身鮭が来ると、切り身の鮭の親子がストレッチをしているシュールな(もしくは、サンリオキャラの「きりみちゃん」がストレッチてる漫画的な)絵面が浮かぶ。切り身の鮭が自分達の喩えとも鑑賞できなくもないが、訳が分からないです。
2位の句
季重なり。冬近しは、映像の無い、晩秋の時候の季語。鮭は、秋の動物季語。添削を受ける前でも句としては成立している。
しかし、この句は組み合わせとして時候の方が強く前に出てくる。
冬が近い。鮭を一尾前にしてどう調理しようか思っている。もしかすると、句の中の人は毎年晩秋の頃に鮭一尾を前にし、冬が近付いてきたのだなと感じてるのかもしれない。こうなるとやはり主役は「冬近し」となるし、お題に添うなら鮭一尾を前にした添削句の方がずっと良い。
1位の句
動詞「繰る」。ググる程度だが、調べてみると、この動詞には「ひと続きのとじてあるものを順にめくる」「演劇において台詞に順序をつけ、その順に従って述べていく」とあり、稽古場、台詞繰る、とあれば俳優だと一目瞭然だった。
あとの指摘は番組通り。
皆藤名人
スーパーの籠くらいの大きさのエコバッグを肩から下げて雨の中を帰っていく人物が思い浮かぶ。5キロという重たさや雨というマイナスとも取れる要素を跳ね返しての新米のめでたさ、ありがたさ。
横尾名人
この句、ローンチを「開店」「オープン」といった4音の言葉に置き換えると凡句になりそう。あえて「ローンチ」という言葉で読み手を引き留めて、句を鑑賞させる仕掛けがあると感じた。
固有名詞やちょっと耳慣れない言葉を句に織り込んであるのと、対比表現と言う点で、非常に横尾名人らしい句だったと思う。「また?」と感じる視聴者はいるかもしれない。
御大
「鮭の秋」、秋に川を遡上してくる鮭そのものを指す動物季語だが、遡上に合わせて秋の川の風景も思い浮かぶ季語。
しかし、原句を特に兼題写真をみてから解釈すれば、大中小の弁当箱にに鮭が入っている秋であると「鮭」と「秋」がばらけて季重なりの句となってしまうし、初めに大中小の弁当箱が提示されると意外性もなくなってしまった。
久々に、「ありゃりゃ」となる回だった。
今回は
今回は名人査定だけで
皆藤名人
以前鈴木光さんが三段切れで現状維持だった句を思い出しました。
上五「に」はそれを解消するために必要だったなと思います。
解説されませんでしたが、この句の一番のポイントは上五だったと思います。
この言葉によって、
車ではない、配達ではない
という買い物の状況が出ています。それによって、季語「新米」の重さがよりズシリとわかります。
また韻についてですが、こちらはヒップホップの要素が感じられます。この韻のリズムによって下五の負の要素が薄れ、ウキウキした様子が感じられます。
そして、そのすへての工夫が季語を主役にするためのものだったと思います。
個人的には
「エコバッグには」として775とリズムを作ったらよりよくなっていたのではと思います
横尾名人
一般的に知られてない新しい言葉を取り入れる挑戦を査定でやる勇気がすごいですね。
2通りの解釈があるようですが、
自分は「ローンチ」と「おむすび屋」を結んで解釈しました。
その場合、会社の人間と現場の人間が存在することになります。それぞれの立場の人たちが1つの仕事を成し遂げたという喜びが季語に託されてると思います。
また「おにぎり」ではなく「おむすび」とすることで人と人との結びつきや縁などが連想されるかと。
昔、「黄金の国ジパング」とされた黄金は稲穂であるという説がありますが、それを連想させる意味でも
季語が主役になっていたと思います
梅沢名人
上五「大中小」が弁当箱のことかのか、「鮭」にかかるのかが不明だったので、ボツ査定になるのはすぐにわかりました。ここは夏井先生の添削が納得しかありませんでした。
最後に拙句を詠ませていただきます
ちゃんちゃん焼き甥は野菜をモリモリと
皆藤名人
以前鈴木光さんが三段切れで現状維持だった句を思い出しました。
上五「に」はそれを解消するために必要だったなと思います。
解説されませんでしたが、この句の一番のポイントは上五だったと思います。
この言葉によって、
車ではない、配達ではない
という買い物の状況が出ています。それによって、季語「新米」の重さがよりズシリとわかります。
また韻についてですが、こちらはヒップホップの要素が感じられます。この韻のリズムによって下五の負の要素が薄れ、ウキウキした様子が感じられます。
そして、そのすへての工夫が季語を主役にするためのものだったと思います。
個人的には
「エコバッグには」として775とリズムを作ったらよりよくなっていたのではと思います
横尾名人
一般的に知られてない新しい言葉を取り入れる挑戦を査定でやる勇気がすごいですね。
2通りの解釈があるようですが、
自分は「ローンチ」と「おむすび屋」を結んで解釈しました。
その場合、会社の人間と現場の人間が存在することになります。それぞれの立場の人たちが1つの仕事を成し遂げたという喜びが季語に託されてると思います。
また「おにぎり」ではなく「おむすび」とすることで人と人との結びつきや縁などが連想されるかと。
昔、「黄金の国ジパング」とされた黄金は稲穂であるという説がありますが、それを連想させる意味でも
季語が主役になっていたと思います
梅沢名人
上五「大中小」が弁当箱のことかのか、「鮭」にかかるのかが不明だったので、ボツ査定になるのはすぐにわかりました。ここは夏井先生の添削が納得しかありませんでした。
最後に拙句を詠ませていただきます
ちゃんちゃん焼き甥は野菜をモリモリと
更新お疲れ様です
横尾名人の句。
「ローンチ」を改めて調べると「新製品を発売したり、新サービスを開始すること」と出ました。ゲームハードと同日に発売される最初のタイトルを「ローンチタイトル」とも呼びますね。
自分の中では上の句と下の句は別物という判断をしました。秋になってようやくプロジェクトが実現し、ひと段落して駅でおにぎりを食べるという、「忙しいビジネスマン」像という句。「店をオープンすること」を「ローンチ」とはあまり言わないので、そこは誤読の可能性は低いのではと思いました。
また、「お金が動くビジネス」と「『金』秋」という言葉もイメージが重なっており、その点でもビジネス用語である「ローンチ」を使った方がよりそのイメージに近づくのではという読み取り方をしました。
「ローンチ」を改めて調べると「新製品を発売したり、新サービスを開始すること」と出ました。ゲームハードと同日に発売される最初のタイトルを「ローンチタイトル」とも呼びますね。
自分の中では上の句と下の句は別物という判断をしました。秋になってようやくプロジェクトが実現し、ひと段落して駅でおにぎりを食べるという、「忙しいビジネスマン」像という句。「店をオープンすること」を「ローンチ」とはあまり言わないので、そこは誤読の可能性は低いのではと思いました。
また、「お金が動くビジネス」と「『金』秋」という言葉もイメージが重なっており、その点でもビジネス用語である「ローンチ」を使った方がよりそのイメージに近づくのではという読み取り方をしました。
(その他の人)
新妻さんは「冬近し」と「鮭」の季重なりイージーミス。「酒あるか」「友呼ぶか」という韻を踏みつつ明るい光景を入れた添削はお見事でしたね。鮭が食いたくなる。
みちょぱさん、「伸ばす」がひたすら混乱させておりました(自分は本当に麺棒とかで伸ばしてるのを考えてしまいました)。そして発想はごく普通。
ラランドニシダ、季語をまるごと比喩として使ったことで、針供養の本来の意味を知っている人からしたら(てか知らない人でも)なにがなんだかさっぱり分からない。
そしてこちらも発想はごく普通、救いようがありませんでした。
皆藤さんは今回もお見事。
新米を提げる姿がパッと浮かんできました。エコバッグと書いたのは番組のSDGs押しなんでしょうね(笑)
新妻さんは「冬近し」と「鮭」の季重なりイージーミス。「酒あるか」「友呼ぶか」という韻を踏みつつ明るい光景を入れた添削はお見事でしたね。鮭が食いたくなる。
みちょぱさん、「伸ばす」がひたすら混乱させておりました(自分は本当に麺棒とかで伸ばしてるのを考えてしまいました)。そして発想はごく普通。
ラランドニシダ、季語をまるごと比喩として使ったことで、針供養の本来の意味を知っている人からしたら(てか知らない人でも)なにがなんだかさっぱり分からない。
そしてこちらも発想はごく普通、救いようがありませんでした。
皆藤さんは今回もお見事。
新米を提げる姿がパッと浮かんできました。エコバッグと書いたのは番組のSDGs押しなんでしょうね(笑)
今回のプレバト、色々な意味で納得いかない…
まず山西さん。メタなことを言えば才能アリを必ず一人用意するという番組事情があるのかもしれないとはいえ、助詞「で」の安易な使い方や「間の」の説明っぽさ…自らの体験を組み込んでおり味覚や聴覚を効果的に刺激しているのはわかりますが、普通なら60~65点が妥当でしょう。
先生も最後のほうに少し言ってましたが、「鮭おにぎり」としてしまうと季語として「鮭」の存在感が削がれてしまうのも勿体ないところ…
続いて横尾さん。またお得意の対句かよという突っ込みは個人的な好みの話なのでやめておくとして、「ローンチ」という専門用語が本当に活きていたのか?という疑問がいささか残ります。普通に「オープン」とか「開業」ではダメだったんでしょうか?(それだと単に「おむすび屋が駅に開いたのか!」という第三者視点とも読めるので、自分達がおむすび屋に携わったということを伝えたいなら確かに「ローンチ」なのでしょうが…うーん。)
そして御大。(予告で大ゲンカとか書いてて明らかにボツになりそうな雰囲気を抜きにしても)見た瞬間に「これはボツだな」って思えるくらいに今回は酷かったです。
「鮭の秋」って季語を知らなかったので、実際に鮭弁当が大中小並んでるのかと思ってしまいました。そうだとしても先に「大中小」が出てくるのは面白さを殺いでしまっているなぁと。季語の本質を活かす意味でも添削後が理にかなっております。
まず山西さん。メタなことを言えば才能アリを必ず一人用意するという番組事情があるのかもしれないとはいえ、助詞「で」の安易な使い方や「間の」の説明っぽさ…自らの体験を組み込んでおり味覚や聴覚を効果的に刺激しているのはわかりますが、普通なら60~65点が妥当でしょう。
先生も最後のほうに少し言ってましたが、「鮭おにぎり」としてしまうと季語として「鮭」の存在感が削がれてしまうのも勿体ないところ…
続いて横尾さん。またお得意の対句かよという突っ込みは個人的な好みの話なのでやめておくとして、「ローンチ」という専門用語が本当に活きていたのか?という疑問がいささか残ります。普通に「オープン」とか「開業」ではダメだったんでしょうか?(それだと単に「おむすび屋が駅に開いたのか!」という第三者視点とも読めるので、自分達がおむすび屋に携わったということを伝えたいなら確かに「ローンチ」なのでしょうが…うーん。)
そして御大。(予告で大ゲンカとか書いてて明らかにボツになりそうな雰囲気を抜きにしても)見た瞬間に「これはボツだな」って思えるくらいに今回は酷かったです。
「鮭の秋」って季語を知らなかったので、実際に鮭弁当が大中小並んでるのかと思ってしまいました。そうだとしても先に「大中小」が出てくるのは面白さを殺いでしまっているなぁと。季語の本質を活かす意味でも添削後が理にかなっております。