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【金秋戦予選B】20220908 プレバト!!俳句紹介【行楽の秋】

2022年9月8日放送 プレバト!! 俳句金秋戦予選Bブロック結果まとめ
年4回の改変期に選ばれし名人・特待生のみが参加を許される俳句タイトル戦。
秋の季節に行われる第6回金秋戦予選Bブロックで名人・特待生の面々が詠んだ俳句を紹介します。
※18日に全て更新しました。お待たせしまして、大変申し訳ございません。

→結果一覧 →トーク集 →俳句詳細(Bブロック) →編集後記

予選Aブロック記事
予選Cブロック記事
決勝戦記事
※過去のタイトル戦結果などはこちらまたはブログカテゴリからどうぞ。

挑戦者:
Bブロック→<名人6段>中田喜子[56],<名人2段>ミッツ・マングローブ[41],
<名人初段>森口瑤子[26],<2級>篠田麻里子(元AKB48)[18],<3級>北山宏光(Kis-My-Ft2)[46] ※[数字]は挑戦回数
見届け人:梅沢永世名人、村上永世名人



●兼題:行楽の秋
行楽の秋の兼題


※各ブロック1位が無条件で決勝進出。2位以下は補欠となり全てのブロックから上位4名が進出
※順位クリックでリンク内移動します。
◆予選Bブロック
1位森口瑤子名人初段秋晴や「アリクイさんぽ三時より」あきばれやありくいさんぽさんじより
2位ミッツ・マングローブ名人2段解熱剤効き秋晴の午後を知るげねつざいききあきばれのごごをしる
3位中田喜子名人6段数取器始動出水に鶴来るかずとりきしどういずみにつるきたる
4位篠田麻里子2級山粧ふ三年タグ付き登山靴やまよそおうみとせたぐつきとざんぐつ
5位北山宏光(Kis-My-Ft2)3級紅葉且つ散る袖高欄の一樹もみじかつちるそでこうらんのいちじゅ
順位発表順:3位→4位→2位→最下位→1位







●それでは順位別に見ていきます

1位◆『秋晴や 「アリクイさんぽ 三時より」 森口瑤子

【本人談】
家族がアリクイが大好き。動物園に行くと、アリクイさんのお部屋に一目散に行くが、ある時子アリクイが外を散歩している所に出会ったことがあって、その時の様子を詠んだ。

村上永世名人 季語「秋晴」だけで全部こういう実際にあった言葉を費やして、これだけいい場所だなっていうのが立つっていうのがさすが。
梅沢永世名人 やりますね。こういう俳句作らしたら上手い。「ぴこんぴこん」から「アリクイ」にきましたよ。大したもんだ。
浜田 あははっ。褒めるしかないと言う(笑)。

夏井先生 
単純なつくり。
「秋晴」を「や」で詠嘆する。
後半は鍵括弧で張り紙の文句をそのまま書いたに違いないと。
もう光景がありありと立ち上がってくる。
「秋晴」で気持ちの良い空。
「アリクイ」が出て動物園に違いないとここで分かる。
そして、散歩が三時から始まると。
じゃあ、ここで「3時まで待ってようか」、「他の動物その間に見てこよう」とか、「休憩してアイスクリームでも食べようか」とか、表情がこの後に色々見えてくる。
親子・恋人・友達・遠足の子どもたち、色んな事がたったこれだけの言葉で立ち上がってくる。
これが季語を主役に立てた、肩の力の抜けた俳句。直しは要らない。

浜田 直しは要らないということでございます。素晴らしい。

●解説のポイント
季語を詠嘆して措辞を置く単純なつくり
鍵括弧で張り紙の文句そのままと思わせる
光景がありありと立ち上がる
アリクイで動物園と分かる
後半で3時までの時間の過ごし方を想像させる
人物の表情が余韻に色々と見える
親子・恋人・友達・遠足の子ども
たったこれだけの言葉で立ち上がる
季語を主役に立てた肩の力を抜いた句

添削なし


2位◆『解熱剤効き 秋晴の 午後を知る ミッツ・マングローブ

村上永世名人 うん。
森口名人 あっ。

【本人談】
「行楽」で子どもの頃の遠足を思い浮かべた。遠足の前日に風邪を引いたりして熱が出て、当日は行けなかった。解熱剤が効いて目が覚めるともう午後になっている。「あ~今日は遠足日和だったんだなあ~」と。

梅沢永世名人 とっても良い俳句なんですけど、個人的に良いですか?
本人 はい、なんでしょう。
梅沢永世名人 私にしては、漢字が多すぎるかなと。ちょっとごちゃっとしすぎたなあ。
浜田 先生、梅沢さんが「ごちゃっとしている」とかって。

夏井先生 
はい、この程度の漢字で「ごちゃ」っていうことはもう論外です(笑)。
「行楽の秋」のテーマを逆手に取る発想もあって良い。
「解熱剤」から始まり、これを今必要としているのかと思うと「効き」ときて、この前の状態も「効き」で表現している。
さらに、効いてきたなと思ったら「秋晴」と展開する。
ここで、ひょっとしたらある程度の時間経過かと思い始めると、「午後」の時間が明確に出てくる。
熱が出てなければ、今日は出かけることが出来た(テロップは「遠足に行けた」)かもと。
そういうことを読み手は想像出来る。
想像させる力を持っているのが、「知る」という部分。
「効き」「知る」の叙述がとても丁寧に書けているということになる。
直しは要らない。

浜田 はい、直しなしでございます。

●解説のポイント
"漢字がごちゃっとしている"梅沢の指摘は論外
行楽の兼題を逆手に取る発想もある
「効き」で前の状況も表現している
季語である程度の時間経過を思う
「午後」の時間が明確に出る
熱がなければ遠足に行けた状況を「知る」で想像
「効き」「知る」の叙述が丁寧

添削なし


3位◆『数取器始動 出水に鶴来る 中田喜子
※鎌倉鶴岡八幡宮から鶴に発想を飛ばし、その鶴の飛来地である鹿児島県出水市を句に入れ込んだ。「鶴来る」は秋の季語。  

【本人談】
鹿児島県出水市に毎年鶴が1万5千羽以上飛来する。「あ~今年も鶴が来ました」とカウントする喜びに溢れているという句。

本人 素直過ぎちゃいましたかね~?
浜田 いやいや。
梅沢永世名人 これ俳句読んじゃうと、鹿児島の出水(いずみ)にいかなくなっちゃうんですよ。
本人 はっ!
梅沢永世名人 「出水(でみず)」(※梅雨の集中豪雨によって河川が氾濫すること)っていう季語ありますよね、夏の季語。私が見ちゃうと何だこの俳句季語2つあるじゃないかと。夏と秋の季語。
本人 私実はですね「出水」を平仮名にするべきだったなと、提出してから。
梅沢永世名人 そうなんですよ。
本人 そうでしたか。
浜田 平仮名でいいんですね?
梅沢永世名人 いっと思います(笑)。
浜田 「いっと思います」てどういうことですか?
村上永世名人 「数取器始動」で喜びを言ってんのは、なんか凄い面白いなと思うんです。
本人 (拍手)
村上永世名人 だからこそ、この言葉が強いから、「鶴来る」がこの土地しかないってことが、ちょっと釣り合ってない…もしかしたらあるかもしれないですけど。

夏井先生 
永世名人2人はどこに問題があるか分かっている。
「数取器始動」の後に漢字がずっと連なって「出水」が出てくる。
俳句では縦に一行に書くため、このままくると、おっちゃんの言う通り夏の季語"でみず"と思い、何か数えないといけないのがあるのかと先に不穏な気持ちになってしまう。
そして、秋の季語「鶴来る」に到達して、「ちょっと待て、これは"でみず"ではなく"いずみ"の地名だ」と辿り着くのに何秒か掛かってしまう。
これが俳句としてとても損をした。
これは平仮名で書く・書かないとかそういう問題ではない(笑)。
語順の問題。語順さえ変えればよい。簡単な話。
本人 「鶴来る」。
夏井先生 そう。
「鶴来る」から来て、「出水」とくれば"でみず"とは読まない。鹿児島出水市と分かる。
「に」ではなく、「よ」と軽く詠嘆する。
後半に「数取器始動」でも良いが、漢字が多い。
音数が同じなので「カウンター」にすると軽やかになる。
「始動」に喜びがたまってもう一度鶴を見上げる視線に誘導する。
これは勿体なかった。

浜田 「勿体なかった」というお言葉、中田さんどうですか?
本人 確かにそうですよね~。「鶴来る出水よ」、(こぶしをポンと叩き)そうですよ。それをやります、今度は(笑)。
浜田 前向きやわ~。いつでも、あははっ。

●解説のポイント
漢字が連なるため「出水」を夏の季語"でみず"と思う
何か数えるのかと読み手は不穏な気持ちになる
一読して"いずみ"の地名と辿り着くのに数秒かかる
俳句としてとても損した
地名の仮名表記の有無ではなく語順の問題
季語から逆にすれば鹿児島出水市と分かる
漢字が多いため「カウンター」で軽やかに
「始動」の喜びで鶴を見上げる視線に誘導する
これは勿体なかった

添削後
鶴来る出水 始動


4位◆『山粧ふ 三年タグ付き 登山靴 篠田麻里子(元AKB48)
※「山粧う」(秋の季語)と「登山靴」(夏の季語)、季節の違う季語を2つ使うことに挑戦した一句。

梅沢永世名人 あら。

【本人談】
コロナ禍になる前に山登りをしようと思って、登山靴を買っておいた。3年間、登山靴は靴箱に眠ったままだが、毎年紅葉は綺麗に彩る段階で、まだまだ今まで通りに(登山を)楽しめないというちょっと寂しい句。

梅沢永世名人 この季語2つ、わざと知ってて入れた。それが読み手に伝わるかな?
本人 うん~。
梅沢永世名人 「わたしゃ、分かってやってんだよ。ちゃんと読んでくれよ」って言うようなことは、どうかなと(笑)。
浜田 そんな(奢り高い)顔して言わんでも(笑)。

夏井先生 
季重なりに挑戦をしているのは読み取れる。
そして、季重なりの方法の1つとしてあるのは、"季語に強弱をつける"。
これもセオリー通り。
ただ、この句は強弱のつけ方が少し不足しているのが勿体ない気がした。
勿論、先に秋の季語「山粧ふ」が出て、「登山靴」という物に着地するこの順番は良い。
問題は「三年(みとせ/さんねん)」が「タグ付き登山靴」にくっつけたので損している。
これは季語(「山粧ふ」)の方にくっつけると、見える光景が変わってくる。
「三たび」とすれば3年を指す。「三たび山粧ふタグ付き登山靴」。
本人 (拍手して)え~凄い。
梅沢永世名人 …。
村上永世名人 …。
浜田 はっはっは。
夏井先生 今年で3年目の山が粧いましたという、3年間の季語を先に描いておいて、そのままの登山靴がぽつねんとそこにある。
強弱の付け方はほんのちょっとしたことで、勉強次第でいくらでも出来るようになる。

浜田 なるほど、シードがもう唸ってましたね、今。
梅沢永世名人村上永世名人 いや~。
梅沢永世名人 さすが先生だわ。別物だよ、別物だよ~(笑)。
浜田 篠田さん、どうですか。こう直されると。
本人 こんだけ先生に変えて、別の句みたいになるんだとビックリしました。はい。勉強になります。

●解説のポイント
季重なりの挑戦は読み取れる
季語に強弱をつけるのがセオリー通り
この句は強弱のつけ方が弱い
2つの季語の並べ方は良い
中七が「登山靴」に掛かるのが損している
上五の季語の描写であれば光景が変わる
「三たび」が3年を指す
3年目の山の粧いという季語を先に描く
そのままの登山靴がぽつねんとそこにある
強弱の付け方はちょっとしたこと
勉強次第でいくらでも出来るように

添削後
山粧ふ タグ付き登山靴


5位◆『紅葉且つ散る 袖高欄の一樹 北山宏光(Kis-My-Ft2)
※「紅葉且つ散る」が秋の季語。「袖高欄(そでこうらん)」とは、橋や階段などの両端に設ける意匠を凝らした手すりのこと。

梅沢永世名人 ふんっ? 

【本人談】
幼い頃に、神社とか秋に行ったことを思い出し、一つの木だけ紅葉していたり、一つの木だけ枯れていたりした。袖高欄の横に自分の目に入った木がある。

村上永世名人 いやなんか、「紅葉且つ散る」って憧れている季語の一つで使ってみたいんですけど。でも5位ってことは何かダメなんでしょうねえ(笑)。
ミッツ名人 何かがダメ。
浜田 じゃあ、梅沢さんに聞いてみましょうよ。梅沢さん。
梅沢永世名人 まあ、私個人的な意見ですよ。これ難しくて分からない(笑)。
村上永世名人 確かに難しいな「袖高欄」。
梅沢永世名人 ちょっと背伸びしちゃったかな。

夏井先生 
難しい季語に挑戦してしまった。
挑戦するのがダメではないが、難しい季語に対して何か立派なことを書かないといけないと思い、実力以上のことをやってしまったケースかもしれないと。推測はしていた。
ただ、どこがダメとも言えないが、本当にこういうことが言いたいのかと意図が読み手に伝わりにくい所がある。
何かどこか古臭いイメージがあり、まさか梅沢のおっちゃんがまさか予選に出ているのかと一瞬思った。
梅沢永世名人 何言ってんだ。
ミッツ名人 古臭いんだ。
梅沢永世名人 このファッション(センス)が分からないのか!(笑)
浜田 うるさいな。
夏井先生 要は「紅葉且つ散る」という季語の世界の中で、早く色づいて早く散る木、遅く色づいて遅く散る木、そういうことが書きたかったと。
本人 うん。
夏井先生 「うん」かい!(笑)
本人 あ、はい。うん。あっ、普通に聞いてました。
夏井先生 「遅い速い」と書いて「遅速(ちそく)」という言葉がある。
「紅葉且つ散るに遅速のありにけり」でも良いが、背景や映像が欲しい。
「遅速の」の後、「空」が背景になる。「空青し」で色が出てくる。
「紅葉且つ散るに遅速の空青し」で、紅葉の早い・遅い木があり、背後に青い秋晴の空があり、早く散ったり遅く散ったりという空間を作ることは出来る。
自分の表現したいことともう少し会話をすると良いのではないか。

浜田 さあ、北山君どうですか?
本人 ちょっと、攻め過ぎましたね(笑)。
浜田 攻め過ぎたね。

●解説のポイント
難しい季語に挑戦した
措辞を立派にしようと実力以上のことをした
どこがダメでもないが意図が伝わりにくい
どこか古臭いイメージで梅沢の句かと
紅葉して散るタイミングの早い・遅いの意図がある
「遅速のありにけり」でも良いが映像を入れたい
「空青し」で色を出す
紅葉の早い・遅い木の背景に青空の空間を作る
自分の表現したいことと会話をして

添削後
紅葉且つ散る 


村上永世名人 別に参考までなんですけど、A(ブロック)の3位(→松岡の句)は添削がなかったんですよ。
中田名人 だっ!(笑)
村上永世名人 「だっ」?
浜田 あんな顔なるから~。

★次回9/15は予選Cブロック。兼題は「食欲の秋」です。


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コメント

今回は

1位、森口名人

森口名人らしさ前回でしたね。季語と看板と思われるフレーズを合わせるだけどいうとても勇気がある選択でした。

そうなると季語の詠嘆と想像の余白が生まれて、物語が想像できます。シンプルにお見事でした。

2位、ミッツ名人
755の形で紹介されてましてが、定型としても読めますね。

この句の場合、ポイントは時間経過の表現だと思います。それを表してるのが下五の助詞「を」だと思います。

「と」でも成り立ちますが、そうなるとどちらかといえばハッと気づく印象になります。しみじみと午後を感じてるのがゆったりした時間経過を感じます。

個人的には前半が少し寸詰まりかなとも感じます。

解熱剤効きて秋晴れ午後を知る

とはいえ、同じ2位ではこちらの句を推しますね。

3位、中田名人

技術的なミスでしょうか?やはり混乱しちゃいますね。ルビを降るのが一番確実かもしれません。

先生の添削の「カウンター」ですが、お酒を飲むバーのカウンター、など色々な意味もあります、

調べてみたところ、「数取器」というのが正確な名称なので、ここは原句を尊重すべきでしたか。

4位、篠田麻里子さん

季重なりをしてまで「登山靴」と書く必然性が感じられませんでした。季語ですでに「山」とあるのですから、そこにさらに「登山靴」と山を重ねるよりも読者の想像力に委ねていっても良いように思えます

山粧う三年使わぬままの靴

最下位、北山さん
大袈裟な表現をしてしまいがちな悪い癖がでてきたかなと。そもそも木に纏わる季語なので、「一樹」と表現する必然性が感じられませんでした。

だいぶ昔にミッツ名人が傍題「色ながら散る」とありましたが、

やはり難しい季語なのですね。

ちょっと挑戦してみました
紅葉且つ散るやドラマのロケ地巡り

Bブロック

今回も発表順に。

3位 中田名人
録画した映像を見る前にこちらのブログで句を拝見いたしておりましたが

「数取器(カウンター)」が始動した、洪水現場に鶴がやってくる・・・と解釈してしまいました。梅雨時の洪水の場所に秋の季語「鶴来る」で・・・・・・吉兆のシンボルでもある鶴が来ると。

混乱の中「解説のポイント」を見て、「出水」が「いずみ」と分かり、ようやく腑に落ちました。ここまで7,8秒かかりました。添削で語順の問題を指摘されました。

提出前に1,2週間くらい句を眠らせて、改めて客観的に自分の句を見る時間があれば、この語順の問題も中田名人ご自身お気づきになったかもしれません。

4位 篠田さん
上句と下句がそれぞれ季語。そうなると、中七でどう季語を立て、強弱をつけるのか。
原句だと、中七が「三年タグ付き」とあり、「三年タグが付いたままの」と読め、下句の「登山靴」を修飾することとなってしまい、上句に季語「山粧う」を持ってくる意味が無くなってしまいます。

要は、
・上句に「春惜しむ(時候)」とか「雪渓や(地理)」、「北颪(天文)」など、季語を動かしても成り立ってしまう。
・「下駄箱の」のように季語のないフレーズでも句として成り立つ。

といった、問題点がある句でした。

添削では「三たび山粧う」と三回目の秋が来たこと、三年目の秋粧うが示唆されます。
そこに「タグ付き登山靴」が放り込まれます。ここでのタグは、いわゆる値札ということですが、靴のタン(足の甲に当たる部分)の裏にあるタグの可能性も残ります(むしろ、私はこちらで読んでしまいました)。一方、「値札のついた」とか「タグついたままの」等と描写するより、「タグ付き登山靴」と一つのただの名詞として捉えられる言い方によって、季語の力が山粧うに向けられたのかな、と感じました。

2位 ミッツさん
解熱剤が効いて、秋晴れの日の午後だと知った。

解熱剤が効くのだから、高熱が出ていた状況がある。熱が下がる間、こんこんと眠っていたのだろうか。熱が下がり、空は高く、風も吹いて実に爽やかな秋の日であると、そんな日の午後だと知った。熱さえ出てなければこんな日を午前からめいっぱい楽しめたのにな、と。

番組中の自解に遠足という子ども視点の言葉が出ていましたが、この句風自体は大人になってからの一句ではないかと感じました。特に昨今では、休日前に新型コロナのワクチンを射ち、副反応のため休日をフイにした人の話をよく聞いたりもしますので。

そんな世相を思った点、自分としてはこの句が大変好みでした。

5位 北山さん
解釈すれば、紅葉しながらもひらひらと散る部分もある、袖高欄の(傍にある)一本の樹であるよ。

情景は描けていたかと思いますが、散り始めた晩秋の樹がそこにあるだけとも見えてしまいますね。
季語「紅葉且つ散る」が一本の木に使うべきなのか複数の木々に使うべきなのかはよくわかりませんでしたが、番組で指摘がなかった点ではどっちでも良いのでしょうか?

1位 森口名人
直前の北山さんの句と比べるとよい意味で力の抜けている句だけど、もしも鉤カッコが無ければ、中七以降が単語をポンポンと並べただけ、あるいは三段切れ感が強くなります。

鉤カッコがあるせいで「アリクイさんぽ三時より」が何かからの引用だと分かり、ここで一つの塊なんだと認識させられました。

秋晴れの持つ気分はミッツさんの句でも触れましたが、森口さんの下五、三時というのが「秋晴れ」の時間帯と個人的には微妙にずれている気がしました。つまり、詠み手のいる時間からアリクイの散歩の時間までまだ間があるのだろうな、と。

となると、アリクイの散歩まで句の中で張り紙か何かを読んだ人はどう過ごすのかな、という膨らみが持てます。(動物園や水族館で〇〇のエサやり、〇時より→なんだ、もう少し時間があるな、何をして過ごそうか、という経験をしたことのある人は多いかと思います)

さて、今回の金終戦、2位以下は全体として良かった句から4名が決勝に選出されるというところですが、今のところは昇吉さんとミッツさんが決勝進出濃厚かと。3位に目を向けると、松岡さんはCブロックの出来次第、中田名人は出水が誤読を招きかねないのと、語順を指摘されて添削されている分、かなり不利になってきているかと思いますが、どうなることでしょうか。

俳句の感想はまた別にw

予告から最下位発表の時に千賀名人が映ってなかったところを考えると

少なくとも
1位、最下位ではないんでしょうね。

兼題からの相性だと横尾名人なんでしょうけど、

ひょっとしたら的場浩司さんが1位というのもあるかもしれませんね。

大波乱となると

ミッツさんももしかしたら危ういかも。
Bブロックは森口さん1人だけか?

No title

敗者復活でも波乱があるって事はまさか敗者復活の面子が全員Cブロックの人間だったりして

昨日のプレバト

今年の炎帝戦の優勝者(中田さん)が3位になるといい、去年の金秋戦の優勝者(北山くん)が最下位になるといい、まさに大波乱の連発でしたね。

No title

個人的にはBブロックよりもAブロックの方がレベルは高かった感じがする

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