コメント
全体をみて
兼題とどれだけ向き合っているかを評価にいれてることを明確にされたからでしょうか?
兼題と向き合っているのが全体的に見てとれました。
選出されなかった二階堂さんが才能アリのレベルだったのが明確になってますから
11以下の句でもレベルは高かったのはわかります。
夏井先生や他の出演者の振る舞いが議論になってますが、
そもそもプレバトはバラエティー番組であるという前提を忘れてるように思えます。
もし夏井先生や他の出場者に対して批判されるのであれば
俳句以外の先生や出演者にも同じことが言える部分は大なり小なりあります。
確かに俳句がプレバトのメインではありますが、
他の査定の先生や出演者も一緒に批判してるということと同義であるということを忘れてはいけないと思います
兼題と向き合っているのが全体的に見てとれました。
選出されなかった二階堂さんが才能アリのレベルだったのが明確になってますから
11以下の句でもレベルは高かったのはわかります。
夏井先生や他の出演者の振る舞いが議論になってますが、
そもそもプレバトはバラエティー番組であるという前提を忘れてるように思えます。
もし夏井先生や他の出場者に対して批判されるのであれば
俳句以外の先生や出演者にも同じことが言える部分は大なり小なりあります。
確かに俳句がプレバトのメインではありますが、
他の査定の先生や出演者も一緒に批判してるということと同義であるということを忘れてはいけないと思います
つづきです
4位
東国原名人
季語と残りのフレーズの因果関係が強く感じてしまいました。
それは「今宵」と限定してしまう言葉を選んだからかもしれません。
詐欺メールは対処しなければ、四六時中無限に届くものです。
なので、「今宵」と限定してしまうと、「ロマンス詐欺メール」のほうが強く出てしまいます。
「羽蟻わく夜や」とカットを入れて句またがりにしたら、因果関係が薄れて季語がより強くでてくるのではと思いました。
5位、藤本名人
特定の業種の方の仕事を第三者の目線でみると句ですね。
これは2年前の冬のタイトル戦の
血を止めるゴム巻く手際冬あざみ
と通じるものがあります。
今回はそのリベンジといったところでしょうか?季語が合わなかった前回とは違って、季語を立ててる今回はお見事でした。
ただ恥ずかしながら「手配り」という言葉を知らなかったので、最初は「?」となっていたのが正直でした。自分だけかもしれませんが、あまり目にする言葉ではありません。
「手配や」
「手配す」
としたほうが読者に親切だったかなと思います。
6位
安藤さん
平場の出場者では最高位でしたね。コロナ以降の句としては類想なのは確かではありますが、平場の出場者の方には少々酷だったかもしれません。それを抜きにしてみれば個人的には一番好きでした。
上五の言い回しによって、作者がある程度の高齢者であることがわかります。それによって新しい光景である置き配に対する、「もののあはれ」というのが感じられました。
7位、千賀名人
かなり高等技術を要求されましたね。
原句だと「メール不達」の相手に対する心情が表現されてますね。
相手が好きだった花なのか?
心情がダリアの花言葉と合わさっていたのか?
想像が膨らみます。
下五が淡々としてたのが「や」という詠嘆とバランスが取れてないように思いました。
「が」と助詞をいれて
メールが来
してたほうが作者の心情が表されていたのでは?と感じました。
添削句だと作者の心情をより強く打ち出してますね。この場合は下五は原句の淡々とした書き方が正解だと思います。
個人的には原句のほうが好きでした。
8位
久代萌美さん
前回と同じくアナウンサーらしさがでてましたね。
この句に限っては夏井先生の指摘は的外れだなと思います。
「音読」が「宿題」を思い浮かべるとありますが、
「社食」という明確な場所の情報があります。その状況で「音読」するとなれば、状況はかなり限定されます。少なくとも「子供の宿題」を連想するはずはないと思います。
作者ありきではありますが、この場合は実際に声を出して読む「音読」に意味があるのですから、ここは作者の意図を汲むべきだったと思います。
9位、梅沢名人
普通でしたとしか言えないかな。
兼題の文化が付近する前の時代に発想を飛ばすのもワンパターンですね。
下位に沈まないために置きにきたのが目に見えてわかりました。
この句が梅沢名人の句だと夏井先生もわかっていたのではと思います。
内容には触れませんが、11位のかたせ梨乃さんの句の方がよかったように思えます。
10位、勝村政信さん
破門をとかれたことに安堵したことと思います。
下五ですが、「叩く文字」というのがスマホらしさが出ているのではと思います。
仮に昔のガラケーなら実際に叩くのはボタンであって文字ではありません。画面に表示される文字を直接叩くスマホだからこそ、現代ならではのリアリティが出ているように思うので、個人的にいえばこの下五こそ上手な表現だったように思えます。
添削では「や」と詠嘆してましたが、
個人的には「へ」と繋げたほうが、季語に対しての心情がより強くなるのではと思いました。
中七も「逝くな逝くな」と繰り返すよりは名前を具体的にいれたほうがよかったように思えます。
夏雲へ「◯◯◯逝くな」と叩く文字
11位以下の句に触れるのは今はやめておきたいと思います。
東国原名人
季語と残りのフレーズの因果関係が強く感じてしまいました。
それは「今宵」と限定してしまう言葉を選んだからかもしれません。
詐欺メールは対処しなければ、四六時中無限に届くものです。
なので、「今宵」と限定してしまうと、「ロマンス詐欺メール」のほうが強く出てしまいます。
「羽蟻わく夜や」とカットを入れて句またがりにしたら、因果関係が薄れて季語がより強くでてくるのではと思いました。
5位、藤本名人
特定の業種の方の仕事を第三者の目線でみると句ですね。
これは2年前の冬のタイトル戦の
血を止めるゴム巻く手際冬あざみ
と通じるものがあります。
今回はそのリベンジといったところでしょうか?季語が合わなかった前回とは違って、季語を立ててる今回はお見事でした。
ただ恥ずかしながら「手配り」という言葉を知らなかったので、最初は「?」となっていたのが正直でした。自分だけかもしれませんが、あまり目にする言葉ではありません。
「手配や」
「手配す」
としたほうが読者に親切だったかなと思います。
6位
安藤さん
平場の出場者では最高位でしたね。コロナ以降の句としては類想なのは確かではありますが、平場の出場者の方には少々酷だったかもしれません。それを抜きにしてみれば個人的には一番好きでした。
上五の言い回しによって、作者がある程度の高齢者であることがわかります。それによって新しい光景である置き配に対する、「もののあはれ」というのが感じられました。
7位、千賀名人
かなり高等技術を要求されましたね。
原句だと「メール不達」の相手に対する心情が表現されてますね。
相手が好きだった花なのか?
心情がダリアの花言葉と合わさっていたのか?
想像が膨らみます。
下五が淡々としてたのが「や」という詠嘆とバランスが取れてないように思いました。
「が」と助詞をいれて
メールが来
してたほうが作者の心情が表されていたのでは?と感じました。
添削句だと作者の心情をより強く打ち出してますね。この場合は下五は原句の淡々とした書き方が正解だと思います。
個人的には原句のほうが好きでした。
8位
久代萌美さん
前回と同じくアナウンサーらしさがでてましたね。
この句に限っては夏井先生の指摘は的外れだなと思います。
「音読」が「宿題」を思い浮かべるとありますが、
「社食」という明確な場所の情報があります。その状況で「音読」するとなれば、状況はかなり限定されます。少なくとも「子供の宿題」を連想するはずはないと思います。
作者ありきではありますが、この場合は実際に声を出して読む「音読」に意味があるのですから、ここは作者の意図を汲むべきだったと思います。
9位、梅沢名人
普通でしたとしか言えないかな。
兼題の文化が付近する前の時代に発想を飛ばすのもワンパターンですね。
下位に沈まないために置きにきたのが目に見えてわかりました。
この句が梅沢名人の句だと夏井先生もわかっていたのではと思います。
内容には触れませんが、11位のかたせ梨乃さんの句の方がよかったように思えます。
10位、勝村政信さん
破門をとかれたことに安堵したことと思います。
下五ですが、「叩く文字」というのがスマホらしさが出ているのではと思います。
仮に昔のガラケーなら実際に叩くのはボタンであって文字ではありません。画面に表示される文字を直接叩くスマホだからこそ、現代ならではのリアリティが出ているように思うので、個人的にいえばこの下五こそ上手な表現だったように思えます。
添削では「や」と詠嘆してましたが、
個人的には「へ」と繋げたほうが、季語に対しての心情がより強くなるのではと思いました。
中七も「逝くな逝くな」と繰り返すよりは名前を具体的にいれたほうがよかったように思えます。
夏雲へ「◯◯◯逝くな」と叩く文字
11位以下の句に触れるのは今はやめておきたいと思います。
今回は
まずはトップ3のお三方から
3位
森口瑤子名人
議論すべき点があるとしたら語順と季語でしょうか?
前半と後半を逆にしたときに、定型にできます。(厳密にいえば下五が字余りになりますが、オノマトペなので)
ただ、そうして詠んだときにメールの煩わしさがあまり感じられないので、これは原句の語順で正解だと思います。
そして季語の選択ですが、これは読み手によって好みが変わると思ってます。
「シャワー」そのものは一年中あるもので、それが季語として機能するのは
汗をさっと洗い流すときです。元々は「行水」の傍題として使われるようになったものですから、
村上名人の指摘は的をえているのでは?と思います。個人的には無季の句として受け止めました。ここら辺が3位になった理由なのかもしれません。
2位、犬山紙子さん
前回の映像に心情表現を託す句から、一歩踏み出した感じですね。
ただ季語に心情を託す技術は見事でした。
前回の句でもでしたが、淡々とした印象になるのは句の終わりが
いる
見る
と動詞+「る」だからだなと思いました。今回だと千賀名人も同じ手法でしたが、犬山さんは作者の動作を表してますね。
犬山さんの特徴になりそうですが、逆にワンパターンにならないようには気をつけてもらいたいかもです。
初優勝おめでとうございます。
中田名人
これも議論が起こるかもしれないですね。
「産声を送る」とすれば定型にできました。それをあえて捨ててまで「送信」としたのはパソコンなり携帯電話なりの存在を際立たせるためだと思います。それによって、句には書かれてない受信する側の存在も明確になります。
また助詞を入れないことによる寸詰まりが、逆に出産の慌ただしさと呼応してると感じます。
余談ですが、
ドバイと日本の時差は5時間ほど、この句であれば日本は大体13時くらいでしょうか?それも踏まえて日本側の情報も膨らませてみるとより句の奥行きが広まるのではと思います。
さらに中東では
日が沈むところから1日が始まる
という考え方が一部にありますので、今まさに始まった命と「ドバイは大夕焼」というフレーズが見事に呼応してます。
中田名人がそれを知っていたかどうかはわかりませんが、地名の選択としてはドンピシャだったのではと思います。
一度切ります。
最後に拙句を詠ませていただきます。
旱星友の「いままでありがとう」
3位
森口瑤子名人
議論すべき点があるとしたら語順と季語でしょうか?
前半と後半を逆にしたときに、定型にできます。(厳密にいえば下五が字余りになりますが、オノマトペなので)
ただ、そうして詠んだときにメールの煩わしさがあまり感じられないので、これは原句の語順で正解だと思います。
そして季語の選択ですが、これは読み手によって好みが変わると思ってます。
「シャワー」そのものは一年中あるもので、それが季語として機能するのは
汗をさっと洗い流すときです。元々は「行水」の傍題として使われるようになったものですから、
村上名人の指摘は的をえているのでは?と思います。個人的には無季の句として受け止めました。ここら辺が3位になった理由なのかもしれません。
2位、犬山紙子さん
前回の映像に心情表現を託す句から、一歩踏み出した感じですね。
ただ季語に心情を託す技術は見事でした。
前回の句でもでしたが、淡々とした印象になるのは句の終わりが
いる
見る
と動詞+「る」だからだなと思いました。今回だと千賀名人も同じ手法でしたが、犬山さんは作者の動作を表してますね。
犬山さんの特徴になりそうですが、逆にワンパターンにならないようには気をつけてもらいたいかもです。
初優勝おめでとうございます。
中田名人
これも議論が起こるかもしれないですね。
「産声を送る」とすれば定型にできました。それをあえて捨ててまで「送信」としたのはパソコンなり携帯電話なりの存在を際立たせるためだと思います。それによって、句には書かれてない受信する側の存在も明確になります。
また助詞を入れないことによる寸詰まりが、逆に出産の慌ただしさと呼応してると感じます。
余談ですが、
ドバイと日本の時差は5時間ほど、この句であれば日本は大体13時くらいでしょうか?それも踏まえて日本側の情報も膨らませてみるとより句の奥行きが広まるのではと思います。
さらに中東では
日が沈むところから1日が始まる
という考え方が一部にありますので、今まさに始まった命と「ドバイは大夕焼」というフレーズが見事に呼応してます。
中田名人がそれを知っていたかどうかはわかりませんが、地名の選択としてはドンピシャだったのではと思います。
一度切ります。
最後に拙句を詠ませていただきます。
旱星友の「いままでありがとう」
つづきです
5位 藤本名人
CMやバラエティ番組に出演する動物を手配する、動物プロダクション。詠み手側は撮影も終わったし、借りたアルパカを返す手続きをするのでしょう。アルパカの格好と雲の峰の取り合わせがイメージ的にもあり得るかと思いました。芸能人らしい句でしたが、共感できるかという点と「手配り」がメールと少し遠かったかもしれません。
4位 東国原永世名人
季語「羽蟻」はアリとシロアリのどっちの羽蟻にも使えますが、アリとシロアリは明確に違う生き物(アリは蜂の仲間、シロアリは御器噛の仲間)ここではシロアリの羽蟻でしょうか。家の壁などにに湧いてくるイメージの気持ち悪い虫ですが、家屋を蝕む実害がある存在。
この季語と、SNS等を通じてパートナーを見つけたい人の情につけこむ、ロマンス詐欺メールという言葉とが、変に取り合わせが良い感じがしました。
3位 森口名人
句の登場人物は「ぴこんぴこん」というメールの着信音に対して「シャワー中だってば」と答えてます。この答えは誰向けなのだろう?
浴室のすぐ外にスマホを置いている人物がいて、
メールをくれる相手というより、手放せないスマホそのものに答えているようにも見えます。
本当に大事な連絡(シャワーをすぐ止めるレベル)の受信音は「ぴこんぴこん」でなく、別な音を設定しているのか。意中以外のメール受信音に対して「シャワー中だってば」と言ってるのか。
個人的には、オノマトペ「ぴこん」を切り取りもっと深掘りしたい句ですが、ここまでとします。
2位犬山さん
恋を終わらせ(た、その上で)平日の海月(を)見る
恋という単語自体、心情表現にも繋がるので、おいそれと句は使えません(私の場合)。しかし、この句では恋を終わらせた上での心境が、平日の海月を見るという行為に託されている点。平日の海月ってなんだろう、どんな気持ちで見てるのだろうと考えると、なかなか面白かったです。
1位 中田名人
喜怒哀楽マダム、もしくは無冠の女王という感じがしていた中田名人。
調べそのものは八四五というより八九で読んだ方が整って聞こえますし、下五が五音の季語な所が破調に安定した着地をもたらしていると感じます。
内容としては、
産声を送信した人がいる。今時、映像も一緒かもしれません。その人がドバイ「は」大夕焼と言っているのだから、受信側はドバイ以外の別な所にいると空間が広がる(この助詞「は」が「の」になると、受信側もドバイにいても成立する)。季語から、日がなかなか暮れない、壮大な風景もある。そこに抱く感情は出産の済んだ安堵か、故郷に思いを馳せているともとれます。
また、コロナで帰郷の機会が減ったり無くなっている方にとり、ドバイと日本ほどでなくても郷里の祖父母に孫の声や映像を送って、喜んでもらったり、故郷を思ったりすることもあるかもしれない。そんなことも考えられた句でした。
今回は1位から4位までが破調もしくは自由律。定型でないことで句のインパクトが強まりますが、そこは応用であり+αの部分で、基本の調べが大事だと肝に銘じたいです。定型あるいはそれに近い句の中、可能性を感じたのは千賀名人の句で、「ダリアは緋」と最初からやっていたらランクアップしていたのかどうか。
なにより、流石に十傑の句となると季語を(傍題にされることはあっても)変更させられる程のことはなく、見ごたえがあったというのが感想です。
CMやバラエティ番組に出演する動物を手配する、動物プロダクション。詠み手側は撮影も終わったし、借りたアルパカを返す手続きをするのでしょう。アルパカの格好と雲の峰の取り合わせがイメージ的にもあり得るかと思いました。芸能人らしい句でしたが、共感できるかという点と「手配り」がメールと少し遠かったかもしれません。
4位 東国原永世名人
季語「羽蟻」はアリとシロアリのどっちの羽蟻にも使えますが、アリとシロアリは明確に違う生き物(アリは蜂の仲間、シロアリは御器噛の仲間)ここではシロアリの羽蟻でしょうか。家の壁などにに湧いてくるイメージの気持ち悪い虫ですが、家屋を蝕む実害がある存在。
この季語と、SNS等を通じてパートナーを見つけたい人の情につけこむ、ロマンス詐欺メールという言葉とが、変に取り合わせが良い感じがしました。
3位 森口名人
句の登場人物は「ぴこんぴこん」というメールの着信音に対して「シャワー中だってば」と答えてます。この答えは誰向けなのだろう?
浴室のすぐ外にスマホを置いている人物がいて、
メールをくれる相手というより、手放せないスマホそのものに答えているようにも見えます。
本当に大事な連絡(シャワーをすぐ止めるレベル)の受信音は「ぴこんぴこん」でなく、別な音を設定しているのか。意中以外のメール受信音に対して「シャワー中だってば」と言ってるのか。
個人的には、オノマトペ「ぴこん」を切り取りもっと深掘りしたい句ですが、ここまでとします。
2位犬山さん
恋を終わらせ(た、その上で)平日の海月(を)見る
恋という単語自体、心情表現にも繋がるので、おいそれと句は使えません(私の場合)。しかし、この句では恋を終わらせた上での心境が、平日の海月を見るという行為に託されている点。平日の海月ってなんだろう、どんな気持ちで見てるのだろうと考えると、なかなか面白かったです。
1位 中田名人
喜怒哀楽マダム、もしくは無冠の女王という感じがしていた中田名人。
調べそのものは八四五というより八九で読んだ方が整って聞こえますし、下五が五音の季語な所が破調に安定した着地をもたらしていると感じます。
内容としては、
産声を送信した人がいる。今時、映像も一緒かもしれません。その人がドバイ「は」大夕焼と言っているのだから、受信側はドバイ以外の別な所にいると空間が広がる(この助詞「は」が「の」になると、受信側もドバイにいても成立する)。季語から、日がなかなか暮れない、壮大な風景もある。そこに抱く感情は出産の済んだ安堵か、故郷に思いを馳せているともとれます。
また、コロナで帰郷の機会が減ったり無くなっている方にとり、ドバイと日本ほどでなくても郷里の祖父母に孫の声や映像を送って、喜んでもらったり、故郷を思ったりすることもあるかもしれない。そんなことも考えられた句でした。
今回は1位から4位までが破調もしくは自由律。定型でないことで句のインパクトが強まりますが、そこは応用であり+αの部分で、基本の調べが大事だと肝に銘じたいです。定型あるいはそれに近い句の中、可能性を感じたのは千賀名人の句で、「ダリアは緋」と最初からやっていたらランクアップしていたのかどうか。
なにより、流石に十傑の句となると季語を(傍題にされることはあっても)変更させられる程のことはなく、見ごたえがあったというのが感想です。
No title
正直勝村さんに対する「11位と替えときゃよかった」発言は看過できない、句が良かっただけに尚更
バラエティ番組という事を差し引いても、5年を経て正当な実力を以て炎帝戦に挑みに来た勝村さんに対しても、11位のかたせ梨乃さんに対しても失礼だと思う
今回はお決まりの毒舌にしても不当に吐かれている感が拭えなかった
確執があったとしても審査員としてそこに立っている以上は私情を捨てて偉業を称えるべきだったのではないだろうか?
バラエティ番組という事を差し引いても、5年を経て正当な実力を以て炎帝戦に挑みに来た勝村さんに対しても、11位のかたせ梨乃さんに対しても失礼だと思う
今回はお決まりの毒舌にしても不当に吐かれている感が拭えなかった
確執があったとしても審査員としてそこに立っている以上は私情を捨てて偉業を称えるべきだったのではないだろうか?
タイトル戦の書き起こし本当にお疲れ様です。いつも通り句の感想やコメントを記させていただきます。
10位 勝村さん
家族か友人か、はたまた、ペットか。自分の良く知る命が死に瀕している。ラインあたりで容態の報告や、今自分が移動中でどこまで近づいているか、そんなやりとりをしている。私は電車を思い浮かべた。電車で連絡をとりつつ、ふと窓を見ると夏の雲があって、という。
入道雲と生死という取り合わせが他にもありそう、下五が上手くはないという点で10位なのだろうが、もっと上でも良いのでは、と感じもした。
9位 御大
出せなかった手紙でありメールが文箱やフォルダに残っている(未練)。この発想はあり得そう。この点、句全体を見ると平凡な句なのかも知れないけど、季語の本意を探り、句に使えるのはやはり御大の実力。
8位 久代さん
原句だと「花火」(が上がったので)「原稿を読んだ」と因果関係を感じることもできます。また、季語が句の半ばにあると他のフレーズの方が強く印象に残ってしまう。添削句がやはり良いかと。
7位千賀名人
「緋ダリアや」→なんとダリアの緋色であることか(詠嘆+切れ)
「ダリアは緋」→ダリアは緋色です(定義付け)
原句だとダリアは心情の喩えにも見えますし、ダリアを見て「メールが届きませんでした、というメールが来たなあ」と追憶にも見えます。「ダリアは緋」と添削されることで、詠み手の目の前にダリアがあって、その場所でメールが来たのかとも捉えられますね。
ところで、ダリア。花言葉に優雅だとか華麗といった良い意味もあれば、悪い意味もあります。移り気とか裏切りとか。この句の良かった点はこのダリアの存在感。
6位 安藤さん
似た季語に夕立(ゆだち)、驟雨といったものがあるなか、白雨を使ったのが軽やか。白雨は驟雨に比べると明るく薄い雲からの俄か雨となるので、明るい感じ。
6~10位だと、勝村さんの句が好きですね。千賀名人の句も捨てがたいのですが「不達」という言葉があまり聞きなれないので。
10位 勝村さん
家族か友人か、はたまた、ペットか。自分の良く知る命が死に瀕している。ラインあたりで容態の報告や、今自分が移動中でどこまで近づいているか、そんなやりとりをしている。私は電車を思い浮かべた。電車で連絡をとりつつ、ふと窓を見ると夏の雲があって、という。
入道雲と生死という取り合わせが他にもありそう、下五が上手くはないという点で10位なのだろうが、もっと上でも良いのでは、と感じもした。
9位 御大
出せなかった手紙でありメールが文箱やフォルダに残っている(未練)。この発想はあり得そう。この点、句全体を見ると平凡な句なのかも知れないけど、季語の本意を探り、句に使えるのはやはり御大の実力。
8位 久代さん
原句だと「花火」(が上がったので)「原稿を読んだ」と因果関係を感じることもできます。また、季語が句の半ばにあると他のフレーズの方が強く印象に残ってしまう。添削句がやはり良いかと。
7位千賀名人
「緋ダリアや」→なんとダリアの緋色であることか(詠嘆+切れ)
「ダリアは緋」→ダリアは緋色です(定義付け)
原句だとダリアは心情の喩えにも見えますし、ダリアを見て「メールが届きませんでした、というメールが来たなあ」と追憶にも見えます。「ダリアは緋」と添削されることで、詠み手の目の前にダリアがあって、その場所でメールが来たのかとも捉えられますね。
ところで、ダリア。花言葉に優雅だとか華麗といった良い意味もあれば、悪い意味もあります。移り気とか裏切りとか。この句の良かった点はこのダリアの存在感。
6位 安藤さん
似た季語に夕立(ゆだち)、驟雨といったものがあるなか、白雨を使ったのが軽やか。白雨は驟雨に比べると明るく薄い雲からの俄か雨となるので、明るい感じ。
6~10位だと、勝村さんの句が好きですね。千賀名人の句も捨てがたいのですが「不達」という言葉があまり聞きなれないので。
中田さん炎帝戦優勝本当におめでとうございます!
プレバトで比較的初期から出ている方の初優勝は心にくるものがありました…。
ミッツさん、円楽さん、岩永さん、松岡さん辺りもそろそろ報われて欲しい…特にミッツさん……最近は初優勝の方が続々と出ていますし、今回は10段でも永世名人すらも10位から外れる人が多々いました。
炎帝戦は、春夏秋冬の中で最も公平に順位が決まる大会でもあります。番組としてのバランス、盛り上がりも分かりますが、永世名人のシード権の可否含め、タイトル戦の形式の再考は是非して欲しい、と、一視聴者として思います。
(個人的には炎帝戦形式が1番理想ですが、流石に厳しいでしょう……。せめて、この際永世名人のシード権は無くして欲しい、と今回の大会を見て強く思ってしまいました。)
プレバトで比較的初期から出ている方の初優勝は心にくるものがありました…。
ミッツさん、円楽さん、岩永さん、松岡さん辺りもそろそろ報われて欲しい…特にミッツさん……最近は初優勝の方が続々と出ていますし、今回は10段でも永世名人すらも10位から外れる人が多々いました。
炎帝戦は、春夏秋冬の中で最も公平に順位が決まる大会でもあります。番組としてのバランス、盛り上がりも分かりますが、永世名人のシード権の可否含め、タイトル戦の形式の再考は是非して欲しい、と、一視聴者として思います。
(個人的には炎帝戦形式が1番理想ですが、流石に厳しいでしょう……。せめて、この際永世名人のシード権は無くして欲しい、と今回の大会を見て強く思ってしまいました。)
更新お疲れ様です
タイトル戦の更新は毎回大変になるかと思いますが、ゆっくり焦らず頑張ってください!
まずは何といっても中田名人の優勝ですね。
自分も最後の優勝者発表の時中田さんが映って感慨深くなりました。
御大の言う通りこれまでのタイトル戦優勝句のような強いインパクトがあるという訳ではないですが、例えるならインパクト「5」を複数個かけ算してそれを100以上に持っていくというような感じでしょうか。綺麗な大夕焼のような美しい句でタイトル戦を取ったのが中田名人らしい勝ち方だと思いました。
それ以外にもTOP3が女性陣で占められているのも初、平場からの参戦者も女性陣が健闘するなど、ランク外になってうなだれる男性陣とは対照的で面白い回になったと思います。
そして皆さんのコメントにあるのですが、ランク外の方の態度や御大や東国原名人の噛みつき方が不快という意見ももちろん分かるのですが、まあまずあの状態で人の事を祝うよりも自分がランク外に落ちた(しかも最低でも3人の平場に負けている)というショックで落ち込む方が大きいですし、そこを「そうだとしても紳士的に」というのはちょっと酷だと思います(それだけにそんな状況下でもちゃんと拍手していた横尾名人のメンタルが凄い)。
東さんにとっても中々こう「宿敵」と呼べるような人物がいない中で、2度も苦杯を舐めさせられた犬山さんはランク上天と地の差はあれど今後の展開的に面白い物になると思います(一時期の「志らく名人 VS 光ちゃん」みたいな形で)。
プレバトは確かに俳句という学問・技術を磨く場ではありますが、ただの「教養番組」ではなく「バラエティ番組」であり、ある意味では「プロレス」のような一面も持ち合わせています。夏井先生が毒舌を吐かず淡々と解説し、御大を始めとする人々が黙って素直に聞いているだけではここまで人気番組になることはなかったでしょう。
嫌な言葉や態度が不快という言葉もわかりますが、どうかそこは「『真剣勝負』の『バラエティ』」として理解してほしいなと、番組ひいてはバラエティ好きとしてお願いしたいと思います。
話がそれましたが、これで五段以上の人たちは全員タイトル戦優勝経験者となり、より実力が伯仲してきて面白くなってきたと思います。
秋の金秋戦はどうなるのか?それより先に御大が句集を完成させるのか、また3か月後が楽しみです。
まずは何といっても中田名人の優勝ですね。
自分も最後の優勝者発表の時中田さんが映って感慨深くなりました。
御大の言う通りこれまでのタイトル戦優勝句のような強いインパクトがあるという訳ではないですが、例えるならインパクト「5」を複数個かけ算してそれを100以上に持っていくというような感じでしょうか。綺麗な大夕焼のような美しい句でタイトル戦を取ったのが中田名人らしい勝ち方だと思いました。
それ以外にもTOP3が女性陣で占められているのも初、平場からの参戦者も女性陣が健闘するなど、ランク外になってうなだれる男性陣とは対照的で面白い回になったと思います。
そして皆さんのコメントにあるのですが、ランク外の方の態度や御大や東国原名人の噛みつき方が不快という意見ももちろん分かるのですが、まあまずあの状態で人の事を祝うよりも自分がランク外に落ちた(しかも最低でも3人の平場に負けている)というショックで落ち込む方が大きいですし、そこを「そうだとしても紳士的に」というのはちょっと酷だと思います(それだけにそんな状況下でもちゃんと拍手していた横尾名人のメンタルが凄い)。
東さんにとっても中々こう「宿敵」と呼べるような人物がいない中で、2度も苦杯を舐めさせられた犬山さんはランク上天と地の差はあれど今後の展開的に面白い物になると思います(一時期の「志らく名人 VS 光ちゃん」みたいな形で)。
プレバトは確かに俳句という学問・技術を磨く場ではありますが、ただの「教養番組」ではなく「バラエティ番組」であり、ある意味では「プロレス」のような一面も持ち合わせています。夏井先生が毒舌を吐かず淡々と解説し、御大を始めとする人々が黙って素直に聞いているだけではここまで人気番組になることはなかったでしょう。
嫌な言葉や態度が不快という言葉もわかりますが、どうかそこは「『真剣勝負』の『バラエティ』」として理解してほしいなと、番組ひいてはバラエティ好きとしてお願いしたいと思います。
話がそれましたが、これで五段以上の人たちは全員タイトル戦優勝経験者となり、より実力が伯仲してきて面白くなってきたと思います。
秋の金秋戦はどうなるのか?それより先に御大が句集を完成させるのか、また3か月後が楽しみです。
初めてコメントさせていただきます
いつもブログ記事の作成・更新ありがとうございます。度々ブログ及びツイッターを拝見しております。
素人目線かつ拙い感想ですが、読んでいただけると幸いです。
ベスト3が特に良かったですね。
女性三名でくしくも「○子さん」が独占しました。
1位 中田喜子さん
御大は「普通の句」と仰っていましたが、確かに強烈なインパクトは感じられませんでした。
ただ、兼題に沿っている、季語を主役にしている、などを総合的に評価した結果、個人的な推測ですがこれが最も優れていたのだと思います。
2位 犬山紙子さん
正直ベスト15はおろか、呼ばれないと思っていた私の予想を裏切り、惜しくも連覇はなりませんでしたが好成績となったことに驚きました。
私も「見る」が気になったのですが、海月(を)見る(場所)→水族館と簡単にイメージできるから必要だと思ったのは私だけでしょうか。
3位 森口瑤子さん
タイトル戦でこのような砕けた言い回しが出てきて驚きました。
冬麗戦の「しゅぱんしゅぱん」を彷彿させます。
11位~15位で名人10段以上の方は策に溺れたように感じられました。
欲を言えば落選者の俳句が見られなかったのが微妙に残念です。
とはいえ、最後まで展開が読めず見ごたえがありました(テレビ欄に「ついにあの人が優勝!」というようなことが書かれていたので中田さんが来るかな…とは薄々感じていましたが)。
改めて、中田喜子さん優勝おめでとうございます。
長文失礼しました。
素人目線かつ拙い感想ですが、読んでいただけると幸いです。
ベスト3が特に良かったですね。
女性三名でくしくも「○子さん」が独占しました。
1位 中田喜子さん
御大は「普通の句」と仰っていましたが、確かに強烈なインパクトは感じられませんでした。
ただ、兼題に沿っている、季語を主役にしている、などを総合的に評価した結果、個人的な推測ですがこれが最も優れていたのだと思います。
2位 犬山紙子さん
正直ベスト15はおろか、呼ばれないと思っていた私の予想を裏切り、惜しくも連覇はなりませんでしたが好成績となったことに驚きました。
私も「見る」が気になったのですが、海月(を)見る(場所)→水族館と簡単にイメージできるから必要だと思ったのは私だけでしょうか。
3位 森口瑤子さん
タイトル戦でこのような砕けた言い回しが出てきて驚きました。
冬麗戦の「しゅぱんしゅぱん」を彷彿させます。
11位~15位で名人10段以上の方は策に溺れたように感じられました。
欲を言えば落選者の俳句が見られなかったのが微妙に残念です。
とはいえ、最後まで展開が読めず見ごたえがありました(テレビ欄に「ついにあの人が優勝!」というようなことが書かれていたので中田さんが来るかな…とは薄々感じていましたが)。
改めて、中田喜子さん優勝おめでとうございます。
長文失礼しました。
まぁ、なんだかんだ梅沢さんは中田さん呼ばれてからちゃんと拍手してたので礼儀自体は悪くないとは思います。コメントも、いつも通り不貞腐れてる感じで、その好き嫌いはともかく、いつも通りですし。
10段&村上は、普通にショック過ぎてリアクションも取れないって感じでしたね……その辺の、礼儀と悔しがりのバランスは難しい気がします。
何はともあれ中田さん、本当におめでとうございます!
10段&村上は、普通にショック過ぎてリアクションも取れないって感じでしたね……その辺の、礼儀と悔しがりのバランスは難しい気がします。
何はともあれ中田さん、本当におめでとうございます!
No title
自身がいい結果が出なかった後は拗ね芸に転化。
梅沢さんにしてみればいつも通りにお約束をなぞっているだけで、悪気はないと思うんです。
ただ、通常回だと梅沢さんがトリですから、自ずと自虐系となるのにたいして、
タイトル戦だと他の人を巻き込む形になります。
今回でいえば中田さんと東さん。
拗ねる技術が足りないと不愉快に感じる視聴者が増えるのもやむを得ません。
中田さん優勝おめでとうございます。
梅沢さんにしてみればいつも通りにお約束をなぞっているだけで、悪気はないと思うんです。
ただ、通常回だと梅沢さんがトリですから、自ずと自虐系となるのにたいして、
タイトル戦だと他の人を巻き込む形になります。
今回でいえば中田さんと東さん。
拗ねる技術が足りないと不愉快に感じる視聴者が増えるのもやむを得ません。
中田さん優勝おめでとうございます。
No title
勝村政信さんの句がとても良かった。10位では低すぎるくらいに感じた。
ついに中田さんが優勝。
なんだかんだ村上さんかなと思っていたのでびっくりでしたが、とても嬉しかったです。
しかしバラエティとはいえ中田さんの句に対する梅沢さんの発言はただただ不快でした。
もう何年タイトル獲ってないの?って感じですし、同じ失敗何度もしたり言葉の誤用もあったり、1人だけ成長せずに停滞どころか下がっていってるようにしか見えません。
もう一生優勝できないんじゃないですか。
なんだかんだ村上さんかなと思っていたのでびっくりでしたが、とても嬉しかったです。
しかしバラエティとはいえ中田さんの句に対する梅沢さんの発言はただただ不快でした。
もう何年タイトル獲ってないの?って感じですし、同じ失敗何度もしたり言葉の誤用もあったり、1人だけ成長せずに停滞どころか下がっていってるようにしか見えません。
もう一生優勝できないんじゃないですか。
昨日のプレバト
名人10段勢(永世名人も含めて)が3人も11位以下になるといい、通常挑戦者が3人も10位以内にランクインするといい、大波乱の連発でしたね。(秋田テレビでは7月31日に放送済、福井テレビでは9月18日に放送済)