コメント
続きです
1位
IKKOさん
上五が美容院のことだと知らなかったので、解説だよりな部分がありました。自分の知識不足が大きいので、正直感想は書きづらいですね。
特定の業種の現場のリアリティの勝利といったところでしょうか?
別の方もコメントされてましたが、意外性のあるものは後に持ってきたほうがいいというのは勉強になりました。
2位 伊集院光さん
映像というよりは概念的なものに近い感じですが、
下五はアイスに限らず、スムージーなどにも使えるため、読者によって異なる映像と共感が得られるタイプだなと思います。
中七ですが、解説をきくと「復刻版」とありましたから
「復刻版のフレイバー」とすれば、文語体の季語も活かすことができたように思えます。
思いきって「ふれいばぁ」とひらがな表記にすれば、時代も感じられたかもしれません。
3位 酒井藍さん
別の方もコメントされてましたが、基本の型を選ばれたのが才能ありの要因でしょうか。
上五「稽古後の」と熱さのイメージのある言葉を選ぶことにより、読者によっては季重なりと受け取られる可能性のある「ピノ」と「星涼し」を上手く繋げられたと思います。触覚と味覚、また映像もしっかり出てるなと感心しました。
ただ、
中七の助詞「は」が強く働きすぎてしまい、季語よりも、「ピノ」が強くでてしまった感じはあります。
また季語の選択も「星」を重ねる意図が明らかなので、添削通りの語順が正解だと思います。
最下位、高城れにさん
別のコメントにもありましたが、風呂上がりに冷たいものというのは凡人かなと思います。
あと自分の感覚ですと、「風呂」「火照る」という組み合わせは冬の感覚のほうが強い印象があります(自分だけかもですが、、)。商品名を季語として使うというのもあり、夏の句として詠むのには弱い印象があります。
商品名を季語として使う難しさという意味では勉強になる句でした。
全体を通してみると
去年のソフトクリームの回のコメントにも書きましたが
現代だと1年中販売されてるアイスを季語として使う難しさを改めて感じる回でした。
昇格された名人お二人はその使い方がやはり上手でしたね。
IKKOさん
上五が美容院のことだと知らなかったので、解説だよりな部分がありました。自分の知識不足が大きいので、正直感想は書きづらいですね。
特定の業種の現場のリアリティの勝利といったところでしょうか?
別の方もコメントされてましたが、意外性のあるものは後に持ってきたほうがいいというのは勉強になりました。
2位 伊集院光さん
映像というよりは概念的なものに近い感じですが、
下五はアイスに限らず、スムージーなどにも使えるため、読者によって異なる映像と共感が得られるタイプだなと思います。
中七ですが、解説をきくと「復刻版」とありましたから
「復刻版のフレイバー」とすれば、文語体の季語も活かすことができたように思えます。
思いきって「ふれいばぁ」とひらがな表記にすれば、時代も感じられたかもしれません。
3位 酒井藍さん
別の方もコメントされてましたが、基本の型を選ばれたのが才能ありの要因でしょうか。
上五「稽古後の」と熱さのイメージのある言葉を選ぶことにより、読者によっては季重なりと受け取られる可能性のある「ピノ」と「星涼し」を上手く繋げられたと思います。触覚と味覚、また映像もしっかり出てるなと感心しました。
ただ、
中七の助詞「は」が強く働きすぎてしまい、季語よりも、「ピノ」が強くでてしまった感じはあります。
また季語の選択も「星」を重ねる意図が明らかなので、添削通りの語順が正解だと思います。
最下位、高城れにさん
別のコメントにもありましたが、風呂上がりに冷たいものというのは凡人かなと思います。
あと自分の感覚ですと、「風呂」「火照る」という組み合わせは冬の感覚のほうが強い印象があります(自分だけかもですが、、)。商品名を季語として使うというのもあり、夏の句として詠むのには弱い印象があります。
商品名を季語として使う難しさという意味では勉強になる句でした。
全体を通してみると
去年のソフトクリームの回のコメントにも書きましたが
現代だと1年中販売されてるアイスを季語として使う難しさを改めて感じる回でした。
昇格された名人お二人はその使い方がやはり上手でしたね。
つづきです
皆藤名人
この句と千賀名人のコメントを受けて、新幹線にすぐ乗ることはできないので、子どもから分度器を借りて5度を実際に見てみたり、自動車のシートを全く倒していない状態から一段階ばかり倒してみました。
感じたことは、全く倒してない状態だと窮屈なことであり、そして、5度ばかりシートを倒したところでリラックスはできないということ。新幹線でもそうだったかと思います。
この上で「座席五度倒し」を鑑賞していくと、皆藤名人はリラックスはできない程度の角度で新幹線のシートを倒しています。リラックスできないということは、恐らく次の取材先でもあるのでしょう。その移動の間、カップアイスを食べることがあり、その蓋をバリっと剥がす姿が浮かびました。はて、その心境や。
座席を倒す行為でなく、五度というワードに拘ると、色々考えてしまう句でした。
千賀名人
海に向かって青き氷菓を翳す行動。このこと自体が異常ですが、句のギクシャクした調べがなお行動を目立立て、句の鑑賞を進めさせます。
自解で「ガリガリくん」を千賀名人は挙げましたが、ここは年代差もあるでしょう、私が思い浮かべたのは一つのアイスに二本の串が刺さっている「ダブルソーダ」という品でした。
二人で分け合えるような「青い氷菓」を、放課後に海に翳しているのですから、失恋とか青春の終わりとかをイメージしました。
この暗い鑑賞は、やはり、千賀名人の句の7・6・4の歪な調べがあったからこそでした。
村上永世名人
カメラワークに失敗している句。
ディッシャーを持ったら無敵になった素足の子どもがいる。
映像を見て、私は、ホームセンターでディッシャーをもって売り場をなぜか素足で駆けている子どもを想像しました。会計前のディッシャーを手にして、無敵ですから満足感や優越感に包まれている子、それが何でか知らないけど素足で駆けていると。
名人の自解や添削句を見ることによって、私の鑑賞は間違っていたと思わされましたが、原句自体、手から素足へと描写されてますので、アイスを掬う行為とは結び付かないと思います。
ついでに言えば、添削句「ディッシャーを手に無敵なる日焼の子」でも、自分は村上永世名人の表現したい世界は生まれないかなぁ、と思ったりします。
つくづく、今回も文字起こしありがとうございました。
この句と千賀名人のコメントを受けて、新幹線にすぐ乗ることはできないので、子どもから分度器を借りて5度を実際に見てみたり、自動車のシートを全く倒していない状態から一段階ばかり倒してみました。
感じたことは、全く倒してない状態だと窮屈なことであり、そして、5度ばかりシートを倒したところでリラックスはできないということ。新幹線でもそうだったかと思います。
この上で「座席五度倒し」を鑑賞していくと、皆藤名人はリラックスはできない程度の角度で新幹線のシートを倒しています。リラックスできないということは、恐らく次の取材先でもあるのでしょう。その移動の間、カップアイスを食べることがあり、その蓋をバリっと剥がす姿が浮かびました。はて、その心境や。
座席を倒す行為でなく、五度というワードに拘ると、色々考えてしまう句でした。
千賀名人
海に向かって青き氷菓を翳す行動。このこと自体が異常ですが、句のギクシャクした調べがなお行動を目立立て、句の鑑賞を進めさせます。
自解で「ガリガリくん」を千賀名人は挙げましたが、ここは年代差もあるでしょう、私が思い浮かべたのは一つのアイスに二本の串が刺さっている「ダブルソーダ」という品でした。
二人で分け合えるような「青い氷菓」を、放課後に海に翳しているのですから、失恋とか青春の終わりとかをイメージしました。
この暗い鑑賞は、やはり、千賀名人の句の7・6・4の歪な調べがあったからこそでした。
村上永世名人
カメラワークに失敗している句。
ディッシャーを持ったら無敵になった素足の子どもがいる。
映像を見て、私は、ホームセンターでディッシャーをもって売り場をなぜか素足で駆けている子どもを想像しました。会計前のディッシャーを手にして、無敵ですから満足感や優越感に包まれている子、それが何でか知らないけど素足で駆けていると。
名人の自解や添削句を見ることによって、私の鑑賞は間違っていたと思わされましたが、原句自体、手から素足へと描写されてますので、アイスを掬う行為とは結び付かないと思います。
ついでに言えば、添削句「ディッシャーを手に無敵なる日焼の子」でも、自分は村上永世名人の表現したい世界は生まれないかなぁ、と思ったりします。
つくづく、今回も文字起こしありがとうございました。
今回もレベル高めですね
毎回の文字起こし、お疲れ様です。
4位の句
映像で指摘されていた通り、「火照る」が勿体ないです。風呂あがりながら火照っていて当たり前ですから。また、「ばあば『と』アイスの実」と、並列を示す「と」が使われているので、祖母もアイスの実も火照っているのかと誤読を生む可能性もある句でした。添削句を見ても、お風呂上りにばあちゃんと自分とアイスの実がある光景。アイスの実の宣伝にはなるのですが、風呂上りに冷たいものを食べるという発想は凡かなぁ。
3位の句
12音のフレーズを作り、季語をくっつけるという夏井先生の初心者向けのテキストでよく紹介されるタイプの句。ただ、固有名詞「ピノ」。星形のピノの存在感が強すぎました。俳句を作るとき、固有名詞は季語並みの存在感を示してしまうこともあると、改めて学んだところです。
2位の句
文語と口語の混在を直され、口語で統一されました。もし、文語に寄せると「在りし夏選ばざりけるフレーバー」くらいとなるでしょうか。これだと、「フレーバー」が文体に対して浮薄となりますね。やはり口語体でよかったのかと。
1位の句
原句だと、六七五。この調べがいま一つなのが気になりました。
刮目すべきは、「意外性は後で投げ込む」というテクニック。これは覚えておきたいところでした。
4位の句
映像で指摘されていた通り、「火照る」が勿体ないです。風呂あがりながら火照っていて当たり前ですから。また、「ばあば『と』アイスの実」と、並列を示す「と」が使われているので、祖母もアイスの実も火照っているのかと誤読を生む可能性もある句でした。添削句を見ても、お風呂上りにばあちゃんと自分とアイスの実がある光景。アイスの実の宣伝にはなるのですが、風呂上りに冷たいものを食べるという発想は凡かなぁ。
3位の句
12音のフレーズを作り、季語をくっつけるという夏井先生の初心者向けのテキストでよく紹介されるタイプの句。ただ、固有名詞「ピノ」。星形のピノの存在感が強すぎました。俳句を作るとき、固有名詞は季語並みの存在感を示してしまうこともあると、改めて学んだところです。
2位の句
文語と口語の混在を直され、口語で統一されました。もし、文語に寄せると「在りし夏選ばざりけるフレーバー」くらいとなるでしょうか。これだと、「フレーバー」が文体に対して浮薄となりますね。やはり口語体でよかったのかと。
1位の句
原句だと、六七五。この調べがいま一つなのが気になりました。
刮目すべきは、「意外性は後で投げ込む」というテクニック。これは覚えておきたいところでした。
今回は
まずは名人の句からの感想に入ります。
皆藤愛子名人
映像がハッキリ伝わり昇格文句無しの句だと思います。
個人的な好みでいうなら、
中七「倒し」を「倒す」で一度カットを入れたほうが、調べとしても「す」の韻を踏む意味でもよかったように思えます。
千賀名人
ジンクスを破りましたね。
季語の選択ですが、
ガリガリ君だけでなく、チョコミント味のもの、最近だとコンビニで販売してるフラッペのソーダ味などがありますので、
そこら辺は読者の想像に委ねる形でよかったのではと思います。
破調と心情のバランスは
2年前の
夏の海を描くスプレーの秋思
がありますので、その技術力は確立されたものだと思ってます。
また字面での表記の技術も信頼できると思います。
とはいえ、中々信頼されない千賀名人。ちょっと気の毒ですねw
仮にポジティブな内容なら
ガリガリ君かざすや海の帰路夕焼
などでしょうか。
村上名人
「ディッシャー」と具体的なものを持ってきましたが、家庭でそれを使われるのはあまりイメージは持つのは難しいかもしれません。
なので、場所の情報は必要でしたね。あと、「ディッシャー」とあれば、「持つ」も必要無かったように思います。
ディッシャーや家で素足の子は無敵
一度切ります。
最後に拙句を詠ませていただきます。
「サーティワン」汗だくのガテンが集う
皆藤愛子名人
映像がハッキリ伝わり昇格文句無しの句だと思います。
個人的な好みでいうなら、
中七「倒し」を「倒す」で一度カットを入れたほうが、調べとしても「す」の韻を踏む意味でもよかったように思えます。
千賀名人
ジンクスを破りましたね。
季語の選択ですが、
ガリガリ君だけでなく、チョコミント味のもの、最近だとコンビニで販売してるフラッペのソーダ味などがありますので、
そこら辺は読者の想像に委ねる形でよかったのではと思います。
破調と心情のバランスは
2年前の
夏の海を描くスプレーの秋思
がありますので、その技術力は確立されたものだと思ってます。
また字面での表記の技術も信頼できると思います。
とはいえ、中々信頼されない千賀名人。ちょっと気の毒ですねw
仮にポジティブな内容なら
ガリガリ君かざすや海の帰路夕焼
などでしょうか。
村上名人
「ディッシャー」と具体的なものを持ってきましたが、家庭でそれを使われるのはあまりイメージは持つのは難しいかもしれません。
なので、場所の情報は必要でしたね。あと、「ディッシャー」とあれば、「持つ」も必要無かったように思います。
ディッシャーや家で素足の子は無敵
一度切ります。
最後に拙句を詠ませていただきます。
「サーティワン」汗だくのガテンが集う
No title
そもそも"アイス"だけでは季語にならないとはいえ、"アイスの実"となるとアイスクリームの商品名なのだから普通に季語扱いしていいと思います
昇吉さんのスイカバーと同じで
昇吉さんのスイカバーと同じで
才能アリ3人、才能アリ率75%は史上最高の倍率(?)な平場の皆様について……
IKKOさん、美容院と氷菓とを合わせたのが良く、卒がない出来でした。が、意外性を意識するならやはり添削後でしょうか。宣言通り「ちゃんちゃんこ」より遥かに向上したのを感じます。
伊集院さんは今回も詩的な表現が光りましたね。添削とは逆に「選ばなかった」を「選ばざりける」と文語表現に直すと大人になりすぎて「フレイバー」の意味が変わってきそうですから、アイスには丁度いいバランスでしょう。
酒井座長、季語5音と季語以外12音をしっかり捉えた「勉強してきた初心者」というイメージ。今回は「星」の字を重ねる意図が見え透いていたとはいえ(隣の母曰く「ギャグのつもりって思った」)、才能アリが安定しそうではある雰囲気でした。小籔さんは間違いなく越えられますね。
れにちゃん、唯一の凡人。俳句始めたてにありがちな「無駄が多い」「誰でも考えそう」のパターンにはまっておりました。
ちなみに「アイスの実」は(冬限定の濃厚な味も旨いけど)爽やかなフルーツフレーバーですから、現代の夏の季語になってもおかしくないです!おかしいか?
(投稿者の一句)
牧場のソフトクリームひだり巻き
IKKOさん、美容院と氷菓とを合わせたのが良く、卒がない出来でした。が、意外性を意識するならやはり添削後でしょうか。宣言通り「ちゃんちゃんこ」より遥かに向上したのを感じます。
伊集院さんは今回も詩的な表現が光りましたね。添削とは逆に「選ばなかった」を「選ばざりける」と文語表現に直すと大人になりすぎて「フレイバー」の意味が変わってきそうですから、アイスには丁度いいバランスでしょう。
酒井座長、季語5音と季語以外12音をしっかり捉えた「勉強してきた初心者」というイメージ。今回は「星」の字を重ねる意図が見え透いていたとはいえ(隣の母曰く「ギャグのつもりって思った」)、才能アリが安定しそうではある雰囲気でした。小籔さんは間違いなく越えられますね。
れにちゃん、唯一の凡人。俳句始めたてにありがちな「無駄が多い」「誰でも考えそう」のパターンにはまっておりました。
ちなみに「アイスの実」は(冬限定の濃厚な味も旨いけど)爽やかなフルーツフレーバーですから、現代の夏の季語になってもおかしくないです!おかしいか?
(投稿者の一句)
牧場のソフトクリームひだり巻き
おそらくAの書面には降格まで酷くはないけど「伝えたいのはどっち?」とか「もう少し明るさがほしい!」って書かれてたと思われます。
しかし、こういう2択になったときって大体昇格にならないイメージがあったので(皆藤ちゃんの赤錆の傘立てとか、横尾くんのゴンドラとか)、ジンクスブレイカーになりましたね。
しかし、こういう2択になったときって大体昇格にならないイメージがあったので(皆藤ちゃんの赤錆の傘立てとか、横尾くんのゴンドラとか)、ジンクスブレイカーになりましたね。
昨日のプレバト
千賀くんの昇格試験で仮にAの査定結果が出ていたらどうなったのでしょうか?