コメント
シードは3人+永世名人な気がします
浜田さんならAグループに俳句四天王が同グループという引きしそうなので
浜田さんならAグループに俳句四天王が同グループという引きしそうなので
カラオケと言ったのは「フリードリンク」の7文字だけ見たら、の話です。もちろん全部読むとファミレスかなと想像はつきます。
続きです
5位 村上名人
上五中七下五のそれぞれが名詞で終わってるので、三段切れに近いようなブツブツなリズムになってるのが減点なのかもしれません。
また役の格好をしたまま物を運ぶというのも、「村祭り」あるあるで類想だったのかもですね。
村上名人にしては起きにいった印象はします。
4位藤本名人
シードを逃した要因として考えられるとしたら、
句のなかに「雁」の存在がないということでしょうか?
少なくとも作者の目の前には存在してないのだけは確実ですし、作者の故郷にも確実に来てるかどうかがわからないので
もうひとつ、「まず」「長電話」の取り合わせも季語の存在感が薄れる要因だったのではと思います。暑中見舞いの挨拶のような印象でした。
ご本人の解説どおりであるならば、故郷に電話するのであれば、ある程度の時間をとるであろうことは想像できるので、
会話の描写を細かく書いたら、季語の存在感がでたのではと思います。自分が詠むとしたら
故郷や「そっちに雁はもう来たの?」
作者の故郷の方言があったらよりリアリティーがあったかもしれません。
シードを獲得された3人と藤本さんの差は何かといえば
句の中における季語の存在感の大きさではないかと思います。
句の世界の中に季語が映像として実際に存在するかどうかで考えたら、妥当ではないかと思います。
3位 立川志らく名人
「捨てる」ではなく「やぶく」ということで、作者の心情がより表現されていると思います。
原句だと作者自身の描写にやや比重がかかってますが、先生の添削だと季語の描写を描きながらも、原句の「ふと」の描写も含まれてます。
調べでも原句だとゆったりした前半、唐突な感じがある後半にやや違和感がありますが、
添削は全体がゆったりなだらかになっていて、内容とあってるかなと思います。
以前の渡辺えりさんの自由律句の解説のなかでおっしゃっていた、
内容にあったリズムを探さなければならない
というのが名人の課題かなと思います。
推測するに17音におさめることにこだわったからかなと思います。そこの拘りをなくせば志らく名人ご本人も書けたはずだと思います。
そういう意味では中田名人の「中途半端」というのは実は的を得てるかなと。
Kis-My-Ft2の1位2位、おめでとうございます。
2位、横尾名人
千原ジュニア名人もおっしゃってましたが、「ドリンクバー」では場所を語ってるだけになりますが、
「フリードリンク」で時間経過がわかります。
別の方のコメントに「カラオケ」も考えられると書いてましたが、
それなら「電子辞書」がでることはあり得ないですし、お金の問題も発生するので、
ファミレスと考えるのが妥当だと思います。
また「夜学子」の「子」の字が若い年齢ということも想像させてくれます。
「塾」「予備校」でも通じるのではないか?とも考えましたが、
夜学は昼間に働いてる人が通うものということを考えたら、帰ったら翌朝の準備をしなきゃならないはずであろうことを考えたときに、季語の必然性が出てくるという結論になりました。
ここで内容とはずれますが、ひょっとしたらこのブログを見ているかもしれない横尾名人に申し上げたいことがあります。
Kis-My-Ft2の10周年の特集をしていたある番組で横尾名人が「自分はタレント性がない」とおっしゃってましたが
横尾名人が先だって特待生となることによって、千賀名人や北山さんがあとを追いかける形になりました。
また僕自身、ジャニーズに興味はなかったのですが、このプレバトを通じてKis-My-Ft2に興味を持ちました。たぶん僕と同じような人も多くいるとおもいます。
もちろん逆のパターンも然りでしょう。
「王国の蝶」も横尾名人と千賀名人の功績から生まれた名曲です。
プレバトという番組においても、俳句という文学においても、ジャニーズにおいても、横尾名人の功績は大きいと思います。
どうぞこれからもご自身のやり方で活動していただきたいなと思います。
俳句に戻ります。
1位、北山宏光さん、おめでとうございます。
「死す」これで充電も修理もできないほどの壊れ具合がわかります。
また最後の「月」の語順もお見事でした。句で読めばスマホに映るという描写ですが、そのあとに実際に空を見上げるだろうということも想像できますし、
人工物や視線を下になるスマホの描写を、「月」という2音でどんでん返しの対比とするのが見事ですし
季語によって、作者の生活がスマホに依存しているかというのも想像させてくれます。
お見事でした。
全体を通してみると
兼題に忠実だったのが、北山さんと梅沢名人だけでした。
そこからみてもどれだけ類想類句があるかというのがわかります。個今回に限っては発想を飛ばされた人の方が置きにいったように思えてきます。
一度兼題と真っ向勝負したタイトル戦を見たいものです。
最後に拙句を詠ませていただきます。
梅沢名人の句を本歌取りという形で、(パクりなのかも、、)
龍淵に割れたスマホの光漏れ
上五中七下五のそれぞれが名詞で終わってるので、三段切れに近いようなブツブツなリズムになってるのが減点なのかもしれません。
また役の格好をしたまま物を運ぶというのも、「村祭り」あるあるで類想だったのかもですね。
村上名人にしては起きにいった印象はします。
4位藤本名人
シードを逃した要因として考えられるとしたら、
句のなかに「雁」の存在がないということでしょうか?
少なくとも作者の目の前には存在してないのだけは確実ですし、作者の故郷にも確実に来てるかどうかがわからないので
もうひとつ、「まず」「長電話」の取り合わせも季語の存在感が薄れる要因だったのではと思います。暑中見舞いの挨拶のような印象でした。
ご本人の解説どおりであるならば、故郷に電話するのであれば、ある程度の時間をとるであろうことは想像できるので、
会話の描写を細かく書いたら、季語の存在感がでたのではと思います。自分が詠むとしたら
故郷や「そっちに雁はもう来たの?」
作者の故郷の方言があったらよりリアリティーがあったかもしれません。
シードを獲得された3人と藤本さんの差は何かといえば
句の中における季語の存在感の大きさではないかと思います。
句の世界の中に季語が映像として実際に存在するかどうかで考えたら、妥当ではないかと思います。
3位 立川志らく名人
「捨てる」ではなく「やぶく」ということで、作者の心情がより表現されていると思います。
原句だと作者自身の描写にやや比重がかかってますが、先生の添削だと季語の描写を描きながらも、原句の「ふと」の描写も含まれてます。
調べでも原句だとゆったりした前半、唐突な感じがある後半にやや違和感がありますが、
添削は全体がゆったりなだらかになっていて、内容とあってるかなと思います。
以前の渡辺えりさんの自由律句の解説のなかでおっしゃっていた、
内容にあったリズムを探さなければならない
というのが名人の課題かなと思います。
推測するに17音におさめることにこだわったからかなと思います。そこの拘りをなくせば志らく名人ご本人も書けたはずだと思います。
そういう意味では中田名人の「中途半端」というのは実は的を得てるかなと。
Kis-My-Ft2の1位2位、おめでとうございます。
2位、横尾名人
千原ジュニア名人もおっしゃってましたが、「ドリンクバー」では場所を語ってるだけになりますが、
「フリードリンク」で時間経過がわかります。
別の方のコメントに「カラオケ」も考えられると書いてましたが、
それなら「電子辞書」がでることはあり得ないですし、お金の問題も発生するので、
ファミレスと考えるのが妥当だと思います。
また「夜学子」の「子」の字が若い年齢ということも想像させてくれます。
「塾」「予備校」でも通じるのではないか?とも考えましたが、
夜学は昼間に働いてる人が通うものということを考えたら、帰ったら翌朝の準備をしなきゃならないはずであろうことを考えたときに、季語の必然性が出てくるという結論になりました。
ここで内容とはずれますが、ひょっとしたらこのブログを見ているかもしれない横尾名人に申し上げたいことがあります。
Kis-My-Ft2の10周年の特集をしていたある番組で横尾名人が「自分はタレント性がない」とおっしゃってましたが
横尾名人が先だって特待生となることによって、千賀名人や北山さんがあとを追いかける形になりました。
また僕自身、ジャニーズに興味はなかったのですが、このプレバトを通じてKis-My-Ft2に興味を持ちました。たぶん僕と同じような人も多くいるとおもいます。
もちろん逆のパターンも然りでしょう。
「王国の蝶」も横尾名人と千賀名人の功績から生まれた名曲です。
プレバトという番組においても、俳句という文学においても、ジャニーズにおいても、横尾名人の功績は大きいと思います。
どうぞこれからもご自身のやり方で活動していただきたいなと思います。
俳句に戻ります。
1位、北山宏光さん、おめでとうございます。
「死す」これで充電も修理もできないほどの壊れ具合がわかります。
また最後の「月」の語順もお見事でした。句で読めばスマホに映るという描写ですが、そのあとに実際に空を見上げるだろうということも想像できますし、
人工物や視線を下になるスマホの描写を、「月」という2音でどんでん返しの対比とするのが見事ですし
季語によって、作者の生活がスマホに依存しているかというのも想像させてくれます。
お見事でした。
全体を通してみると
兼題に忠実だったのが、北山さんと梅沢名人だけでした。
そこからみてもどれだけ類想類句があるかというのがわかります。個今回に限っては発想を飛ばされた人の方が置きにいったように思えてきます。
一度兼題と真っ向勝負したタイトル戦を見たいものです。
最後に拙句を詠ませていただきます。
梅沢名人の句を本歌取りという形で、(パクりなのかも、、)
龍淵に割れたスマホの光漏れ
金秋戦
・1位の句
最後の「月」でスマホ画面から空に見上げる視線の誘導がすばらしいと感じました。ベンチに座って(もしくは歩きながら)スマホを触っているうちに電源が切れた、という状況でしょうか。
・2位の句
場所は一切書かれていませんが、句を詠むと場所が想像できます。フリードリンクだけ見たらカラオケ店かなと思いましたが。先生が言う内容と調べがあっている、の意味がいまだによく分かりません。
・3位の句
これは先生も作者が分かったはず。今回は類想という言葉がよく出てきましたが、類想を回避するには定型を崩せばよいと勘違いする視聴者が増えそうです。これが4,5位の句より上なのか、というのが正直な感想です。
・4位の句
これは良い句だと思いました。今回の句の中で一番季語を生かしていると思います。作者の立ち位置と故郷の様子がよくわかります。映像も浮かびます。電話の相手は家族なのか、友達なのか、雁の飛来を尋ねた後にどんな話をしているのか、など想像して楽しい句だと思います。
・5位の句
発電機(を)運ぶ、という風に助詞を補うことができるこの句は三段切れの句なのかどうか気になりました。村祭の切実な様子と村祭ならではの滑稽味が感じられます。「祭」があるので赤鬼(のお面を被った人間)であることは想像しやすいのかな、と思いました。
・6位の句
思い切った取り合わせですね。梅沢さんは難しい季語を使いこなして詩にしている印象があります。充電切れスマホがやや寸詰まりなのが少しもったいない印象。添削句では「液晶画面」とされていましたが、それだけでスマホだと分かるでしょうか。液晶画面は他の電子機器にもありますし、「真っ黒なスマホの画面龍淵に」ぐらいが良いと思いました。
・7位の句
好調が続いていた東さん。「を」という助詞は気になったものの、中八についてはあまり気になりませんでした(「じゅ」と「ん」のおかげ?)。中八を何とかしないといけないのかどうか、これも疑問です(「玉葱やこの人結局死んじゃうの」、この句も中八ですが掲載決定)。
・8位の句
これは三段切れでしょう。「長き夜」にしてしまうと季重なりになってしまうので「長き闇」にした点は工夫されているなと感じました。「絶縁破壊秋雷の長き闇(闇長し)」とかではだめなんですかね、、、
・9位の句
個人的に優勝を予想していただけに驚き。「次子」という言葉を使うだけで子育ての大変さがより伝わる、という先生の説明に納得しました。子どもの句は高評価が多いだけにジュニアさんも自信があったのではないかと推測できます。
・10位の句
最下位なのが気の毒に感じました。正直「や」は引っかかりましたし、添削後の句の方が良いと思いました。一物仕立ての難しさを改めて感じました。「ギギ」という擬音語は効果的だと思いましたし、オリジナリティはその擬音語にあるのかなという印象です。
・シード権
こればかりは納得いきませんね、、、。村上さんまでシードかなと思っていましたので。村上さんまでシードにしなくても藤本さんはシードに入れるべきでしょう。藤本さんの句がなぜ4位かという説明もなかったし、、、
最後の「月」でスマホ画面から空に見上げる視線の誘導がすばらしいと感じました。ベンチに座って(もしくは歩きながら)スマホを触っているうちに電源が切れた、という状況でしょうか。
・2位の句
場所は一切書かれていませんが、句を詠むと場所が想像できます。フリードリンクだけ見たらカラオケ店かなと思いましたが。先生が言う内容と調べがあっている、の意味がいまだによく分かりません。
・3位の句
これは先生も作者が分かったはず。今回は類想という言葉がよく出てきましたが、類想を回避するには定型を崩せばよいと勘違いする視聴者が増えそうです。これが4,5位の句より上なのか、というのが正直な感想です。
・4位の句
これは良い句だと思いました。今回の句の中で一番季語を生かしていると思います。作者の立ち位置と故郷の様子がよくわかります。映像も浮かびます。電話の相手は家族なのか、友達なのか、雁の飛来を尋ねた後にどんな話をしているのか、など想像して楽しい句だと思います。
・5位の句
発電機(を)運ぶ、という風に助詞を補うことができるこの句は三段切れの句なのかどうか気になりました。村祭の切実な様子と村祭ならではの滑稽味が感じられます。「祭」があるので赤鬼(のお面を被った人間)であることは想像しやすいのかな、と思いました。
・6位の句
思い切った取り合わせですね。梅沢さんは難しい季語を使いこなして詩にしている印象があります。充電切れスマホがやや寸詰まりなのが少しもったいない印象。添削句では「液晶画面」とされていましたが、それだけでスマホだと分かるでしょうか。液晶画面は他の電子機器にもありますし、「真っ黒なスマホの画面龍淵に」ぐらいが良いと思いました。
・7位の句
好調が続いていた東さん。「を」という助詞は気になったものの、中八についてはあまり気になりませんでした(「じゅ」と「ん」のおかげ?)。中八を何とかしないといけないのかどうか、これも疑問です(「玉葱やこの人結局死んじゃうの」、この句も中八ですが掲載決定)。
・8位の句
これは三段切れでしょう。「長き夜」にしてしまうと季重なりになってしまうので「長き闇」にした点は工夫されているなと感じました。「絶縁破壊秋雷の長き闇(闇長し)」とかではだめなんですかね、、、
・9位の句
個人的に優勝を予想していただけに驚き。「次子」という言葉を使うだけで子育ての大変さがより伝わる、という先生の説明に納得しました。子どもの句は高評価が多いだけにジュニアさんも自信があったのではないかと推測できます。
・10位の句
最下位なのが気の毒に感じました。正直「や」は引っかかりましたし、添削後の句の方が良いと思いました。一物仕立ての難しさを改めて感じました。「ギギ」という擬音語は効果的だと思いましたし、オリジナリティはその擬音語にあるのかなという印象です。
・シード権
こればかりは納得いきませんね、、、。村上さんまでシードかなと思っていましたので。村上さんまでシードにしなくても藤本さんはシードに入れるべきでしょう。藤本さんの句がなぜ4位かという説明もなかったし、、、
上半期最終日でした。
とにかく忙しく、映像を見れてませんが、さすがタイトル戦、字面を読ませていただくだけでも勉強になります。
一位 北山さん
この句を声にして読んだときに、必ずしも調べが良いとは思いません。しかし、内容は写真に比較的忠実で、読み手の共感を上手くくすぐる良い句ですね。
兼題写真を見ると「スマホ死す」が、充電切れと思えますが、水没等、画面に傷はないが電源が入らなくなった状態とも取れます。とにかく、画面が出てこないスマホがあり、画面が映らないからこそ、そこに指紋と月が見えてくる。
「やばっ!スマホ手落とした。無事か!?画面消えてるよ、やぱ。起動できる??・・・つかない、割れてないのに、なんで?もう一回スイッチ押して、、、て、なんか、指紋見えるし、月も反射して見えるな」こんな経験が詠み手にあったのかな、と。
ここのところ、動画やご自身が選者を務めるウエブページで、類想は悪いことではない、そこを土台に新たな発見やオリジナリティを示すことが出来れば、多くの人の共感を得られる作品ができる、と夏井先生は仰ってます。その辺りの志向とマッチしている句とも思えます。
それにしても、昨年の千原ジュニア名人にしても、今年の北山さんにしても、金秋戦は「ダメな子扱いされた人の実りの大会」となっていくんでしょうか。そうなると、なんか、うれしいです。
なんにしても、おめでとうございます。
二位 横尾名人
横尾名人の詠む句の魅力と弱点に気づけました。
横尾名人の句の魅力について、自分としては、淡々と光景を描く、動詞や形容詞を一個置く、そこに自分の思いをチラ見せはするが、読後感は読み手に委ねる、そのあたりが魅力と感じてます。
実際、横尾名人は「夕虹やデビュー知らせし茶封筒」以来、「や」「かな」「けり」の三大切れ字とでもいうんでしょうか、これらを使ってない。
今回の句も、フリードリンク夜学子の電子辞書、と淡々と述べているのみ。
ファミレスかなんかでフリードリンクのみ頼んだ「夜学子」がいます。電子辞書使ってましたよ、と。
季語の「夜学子」自体、1夜学に通う子、2夜遅くまで勉強する子、と解釈は分かれますね。
1、2の読みの分岐がありますが、ファミレスで電子辞書使ってフリードリンクたのんで勉強してる学生が淡々と描かれてるのが、魅力です。
ファミレスで勉強してるのはなんで?
なんで紙でなく、電子の辞書使ってるの?
その夜学子を、他の客や店員はどう見つめてるのか、勉強終えたら、どこに行くのか。
と、読んで色々想像が広がる句。
おもしろいのですが、読み手に色々思わせる一方で、作者の言いたいことや見せたい光景が、つたわるかというと、どうなのか?
この点が、弱点だし、永世名人に求められる要素でもありますね。
また、読みが広がって面白かったのですが、色々解釈するうちに、兼題写真が頭から抜けていきました。この点でも、一位にはなれなかったのかな、と。
3位 志らく名人
スマホからメール、文とジャンプした感じでしょうか。
秋蛍は立秋を過ぎても残っている蛍と歳時記にありました。憐れみが感じられる季語で
消えもせでかなしき秋の螢かな 子規
などは典型的な季語の使い方でしょうか。
志らく名人の句だと、「ふと」が蛍が「現れた」(別に光ってなくても良い)とも取れますね。添削句の「ふっと」もそう。「ほのと」だと確実に光ってますね。たぶんこれが正解に近いのではないかと。
4位 藤本名人
詠み手は雁の飛来地、例えば宮城県の伊豆沼あたりの方?今年も二週間ほど前に伊豆沼に雁が飛来したとのこと。結構タイミングの良い句ですね。お国訛りで電話してる光景も見えてきます。
5位 村上名人
この句を見て、笑ってしまいました。プレバト村があるとして、そこではなかなかカオスな祭りの景があるようです。
さて、句について。赤鬼役の人が発電機を運んでいる光景に俳諧味を感じますね。
ただ、三段切れなのと、プレバトのタイトル戦で
村祭ラジカセが笛担当す
とご自分で詠まれています。置きにきたかという感じが。
プレバト村では、発電機をリアル赤鬼が運び、躍りではラジカセが笛を担当、収穫を感謝する奉納の歌舞伎では
弁慶が時計している村芝居(円楽師匠)
で、時計屋!と喝采が飛んでるのを想像すると笑えます。
6位 御大
龍淵に潜む。春分に龍は空に登り、秋分に湖とかに戻る。元々中国の伝説からきてるようですね。淵に龍が潜んでるような水の色は、例えば秋田の田沢湖のように深い青。
八文字もある季語で、使いにくい。辛うじて「に」があるので、龍淵に/潜む、と御大のように句跨がりには使える(これが、林間学校や黄金週間といった8文字でひとつの塊になってる季語だと、上句字余りにして置くのが定石になるそう)。ただ、格好良い季語なので、プレバトでは既に使った人がいた気がします。
句全体を読むと、充電切れスマホは龍が淵に潜んでいるようだ、と季語が比喩的に捉えられました。この点ではこの順位なのでしょう。
直しの句で龍淵に、と季語があるのですが、これだけでも通用するのでしょうか。
7位 永世名人
夜学校が季語ですが、中八なのと、中句に「している」と付けると意味が通り、散文的かなあ。夜間学校で実際にタコ足充電がされているかは知りませんが、たぶん、東国原氏なので、実際に見た光景なのでしょうけど。
8位 中田名人
中七の言葉、初めは縁切りと関係破壊かと思いましたが、ググると実際にこのような言葉があり、ストレートに停電の句と分かりました。詠み手が中田さんだけに、この語を持ってきたのにはギャップがありました。三段切れが痛いところ。
9位 ジュニア名人
夜半の秋は時候の季語。たぶん、時候の季語から始めるより、具体的な光景を描いてから、季語に委ねた方が良いとされたのではないかと予想します。
10位 森口名人
死にかけのセミの句。充電切れ間近から、死にかけのなにかを思い起こすのは類想がありそう。
例により、映像を見たら、追記します。
とにかく忙しく、映像を見れてませんが、さすがタイトル戦、字面を読ませていただくだけでも勉強になります。
一位 北山さん
この句を声にして読んだときに、必ずしも調べが良いとは思いません。しかし、内容は写真に比較的忠実で、読み手の共感を上手くくすぐる良い句ですね。
兼題写真を見ると「スマホ死す」が、充電切れと思えますが、水没等、画面に傷はないが電源が入らなくなった状態とも取れます。とにかく、画面が出てこないスマホがあり、画面が映らないからこそ、そこに指紋と月が見えてくる。
「やばっ!スマホ手落とした。無事か!?画面消えてるよ、やぱ。起動できる??・・・つかない、割れてないのに、なんで?もう一回スイッチ押して、、、て、なんか、指紋見えるし、月も反射して見えるな」こんな経験が詠み手にあったのかな、と。
ここのところ、動画やご自身が選者を務めるウエブページで、類想は悪いことではない、そこを土台に新たな発見やオリジナリティを示すことが出来れば、多くの人の共感を得られる作品ができる、と夏井先生は仰ってます。その辺りの志向とマッチしている句とも思えます。
それにしても、昨年の千原ジュニア名人にしても、今年の北山さんにしても、金秋戦は「ダメな子扱いされた人の実りの大会」となっていくんでしょうか。そうなると、なんか、うれしいです。
なんにしても、おめでとうございます。
二位 横尾名人
横尾名人の詠む句の魅力と弱点に気づけました。
横尾名人の句の魅力について、自分としては、淡々と光景を描く、動詞や形容詞を一個置く、そこに自分の思いをチラ見せはするが、読後感は読み手に委ねる、そのあたりが魅力と感じてます。
実際、横尾名人は「夕虹やデビュー知らせし茶封筒」以来、「や」「かな」「けり」の三大切れ字とでもいうんでしょうか、これらを使ってない。
今回の句も、フリードリンク夜学子の電子辞書、と淡々と述べているのみ。
ファミレスかなんかでフリードリンクのみ頼んだ「夜学子」がいます。電子辞書使ってましたよ、と。
季語の「夜学子」自体、1夜学に通う子、2夜遅くまで勉強する子、と解釈は分かれますね。
1、2の読みの分岐がありますが、ファミレスで電子辞書使ってフリードリンクたのんで勉強してる学生が淡々と描かれてるのが、魅力です。
ファミレスで勉強してるのはなんで?
なんで紙でなく、電子の辞書使ってるの?
その夜学子を、他の客や店員はどう見つめてるのか、勉強終えたら、どこに行くのか。
と、読んで色々想像が広がる句。
おもしろいのですが、読み手に色々思わせる一方で、作者の言いたいことや見せたい光景が、つたわるかというと、どうなのか?
この点が、弱点だし、永世名人に求められる要素でもありますね。
また、読みが広がって面白かったのですが、色々解釈するうちに、兼題写真が頭から抜けていきました。この点でも、一位にはなれなかったのかな、と。
3位 志らく名人
スマホからメール、文とジャンプした感じでしょうか。
秋蛍は立秋を過ぎても残っている蛍と歳時記にありました。憐れみが感じられる季語で
消えもせでかなしき秋の螢かな 子規
などは典型的な季語の使い方でしょうか。
志らく名人の句だと、「ふと」が蛍が「現れた」(別に光ってなくても良い)とも取れますね。添削句の「ふっと」もそう。「ほのと」だと確実に光ってますね。たぶんこれが正解に近いのではないかと。
4位 藤本名人
詠み手は雁の飛来地、例えば宮城県の伊豆沼あたりの方?今年も二週間ほど前に伊豆沼に雁が飛来したとのこと。結構タイミングの良い句ですね。お国訛りで電話してる光景も見えてきます。
5位 村上名人
この句を見て、笑ってしまいました。プレバト村があるとして、そこではなかなかカオスな祭りの景があるようです。
さて、句について。赤鬼役の人が発電機を運んでいる光景に俳諧味を感じますね。
ただ、三段切れなのと、プレバトのタイトル戦で
村祭ラジカセが笛担当す
とご自分で詠まれています。置きにきたかという感じが。
プレバト村では、発電機をリアル赤鬼が運び、躍りではラジカセが笛を担当、収穫を感謝する奉納の歌舞伎では
弁慶が時計している村芝居(円楽師匠)
で、時計屋!と喝采が飛んでるのを想像すると笑えます。
6位 御大
龍淵に潜む。春分に龍は空に登り、秋分に湖とかに戻る。元々中国の伝説からきてるようですね。淵に龍が潜んでるような水の色は、例えば秋田の田沢湖のように深い青。
八文字もある季語で、使いにくい。辛うじて「に」があるので、龍淵に/潜む、と御大のように句跨がりには使える(これが、林間学校や黄金週間といった8文字でひとつの塊になってる季語だと、上句字余りにして置くのが定石になるそう)。ただ、格好良い季語なので、プレバトでは既に使った人がいた気がします。
句全体を読むと、充電切れスマホは龍が淵に潜んでいるようだ、と季語が比喩的に捉えられました。この点ではこの順位なのでしょう。
直しの句で龍淵に、と季語があるのですが、これだけでも通用するのでしょうか。
7位 永世名人
夜学校が季語ですが、中八なのと、中句に「している」と付けると意味が通り、散文的かなあ。夜間学校で実際にタコ足充電がされているかは知りませんが、たぶん、東国原氏なので、実際に見た光景なのでしょうけど。
8位 中田名人
中七の言葉、初めは縁切りと関係破壊かと思いましたが、ググると実際にこのような言葉があり、ストレートに停電の句と分かりました。詠み手が中田さんだけに、この語を持ってきたのにはギャップがありました。三段切れが痛いところ。
9位 ジュニア名人
夜半の秋は時候の季語。たぶん、時候の季語から始めるより、具体的な光景を描いてから、季語に委ねた方が良いとされたのではないかと予想します。
10位 森口名人
死にかけのセミの句。充電切れ間近から、死にかけのなにかを思い起こすのは類想がありそう。
例により、映像を見たら、追記します。
今回は
夜も遅いので2回にわけて
最下位の森口瑤子名人
類想類句という壁が大きかったのかもしれないですね。肩の力が抜けているという森口名人の長所が仇になったかなと思います。
句そのものの感想は下五「鳴く」というのが説明的というが、事実を述べている感じになるので、「鳴き」という風にしたらより映像になったかなと思います。
9位、千原ジュニア名人
正直、順位は上位でもよかったように思えました。家族の描写と表記の工夫と千原ジュニア名人の総決算といったところでしょうか?
夏井先生の添削ですが、季語をひらがなで書くというのが僕には到底できないですので、勉強になりましたし、浜田さんがまたwwリズムもゆったりした感じになったように思えます
8位、中田喜子名人
「絶縁破壊」というのは僕も知りませんでしたので、最初読まれたときはカップルの別れの描写とだと思いました、、、、恥ずかしい限りです。
先生の添削についてですが、
三段切れか
中八か
選択を迫られる形になりましたが、
個人的には聴覚に訴えかける句だと思うので、あえてリズムを切ることで、負の心情が描けていたように思えました。
7位、まさかの東国原名人
今回は正直微妙でした。
上五中七の描写はたとえば、職場でもありえますから、「夜学校」の必然性があまり感じられなかったです。
先生の添削によって、最新版から、古いガラケー(もうすぐ終わってしまいますが)なども浮かび、様々な年代の人が学ばれる「夜学」をより主役に押し立てているなと思いました。
6位、同じくまさかの梅沢名人
後半の「充電切れスマホ」が寸詰まりのようにかんじました。定型にこだわる梅沢名人らしいですが、「の」があったほうがいいようにおもえました。
先生の添削ですが、
「龍淵に」というのも初めて知りましたので勉強になりました。
添削後だと画面をよりアップに感じられて、まるで画面を通して龍がうっすら見えてくるような印象になりました。
続きはまた明日
拙句を詠ませていただきます。
秋の蚊の音やスマホが落ちる音
最下位の森口瑤子名人
類想類句という壁が大きかったのかもしれないですね。肩の力が抜けているという森口名人の長所が仇になったかなと思います。
句そのものの感想は下五「鳴く」というのが説明的というが、事実を述べている感じになるので、「鳴き」という風にしたらより映像になったかなと思います。
9位、千原ジュニア名人
正直、順位は上位でもよかったように思えました。家族の描写と表記の工夫と千原ジュニア名人の総決算といったところでしょうか?
夏井先生の添削ですが、季語をひらがなで書くというのが僕には到底できないですので、勉強になりましたし、浜田さんがまたwwリズムもゆったりした感じになったように思えます
8位、中田喜子名人
「絶縁破壊」というのは僕も知りませんでしたので、最初読まれたときはカップルの別れの描写とだと思いました、、、、恥ずかしい限りです。
先生の添削についてですが、
三段切れか
中八か
選択を迫られる形になりましたが、
個人的には聴覚に訴えかける句だと思うので、あえてリズムを切ることで、負の心情が描けていたように思えました。
7位、まさかの東国原名人
今回は正直微妙でした。
上五中七の描写はたとえば、職場でもありえますから、「夜学校」の必然性があまり感じられなかったです。
先生の添削によって、最新版から、古いガラケー(もうすぐ終わってしまいますが)なども浮かび、様々な年代の人が学ばれる「夜学」をより主役に押し立てているなと思いました。
6位、同じくまさかの梅沢名人
後半の「充電切れスマホ」が寸詰まりのようにかんじました。定型にこだわる梅沢名人らしいですが、「の」があったほうがいいようにおもえました。
先生の添削ですが、
「龍淵に」というのも初めて知りましたので勉強になりました。
添削後だと画面をよりアップに感じられて、まるで画面を通して龍がうっすら見えてくるような印象になりました。
続きはまた明日
拙句を詠ませていただきます。
秋の蚊の音やスマホが落ちる音
感想
このブログのことを今日初めて知りました。すごく見やすいです!!
・俳句の感想を何点か
今回の俳句で個人的に良いと思ったのはポンさんとフジモンさんでした。ポンさんは村祭のあるある観を見事に詩にしたと思いますし、実際に光景が浮かんできました。村祭という季語の必然性もあるし、赤鬼という意外性も面白いです。「は」の韻の工夫もあります(今回の句はポンさんが番組内で言っていたラブレター的要素がない気もしますが笑)。先生は類想感があると指摘していましたが、1位の句もスマホの画面に何か浮かぶという点は類想感があると思いました。(何回か前のプレバトでも割れたスマホに夏の空が、みたいな句があった気がします。)フジモンさんの句は雁という季語だけで作者の故郷の光景がある程度浮かんできますし、長電話によって今はその故郷に住んでいなくて都会に住んでいるのではないかと考えることができます。色々想像ができて楽しい句だと思いました。シード権与えても良かったと思いますけどね…
志らくさんはふとの二音を削って自由律俳句にしても良かったのかなと思います。森口さんの句が最下位という所に今回のレベルの高さが分かります。とにかく波乱続きで面白かったですが、シード権の基準が…
・俳句の感想を何点か
今回の俳句で個人的に良いと思ったのはポンさんとフジモンさんでした。ポンさんは村祭のあるある観を見事に詩にしたと思いますし、実際に光景が浮かんできました。村祭という季語の必然性もあるし、赤鬼という意外性も面白いです。「は」の韻の工夫もあります(今回の句はポンさんが番組内で言っていたラブレター的要素がない気もしますが笑)。先生は類想感があると指摘していましたが、1位の句もスマホの画面に何か浮かぶという点は類想感があると思いました。(何回か前のプレバトでも割れたスマホに夏の空が、みたいな句があった気がします。)フジモンさんの句は雁という季語だけで作者の故郷の光景がある程度浮かんできますし、長電話によって今はその故郷に住んでいなくて都会に住んでいるのではないかと考えることができます。色々想像ができて楽しい句だと思いました。シード権与えても良かったと思いますけどね…
志らくさんはふとの二音を削って自由律俳句にしても良かったのかなと思います。森口さんの句が最下位という所に今回のレベルの高さが分かります。とにかく波乱続きで面白かったですが、シード権の基準が…