2021年9月2日放送 プレバト!!
出演者が詠んだ俳句を紹介します。
挑戦者→貴島明日香[2],濱家隆一[3],和田アキ子[6],山内健司[4],村上佳菜子[初],横尾渉[51],村上健志[57],東国原英夫[69] ※数字は挑戦回数●お題:実家の柱

※実家の柱に子どもの成長の跡が刻まれた1枚。濱家は187cm、和田は174cm、貴島は170cmと高身長ならではの実感がこもった句が出てくるはずと紹介。
※番号クリックでリンク内移動します。
1 | 才能アリ1位70点 | 貴島明日香
| 秋の日に母の枕香薄れゆく | あきのひにははのまくらがうすれゆく |
2 | 凡人2位67点 | 濱家隆一 (かまいたち) | 明日急かし日めくり揺らす秋の初風 | あすせかしひめくりゆらすあきのはつかぜ |
3 | 凡人3位50点 | 和田アキ子
| 今年酒我が膝さする小さき母 | ことしざけわがひざさするちさきはは |
4 | 才能ナシ4位30点 | 山内健司 (かまいたち) | 盆休み久々の足の指の敵 | ぼんやすみひさびさのあしのゆびのてき |
5 | 才能ナシ5位15点 | 村上佳菜子
| 疲れたなあ追い込む季節冬隣 | つかれたなあおいこむきせつふゆとなり |
6 | 名人7段で現状維持 | ★横尾渉 (Kis-My-Ft2) | 父からの返球身に入む黄昏 | ちちからのへんきゅうみにしむたそがれ |
7 | 名人10段★2で現状維持- | ★村上健志 (フルーツポンチ) | 車庫入れの誘導は父秋日和 | しゃこいれのゆうどうはちちあきびより |
8 | 永世名人30句目に掲載決定 | ★東国原英夫
| 秋暑し柱は饐えた父の臭い | あきあつしはしらはすえたちちのにおい |
→編集後記
→歌手・和田アキ子は6度目。前回2年前に「裏道も果てなき尾灯夏の月」で初の才能アリだった。
玉巻アナ 前回初の才能アリを獲得し、喜びのあまり目に涙を浮かべていらっしゃいました(笑)。
アッコ もうね、私ね今回ねちょっと嫌らしいねんけどな、先生の本買いました(笑)。
浜田 あ、そうなんですね。
アッコ 後でサインして頂きます(笑)。
浜田 やる気じゃないですか。
***
→コンビ芸人・かまいたちは濱家隆一・山内健司ともに挑戦。どちらも初の才能アリ獲得を狙う。
浜田 かまいたちは2人ともやるの?
濱家 2人ともやります。はい。
浜田 え、そうなんや。
玉巻アナ 山内さんは過去、(凡人)最下位・(才能ナシ)最下位、(凡人)5位と散々な結果に終わっています(笑)。
浜田 お前、ようやる言うたな。
山内 ここが勝負どころです(笑)。今まで梅沢富美男さんに憧れて、梅沢さんならどう書くんだろうと自分に下ろしてやってたんですけど…。
浜田 言うてた言うてた。
山内 全然梅沢さんダメなんで(笑)。梅沢さん1回捨てます。自分の本心にもう1回戻って戦ってみたいと思います。
玉巻アナ 濱家さんは過去2回凡人査定でして、2回とも55点という毒にも薬にもならない結果。
濱家 言い方悪いなあ。
浜田 こっちも最下位多いのに自分凡人ばっかりって、やめてもう。
濱家 違う。5人中3位というのを2回獲ってて、物凄い序盤に発表されて後は待つだけと(笑)。
浜田 そら、しゃあないやん。
濱家 もうホントに。
浜田 しゃあない。
***
→元フィギュアスケート選手・村上佳菜子は初登場の26歳。2014年ソチ五輪に出場、現在は和田アキ子と同じホリプロ所属で女優としても活躍する。
浜田 今回はでも俳句なんですけど、どうですか?
佳菜子 でも私昔から作文がスッゴく得意で…。
浜田 (笑いながら)作文…。
佳菜子 感性だけはあると思うんですよ。
東国原永世名人 甘い!(笑)
佳菜子 厳しい。
東国原永世名人 みんな言うのよ。言葉扱ってる、小説読んでるとか、アナウンサーさんが喋ってるとか。
浜田 そうですよね。
東国原永世名人 俳句は全然違うからね。
佳菜子 伝わると思います。
浜田 伝わると思うってことで後で見ましょう。
***
→お天気キャスター・貴島明日香は2度目挑戦の25歳。「好きなお天気キャスターランキング」で1位に輝いたが、前回「冬の風母の手憶(おも)う指のシワ」でキング・オブ・凡人だった。
浜田 これはもう言われた本人が一番わかってると思いますけど。
貴島 そうですね。前回母を想う句を書いたんですけど。
浜田 なるほど。
貴島 いつも母がテレビに出たら絶対連絡をくれるんですけど、全く連絡がなかった(笑)。今回は連絡が来るように。
浜田 そらそうでしょ。
貴島 才能アリを目指して頑張りたいなと。
浜田 分かりました。はい。
★ランキングシートの分布は才能アリ1名、凡人2名、才能ナシ2名
浜田 これ、皆さんヤバイですよ。才能ナシ2人いますから。
東国原永世名人 2人もいるんだ。
横尾名人 最近なかったですよね。
浜田 最近なかったよね。
***
浜田 じゃあ凡人開けましょう。2位開けます。
▼凡人2位はかまいたち・濱家
浜田 67は高い。
濱家 高いですよね、でも。凡人の中では。
浜田 高い。
***
浜田 これ凡人開けましょ。才能アリか才能ナシ残しましょ。
濱家 うわ~。
浜田 もうここ入ってれば上等やと思いましょうよ。
▼凡人3位は和田
アッコ やった!やった。
→勢いのあまり立ち上がって腰がすくんでしまう
玉巻アナ 腰が…。
佳菜子 大丈夫ですか?(笑)
浜田 どうしたの?
アッコ やったやん。
浜田 やった、やった…。
アッコ 凡人やん。
***
浜田 さあ、残っているのは才能アリか才能ナシか。さあ、ここまでくるとどうですか、山内さん。
山内 僕はもう凡人で呼ばれなくて良かったなと。
浜田 なるほどね。
山内 才能アリしか狙ってないんで。
浜田 そらそうです。
山内 何でアレ(=濱家が凡人で)呼ばれて喜んでたのか(笑)。
浜田 確かに。
濱家 ほんま、才能ナシやった時覚えとけよ。
玉巻アナ 続いてどうしましょう。
浜田 …最下位。
アッコ これはもう決まりでしょ。
▼才能ナシ最下位は村上佳菜子
佳菜子 ええ~!
村上名人 (15点で)低いな、ほんでまた。
佳菜子 何でですか?
浜田 「何でですか?」やあれへんやん。
佳菜子 うっそ~。
***
山内 もうタイマンまで持ち込みましたから。これは大チャンスです。
浜田 まあ確かにそうですね。どうですか、貴島さん。
貴島 いや、1位ですね、これは。
浜田 そうですか。もう自分でも自信がある?
貴島 山内さんですよ、だって(笑)。
山内 いやいやいやいや。
浜田 かなり下に見てますよ。
山内 かなり下に見られてる。そんなあなたに下に見られる覚えないんですよ(笑)。今日初対面ですよね?(笑)何でこんな下に見られてるんですか。
アッコ 初対面。
▼才能アリ1位は貴島、才能ナシ最下位はかまいたち・山内
貴島 (立ち上がって両手を上げ)えっ!
山内 何やね~ん。
●それでは順位別にみていきます◆1位
才能アリ70点 貴島明日香『秋の日に 母の枕香 薄れゆく』浜田 ほう。
【本人談】兼題「実家の柱」から大黒柱の母をまた詠もうと思った。秋に空気が冷たくなると温度が下がっていくと共に、香りが薄くなっていくことに着目した。私は母のベッドが大好きで昔から潜り込んでいたが、秋になるとその匂いが薄れて寂しいなと思っていたことを書いた。
東国原永世名人 これね
「薄れゆく」っていう"時間経過"が非常にですね、夏井先生は好きなんです。これ「薄れゆく」って時間経過が成功すると非常に評価が高い。
アッコ へぇ~。
東国原永世名人 そうですよ。それを多分、計算してやってる(笑)。
浜田 いやいや。それはないと思いますよ。
東国原永世名人 そうですかね~。
夏井先生 「枕香」(※枕にしみ移った香りのこと)は枕に移っている匂いのこと。
読んだ時に、
お母さまが亡くなっているか、病院・施設で暮らすようになる母か。ある程度の年齢の方の句かなと思っていた。
そういう
落ち着いたしみじみとした空気が一句の中にある。もちろん、生きているお母さまの香りで作っても全然OK。
「薄れゆく」の時間経過は東さんがおっしゃった通りで、
「薄れる」ではなく「ゆく」である程度の時間の幅が表現できる。
勿体ないのは
「枕香」とつながるので、表記の上で「
うすれ」と平仮名の方が綺麗かもしれない。
そしてもう一つ。
上五「に」が散文的になるため、「
や」としっかり切った方が季語が立つ。
「秋の日」という映像を持たない時候の季語を「あ~しみじみと秋の日だな」と詠嘆し、母の枕の香りがゆっくりと薄れてゆくよ、とこういう風になる。
東さんにあんな風に分析されていたとは思わなかった(笑)。まあ
今からちょっと裏かいてやろうと心してからやります(笑)。
浜田 あ~もう喋ったから東さん。
村上名人 やめてください。余計なこと言うの。
東国原永世名人 やっちまったよ~!(笑)
添削後
『秋の日や 母の枕香 うすれゆく』
枕に残った臭いの様子と時候の季語「秋の日」を取り合わせた一句。非常に無難に構成されていますが、「枕香」という単語が良いですね。「薄れゆく」まで読むとやはり母はお亡くなりになったのかと想像させますが、「妣(はは)」は5年前に夏樹陽子さんの添削で用いられており、字面次第で明確になります。上五「や」は気になる点ですが、時候の季語「秋の日」は光・時間と両方を表すので、「薄れゆく」と時間経過を入れることでどちらの映像を思うか読み手に任されており、その辺りの点で東国原名人は多少気になったのかもしれません。母以外の光景描写でさらなる才能アリ獲得に期待したいところです。
◆2位
凡人67点 濱家隆一(かまいたち)『明日急かし 日めくり揺らす 秋の初風』浜田 うんうん。
【本人談】秋になりかける夏の暖かみの残った風が部屋の中に入り、柱に刺さっている日めくりカレンダーを揺らしている。めくろうとしているため、「早く明日へと本格的な秋へ行きたい」という風のイメージで書いた。
東国原永世名人 惜しいのがやっぱ上五「明日急かし」かな。
浜田 あ、そうなんですね。
東国原永世名人 「明日急かし」がちょっと説明的なのかな~。
浜田 ちなみに山内はどう思いますか?
山内 全くピンとこないです(笑)。
本人 何やねん、おいおいおい。お前。
山内 何でこれが2位なのか(笑)。
浜田 ハハハ。
本人 覚えとけよ、お前。
山内 何を詠ってるのか全然わからない。
村上名人 分かりますって。分かりやすいでしょ。
夏井先生 「秋の初風」(※秋の到来を思わせる風)が季語になる。秋の訪れを始めて自分が感じると。
そういう風を特別な表現でこのように言う。よくこの季語に目を留めた。
勉強する気がないと見つからない季語。そこを1つ褒めたい。
本人 ありがとうございます。
夏井先生 惜しいのは、さすが永世名人。
「明日急かし」が説明になっている。これを一発で見抜けるから永世名人。
明日を急かしているかのようだというのは、読者のために取ってあげないといけない大事な感想・鑑賞の部分。
その鑑賞を自分が先に言ってしまうと、読者が感じることを先取りにして損する。
俳句は
日めくりカレンダーのアップから。「日めくり
を」で上五。
「揺らし
て秋の初風
は」とし、「は」で余韻を持たせる。調べがなだらかになる。
この「は」の後に、日めくりを揺らして秋の訪れを教えてくれるこの「初風」は"あたかも明日を急かしているようだ"と読み手が読んでくれる。
「は」で余韻を作れるかどうか。ここが分かるようになると、あなたがすぐに才能アリに行くと思う。
浜田 マジで?
本人 ありがとうございます。やっぱ確かにそっちにした方が全然深みというか…。
浜田 山内、どう思う?今の。
山内 僕は最初っから先生のが浮かんでました。
本人 嘘つけ(笑)。おいおいおい。
山内 何でそうしてんのかなって(笑)。
添削後
『日めくりを 揺らして秋の 初風は』
「秋の初風」が日めくりカレンダーをめくりあげる様子を擬人化して詠った一句。下五に「秋風」ではなく「初」の字を入れるところに秋らしさだけでなく、夏の名残が残たと感じられる点が先生に評価されました。個人的に「日めくり揺らす」の表現が引っかかったため、「明日急かすかに」を活かして構成する手段もありますが、情報量が多いが故、言葉の取捨選択が悩ましいところです。着眼点は良い方なので、相方より先に凡人脱出が見えてきています。
◆3位
凡人50点 和田アキ子『今年酒 我が膝さする 小さき母』※「今年酒」は今年の秋にとれた米で醸造した酒のこと
【本人談】実家のリビングに丸い大きな柱がある。16年間に他界した母が生きている時、大阪の実家に帰ると、柱越しにある庭の花を見ながらオカンが寝るまで酒に付き合ってくれる。その時に、オカンが私の膝などをさすって横で「姉ちゃん頑張りや。姉ちゃん元気でね」っていうのが物凄くある。
浜田 はいはい。そうですね。
本人 「そうですね」って知ってんの?アンタ(笑)。
横尾名人 「今年酒」って言葉がまず素敵だなと。これ読んだ時に、読み手が色々と考えさせられる句になってる。
東国原永世名人 問題点がいくつかありましてね(笑)。
本人 えっ?
横尾名人 何ですか、問題って。
東国原永世名人 アッコさんのお母さまが小さいっていうのが、僕は疑義がある(笑)。
村上名人 そこはわかんないですから。
本人 何でやねんな。オカンはちっちゃい。オカンもこんなおっきかったら…(笑)。
夏井先生 母との思い出を率直に書こうとしている。そこはとても良い。
惜しいのは
「我が膝さする」のが、全部読んだ時に、ひょっとして
母自身が自分の膝を「あ~痛い痛い」とさすりながらお酒を飲んでいることを作者が書きたかったのかとも思った。
そこがハッキリせず、ここだけが引っかかる。
「
作者の膝を母がさすっている」と分かるように微調整すると良い。
「我が」から始めたいが、誤解を招かないように「
吾(あ)」とすれば"私"の意味になる。「吾の膝」で私の膝と明確になり、読み手はまず作者の膝を想像する。
補強で助詞「
を」を入れ、「さする」とする。
「小さき母」だが、大体母は年を取ると若い時よりも小さくなるもの。「小さき」は書かなくてよい。
「母の
手」と完全なアップの映像にする。最後に「今年酒」と。
私の膝をさすってくれる母の手、お酒も注いでくれて一緒に盃を持つ手と。手をクローズアップする。
クローズアップの方法を覚えれば才能アリがコンスタントに手に入るようになる。
本人 分かりました。ありがとうございます。いやいや、もうなんか。思い出しますね。オカンの仕草まで思い出せる。あ、分かりました。ありがとうございます。
添削後
『吾の膝を さする母の手 今年酒』
秋にとれた新酒で母子が飲み交わしている思い出を詠んだ一句。季語の選択も素晴らしいですが、「小さき」という点にこの方の実感が良く表れています。「我が」の対象が本人か母か迷う可能性はありますが、この語順で書かれている場合、作者だと多くの人が読みそうな印象。語順を直されてしまいましたが、ご本人が「母が小さい」ことに重点を置くならば「母小さし」と微調整するだけでも案外いけそうな一句でした。
◆4位
才能ナシ30点 山内健司(かまいたち)『盆休み 久々の足の 指の敵』アッコ 何やねん。これ(笑)。
本人 「何やこれ」やめてください。
【本人談】久しぶりに実家に帰った時、昔はよく柱で足の指をぶつけて「痛ぇ!」ってなったのを思い出した。「敵のお前に過去やられたけど、もうやられないぞ」って注意している気持ちを表してみた。
本人 その読んでる最中に「何やこれ?」ってやめてもらっていいですか? アッコさん、「何やこれ?」って。
アッコ ハハハ。ごめんごめん。
東国原永世名人 僕は
「久々の足の指の敵」ってピンときたのが水虫なんです。
浜田 あ~なるほどね。
東国原永世名人 「足の指の敵」って何かなと思ったの。
浜田 そういうことでもないみたいですね。濱家どう思ってんの?
濱家 写真を見なかったら何が言いたいかさっぱり分からないというか。
浜田 そうですね。
本人 お前のもな。
濱家 うん?
濱家 お前のもな(笑)。全く分からなかったけどな。
濱家 37点差あるから。
アッコ 言うても2位や。なっ。
夏井先生 これも
ホントにどうしたもんだかと。私も東さんと同じことを思った。
「久々の足の指の敵」で作者は水虫が再発したと。
写真・お題は作品とは別物で、俳句は字面だけの勝負。これではかなりの割合でこの「敵」は水虫と思う人は多い。
本人 今、水虫の方ってそんなにいらっしゃるんですね。
夏井先生 それは
あなたの俳句の問題です(笑)。今、私たちは水虫の傾向について語り合っているのではないのです(笑)。
アッコ 先生の方が上やな、やっぱ。
夏井先生 作品をあなたの思った方向に持っていくには、
「指」から持っていくしかない。
「久々」は音数の問題で「
また」とする。「また指を」で、何か分からないがまた指をどうにかしている。
「久々」がいらなくなるが…「の足の」も全部要らない。
本人 今気づいたんですか。
夏井先生 今気付きました(笑)。使えるのは
「指」と「盆」だけだわ(笑)。
濱家 「指」と「盆」だけ。
夏井先生 「
ぶつける」。ここでぶつけるものが何かと明確に書かないと「水虫」だと思われる。「
柱」。
季語は「盆休み」でも良いが、休みの期間の方に軸足が行くため、ここは「
盆の家」と季語を変える。「柱」「家」が結ばれる。
ぶつけた指は「足」だと思ってもらえる。これなら相方に勝っていたかもしれない。
本人 え~!どっちか迷ってたんですよ~。
浜田 ウソつくな!
本人 そっちか~。
濱家 全然違うやん。「盆」と「指」しかあれへん。
添削後
『また指を ぶつける柱 盆の家』
「盆休み」の季語と実家の柱に足をぶつけたことを「指の敵」で表現しようと試みた一句。兼題真っ向勝負はよろしいのですが、中八に加えて如何せん何が言いたいのかよく分からないなぞなぞ俳句。水虫が再発したならそう書くべきで、具体的な描写がないので詩としての妙味がありません。梅沢御大の考え方を下したのは正解でしたが、ウケ狙いで俳句を書いてもあまり良い評価にならず。ヒールキャラとして注目されるかもしれません。
◆最下位
才能ナシ15点 村上佳菜子『疲れたなあ 追い込む季節 冬隣』浜田 アハハ。
本人 めっちゃ笑ってる。
【本人談】冬からフィギュアスケートのシーズンが始まり、秋は一番追い込んでいる季節。そのままの気持ちをそのままぶつけてみた。「冬隣」(※冬が間近に迫った晩秋の気配)が凄く冬に近い秋のイメージがあったため、季語として用いた。
村上名人 そうですね、これ
10年ぐらい前のAIに作らせました?(笑)
本人 何でですか?
村上名人 1個1個が繋がっていないというか、今おっしゃったような
スポーツ選手にとって追い込みのシーズンであるってことは、これでは難しい。本人 え~!そんなにダメですか?
浜田 いやいや、そら分からないですよ。先生に聞いてみます。
夏井先生 この句は日本語としてそれぞれ意味は分かる。
具体的に何1つ書かれてないため、あまり将来性がない才能ナシ(笑)。
こういうタイプが一番添削しろと言われて本当に困る(笑)。
ひとまず、
少しでも具体性を盛り込まなければ、この流れでは作者が誰であっても日本国民全員に当てはまる。
浜田 「スケート」って書いたら良かったんですよ。
夏井先生 その通り。さっさと書けよ!ですよ(笑)。
「疲れたなあ」は何で疲れたかを書かないから、練習しているならそうだと。
一応書きますよ、仕事ですから(笑)。
山内 だいぶやっつけになってるなあ。
夏井先生 練習を終えたと。そして何を追い込んでいるかというと「
スケート」と書くんです。
「季節」は「
シーズン」ですね(笑)。
本人 もう笑ってるじゃん、先生も。
夏井先生 「
練習終えスケートシーズンは」。もうすぐなら、「
間近」。
アッコ そのまんまや。
夏井先生 やってみたら全部消えてますが(笑)。
久しぶりに全部消すという荒技をやってみました。
山内 全部消えた。
本人 もうこっから上がるしかないんで。はい。
浜田 前向きやね、あなた(笑)。
添削後
『練習終え スケートシーズンは間近』
「冬隣」の季語の選択は中々の玄人の印象ですが、前半が感想に終始したダダ滑りな一句。フィギュアスケート選手ならではの心情描写は理解できますが、17音のみで見た場合は具体性がないため詩として鑑賞はできません。「スケート」「スケーター」がそれぞれ冬の季語のため、季節感を外してでも入れ込み、スポーツ選手ならではの着眼点があれば評価が全く違った可能性があります。安藤さんに続いて最下位なのは仕方ないかもしれません。
★特待生昇格試験★浜田 今日は大丈夫ですか?
横尾名人 藤ヶ谷が言ってたんですよ。「あの番組凄いよね。そこに出てるお前凄いな。頑張ってんな」って褒められたんで(笑)。
村上名人 本来の(アイドルの)活動じゃなくて?
浜田 マジで。
横尾名人 スゲェ頑張りたいと思います。
浜田 ハハッ、分かりました。
◆『父からの返球 身に入む黄昏』 横尾渉(Kis-My-Ft2)浜田 うん、なるほど。
【本人談】「身に入(し)む」(※秋の冷気や物寂しさが身に深くしみるように感じること)という季語をどうしても入れたかった。それは、父がそんなに言葉とかで教えてくれる人ではなかったから。「返球」はキャッチボールだが、人生で父と1回しかしたことがなく、その1球1球にドンドン力が入ってきて、何かそこに教えてくれるのではないかと。言葉ではなく、自分の体に入れていけっていうことで父との思い出を書いた。
村上名人 いや、いいですよね。こんなことやるようになったんだっていうか…(笑)。こういうカンジ、最近?
本人 はい。
村上名人 ただ、今言ってたこと。僕は「身に入む」があるので、
その寂しさを…。どっちかっていうと「返球」が、子どもの頃よりも大人になってキャッチボールをしたら、父の力が弱まってるというのを感じてるのかなと思った。僕は「身に入む黄昏」。
浜田 なるほどね。
村上名人 でもまあ、それは別にどっちでも良いのかなと思って。
★評価ポイント助詞「から」の効果の是非
■査定結果名人7段で
現状維持理由:
(もっと映像を描くべき)本人 あ~ダメだった。
夏井先生 私も村上さんが語ったような読み方をした。
「黄昏」という言葉があり、「身に入む」という季語もあるため、そこら辺で父の衰えを返球に感じ取っていると。
そのことを表現したい句かなという風に、読んだ時に受け止めた。
このままでも成立はするが、
一番勿体ないのが「から」の2音の助詞を選んだところ。
「父の返球」でも父から返るから返球。「から」を敢えて念押しのように使うことでどれだけ得するかという話になる。
例えば、
「返球」というものから行く。
「返球の身に入む」で、誰かから受けた返球。
たかがキャッチボールでなぜしみじみと受け止めているのか、となる。句またがりでの構成。
「黄昏に父は」で映像を作る。「夕暮れにたたずむ父は…」と余韻を持つ映像になる。
こういうことができるようになると、10段に向けてエンジンが掛かってくるということになる。
添削後
『返球の身に入む 黄昏に父は』
句またがりで父とキャッチボールをした思い出を「身に入む」の季語と合わせた一句。野球好きならではの横尾さんの発想が活かされていますが、ご指摘の通り「身に入む」の対象が「返球」か「黄昏」かは不明です。個人的には「から」は父からボールを受け取った思いに浸っている意図をゆったりと表現する意図を感じたため許容範囲。映像を表す単語が前半に寄っており、「黄昏」を最後に置く語順は確かに気になりました。添削を受けたものの今後ますますエンジンがかかるはず。5人目の10段到達に期待しましょう。
★永世名人への道★玉巻アナ 村上さんですが、去年2月に2つ目の星を獲られてから、1年半進展がない状態です。
村上名人 まあね、これ…見る人は星のことあ~だこ~だ言いますけど、僕はそこではなくて村上的世界の面白がり方っていうのを発表したいだけなんですよ。
浜田 …ええっと、そういうことじゃなくて(笑)。
濱家 そういうことでもないみたいよ、村上。
東国原永世名人 1年半でしょ、まだ。(僕は)10段なってから永世名人なるのに3年かかってるんです(笑)。
一同 え~!
東国原永世名人 はい、10段なってから星5つ獲るのに、3年かかってる。(村上名人は)まだ1年半じゃないですか。あと1年半(笑)。
村上名人 いや~、長いって~。
◆『車庫入れの 誘導は父 秋日和』 村上健志(フルーツポンチ)【本人談】(車の)免許を取った後は父親に車を借りて練習したりする。その時に、自分の家の駐車場に車庫入れをする時に父が誘導する。あまり話さなくなった父が「運転に関してはオレの方が先輩だぞ」と威厳を取り戻している。それが「秋日和」と相性が良いだろうと。
東国原永世名人 ポンチ君ならではのポンチ節ですね、これね(笑)。良い句なんだけど、好きになれないんですよね(笑)。サラリとした良い句なんですよ。
浜田 山内どう思う?
山内 僕はこれ読んだ時に、(自分の句で指摘された)水虫のこと言ってんのかな?(笑)
本人 違うでしょ。水虫の要素ないでしょ。
山内 もうちょっと具体的に言った方がいいんじゃないかな。水虫のこと?(笑)
本人 違いますね。
山内 分かんないです。
★評価ポイント季語「秋日和」の是非
■査定結果名人10段★2で
現状維持-理由:
季語が印象に残らない!本人 違ったか~。
(査定評後)
本人 (悔しそうに)あっそう~。
アッコ おい、「あっそう~」って失礼な!「あっそう~」って何よ。
夏井先生 やっぱり
上五・中七は上手い。これだけのことで状況が全部わかる。父の車を借りて運転を始めたばかりの息子か娘が一生懸命車庫入れの練習をしていると。
ここは
本人が思っている通りの映像を生き生きとありありと書いている。さすが10段。
そうなると
「秋日和」という季語の評価になる。決して悪くはなく、可もなく不可もなし。
マイナスはないが、
主役になる季語としては少し弱いという印象もある。
10段でなければ、「頑張りました。上五・中七が上手いです」で良いが、10段ですからそこはやっていただくしかない。
浜田 星獲りましょうか、先生。
本人 いやいや、おかしいですって(笑)。そんな風に星やり取りするのヤバイですって。
浜田 でも先生これ直しはないんですか?
夏井先生 もちろん、いらないですよ。
浜田 あら~。
本人 季語はね、確かにな。
浜田 もう後は自分で最後、あそこの季語考えなアカンかったという。
本人 これでもね、じゃあ何がベストって正解がないのが難しいんです。ねえ~。
添削されず
時候の季語「秋日和」と運転免許を取得して車庫入れを行う親子の光景を詠んだ一句。フレーズの作り方はさすがで背景は際立っていますが、季語が動くというのは確かに言えるところ。運転免許を取得するのは春休みや夏休みの期間が多いでしょうし、ほのぼのとした光景が季語と似合い過ぎているともいえます。季語を下五に置くならば、植物や動物季語などで、家の近くにこんなものがいたという描写でもって季節感を出し、展開に意外性を持った勝負をしないと星を獲るのは難しそうです。
★永世名人 東国原のお手本★玉巻アナ 東さんですが、句集完成まで残り21句です。これまで2度挑戦して2回とも掲載決定というハイペースでして。
浜田 お、すげえ。
玉巻アナ このままだと梅沢さんよりも先に句集を完成させることになります。
一同 ええ~!
浜田 これは…。
東国原永世名人 今日は御大出てないから。ちょっとでも近づくチャーンス!(笑)
◆『秋暑し 柱は饐えた 父の臭い』 東国原英夫浜田 はぁー。
【本人談】実家で30~40年経った柱の臭いを嗅いだことがあるだろうか。少し酸っぱい加齢臭のような腐ったような匂いがする。夏の暑さを越えるとその臭いが際立ち、それが親父の労働の後のような臭い。父が30~40年、一家の大黒柱として家族を支えてきたが、柱は家を支えてきた。同じようなこれをシンクロさせ、「饐(す)えた臭い」で表現した。
村上名人 いや、すごいですね。これ
本当は「父の臭いのような柱の臭い」だということなんですけど、言い切ってしまっているという。それが思い切ってできるのが凄い。あと
「秋暑し」もいいと思いますね。
逆村上(ぎゃくむらかみ)です。季語が効いてるんじゃないかと…。
浜田 逆村上?(笑)
濱家 逆村上?
横尾名人 逆村上?
村上名人 逆村上?濱家 お前が言うたんや!(笑)
■査定結果永世名人30句目に
掲載決定
理由:
時候の季語を主役に立てている!本人 よし!
貴島 すごーい。
横尾名人 さすが。
夏井先生 「柱は饐えた父の臭い」とどこにも
「実家」と書いていないが、実家の柱であると否応なく分かる。
「饐えた」という
強烈な言い方で柱の臭いを表現したが、それが老いていく父の臭いとイコールであると。ここら辺の実感も非常に生々しい。村上さんもおっしゃったが、「父の臭いのようだ」と比喩に持っていくとこの句の場合は弱くなる。
父の臭いだと断定して詩を発生させる。そこら辺もよく分かってやっている。
一番褒めないといけないのは、
「秋暑し」という季語を主役に押し上げている。まさに
柱が饐えた臭いを放つ父の臭いのようなそんな時期が「秋暑し」の頃だと季語がちゃんと立ってくる。
ここが
逆村上なんです!(笑)
濱家 「逆村上」なんだ。合ってた。
夏井先生 まさにそうだと思う。
今回の名人お三方は
三人とも「父」という素材を兼題写真からつかみ出し、しかも
3人とも「身に入む」「秋日和」「秋暑し」と映像を持たない季語を取り合わせていた。その中で
時候の季語を主役に立てることが出来ていたのがこの一句。さすが永世名人ということになる。直しはいらない。
浜田 おめでとうございます。これで東さん、あと何句や。
玉巻アナ 残り20句で、梅沢さんが残り13句と。
浜田 いや、もうこれ抜きましょ。
本人 そうね、もう抜きましょ(笑)。
添削なし
「秋暑し」の季語と実家の柱の様子を嗅覚の比喩で表現した一句。「饐えた」は飲食物が腐って酸っぱくなるような臭いですが、この単語を用いる度胸が凄まじいところ。実家の柱の臭いに着目し、それを一家の大黒柱である父の臭いと重ね、「臭い」と堂々と言い切る姿勢も並ではありません。以前のようなインパクトを強める俳句で勝負せず、堂々とした言葉遣いで訴えてくる勝負はまさしく永世名人ならでは。季語の選択も夏に着目せず、残暑を感じながらも秋の爽やかさを持ってきたところに、人生の秋を感じとるかのような印象もあります。非常に実感のこもった句で3回連続掲載を決めた東さん。御大を猛追するのは間違いありません。
□金秋戦予選抽選会 組合せ結果(※ABブロックは抽選順掲載)
Aブロック | Bブロック | Cブロック | シード権 |
岩永徹也 | 筒井真理子 | 千賀健永 | 梅沢富美男 |
森口瑤子 | 藤本敏史 | ミッツ・マングローブ | 東国原英夫 |
中田喜子 | 三遊亭円楽 | 松岡充 | 横尾渉 |
パックン | 向井慧 | 北山宏光 | 千原ジュニア |
春風亭昇吉 | 立川志らく | 馬場典子 | 村上健志 |
※兼題は、Aブロック「スポーツの秋」・Bブロック「食欲の秋」・Cブロック「読書の秋」です。
※各ブロック1位は通過、2位補欠から2名の合計5名が予選通過、決勝はシードを含めた10名
※9/9にA・Bブロック、9/16にCブロックを開催
スタジオ出演:藤本敏史、中田喜子、森口瑤子、松岡充
リモート出演:村上健志、立川志らく、岩永徹也、パックン、筒井真理子、馬場典子
見届席(シード権):梅沢富美男、東国原英夫、千原ジュニア
玉巻アナ 決勝から参加できるシード権を持っているのは合計5人です。決勝の出場枠は10枠ですので、残り5つの枠をこの15人の中から抽選で決めていきます。
浜田 当然これ組み合わせによってはどういう戦いになるかっていうことなんですが。今日リモートで今抽選会見てくれてるメンバーいるんで。例えばですけど、自分で(ネームプレートを箱に)入れます? 前回俺が全部入れてたんですよ。また何かどうやこうや言われんの、かなわんから(笑)。ちゃんと中見て何もないの確認して入れてもらうっていう手もありますし。
藤本名人 どうします?
松岡:自分で入れた方がいいんじゃないですか。絶対不正があると思うんですよ。
浜田 マジで、不正ないよ!(笑) 何を言うてんの?
藤本名人 (前回春光戦の)組み合わせおかしかったですもん。
浜田 フジモンじゃあ、最初に入れてよ。ドンドン入れてって。中見て!
藤本名人 はい。OKです。
浜田 中田さんどうぞ。
藤本名人 不正ないですよ。
→スタジオにいる参加者は自分のネームプレートを順にボックスへ入れる。
浜田 さあ、まずはグループA。さあ、一体誰何でしょう。うわ~もう一杯入ってる。最初の方はこの人!
【岩永徹也】
岩永 あ、いきなり?いきなりですか。
藤本名人 お~しょっぱな。
浜田 2人目。
ジュニア名人 村上出ろ。
藤本名人 村上出ろ。
村上名人 いやいや、(シード権ありで)おかしいでしょ。
【森口瑤子】
東国原永世名人 厳しいなあ。
梅沢永世名人 うん、なかなかいいですよ。
浜田 3人目は…。
藤本名人 ここ入りたくないな。ここ嫌や。
【中田喜子】
中田名人 あ~、うわ~!
松岡 いや、凄い。
藤本名人 絶対入りたくない。強い、死のグループ。
東国原永世名人 死のグループだね。
浜田 4人目。
【パックン】
パックン お~!
藤本名人 入るな、入るな!
浜田 さあラストね、Aブロックラストは…。
【春風亭昇吉】
村上名人 凄いよ、ここ。
森口名人 やだなあ。
***
浜田 中田さんどうですか、Aブロック。
中田名人 もうね、ホントに森口さんとまた一緒になってしまって勝ちたいですね。
森口名人 炎帝戦の時の私の順位(13位)の前にいらしたのが昇吉さん(12位)、さらに前にいらしたのが中田さん(11位)なんです。
浜田 そうなん?
森口名人 また…。ちょっと嫌な、うん。ツライです。
岩永 名人の2人ですね。森口さんと中田さんを超えられるかどうかですね。
浜田 名人2人入ってるからね。
パックン 僕は岩永さんを超えようと思ってます。とりあえず目標は近い所から。
昇吉 (後日報告)お~! これで僕の落語の営業の仕事とかも決まってくるんで。僕の生活かかってますんで。
浜田 Bブロック1人目は…。
藤本名人 村上こい!
【筒井真理子】
藤本名人 あ、筒井さん。
浜田 さあ、2人目は。
【藤本敏史(FUJIWARA)】
中田名人 藤本さん。
藤本名人 こっからや。
浜田 3人目はこの人!
藤本名人 向井こい!
【三遊亭円楽】
ジュニア名人 なるほどね。
藤本名人 向井こい!向井!向井おいで。
浜田 さあ4人目。
【向井慧(パンサー)】
藤本名人 よっしゃ、きた。
東国原永世名人 ラッキーだね(笑)。
藤本名人 ラッキー、アハハ。ラッキーですね。
浜田 さあ、ラストは。5人目は。
【立川志らく】
志らく名人 うわ~。
梅沢永世名人 面白いよ。
ジュニア名人 いいね。
浜田 これいいよね。
ジュニア名人 いいです、いいです。
浜田 ここいい。いいよ、なかなか面白いよ。
***
藤本名人 志らく師匠、いらなかったな(笑)。
浜田 まあ、あと筒井さんやわ。
筒井 ちょっと厳しそうですね。
志らく名人 円楽師匠に負けたことないんですよ(笑)。ただフジモンさんがいるからね。これがちょっと…。
ジュニア名人 (帽子をかぶる)リモートの志らく師匠がなんか、にゃんこスター(スーパー3助)みたい(笑)。
志らく名人 家でくつろいでる。
円楽名人 (後日報告)またかよコイツ(=志らく)。いいよ、コイツと当たんなくたって。志らく時々噛みつくんだよね。勘違いしてんじゃない?
向井 (後日報告)「向井こい」やめてくださいよ。あ~きた、アハハ。「よしよし」じゃないのよ。ちょっとムカつきましたね。「向井こい、向井こい」ってやっぱフジモンさんがね、なめ切った態度。なんか燃えてきます。
・残った以下の5名に決まった。
【千賀健永(Kis-My-Ft2)】
【ミッツ・マングローブ】
【松岡充】
【北山宏光(Kis-My-Ft2)】
【馬場典子】
***
千賀名人 (後日報告)ここで(北山と)争うのヤダ。
北山 (後日報告)共食いなのよ。何でジャニーズで共食いしないといけないの?
千賀名人 これはちょっとねえ、ヤダね。
北山 一緒に行こうよ。
千賀名人 ねっ。
北山 ケンカしないでさ。
千賀名人 そうそう。
浜田 松岡、どうですか?
松岡 A・Bに比べるとCがラッキーだなと思うのと、みんな穏やかな人が沢山いるんで(笑)、気持ちが楽。
浜田 (手をたたいて)A・Bは鬱陶しいヤツばっかり居る?
松岡 いやいや、やっぱり一癖も二癖もある(笑)。
梅沢永世名人 馬場ちゃんの強敵はミッツぐらい?
馬場 ゆっても私4級なので、本当に心して…。
ミッツ名人 (後日報告)千賀さんいるんだよ、ねえ。あとは…でも。(松岡)充、(北山)宏光、ミッツで3密。これぐらいしか言えないわよ(笑)。
夏井先生 油断しないようにしましょう。何が起こるか分かりませんよ。
中田名人 森口さんには負けない。中田は絶対に決勝に勝つ!
志らく名人 前回のタイトル戦で私、向井君に凄い恥かかされた。
円楽名人 恥かいたな、私もな。
向井 同じブロックだったんですよ。
夏井先生 作者誰だろうと思ってましたが、あなたでしたか。
編集後記
今回は俳句1時間。兼題は「実家の柱」でした。要は木造住宅の柱ということでしょうか。子の成長の跡を刻まれた木の柱はもはや定番ですが、放送された際のVTRでの身長の測り方が間違っており、そこはツッコミたかった部分。それゆえに高身長な芸能人が集結した回となりました。また、他のコーナーがなかったためか、編集上のカットも少なかったようでゆったりとした回でした。
今回は久々に平場5名が挑戦。かまいたちは芸人として初めて2名とも挑戦するということで実質4組でしたが、実家での思い出を詠んだ3名が上位に。兼題真っ向勝負の山内さんと兼題とあまり関係ない村上さんが最下位という結果に。名人らは3名とも「父」と時候の季語を入れ込む勝負で、それぞれ思い出を詠まれましたが、永世名人が1人際立っていました。
さて、来週は金秋戦開幕ということで、抽選会の様子も放送されました。今回は3ブロック15名から各1位の3名と2位の中から優秀句を詠んだ2名の計5名が決勝に進出できます。お題は「スポーツの秋」「食欲の秋」「読書の秋」といずれも秋らしさを呼ぶテーマですが、それゆえに発想力が重要になりそう。どんな展開か楽しみです。
※なお、放送された最新回はTVer(ティーバー)でも配信されていますので合わせてご覧下さい。
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