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タイトル戦で紹介される句も多いというのに書き起こし+コメント、お疲れ様でした!
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引き続き
4位と5位は不安定なお二人の快進撃でしたね。
今回の炎帝戦では上位5人の作品が抜きん出ていました。
夏井先生の査定での順位ではありますが、読む人によって順位が入れ替わってもおかしくないと思ってます。
4位の千賀名人
実体験を詠むという夏井先生の言葉と
ご本人の元々持っていた感性が
1つになっていた。そんな句でした。
個人的な感想を書くと、千賀名人の代表作の
雪原や星を指す大樹の骸
を越えているのではと思います。
個人的にこの句の一番のポイントは中七「ひるぎの森」のひらがな表記だったと思ってます。
別の方のコメントにもありましたが、「光るシャツ」が光る装飾のシャツと誤読される可能性はあるし、千賀名人もそれをわかっていたように感じてます。
「ヒルギの森」だと単純に植物の名称に思えますが、「ひるぎの森」と表記することで「昼」の時間を暗示してるように思えました。
5位のミッツ・マングローブ名人
チグハグなリズムとリアリティーがありながらも、不気味にも感じる内容でしたね。
この句の面白いのは同じ映像なのに、読む人によって全く違う印象を与える作風ということです。
夏井先生の解説通りなら、「老女」の日常におけるささやかなオシャレを詠んだ共感性のある作品ですが、
10代、20代なら「生鮮売場」に「白靴」を履いている違和感と冷えている「老女」の異様な雰囲気を感じるのではと思います。
個人的には読み手の解釈の幅の広い点から、この句が一番ではないかなと思ってます。
6位の梅沢名人
最初読まれた時は藤本名人と全く同じ解釈でした。沖縄に旅行した男が現地の女性をナンパしてるような映像でした。
夏井先生の解釈もあるので、読み手の解釈の問題でもあるのでしょうが、
見栄をきりたがる梅沢名人の悪い癖がでてしまったと思います。順位に納得されてるようでした。
7位の北山さん
普段から俳句のアンテナがたっているのが本人の解説から伝わりました。もう立派な俳人ですね。
また二階堂さんと同じツアーシャツを扱いながらも、技術の差をしっかりと感じました。
夏井先生の添削で時間情報が描かれ、「花栗」の匂いと共に、皮膚感覚がさらにしっかりと描かれましたね。
これからの査定が楽しみです。
8位の横尾名人
最初に読まれた時は、「渋谷で星空が見えるのか?」というのが率直な感想でしたが、
コロナ禍で時短営業や営業自粛により、街の灯りがなくなったことによるものだと考えたら納得がいきます。深読みかもしれませんが、コロナ禍ならではの一句でしたね。
以前、ベンチャー企業の社長さんとお話する機会がありましたが、身なりで自分をアピールするのも大事な要素だと語ってました。
派手すぎずなるべくシンプルに、だけどオシャレであることが必須、らしいです。
世間から受け入れられるのと、下の社員から憧れと尊敬を得られるようにかなというのが個人的な感想です。
句に戻ります。
「白シャツ」の持つシンプル、清潔、オシャレというのがCEOに合っていますし、カメラワークのことを考えるとこの語順が一番良いかと思われますし、添削なしも妥当だと思います。
ただ単語3つを畳み掛けることでで季語が印象に残りにくくなってしまっているのが、8位に沈んだ原因かなと解釈しています。
兼題から少し離れていいのであれば、「白靴」の方がCEOという人物にふさわしいかなと思います。社会的にオシャレは靴が最も重要視されているという話を聞いたので。
それを踏まえると
渋谷の夜CEOの白い靴
だったらより季語が引き立ち、上位にあがったのではと思います。
9位の藤本名人
定形の調べの原句と七五五の添削内容で賛否両論がありますが、個人的には添削後の方が良いように思えます。
原句だと上五中七でリズムを切るため、「パンパース」だけがそこにある映像になります。もちろん想像力を働かせて、取りかえる光景だと受けとることもできますが、それは読み手によって変わるため、意味がしっかりと伝わるようにしてほしかったです。
添削後の「夏暁のパンパース」となると朝になってパンパースを取りかえる光景なのがハッキリわかります。
調べはもちろん大切ですが、内容を土台にした上での調べにするべきだというのが個人的な感想です。
余談ではありますが、おならからタピオカに発想を飛ばす千原ジュニア名人の頭の回転の速さには感心しましたww
その千原ジュニア名人。60人の中からの選ばれた10人のはずなのに、形としては最下位なので、選ばれなかったことよりも落ち込む心はお察ししますww
個人的に原句の「何より白く」の表現がすごく好きでした。
この句の問題点は調べと助詞のように感じます。
上五を「白シャツは」とするのであれば、中七を「何より白し」と言い切って、最後にさらっと「退院す」と書くことで季語の印象をより強くする。
中七を「何より白く」にするのであれば、上五を「白シャツを」にして調べを全体的にゆったりとさせる。
そうすればもっと上にいけたのではと思います。
とはいえ、個人的にはとても好きな句でした。
最後に全体を振り返ると、今回の炎帝戦の1番のポイントは
2ヶ月という長期間の募集期間で自分の句をどれだけ推敲するか?と思ってます。
それが顕著にでていたのが
梅沢名人と11位以下の方々(特に中田名人、森口さん、的場さん、筒井さん、岩永さん、向井さん、二階堂さん)でしょう。
偉そうに添削の真似事をしましたが、第3者の視点で見たら、自分程度の人間にも問題点がすぐにわかります。
客観的な視点を持つことが、今後求められる課題だと思います。
最後に拙句を二つ詠ませていただきます。
八月の夕後輩へ託すシャツ
日の盛るメリケン波止場tie-dyeシャツ
今回の炎帝戦では上位5人の作品が抜きん出ていました。
夏井先生の査定での順位ではありますが、読む人によって順位が入れ替わってもおかしくないと思ってます。
4位の千賀名人
実体験を詠むという夏井先生の言葉と
ご本人の元々持っていた感性が
1つになっていた。そんな句でした。
個人的な感想を書くと、千賀名人の代表作の
雪原や星を指す大樹の骸
を越えているのではと思います。
個人的にこの句の一番のポイントは中七「ひるぎの森」のひらがな表記だったと思ってます。
別の方のコメントにもありましたが、「光るシャツ」が光る装飾のシャツと誤読される可能性はあるし、千賀名人もそれをわかっていたように感じてます。
「ヒルギの森」だと単純に植物の名称に思えますが、「ひるぎの森」と表記することで「昼」の時間を暗示してるように思えました。
5位のミッツ・マングローブ名人
チグハグなリズムとリアリティーがありながらも、不気味にも感じる内容でしたね。
この句の面白いのは同じ映像なのに、読む人によって全く違う印象を与える作風ということです。
夏井先生の解説通りなら、「老女」の日常におけるささやかなオシャレを詠んだ共感性のある作品ですが、
10代、20代なら「生鮮売場」に「白靴」を履いている違和感と冷えている「老女」の異様な雰囲気を感じるのではと思います。
個人的には読み手の解釈の幅の広い点から、この句が一番ではないかなと思ってます。
6位の梅沢名人
最初読まれた時は藤本名人と全く同じ解釈でした。沖縄に旅行した男が現地の女性をナンパしてるような映像でした。
夏井先生の解釈もあるので、読み手の解釈の問題でもあるのでしょうが、
見栄をきりたがる梅沢名人の悪い癖がでてしまったと思います。順位に納得されてるようでした。
7位の北山さん
普段から俳句のアンテナがたっているのが本人の解説から伝わりました。もう立派な俳人ですね。
また二階堂さんと同じツアーシャツを扱いながらも、技術の差をしっかりと感じました。
夏井先生の添削で時間情報が描かれ、「花栗」の匂いと共に、皮膚感覚がさらにしっかりと描かれましたね。
これからの査定が楽しみです。
8位の横尾名人
最初に読まれた時は、「渋谷で星空が見えるのか?」というのが率直な感想でしたが、
コロナ禍で時短営業や営業自粛により、街の灯りがなくなったことによるものだと考えたら納得がいきます。深読みかもしれませんが、コロナ禍ならではの一句でしたね。
以前、ベンチャー企業の社長さんとお話する機会がありましたが、身なりで自分をアピールするのも大事な要素だと語ってました。
派手すぎずなるべくシンプルに、だけどオシャレであることが必須、らしいです。
世間から受け入れられるのと、下の社員から憧れと尊敬を得られるようにかなというのが個人的な感想です。
句に戻ります。
「白シャツ」の持つシンプル、清潔、オシャレというのがCEOに合っていますし、カメラワークのことを考えるとこの語順が一番良いかと思われますし、添削なしも妥当だと思います。
ただ単語3つを畳み掛けることでで季語が印象に残りにくくなってしまっているのが、8位に沈んだ原因かなと解釈しています。
兼題から少し離れていいのであれば、「白靴」の方がCEOという人物にふさわしいかなと思います。社会的にオシャレは靴が最も重要視されているという話を聞いたので。
それを踏まえると
渋谷の夜CEOの白い靴
だったらより季語が引き立ち、上位にあがったのではと思います。
9位の藤本名人
定形の調べの原句と七五五の添削内容で賛否両論がありますが、個人的には添削後の方が良いように思えます。
原句だと上五中七でリズムを切るため、「パンパース」だけがそこにある映像になります。もちろん想像力を働かせて、取りかえる光景だと受けとることもできますが、それは読み手によって変わるため、意味がしっかりと伝わるようにしてほしかったです。
添削後の「夏暁のパンパース」となると朝になってパンパースを取りかえる光景なのがハッキリわかります。
調べはもちろん大切ですが、内容を土台にした上での調べにするべきだというのが個人的な感想です。
余談ではありますが、おならからタピオカに発想を飛ばす千原ジュニア名人の頭の回転の速さには感心しましたww
その千原ジュニア名人。60人の中からの選ばれた10人のはずなのに、形としては最下位なので、選ばれなかったことよりも落ち込む心はお察ししますww
個人的に原句の「何より白く」の表現がすごく好きでした。
この句の問題点は調べと助詞のように感じます。
上五を「白シャツは」とするのであれば、中七を「何より白し」と言い切って、最後にさらっと「退院す」と書くことで季語の印象をより強くする。
中七を「何より白く」にするのであれば、上五を「白シャツを」にして調べを全体的にゆったりとさせる。
そうすればもっと上にいけたのではと思います。
とはいえ、個人的にはとても好きな句でした。
最後に全体を振り返ると、今回の炎帝戦の1番のポイントは
2ヶ月という長期間の募集期間で自分の句をどれだけ推敲するか?と思ってます。
それが顕著にでていたのが
梅沢名人と11位以下の方々(特に中田名人、森口さん、的場さん、筒井さん、岩永さん、向井さん、二階堂さん)でしょう。
偉そうに添削の真似事をしましたが、第3者の視点で見たら、自分程度の人間にも問題点がすぐにわかります。
客観的な視点を持つことが、今後求められる課題だと思います。
最後に拙句を二つ詠ませていただきます。
八月の夕後輩へ託すシャツ
日の盛るメリケン波止場tie-dyeシャツ
それではベスト10
優勝の犬山紙子さん
下克上達成でしたね。平場の方でもさらに全くのノーマークだったのでただただ驚きです。
季語と残りの12音の対比という型でしたが、個人的な見解だと2つの大きな成功要因があったと思います。
まずは語順と破調ですね。たとえば語順を逆にして
静謐な母の二の腕日の盛り
とすれば定型におさめられます。
でもこれだと季語の暑さも二の腕の静謐さも半減してしまいます。
中八で自分の心の慌ただしさ
最後の名詞止めでハッとする心情が出ていました。
もう1つの成功要因は「や」「は」の助詞の使い方ですね。
「や」で季語の暑さや慌ただしさが強調され、
限定の要素を持つ「は」で二の腕により焦点があたります。
小さいであろう「母の二の腕」の「静謐」を感じたのは、強調された「日盛り」が作者の心の疲れを表らしているからであろうことは想像できます。
また作者がどのような人物でどういう状況か?
母がどれくらいの年齢なのか?の想像力も季語がはたらかせてくれます。
なので季語がないと成り立たないという意味では、季語が主役になってると思えます。
夏井先生の解釈もできますが、
「母の二の腕は静謐」と感じられるのは、実際に触れたからではないかと思うし、そういう状況はどのようなものなのか?と考えると
やはり犬山さんの解説通りに受けとるのが妥当だと思われます。
特待生は見送りになりましたが妥当だと思います。
歳時記に掲載されるほどの句を詠まれた光浦靖子さんは特待生剥奪されてますし、
東国原名人も初期のころは発想に技術が追い付かず致命的なミスで降格されましたから
今でこそ安定されてますが、千賀名人や北山さんも降り幅が大きかったですね。
芸術部門で一発で特待生になられる方は、プレバト以前から美術の経験がある方ばかりなのに対して、
プレバト以前に俳句の経験がある方は、僕の記憶してる限りだと立川志らく名人だけのはずです(学生のころに、はノーカンでww)。
犬山さんは才能アリは一度だけ、それも3年以上も前ですので、安定性があるかどうかはまだ疑問です。それが確認できたら特待生になれるかなと思います。
2位の東国原名人
犬山さんのインパクトが強かったですが、
永世名人の名に恥じない名句でした。
10段になってからは勝負する句が多かったですが、肩の力が抜けたからか、日常の中に詞を見つけるよつになったと思います
句の感想は夏井先生と同じなので、ここで語ることはありませんが、句集に掲載されるにふさわしいものだと思います。
3位の村上名人
語順に少し違和感がありました。
上五中七の描写から、突発的で貸す人も貸される人も準備がないはずです。
その理由を突き詰めたら当然、「夜の雷」になるはずなので
定型ではなく、五五七にして
夜の雷まだマシなTシャツを貸す
にしたほうが自然ではと思います。
一旦、切ります。長文ですいません。
下克上達成でしたね。平場の方でもさらに全くのノーマークだったのでただただ驚きです。
季語と残りの12音の対比という型でしたが、個人的な見解だと2つの大きな成功要因があったと思います。
まずは語順と破調ですね。たとえば語順を逆にして
静謐な母の二の腕日の盛り
とすれば定型におさめられます。
でもこれだと季語の暑さも二の腕の静謐さも半減してしまいます。
中八で自分の心の慌ただしさ
最後の名詞止めでハッとする心情が出ていました。
もう1つの成功要因は「や」「は」の助詞の使い方ですね。
「や」で季語の暑さや慌ただしさが強調され、
限定の要素を持つ「は」で二の腕により焦点があたります。
小さいであろう「母の二の腕」の「静謐」を感じたのは、強調された「日盛り」が作者の心の疲れを表らしているからであろうことは想像できます。
また作者がどのような人物でどういう状況か?
母がどれくらいの年齢なのか?の想像力も季語がはたらかせてくれます。
なので季語がないと成り立たないという意味では、季語が主役になってると思えます。
夏井先生の解釈もできますが、
「母の二の腕は静謐」と感じられるのは、実際に触れたからではないかと思うし、そういう状況はどのようなものなのか?と考えると
やはり犬山さんの解説通りに受けとるのが妥当だと思われます。
特待生は見送りになりましたが妥当だと思います。
歳時記に掲載されるほどの句を詠まれた光浦靖子さんは特待生剥奪されてますし、
東国原名人も初期のころは発想に技術が追い付かず致命的なミスで降格されましたから
今でこそ安定されてますが、千賀名人や北山さんも降り幅が大きかったですね。
芸術部門で一発で特待生になられる方は、プレバト以前から美術の経験がある方ばかりなのに対して、
プレバト以前に俳句の経験がある方は、僕の記憶してる限りだと立川志らく名人だけのはずです(学生のころに、はノーカンでww)。
犬山さんは才能アリは一度だけ、それも3年以上も前ですので、安定性があるかどうかはまだ疑問です。それが確認できたら特待生になれるかなと思います。
2位の東国原名人
犬山さんのインパクトが強かったですが、
永世名人の名に恥じない名句でした。
10段になってからは勝負する句が多かったですが、肩の力が抜けたからか、日常の中に詞を見つけるよつになったと思います
句の感想は夏井先生と同じなので、ここで語ることはありませんが、句集に掲載されるにふさわしいものだと思います。
3位の村上名人
語順に少し違和感がありました。
上五中七の描写から、突発的で貸す人も貸される人も準備がないはずです。
その理由を突き詰めたら当然、「夜の雷」になるはずなので
定型ではなく、五五七にして
夜の雷まだマシなTシャツを貸す
にしたほうが自然ではと思います。
一旦、切ります。長文ですいません。
応募資格があるのは224人でした。
集まったの60句多いのか少ないのでしょうか。
鈴木光や皆藤愛子がでてこなかったのはしょうがないとしても。
特待生とか名人とかで応募しなかった人っているのかなぁ。
集まったの60句多いのか少ないのでしょうか。
鈴木光や皆藤愛子がでてこなかったのはしょうがないとしても。
特待生とか名人とかで応募しなかった人っているのかなぁ。
ひきつづき
敗退された方の句の感想を
15位の松岡充さん、作者と作品の句のギャップにクスッとなりました。
列に並ぶ人の目線で詠むなら
○○のシャツ
と描写がほしいですが
流行に興味のない人が並んでる列を見て思ったことが季語に託せていて、非常に面白かったです。
句だけみれば、圓楽名人に近い作風で、松岡さんとのイメージが合わないので、松岡さんの解説をききたいところです
14位の立川志らく名人。
戦争関係の句は、後世に残してこそという想いを個人的に持っています
10年後に若い人たちがこれを理解できるかどうかが疑問です。
ストレートに「原爆忌」などをいれた方がいいのでは?と思いました。
13位の森口瑤子さん
夏井先生の指摘の他にも、上五の「して」も説明的です。
日焼けの上腕二頭筋
と書けば、森口さんの書いたことはそのまま伝わります。なので5音が余ります、正直もっと下位でもよかったような気がします。
12位、春風亭昇吉さん
ここ最近の低調が嘘のような句でしたね
個人的には「風」よりも昼か夜かの時間情報があれば、作者の花火か、誰か別の人が片付け忘れた花火なのかがわかるのではと思います。
11位の中田喜子名人
ある意味では面目躍如でしたねwww
個人的には「釦」がいらないかなと。
「掛け違う」を調べましたが、基本的には「ボタン」にかかります。さらに「シャツ」とありますので、
この3音を使って「白シャツ」の描写に使えたのではと思います。
さらに書くのであれば、表記の字面が重たすぎて「思春期」とバランスが取れていないかなと。たぶん「白シャツ」を引き立たせるためにやったと思われますが、夏井先生が指摘されたように季語を描写してほしかったです。
自分が添削するとしたら
白シャツのシワ思春期のかけ違い
くらいにおさめたらよかったのではと思いました。
長々とすいません、次からベスト10の感想を書かせていただきます。
15位の松岡充さん、作者と作品の句のギャップにクスッとなりました。
列に並ぶ人の目線で詠むなら
○○のシャツ
と描写がほしいですが
流行に興味のない人が並んでる列を見て思ったことが季語に託せていて、非常に面白かったです。
句だけみれば、圓楽名人に近い作風で、松岡さんとのイメージが合わないので、松岡さんの解説をききたいところです
14位の立川志らく名人。
戦争関係の句は、後世に残してこそという想いを個人的に持っています
10年後に若い人たちがこれを理解できるかどうかが疑問です。
ストレートに「原爆忌」などをいれた方がいいのでは?と思いました。
13位の森口瑤子さん
夏井先生の指摘の他にも、上五の「して」も説明的です。
日焼けの上腕二頭筋
と書けば、森口さんの書いたことはそのまま伝わります。なので5音が余ります、正直もっと下位でもよかったような気がします。
12位、春風亭昇吉さん
ここ最近の低調が嘘のような句でしたね
個人的には「風」よりも昼か夜かの時間情報があれば、作者の花火か、誰か別の人が片付け忘れた花火なのかがわかるのではと思います。
11位の中田喜子名人
ある意味では面目躍如でしたねwww
個人的には「釦」がいらないかなと。
「掛け違う」を調べましたが、基本的には「ボタン」にかかります。さらに「シャツ」とありますので、
この3音を使って「白シャツ」の描写に使えたのではと思います。
さらに書くのであれば、表記の字面が重たすぎて「思春期」とバランスが取れていないかなと。たぶん「白シャツ」を引き立たせるためにやったと思われますが、夏井先生が指摘されたように季語を描写してほしかったです。
自分が添削するとしたら
白シャツのシワ思春期のかけ違い
くらいにおさめたらよかったのではと思いました。
長々とすいません、次からベスト10の感想を書かせていただきます。
No title
岩永さんの句について
凡人査定と発表されましたが凡人・才能ナシの人は通知書に凡人or才能ナシと書いているのに落選と分かった時の岩永さんの通知書には書いておらず番組の編集ミスだと思われます(本当は才能アリの可能性も)
凡人査定と発表されましたが凡人・才能ナシの人は通知書に凡人or才能ナシと書いているのに落選と分かった時の岩永さんの通知書には書いておらず番組の編集ミスだと思われます(本当は才能アリの可能性も)
今回は
本当に驚きの結果でしたね。
まずは残念ながら敗退された方の俳句に触れたいなと思います。
二階堂さん、発想はよかったなと思います。
横尾名人の指摘の他に、「炎ゆ」の季語選びが失敗だったかなと思います。あと「T」とつけなくてもわかると思います。ご本人の解説をきくと、思い出がよみがえるものと認識してますので、具体的に何年前のものなのかという情報を書けばよかったかなと思います。自分が添削したら
陽炎や○年前のツアーシャツ
数字が1音であれば
陽炎や○年も前のツアーシャツ
かなと
岩永徹也さん
らしくない凡ミスだったなと思います。「課金」「装備」とあれば上五が全く不要になります。季語との対比を狙う意図はわかりますが、季語を強調すべきでした。
裸子や止まぬ課金の重装備
とすればよかったのではと思います。
パンサー向井さんは
「風死する」「喪服」がイメージが被ってます。時間情報が書いてませんが、「エアリズム」が明るい時間のイメージになりますので、告別式でしょうか?
「油蝉」「溽暑」など季語はいろいろあるので、ふさわしい季語選びが大事かなと思います。
20位の筒井真理子さん、
作者と「詐欺師」の関係がいまいちわかりませんでした。
詐欺師は自分が詐欺師だと気づかれないようにするものですから、なぜそれに気づいたのかをわかるようにしてほしかったかなと思います。
なで肩の真白きシャツのあの詐欺師
とすれば違和感がなくなるかなと思います。
19位の圓楽名人
想いが伝わり、個人的にはすごく好きな句でしたが、季語よりも「ハンガー」の描写がメインになってますね。語順を変えて、季語に軽く詠嘆をいれると良かったかなと思います。
ハンガーの骨も痩せこけ白シャツよ
18位の小倉優子さん、
実体験で十分素晴らしいと思いますが、
「のび太」のイメージが強いので、「夏の蝶」がしずかちゃんの比喩のイメージが若干感じました。
ガレージにチョークでキャラを夏の蝶
のび太を活かすのであればいっそのこと
夏しづかガレージにチョークののび太
とすらば順位はあがったかなと思います。
17位的場浩司さん、「殺陣終えて」があれば「荒く」「脱ぐ」のどちらかはいらないかなと思いました。汗の描写がほしかったかなと思いました。
殺陣終えた息汗だくのシャツを脱ぐ
16位のパックンさん
中七の「かける」の一音のミスでしたね。「シャツ」にかけるのか「レモネード」にかけるのかが混乱します。「かけて」なら誤読の可能性は消えるかなと。
思ったより長くなりましたので一度切ります。
まずは残念ながら敗退された方の俳句に触れたいなと思います。
二階堂さん、発想はよかったなと思います。
横尾名人の指摘の他に、「炎ゆ」の季語選びが失敗だったかなと思います。あと「T」とつけなくてもわかると思います。ご本人の解説をきくと、思い出がよみがえるものと認識してますので、具体的に何年前のものなのかという情報を書けばよかったかなと思います。自分が添削したら
陽炎や○年前のツアーシャツ
数字が1音であれば
陽炎や○年も前のツアーシャツ
かなと
岩永徹也さん
らしくない凡ミスだったなと思います。「課金」「装備」とあれば上五が全く不要になります。季語との対比を狙う意図はわかりますが、季語を強調すべきでした。
裸子や止まぬ課金の重装備
とすればよかったのではと思います。
パンサー向井さんは
「風死する」「喪服」がイメージが被ってます。時間情報が書いてませんが、「エアリズム」が明るい時間のイメージになりますので、告別式でしょうか?
「油蝉」「溽暑」など季語はいろいろあるので、ふさわしい季語選びが大事かなと思います。
20位の筒井真理子さん、
作者と「詐欺師」の関係がいまいちわかりませんでした。
詐欺師は自分が詐欺師だと気づかれないようにするものですから、なぜそれに気づいたのかをわかるようにしてほしかったかなと思います。
なで肩の真白きシャツのあの詐欺師
とすれば違和感がなくなるかなと思います。
19位の圓楽名人
想いが伝わり、個人的にはすごく好きな句でしたが、季語よりも「ハンガー」の描写がメインになってますね。語順を変えて、季語に軽く詠嘆をいれると良かったかなと思います。
ハンガーの骨も痩せこけ白シャツよ
18位の小倉優子さん、
実体験で十分素晴らしいと思いますが、
「のび太」のイメージが強いので、「夏の蝶」がしずかちゃんの比喩のイメージが若干感じました。
ガレージにチョークでキャラを夏の蝶
のび太を活かすのであればいっそのこと
夏しづかガレージにチョークののび太
とすらば順位はあがったかなと思います。
17位的場浩司さん、「殺陣終えて」があれば「荒く」「脱ぐ」のどちらかはいらないかなと思いました。汗の描写がほしかったかなと思いました。
殺陣終えた息汗だくのシャツを脱ぐ
16位のパックンさん
中七の「かける」の一音のミスでしたね。「シャツ」にかけるのか「レモネード」にかけるのかが混乱します。「かけて」なら誤読の可能性は消えるかなと。
思ったより長くなりましたので一度切ります。
No title
犬山さんか…数年前、唯一の才能アリを取った際の「お義母さんやったよ!!」と、以前才能ナシを取った時に季語を信じてないって言われた事で「季語を大事にしよう、それを一番に考えた」って言って夏井先生に拍手されてた事が頭に残り続けてたな
その後は鳴かず飛ばずだったけどまさかこんな最高の形で再び見る事になるとは感慨深い、おめでとうございます
その後は鳴かず飛ばずだったけどまさかこんな最高の形で再び見る事になるとは感慨深い、おめでとうございます
今週も名無しで投稿させていただきます。
今回の炎帝戦、ホームラン的な一句が出やすくも、自選能力や推敲の力が試される形式だったかと思います。例えば、夏井先生が選者である「俳句ポスト365」は一度に二句まで投句可能ですが、すごーく時間をかけて推敲した句が選から漏れて、バリバリの地元訛り計17音というだけの破調の句が選に入ったりすることもあるので、難しいものですね。
10位 千原ジュニアさん
荀子に「青は藍より出でて藍より青し」という有名な言葉があります。この言葉を借り、「白シャツの白より白く退院す」くらいでも退院の清々しさは出たかもしれません。でも、分かります。大病後って不思議と新しい服を着たくなったりもします。
9位 藤本さん
夏井先生は語順を変えました。実際に読むともとの句の方が調べとして良いかもしれません。ただ、他人の句に触れるとき、見る、読む、聞くといった行為が伴います。そして記憶に残るかとなったとき、夏暁より「おなら」で始まるギクシャクした句の方が記憶には残るかもしれません。
8位 横尾さん
世代としてはDragon Ash「Grateful Days」の「渋谷六本木思春期も早々に」のリズムに中七下五を当てはめて歌って楽しめました。韻を踏む楽しさ。しかし、単語の羅列は読み手の解釈を広げ過ぎる懸念もありますし、「白シャツ」より「星空」が主役になってしまったかなという句でした。(星月夜は季語ですが、単に星空って言うと季語なんでしょうか?)
7位 北山さん
良い意味で「男臭い」句。実際、私の実家には栗の木がありましたので、花栗といわれるだけでアノ臭いが蘇ります。汗びっしょり感も生々しく伝わる。けど、字面だけ見ると、果たしてツアーロゴTシャツを着てるのはファン?それともツアーして回ってる方?という疑問も残る句でした。
6位 御大
自解を聞く限りは、これはもっと下位です。私には小学生の我が子がいて、若夏という季語をしらなくても、Tシャツを着た若い男が戦争に赴いてると思っていました。ましてや、「若夏」、沖縄戦が終わったのは6/22。選句~撮影~放映までのタイムラグはありますが、沖縄戦を想起するのは当然かもしれません。
5位 ミッツさん
近所のスーパーに、鳥のような手足を生やした、色白の婆さんが良くいて、必ずスカート+白スニーカーなんですよ。年がら年中スタンスミスはいた婆さん。18時頃の刺身売場にいて、値引き待ちしてる。その姿を思い出した句です。個人的には1番の句でした。
4位 千賀さん
小学生の我が子は、「光るシャツ」の部分で「LED(タモリ倶楽部で紹介されていた、ドンキで売ってるライト付きのシャツ)とか蛍光色のライフジャケット的な感じにも」思えたそうです。うん、確かに。
3位 村上さん
夏井先生は十二音に季語を加える型を基本型として著書やライブ、番組で紹介してますが、この句は下五に「夜の」の三音を加えて一捻り。でも、まだマシなTシャツを貸す運動会、まだマシなTシャツを貸す夜の滝など、テキトーに下五をいじっても通じてしまう。夏井先生は「夜の雷」を評価されてましたが、季語を揺らせてしまえる点では1位になれなかったのかも。
2位 東さん
職場との行き来に消防署脇を通りますが、炎天下の中レスキュー隊の方が訓練してるところを見るだけでも頭が下がります。Tシャツ、干される、西日、消防署と、間違いなく読み手に伝わる句。さすがでした。
1位 犬山さん
静謐という単語を選択した勝利でした。
静謐は、静かなこと、特に世の中が穏やかに治まっていること、と広辞苑にあります。 治まっているということは治めてる側もいるということ。治めている側が格式あるやんごとなき方とすれば、近寄りがたい厳かなイメージも単語の意味に含まれるかもしれません。
この言葉のイメージが「母の二の腕」にかかって行きます。詠み手のお母様はどんな母だったのでしょうか?また、読み手にはどんな母が?
息子二人を育て支え、時には泣きつつ叩き、いつか老いて暴れるようになり、すっかりとボケて大人しくなってしまった母の二の腕を思い出す読み手もいるかもしれません。
中七下五が破調で、「んー」となるかもしれない句ですが、リアルに老いた母がいたり看取った経験のある人には通じる句かなと思います。
11位から20位の句ですが、思うところアリの3句にコメントします。
14位 志らくさん
八月十五日アイス溶け続け、と詠み手が同じとすぐ分かってしまう。
15位 松岡さん
野外ライブのグッズ販売やユニクロが安売りする日に妙齢のご婦人たちが汗かいて並んでるような、そんな滑稽さを感じます。好きな句です。
19位 円楽さん
詠み手がガン患者で、笑点見ててもガリガリになってるのが分かるので、いたたまれない。願わくは一病息災。
さて、現在「夏井いつきのおウチde俳句くらぶ」で「青葉とリス」の句が紹介されています。そちらか、別なところであっても、満足できる評価を得られるようになれたら、俳号をしっかり書いてこちらにも投句するようにしますので、今後ともよろしくお願いします。
今回の炎帝戦、ホームラン的な一句が出やすくも、自選能力や推敲の力が試される形式だったかと思います。例えば、夏井先生が選者である「俳句ポスト365」は一度に二句まで投句可能ですが、すごーく時間をかけて推敲した句が選から漏れて、バリバリの地元訛り計17音というだけの破調の句が選に入ったりすることもあるので、難しいものですね。
10位 千原ジュニアさん
荀子に「青は藍より出でて藍より青し」という有名な言葉があります。この言葉を借り、「白シャツの白より白く退院す」くらいでも退院の清々しさは出たかもしれません。でも、分かります。大病後って不思議と新しい服を着たくなったりもします。
9位 藤本さん
夏井先生は語順を変えました。実際に読むともとの句の方が調べとして良いかもしれません。ただ、他人の句に触れるとき、見る、読む、聞くといった行為が伴います。そして記憶に残るかとなったとき、夏暁より「おなら」で始まるギクシャクした句の方が記憶には残るかもしれません。
8位 横尾さん
世代としてはDragon Ash「Grateful Days」の「渋谷六本木思春期も早々に」のリズムに中七下五を当てはめて歌って楽しめました。韻を踏む楽しさ。しかし、単語の羅列は読み手の解釈を広げ過ぎる懸念もありますし、「白シャツ」より「星空」が主役になってしまったかなという句でした。(星月夜は季語ですが、単に星空って言うと季語なんでしょうか?)
7位 北山さん
良い意味で「男臭い」句。実際、私の実家には栗の木がありましたので、花栗といわれるだけでアノ臭いが蘇ります。汗びっしょり感も生々しく伝わる。けど、字面だけ見ると、果たしてツアーロゴTシャツを着てるのはファン?それともツアーして回ってる方?という疑問も残る句でした。
6位 御大
自解を聞く限りは、これはもっと下位です。私には小学生の我が子がいて、若夏という季語をしらなくても、Tシャツを着た若い男が戦争に赴いてると思っていました。ましてや、「若夏」、沖縄戦が終わったのは6/22。選句~撮影~放映までのタイムラグはありますが、沖縄戦を想起するのは当然かもしれません。
5位 ミッツさん
近所のスーパーに、鳥のような手足を生やした、色白の婆さんが良くいて、必ずスカート+白スニーカーなんですよ。年がら年中スタンスミスはいた婆さん。18時頃の刺身売場にいて、値引き待ちしてる。その姿を思い出した句です。個人的には1番の句でした。
4位 千賀さん
小学生の我が子は、「光るシャツ」の部分で「LED(タモリ倶楽部で紹介されていた、ドンキで売ってるライト付きのシャツ)とか蛍光色のライフジャケット的な感じにも」思えたそうです。うん、確かに。
3位 村上さん
夏井先生は十二音に季語を加える型を基本型として著書やライブ、番組で紹介してますが、この句は下五に「夜の」の三音を加えて一捻り。でも、まだマシなTシャツを貸す運動会、まだマシなTシャツを貸す夜の滝など、テキトーに下五をいじっても通じてしまう。夏井先生は「夜の雷」を評価されてましたが、季語を揺らせてしまえる点では1位になれなかったのかも。
2位 東さん
職場との行き来に消防署脇を通りますが、炎天下の中レスキュー隊の方が訓練してるところを見るだけでも頭が下がります。Tシャツ、干される、西日、消防署と、間違いなく読み手に伝わる句。さすがでした。
1位 犬山さん
静謐という単語を選択した勝利でした。
静謐は、静かなこと、特に世の中が穏やかに治まっていること、と広辞苑にあります。 治まっているということは治めてる側もいるということ。治めている側が格式あるやんごとなき方とすれば、近寄りがたい厳かなイメージも単語の意味に含まれるかもしれません。
この言葉のイメージが「母の二の腕」にかかって行きます。詠み手のお母様はどんな母だったのでしょうか?また、読み手にはどんな母が?
息子二人を育て支え、時には泣きつつ叩き、いつか老いて暴れるようになり、すっかりとボケて大人しくなってしまった母の二の腕を思い出す読み手もいるかもしれません。
中七下五が破調で、「んー」となるかもしれない句ですが、リアルに老いた母がいたり看取った経験のある人には通じる句かなと思います。
11位から20位の句ですが、思うところアリの3句にコメントします。
14位 志らくさん
八月十五日アイス溶け続け、と詠み手が同じとすぐ分かってしまう。
15位 松岡さん
野外ライブのグッズ販売やユニクロが安売りする日に妙齢のご婦人たちが汗かいて並んでるような、そんな滑稽さを感じます。好きな句です。
19位 円楽さん
詠み手がガン患者で、笑点見ててもガリガリになってるのが分かるので、いたたまれない。願わくは一病息災。
さて、現在「夏井いつきのおウチde俳句くらぶ」で「青葉とリス」の句が紹介されています。そちらか、別なところであっても、満足できる評価を得られるようになれたら、俳号をしっかり書いてこちらにも投句するようにしますので、今後ともよろしくお願いします。
犬山紙子さん、炎帝戦制覇おめでとうございます!
犬山さんのページを作らないわけにはいかなくなりましたね。
犬山さんのページを作らないわけにはいかなくなりましたね。