コメント
フジモンの句、これは現状維持で良いのでは?
先生は「作者が伝えたいことが根底にある」ということで後退させましたが、意図を退けたら「置き手紙を書いた人物は、読者の想像に託す」という形で文句はなかったでしょう
句としてはできあがっているのですし、後退は厳しすぎるなという感じでした
先生は「作者が伝えたいことが根底にある」ということで後退させましたが、意図を退けたら「置き手紙を書いた人物は、読者の想像に託す」という形で文句はなかったでしょう
句としてはできあがっているのですし、後退は厳しすぎるなという感じでした
今回は
1位の工藤さん、前回の小宮さんのリベンジを果たしてくれました!
字余りはやはり気になりますね。推測するに「モーニングコール」が八音になるけど、はずせない情報なこともあり、敢えて上五も「からの」といれ中八の印象を弱めようとしたのかもしれません。
仮に自分が添削するとしたら語順を変えて
夕の虹担任からのモーニングコール
と下五を字余りにすることで、調べも整いながらも下五の字余りで気まずさが出せるのではと思います。
2位の塚田さん、
凡人ながらも特待生の可能性を示唆されましたね。個人的に疑問に思ったのが、Kis-My-Ft2の宮田さんもですが、三段切れになることですかね。
押し付けるのも良くないのでしょうが、特待生がいるグループのメンバーなのですから、基礎知識としては身につけてほしかったかなと思います。
内容としては季語の選び方がよかったと思います。筋トレが習慣として身に付いてる人は4月や5月ごろから夏に向けて準備にはいるので、
「七月」で意気込むということは筋トレが習慣になってない人が、付け焼き刃な感じで慌てている。自分のペースも持たず、過剰な負荷を体にかけているという想像ができます。
3位の渡辺満里奈さんですが、
「息ひそめ見る」ということは、起こさないようにしてるという風に解釈してしまいます。
本人の意図とは真逆になりかねないので、減点にならなかったのはラッキーといったところでしょうか?
4位、風間トオルさん。
季語が渡辺満里奈さんと同じですが、季語の必然性がほとんど感じられないのが難点ですね。
最下位の中村ゆりかさん
季重なりの問題もありますが、ご本人の解説をきくかぎり実際の汗よりも冷や汗に近いような印象をうけます。なのでそう書けば季重なりは避けられたのではと思います。
ただ、「しまった」という話し言葉と「三尺寝」という季語の古い言い方が、噛み合わない印象をうけます。
昇格査定
藤本名人は不運ですね。
夏井先生や梅沢名人の指摘ですが、個人的には賛同しかねます。
あるとしてもお二人のさらに上の世代ではないかと思います。
梅沢名人は上五の時点でボツだろうと思いました。
「永らえて」は説明になってしまいますので、
さらに表記も「なほ」を使うなら「永らへて」にならないとおかしくなりますね。
添削が上五でしたから、ふれなかったのかもしれませんが、以前にも同じ失敗をしたのですから、今回のボツは必然的かなと思いました。
最後に拙句を詠ませていただきます。
朝焼けや新聞配達の初日
字余りはやはり気になりますね。推測するに「モーニングコール」が八音になるけど、はずせない情報なこともあり、敢えて上五も「からの」といれ中八の印象を弱めようとしたのかもしれません。
仮に自分が添削するとしたら語順を変えて
夕の虹担任からのモーニングコール
と下五を字余りにすることで、調べも整いながらも下五の字余りで気まずさが出せるのではと思います。
2位の塚田さん、
凡人ながらも特待生の可能性を示唆されましたね。個人的に疑問に思ったのが、Kis-My-Ft2の宮田さんもですが、三段切れになることですかね。
押し付けるのも良くないのでしょうが、特待生がいるグループのメンバーなのですから、基礎知識としては身につけてほしかったかなと思います。
内容としては季語の選び方がよかったと思います。筋トレが習慣として身に付いてる人は4月や5月ごろから夏に向けて準備にはいるので、
「七月」で意気込むということは筋トレが習慣になってない人が、付け焼き刃な感じで慌てている。自分のペースも持たず、過剰な負荷を体にかけているという想像ができます。
3位の渡辺満里奈さんですが、
「息ひそめ見る」ということは、起こさないようにしてるという風に解釈してしまいます。
本人の意図とは真逆になりかねないので、減点にならなかったのはラッキーといったところでしょうか?
4位、風間トオルさん。
季語が渡辺満里奈さんと同じですが、季語の必然性がほとんど感じられないのが難点ですね。
最下位の中村ゆりかさん
季重なりの問題もありますが、ご本人の解説をきくかぎり実際の汗よりも冷や汗に近いような印象をうけます。なのでそう書けば季重なりは避けられたのではと思います。
ただ、「しまった」という話し言葉と「三尺寝」という季語の古い言い方が、噛み合わない印象をうけます。
昇格査定
藤本名人は不運ですね。
夏井先生や梅沢名人の指摘ですが、個人的には賛同しかねます。
あるとしてもお二人のさらに上の世代ではないかと思います。
梅沢名人は上五の時点でボツだろうと思いました。
「永らえて」は説明になってしまいますので、
さらに表記も「なほ」を使うなら「永らへて」にならないとおかしくなりますね。
添削が上五でしたから、ふれなかったのかもしれませんが、以前にも同じ失敗をしたのですから、今回のボツは必然的かなと思いました。
最後に拙句を詠ませていただきます。
朝焼けや新聞配達の初日
No title
フジモンの後退はびっくりでした。
「ひらがなの置手紙」って子供らしくてかわいいなーって思ってたから。
だから梅沢御大が言っていた「じいちゃんばあちゃんが書いてものかもしれない」という評価もびっくりで。
一緒に見ていた母が「うちの母親もひらがなで書いてた、大体この世代はひらがなで書く人が多い」って言っていたので納得しました
「ひらがなの置手紙」って子供らしくてかわいいなーって思ってたから。
だから梅沢御大が言っていた「じいちゃんばあちゃんが書いてものかもしれない」という評価もびっくりで。
一緒に見ていた母が「うちの母親もひらがなで書いてた、大体この世代はひらがなで書く人が多い」って言っていたので納得しました
プレバトを見るようになり、軽い気持ちで自分で句を作って、投稿して返り討ち、もしくは闇に葬られると、出演者の気持ちも耳掻き一杯分くらいは分かる気がしないでもない昨今です。
5位の句。最下位でも、決して意味が伝わらない句ではなかったと思います。
原句の季語、「三尺寝」とは昼寝のこと、とさらっと解説がありましたが、三尺寝=昼寝ではなく、三尺寝⊂昼寝がより正しいらしいです。
調べると、大工や左官が昼ごはんを食べて、食休みと暑さ避けのために、90cmほどにも満たない狭い場所で昼寝することが三尺寝とのことでした。昼寝よりも、職業や寝る広さが限定されるようですね。また、ある程度時間的にも決して長々したものではないらしいみたいです(三尺寝の時間のついてはOKWAVE「三尺寝の時間」というページに考察が出ていましたhttps://sp.okwave.jp/qa/q9623537.html)。
テスト前や勉強を頑張ろうとしているところでついついの午睡、寝落ちした側は汗ばむかもしれませんが、午睡の効果も見直されています。目覚めてからの勉強の効率は上がるかもしれません。
4位の句は、永世名人や夏井先生には面白くないと切られていましたが、うちのかみさんにはうけてました。銀河万丈さんの声で読まれたからでしょうか。
三段切れと中八、かつ、日常の中の些細な詩的になりにくいことを題材にしたからか、評価が良くないのも頷けます。しかし、小さな実体験を素直に句にした感じを受けた点では好きです。
日記で書くなら「○月✕日、あさ、遅刻しそうになって、焦って歯を磨いていたら、歯ブラシが鼻に入りそうになった」、という感じでしょうか。ここから使えそうな言葉を抽出して整えて12音の俳句の種を作り、季語を乗せる、という感じ。夏井先生の著作「超カンタン!俳句術」や、YouTubeの「最初の一句は日記から作ろう」辺りで紹介されている方法で作られたかのような句でした。
3位の渡辺満里奈さんが50歳なのには驚きました。
句を字面だけでみると、夏の朝に我が子の首を息をひそめて見ている、、、「なんで首?寝首をかき切るの!?」と不自然さに突っ込みを入れたくなります。子どもが病床でも普通の状態でも、それこそ息をひそめて起こさぬように寝姿を見るなら、「顔」です。やはり、添削で「汗」が入って正解なのでしょう。
ただ、訂正後の下五が「首の汗」でなく、なんで「汗の首」なのでしょう?
考えられる理由のひとつに、上五、中七のはじめの1音について、母音「a」に揃えて調べを作るため。もうひとつは、「首の汗」とすると、子ども→その首→首の汗、とどんどんズームされますが、「汗の首」となると、「子ども→汗(どこから出てる?)→首全体」とズームされる範囲が少し広くなります。詠み手が「汗をかいている首」を見て、もう少し子どもを寝かせたくなったのか、「首に浮かんでいる汗」を見て寝かせたくなったかの違いが感じられます。それでも、添削句の言い回し「汗の首」には普段慣れないためか、「?」が残りました。
2位。名人に三段切れと指摘を受けていました。自分としては、なんでこれが2位かと。
「なんと七月です!!意気込みが遅いです!!ジム疲れです!!」と、調べだけでなく3つの意味の言葉が取り留めもなく十七音に入ってる。これをどうにか一句として捉えようとすると、頭がこんがらがります。
夏井先生の添削は素晴らしいですが、あえて一文字だけかえて、「七月の意気込み遅しジム疲れ」「七月や意気込み遅くジム疲れ」(さあ、外でウェーイって身体見せつけたい7月だ。見せつけるためにも張り切ってジムに行ったけど、引き締めるには遅かった、疲れちまった、ウェーイ)とするだけでも意味は通じたかな、という句でした。
やはり三段切れ、しかも意図してないモノはリスクが高いですね。
1位の句については、下五の季語と上五、中七までの取り合わせの句ですが、どんな物語があるのか、と夏井先生に思わせたことが勝利の要因でしょうか。
この句を五七五の調べ、そうでなくとも、どうにか十七音にできないかと考えましたが、「担任」「モーニングコール」は文字数を削れる別な単語に置き換えられないし、上の句「からの」を「の」として「担任のモーニングコール夕の虹」と中八だけの字余りとしても意味は通じるけど、「担任から私こそヘの」という感触が無くなってしまい、リアリティが無くなる。上と中の十五音をひとかたまりの単語として読んで、半呼吸置いて下五を読むのが適してるかなあ、という感じでした。
フジモン名人の句。まあ、家庭の状況とかはともかく。
ひらがなだけの手紙は、自分も子持ちであり、この方が詠み手だとスッと「子どもから」と分かりました。確かに、字面だけだと、ご老人、または何らかの事情で平仮名しか書けない方もありえますけれども。
ただ、だからと言って中七の「だけ」が必須なのかというと「ひらがなの手紙」でも意味は通じ、「だけ」の強調は説明臭かったかも。「子の」をいれた方が確かに分かりやすく説明的ではない、と受け止められました。
永世名人の原句は、一度寝付いても三時間くらいで目が覚める我が身としては原句の方が共感を持てます。ですが、裏を返せば「長生きすると、夏の短い夜でも、夜中に目覚めちゃうよねー、で、夜明けまで寝れなくなっちゃうんだよねー」、「それで朝御飯食べた頃に三尺寝して、目覚めて冷や汗かいちゃうよねー」といった、あるあるネタで、評価が没なのは、恐らく類想句や「ぐっすりと眠れどラジオ深夜便」的な川柳があるからだと予想できます。
最低点でも30点、しかもそれがお笑い芸人や天然な子、ズケズケものを言うおばちゃんキャラ等でないので、場が大荒れにはならない回でした。そのぶん、番組的に盛り上がりには欠けたかな、とも感じた今回でした。
5位の句。最下位でも、決して意味が伝わらない句ではなかったと思います。
原句の季語、「三尺寝」とは昼寝のこと、とさらっと解説がありましたが、三尺寝=昼寝ではなく、三尺寝⊂昼寝がより正しいらしいです。
調べると、大工や左官が昼ごはんを食べて、食休みと暑さ避けのために、90cmほどにも満たない狭い場所で昼寝することが三尺寝とのことでした。昼寝よりも、職業や寝る広さが限定されるようですね。また、ある程度時間的にも決して長々したものではないらしいみたいです(三尺寝の時間のついてはOKWAVE「三尺寝の時間」というページに考察が出ていましたhttps://sp.okwave.jp/qa/q9623537.html)。
テスト前や勉強を頑張ろうとしているところでついついの午睡、寝落ちした側は汗ばむかもしれませんが、午睡の効果も見直されています。目覚めてからの勉強の効率は上がるかもしれません。
4位の句は、永世名人や夏井先生には面白くないと切られていましたが、うちのかみさんにはうけてました。銀河万丈さんの声で読まれたからでしょうか。
三段切れと中八、かつ、日常の中の些細な詩的になりにくいことを題材にしたからか、評価が良くないのも頷けます。しかし、小さな実体験を素直に句にした感じを受けた点では好きです。
日記で書くなら「○月✕日、あさ、遅刻しそうになって、焦って歯を磨いていたら、歯ブラシが鼻に入りそうになった」、という感じでしょうか。ここから使えそうな言葉を抽出して整えて12音の俳句の種を作り、季語を乗せる、という感じ。夏井先生の著作「超カンタン!俳句術」や、YouTubeの「最初の一句は日記から作ろう」辺りで紹介されている方法で作られたかのような句でした。
3位の渡辺満里奈さんが50歳なのには驚きました。
句を字面だけでみると、夏の朝に我が子の首を息をひそめて見ている、、、「なんで首?寝首をかき切るの!?」と不自然さに突っ込みを入れたくなります。子どもが病床でも普通の状態でも、それこそ息をひそめて起こさぬように寝姿を見るなら、「顔」です。やはり、添削で「汗」が入って正解なのでしょう。
ただ、訂正後の下五が「首の汗」でなく、なんで「汗の首」なのでしょう?
考えられる理由のひとつに、上五、中七のはじめの1音について、母音「a」に揃えて調べを作るため。もうひとつは、「首の汗」とすると、子ども→その首→首の汗、とどんどんズームされますが、「汗の首」となると、「子ども→汗(どこから出てる?)→首全体」とズームされる範囲が少し広くなります。詠み手が「汗をかいている首」を見て、もう少し子どもを寝かせたくなったのか、「首に浮かんでいる汗」を見て寝かせたくなったかの違いが感じられます。それでも、添削句の言い回し「汗の首」には普段慣れないためか、「?」が残りました。
2位。名人に三段切れと指摘を受けていました。自分としては、なんでこれが2位かと。
「なんと七月です!!意気込みが遅いです!!ジム疲れです!!」と、調べだけでなく3つの意味の言葉が取り留めもなく十七音に入ってる。これをどうにか一句として捉えようとすると、頭がこんがらがります。
夏井先生の添削は素晴らしいですが、あえて一文字だけかえて、「七月の意気込み遅しジム疲れ」「七月や意気込み遅くジム疲れ」(さあ、外でウェーイって身体見せつけたい7月だ。見せつけるためにも張り切ってジムに行ったけど、引き締めるには遅かった、疲れちまった、ウェーイ)とするだけでも意味は通じたかな、という句でした。
やはり三段切れ、しかも意図してないモノはリスクが高いですね。
1位の句については、下五の季語と上五、中七までの取り合わせの句ですが、どんな物語があるのか、と夏井先生に思わせたことが勝利の要因でしょうか。
この句を五七五の調べ、そうでなくとも、どうにか十七音にできないかと考えましたが、「担任」「モーニングコール」は文字数を削れる別な単語に置き換えられないし、上の句「からの」を「の」として「担任のモーニングコール夕の虹」と中八だけの字余りとしても意味は通じるけど、「担任から私こそヘの」という感触が無くなってしまい、リアリティが無くなる。上と中の十五音をひとかたまりの単語として読んで、半呼吸置いて下五を読むのが適してるかなあ、という感じでした。
フジモン名人の句。まあ、家庭の状況とかはともかく。
ひらがなだけの手紙は、自分も子持ちであり、この方が詠み手だとスッと「子どもから」と分かりました。確かに、字面だけだと、ご老人、または何らかの事情で平仮名しか書けない方もありえますけれども。
ただ、だからと言って中七の「だけ」が必須なのかというと「ひらがなの手紙」でも意味は通じ、「だけ」の強調は説明臭かったかも。「子の」をいれた方が確かに分かりやすく説明的ではない、と受け止められました。
永世名人の原句は、一度寝付いても三時間くらいで目が覚める我が身としては原句の方が共感を持てます。ですが、裏を返せば「長生きすると、夏の短い夜でも、夜中に目覚めちゃうよねー、で、夜明けまで寝れなくなっちゃうんだよねー」、「それで朝御飯食べた頃に三尺寝して、目覚めて冷や汗かいちゃうよねー」といった、あるあるネタで、評価が没なのは、恐らく類想句や「ぐっすりと眠れどラジオ深夜便」的な川柳があるからだと予想できます。
最低点でも30点、しかもそれがお笑い芸人や天然な子、ズケズケものを言うおばちゃんキャラ等でないので、場が大荒れにはならない回でした。そのぶん、番組的に盛り上がりには欠けたかな、とも感じた今回でした。
今回も非常にためになる添削でした。
特に感心したのは藤本さんの添削。
「子の」って加えるだけでそんなに変わるか~?と思っていたところからの「クレヨンの置き手紙」という非常にリアリティのあるフレーズにハッとさせられました。
梅沢さんへの「知らないじいさんが作った俳句だと思った」という講評も非常に秀逸でしたね。
梅沢富美男は 短夜をなほ もて余す
などでは自惚れが過ぎるでしょうか(笑)
特に感心したのは藤本さんの添削。
「子の」って加えるだけでそんなに変わるか~?と思っていたところからの「クレヨンの置き手紙」という非常にリアリティのあるフレーズにハッとさせられました。
梅沢さんへの「知らないじいさんが作った俳句だと思った」という講評も非常に秀逸でしたね。
梅沢富美男は 短夜をなほ もて余す
などでは自惚れが過ぎるでしょうか(笑)