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【春光戦予選CD】20210225 プレバト!!俳句紹介【きのこの山たけのこの里】

2021年2月25日放送 プレバト!! 俳句春光戦予選C・Dブロック結果まとめ
年4回の改変期に選ばれし名人・特待生のみが参加を許される俳句タイトル戦。
春の季節に行われる第5回春光戦予選C・Dブロックで名人・特待生の面々が詠んだ俳句を紹介します。

→結果一覧 →トーク集 →俳句詳細(Cブロック) →俳句詳細(Dブロック) →敗者復活発表 →編集後記

予選A・Bブロック記事
決勝戦記事
※過去のタイトル戦結果などはこちらまたはブログカテゴリからどうぞ。

挑戦者:
Cブロック→<名人10段★4>東国原英夫[62],<1級>松岡充[19],<2級>岩永徹也[22],<3級>森口瑤子[13],<5級>春風亭昇吉[6]
Dブロック→<名人3段>立川志らく[41],<名人初段>ミッツ・マングローブ[32],<1級>三遊亭円楽[20],<2級>パックン[10],<5級>向井慧(パンサー)[14] 
※[数字]は挑戦回数

見届け人:梅沢永世名人、村上名人(A組補欠)、中田名人(B組補欠)

◇春光戦2021のルール(※前々回の金終戦を踏襲した形)
【予選】
・ABCDの4ブロック制で、ブロック5名が参加
・ブロック分けは浜田が事前にくじ引きを行い決定
・兼題はAB・CDの2ブロック単位で共通
・各ブロック上位1名が決勝進出
・各ブロック2位は補欠となり、4名中上位3名が決勝進出(敗者復活)
【決勝】
・金終戦上位3名がシードで参加
決勝はシード3名(永世名人含む)、予選通過7名の合計10名



●お題:きのこの山とたけのこの里(明治製菓のチョコレート菓子)
きのこの山の兼題
※お菓子のライバルとして君臨してきた2つ。商品名を句に入れて実感を込めるか、発想を飛ばすか。


※各ブロック1位が無条件で決勝進出、2位は補欠

※順位クリックでリンク内移動します。
◆予選Cブロック
1位東国原英夫名人10段★4買い食いを叱られて来し末黒野よかいぐいをしかられてきしすぐろのよ
2位松岡充1級朧夜や一人キャンプのホットチョコおぼろよやひとりきゃんぷのほっとちょこ
3位森口瑤子3級遠足のリュックの底にチョコの染みえんそくのりゅっくのそこにちょこのしみ
4位岩永徹也2級どちらとも言えないに○双葉かなどちらともいえないにまるふたばかな
5位春風亭昇吉5級雛あられ姪にひと粒ごとのおとひなあられめいにひとつぶごとのおと
◆予選Dブロック
1位向井慧(パンサー)5級花疲れ臓腑に溶けるチョコレートはなづかれぞうふにとけるちょこれーと
2位三遊亭円楽1級山里や三橋美智也の春の歌やまざとやみはしみちやのはるのうた
3位ミッツ・マングローブ名人初段当直のナース息吐く夜半の春とうちょくのなーすいきつくよわのはる
4位立川志らく名人3段鷹化して鳩にありし日の駄菓子屋たかかしてはとにありしひのだがしや
5位パックン2級夜桜の対局駒はたけのこの里よざくらのたいきょくこまはたけのこのさと
順位発表順 Cブロック:2位→最下位→4位→3位→1位、Dブロック:3位→2位→最下位→4位→1位


●トーク集(各クリック)






●それでは順位別に見ていきます

◆予選Cブロック
1位◆『買い食いを 叱られて来し 末黒野よ 東国原英夫

※春の季語「末黒野」は枯草を焼いて黒くなった野原のこと。

【本人談】
子どもの頃にチョコレートを買い食いして内緒で食べたら、親にばれて叱られて家を飛び出してウロウロして気付いたら、末黒野・野焼(焼野)があった。すす・炎や焼け跡の匂いがし、黒くて暗がりで怖くて反省もする。色んな気持ちをない交ぜになったのが、「末黒野」という季語に託した。

梅沢永世名人 凄いな~。「末黒野」という季語を見つけてくるのは大したもんですよ。下五で全部が物語になってますよ。強敵ですよ、やっぱりね。
村上名人 僕の子どもの頃に末黒野が周りにあったという実感はないんですけど、こう詠まれると、「あ~なるほどな」と思うというのは「末黒野」という季語を活かすためだけに他の12音が使われているのは理想的なんじゃないかと。

夏井先生 お2人のおっしゃる通り。
子どもが買い食いして叱られるという句は吐いて捨てるほどある
しかし、最後「末黒野」という季語に着地した途端、焼野の跡の非日常の中に自分がぶち込まれたような不思議な気持ちになる。臭い・光景とか。
そして季語が出た瞬間、後悔・切なさ・悲しみがこの季語によって一気に吹き出してくる
ただ作者が東さんと分かって、ちょっと置きに来た感も否めない気もした(笑)。

村上名人 これで置きに来たって言われるのが凄いな。
夏井先生 直しは要らない。
村上名人 凄い。
梅沢永世名人 凄いね。
浜田 素晴らしい。

添削なし


2位◆『朧夜や 一人キャンプの ホットチョコ 松岡充

※兼題写真から「ホットチョコ」に発想を飛ばした一句。

【本人談】
春の季語「朧夜」の他に、「キャンプ」も夏の季語。「や」で切ることで強調し、これが季語だと意思表示している。キャンプはワイワイ楽しくみんなでやるが、一人キャンプは寂しさが出る。自由と孤独の間を埋めるのが温かい「ホットチョコ」でそれが手元にあるという。

梅沢永世名人 見事だね、季語2つ使って。
本人 ありがとうございます。
梅沢永世名人 よくこの「キャンプ」を引っ張り出した。見事ですよ。
中田名人 映像がパッと浮かびますし、「朧夜」「一人」が共鳴し合っているような感じがしました。

夏井先生 
「朧夜や」と打ち出した後に、まさか「一人キャンプ」が出てくるとは思わなかったので、その意外性が一つ。
「キャンプ」だけでは夏の季語になるが、今は「一人キャンプ」という言葉がはやり始めている。
それは夏のキャンプの賑やかさとは全然違う、静けさ・穏やかさ・寂しさも入ってきている
「朧」の湿度のある感じと、「ホットチョコ」の寒い時に飲みたくなる感じ
それを意図しているなら、この季語を認めないといけない
この句は評価が揺れ動きながら、作者がそういうことを言いたいなら、これは認めるしかないという結論に至った。
下手に直したら作者の意図が崩れるため、このまま味わうタイプの句。

本人 めっちゃ嬉しいです(笑)。
浜田 まあ2位ですけどね。
本人 この後もどうぞやって下さい。ゆったりとゆったりと。

添削なし


3位◆『遠足の リュックの底に チョコの染み 森口瑤子

浜田 なるほど。

【本人談】
小学校の頃に遠足でチョコレートを持って行った。持って帰って(リュックを)そのままにしておいたら、次に遠足に行くときに中身を出したらリュックの底にチョコの染みがあった。卒業までずっとそのリュックを背負っていった。中七は「に」「の」で迷った。

梅沢永世名人 これは間違いなく語順が悪い。語順さえ直したら良い句だと(先生は)きっと言うんじゃないですか?

夏井先生 
この句は素直に自分の体験を書いている。「染み」が「チョコ」と分かった瞬間に甘い匂いがするのも良い
問題は「に」と語順。おっちゃんも3回に1回は当たる(笑)。ここは「の」。最後を…。
梅沢永世名人 「染み」。
夏井先生 染みはチョコ」と持ってくる。
本人 確かに。
夏井先生 
リュックの底の染みは何だろう?と思った瞬間に、この前の遠足のチョコだと。
そうなると、この季語が活きてくる。季語を主役にして活かすのは、こういう小さな配慮が大事
これが分かるのに永世名人、今までどれだけ苦労してきたか。ねえ、おっちゃん。

梅沢永世名人 ふっ。
浜田 なんなん。
本人 いや~もう全部腑に落ちました。素晴らしいです。ありがとうございます。

添削後
遠足の リュックの底の 染みチョコ


4位◆『どちらとも 言えないに○ 双葉かな 岩永徹也

【本人談】
先日アンケートに答えた。「はい」「いいえ」「どちらとも言えない」という選択肢があった。この「どちらとも言えない」に丸をする心境が、「きのこの山」と「たけのこの里」のどちらという論争になった時、僕はどちらも好きという感じ。「双葉」が春の季語だが、どちらが優れているかはみんな話し合わないと思い、そういう感じのイメージを重ねた。

浜田 永世名人どうでしょう?
梅沢永世名人 どうなんですかね?これはねぇ。
浜田 えっ?(笑)
梅沢永世名人 今の説明を聞けば…。
浜田 聞き返されたよ。
梅沢永世名人 「○」はとってもオシャレでいいと思います。説明して頂いても意味が伝わない。

夏井先生 いや、私は兼題からこの発想に行く…。
梅沢永世名人 あ~悪かったねえ!(笑)
浜田 今日アカンよ。
夏井先生 
良い発想で、そう来たかと思う。
勿体ないのは「かな」だけで、この詠嘆が浮き上がっている。これは映像だけにとどめるべき。
これもダメ押しのような捨て石の言葉を一つ入れるだけ。
「双葉」の後に「萌ゆ」とする。語順も変える。最後に「○」が来ると、「○」と双葉の形が触れ合う
これやってたらこれが1位だった。
掴んでいたものを自分からドブに落とした(笑)。

本人 「萌ゆ」の方がオシャレで良いですね~。

添削後
双葉 どちらとも言えないに○


5位◆『雛あられ 姪にひと粒ごとのおと 春風亭昇吉
向井 「音」?

【本人談】
「雛あられ」は白・ピンク・薄い緑など春らしい色。僕に4歳くらいの姪っ子がいて、一粒ごとの咀嚼音に歯の成長、子どもの成長を感じる。音が聞こえるという距離感と愛しさを表現した。これ最下位ですかね~(笑)。

梅沢永世名人 あの勢いはどこに行ったのか? こんなこと書いてるようじゃ、タイトル戦になんか出てこられませんよ。
松岡 厳しい。
本人 どこが?
梅沢永世名人 「雛あられ」と来たら(伝統的には)女の子(の節句)でしょう。えっ?
志らく名人 ちょっと無駄が多い
円楽 最初「おと」って何だろう?と思った。読んで。漢字なら「音」だろうけど。分からない。
向井 落語界の重鎮厳しすぎませんか?(笑)
浜田 昇吉にガア~っと行くから(笑)。
村上名人 怖い。
円楽 師匠(春風亭昇太)が下手だからな。
向井 師匠もディスるって。

夏井先生 
それぞれ酷い言葉でやっているが、言っている内容は正しい。
兼題の2つのチョコレートから「雛あられ」に行くというのがタイトル戦になると厳しいのではないか
違う素材に発想に飛ばす方法もあるが、あの写真をどのように踏まえているかが大事なポイントになる
この句自体は「姪に」だけが問題点
雛祭りは子どもが男女とも楽しむものだが、伝統的な季語の意味では女の子のお祭り。だから「姪」と書く必要がない。
可愛いため言いたい気持ちは分かる。こういう時はグッとこらえる。
「に」が散文的。削った3音で最後を補強。
「音だと分かりにくい」とおっちゃんたちがギャーギャー言っていた。補強する。
季語の後に「かじる」と入れる。かじってるのは可愛い女の子に違いないわと。
こうするだけで順位というのは動く。

本人 いや~、「雛あられ」と「姪」が被ってるんですよね~。「かじる」「おと」が被ってるように思いますけどね~。
夏井先生 それが捨て石のような補強。ここまで丁寧に解説して分からないのか!(笑)。
浜田 アカンアカン。

添削後
雛あられ ひと粒ごとのおと




◆予選Dブロック

1位◆『花疲れ 臓腑に溶ける チョコレート 向井慧(パンサー)

【本人談】
花見は楽しいが、人混みが元々そんなに好きじゃない。花見が疲れることを指す春の季語「花疲れ」で、疲れた時に好きな甘いものを(食べると)凄く沁みるというのを句にしようと。

梅沢永世名人 いや、私の予想したのがピッタリ当たったのが、素晴らしいじゃないですか!
浜田 そこはどうでもいいです(笑)。この句はどうですか?
梅沢永世名人 先見のトミー!(笑)
本人 自分の事ばっかりじゃないですか。全然僕のこと褒めてくれない。
梅沢永世名人 私は読んでましたよ。君はこういう句でも詠むんじゃないかと。

夏井先生 
「花疲れ」という季語の選択が良い。
花見での疲れ、人出も多く、花の美しさに酔いしれた疲れを指す季語

この後に「臓腑」と来たら、ほとんどの人が「花見の酒でも飲みましたか?」と読む感じになる。
「溶ける」としか言ってないため、臓腑に何が溶けるのかと、酒かもしれないと思って最後に「チョコレート」がポッと出る。
疲れたら甘いもの食べたくなる、チョコレートかと。ここに小さな意外性と小さな納得を置いた。
背伸びをしないのはこういうこと。自分の体験が一番。

でもあなただと分かってビックリ。

本人 ははっ、僕もですよ。
夏井先生 直しは要りません。
本人 ありがとうございます。

添削なし


2位◆『山里や 三橋美智也の 春の歌 三遊亭円楽

浜田 ははっ。なるほどね~。
※写真のお菓子からスナックのカールを連想し、昭和歌謡界のスター・三橋美智也が歌っていたCM曲に発想を飛ばした一句。

【本人談】
三橋美智也さんのカールは、「春」が歌詞の最初にある。甘い歌声が山里を思い出して広がっていくその甘さとお菓子。我々の世代はそれしか浮かばない。ストレートにほんのりと。

梅沢永世名人 その通りなんですよ!(笑)
浜田 待ってたよな、今。
梅沢永世名人 たったたった~♪たったたった~♪たったたったたらら~♬、もうホントにそうなんですけど、ただこれが2位だったということは、今の子たちに三橋美智也さんの歌がカールのCM曲だとは伝わらないんじゃないかな?
本人 ググってくれればいい(笑)。

夏井先生 
これは単純に書いているように見えるが、俳句として見た時に結構難しい技を取り入れている。
頭に季語ではない普通の名詞を入れて、「や」で強調して詠嘆。
その後に、長い人の名前。固有名詞は勝負かけるしかない。

知っている人には一杯情報が伝わるが、知らない人には何にも情報が伝わらない。
しかも、「春」という季語は主役に立っている。
「や」と「歌」の名詞止めは型としてキッチリ出来ている。

かえって下手なことをしないことで、見事に成功した感じ。

本人 さらにね、言わせてもらうと「山」「や」「也」とやの韻を踏んでいる。だから入りやすい。
夏井先生 ハハハハッ。あそこまで自画自賛するかと思って(笑)、直しはいりません。

添削なし


3位◆『当直の ナース息吐く 夜半の春 ミッツ・マングローブ

【本人談】
夜勤でずっとお仕事している看護師さんたちが、休憩の時にチョコをつまみながら仕事の緊張感から解放されて、かしましい感じで憩っているという。

梅沢永世名人 それはちょっと難しいな。これを読んだらホントに、ナースさんが夜中に「ハフッ」と(ため息を)…。
本人 違う(笑)。
梅沢永世名人 なんか足りない。
村上名人 そうですね。今おっしゃってた「夜にナースがチョコ食べている」という情報を入れた方がよっぽど面白いと思う。「チョコつまむ」に変えた方が。

夏井先生 
これはホントに悩ましい。
一応形になっているが、これが完成形かと言われると気になる所が色々出てくる。
「当直」はよく、これだけで状況が分かる。経済効率がとても良い。
ただ、「当直」とあれば「夜」の情報がいるのかどうか。
さらに、「吐く」は「つく」よりも「はく」と読む人の割合が多いはず。
「つく」と「はく」ではナースの感情も大きく変わってくる。
季語は「春の夜」の傍題だが、「夜半の春」は情緒的で艶やかなため息・甘い吐息に傾いてしまう
例えば「当直」「夜」を活かしてみる。季語は「春夜(しゅんや)」の3音とし、「春夜の息」の後に「深く」でどうか。
作者が言った内容に言葉がグッと寄ってくるのではないか。

本人 この発想はちょっと無かったですね。ありがとうございます。

添削後
当直のナース 春夜の息


4位◆『鷹化して鳩に ありし日の 駄菓子屋 立川志らく

【本人談】
「鷹化して鳩となる」という幻想的な気分を表す春の季語。兼題写真を見て、子どもの頃よく駄菓子屋に行ったなと。50年近く昔のことのため、幻想的な光景がおぼろげに頭に浮かんでくる。「鷹化して鳩に」と上手く合わさって、良い句が詠めたなと自分では思って。9割9分相手がパンサー向井君だったら1位だなと思って(笑)。

向井 そうですよね。
本人 久しく、あの「グッとラック!」終了ってプロデューサーに聞かされた時よりも驚きました(笑)。
向井 そんなに。

夏井先生 
これは本当に勿体ないことをした。大凡ミスと言うべき。
俳句は普通縦一行に書くため、「鷹化して鳩にありし日」と文法的には読めてしまう。
鷹が鳩だった日の駄菓子屋という風に意味がつながってしまう
「鳩に」までが季語だと分かるように、長い季語を少しアレンジすればよいだけ。
こんな勿体ないのは誰だと思ってたら、アナタだったんですね(笑)。
「鷹鳩と化す」も同じ季語。「鷹鳩と化し」とすれば、同じことが言えて意味が後ろに繋がらない。
「駄菓子屋」で郷愁を少し強める。
こうやってたらこれが1位。

本人 いやいやいや。この季語引っ張ってくるだけでも大変なのに、そんな難しいところまでは(笑)。

添削後
鷹鳩化し ありし日の 駄菓子屋


5位◆『夜桜の対局 駒はたけのこの里 パックン

【本人談】
狙いは「夜桜」。この綺麗な夜桜の下に(対局で)真剣勝負する、少しお酒の入ったオッサンたち。手元を眺めると、囲碁の駒ではなく「たけのこの里」を(盤上の駒の代わりに)使って勝負してるんだと。「よし!4位くらいイケる!」と思ったのにね。5位ですか…(笑)。

夏井先生 
兼題写真を見ていないと戸惑う。「夜桜」はおびただしい桜が咲いている美しい光景。
「対局」で囲碁か将棋かと。
「駒」の後、いきなり「たけのこ」が出てくるため、なまじ俳句をやっている人間は「たけのこ」が出た瞬間に季語だと思う。
チョコの情報がないため。これは商品名をやめるべきです(笑)。
本人 固有名詞の罠か~!
夏井先生 そうです。
「対局」から始めれば、碁盤が出る。「駒は」の後チョマ…(笑)、「チョコなり」。
「夜桜」でイメージが混乱するため、「桜の(よ)」とする。
「夜」が最後にくると、その夜に対局をしていると分かる。
ちょっとこれは勝負にならなかったね(笑)。

添削後
対局の 駒は 桜の夜



敗者復活戦2位の4名から予選通過を決めた3名が査定同様に1人ずつ順に発表されました。

●各ブロック2位の俳句

A海苔篊の等間隔に暮れかかる村上健志
B艶めきて海胆握る指和ぎのごと中田喜子
C朧夜や一人キャンプのホットチョコ松岡充
D山里や三橋美智也の春の歌三遊亭円楽


○決勝戦のメンバー(10名)
決勝シード権ジュニア横尾梅沢
予選1位通過藤本皆藤東国原向井
敗者復活松岡村上中田
※Dブロック2位の円楽さんは「固有名詞に頼り過ぎた」という理由で敗退となりました。

★次回3/4の兼題は「ドライヤー」で通常回。決勝は3/18以降です。




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コメント

応援ありがとうございます

∇×v様

毎度コメントありがとうございます。

①Dブロック・プロフィール欄のご指摘の箇所、確認の上追記を行いました。

②拙句に関しても、分析やお褒めの言葉、ご感想を頂き誠にありがとうございます。

「春浅しペコちゃん像に眉かすか」
NHK全国俳句大会でもペコちゃん像の句を書いたのですが、全没の経験からリベンジした一句です。ミルキーの「ペコちゃん」には眉が掻かれていないので、そこから発想しました。おっしゃる通り、中七「に」は「の」にすると顔が眉にある既成事実に捉えられて、眉が消えかかっていると読めてしまうため、落書きされた意図として「に」にせざるを得ませんでした。また、下五も「淡し」「浅し」辺りは考えましたが、描写をぼかした方が良いと判断しました。季語も「春浅し」以外も検討し、受動態表現なども考え、パターンを色々と悩んだあげくこの形にしました。自分が器物損壊したと読まれたら大変なので、その点を注意しました。決勝戦の参加権を得ましたので、頑張ります。応援のお言葉ありがとうございます。

「うに軍艦を囲む会長会議かな」
コロナ禍の現状では難しいのですが、寿司屋の奥の座敷やテーブルを貸切るお偉い自治会長などのおじさん達を想像して詠んだ一句です。実際に寿司好きの人が貸切る場面は経験していますので、うに軍艦を囲みながら二次会のような席で短い報告的なもの、ご挨拶的なものを音頭する人物、高級寿司をテーブルで囲んで食べる人たちの和やかな雰囲気を「かな」の詠嘆で出したつもりでした。「○○会議」に入れる言葉を間違えると、ただの出前に思われますので苦心しましたが、「か」の韻を5回踏んだのは結果オーライという形です。この句では予選通過は無理な感触に思っております。

追記

・Dブロック(順位発表)
”→1年前の兼題「冬のお風呂」で向井が才能アリ2位だったが、志らくは現状維持だった。”

「冬のお風呂」の回のことでは無く、両者が特待生となる前の「更衣」の回(2018年05月31日放送)のことを言っているのではないでしょうか。(向井 1位 71点、志らく 2位 70点、昇格試験は梅沢 1ランク降格、藤本現状維持)


・結果を見ました。
予選通過おめでとうございます。
段位級位はこれまでの実績を表したものですから「最も下の級位だから下位でもいい」と思わず優勝を目指して頑張って下さい。優勝できるだけの実力はあるはずです。

No title

・雛あられ姪にひと粒ごとのおと
「おと」と平仮名表記にすることで、「姪」が幼いことを表現しているのであろうとは思いました。
ただ最初は雛あられを食べているところを詠んでいるとは思わず、何かに当てている音の事だと思っていました。
「かじる」とすることで「歯の成長」という意味を込めることが出来ると思うのですが、作者は何が納得できなかったのでしょうか。

・対局の駒はチョコなり桜の夜
使用される駒はおそらくこれでしょう。(残念ながら現在は在庫切れのようです)
https://www.isshin-do.co.jp/shogidechocolat.html

作者は囲碁の対局を表現したかったようですが、囲碁の場合使用されるのは石であり、駒ではないため「対局」と「駒」だと将棋(或いはチェス等の将棋類)になってしまいます。
なので、最初は「はさみ将棋」の光景を詠んだものと思いました。
ただ、この作品の場合は囲碁か将棋かの違いが大きな傷にならないのが救いでしょうか。


・春浅しペコちゃん像に眉かすか
なぜ「ペコちゃん像の」ではないのかと思い調べてみると「ペコちゃん像」には眉が無かったのですね。よって、元々は無かった眉が何者かによって書き足されており、時間の経過により薄くなったか、消したが少し跡が残ってしまったということだと判断しました。
「ペコちゃん像に細き眉」や「ペコちゃん像に淡き眉」あるいは「ペコちゃん像に薄き眉」もありそうです。

あとは落書きを書いた人物の句とも読めなくは無さそうですね。(ペコちゃん像に眉 を かすか に書いた)
ただ、季語が「春浅し」なので、落書きした人物の句というのは無いと感じました。(理由は説明できないのですが)

季語を「春淡し」とすると「淡し」と「かすか」で共鳴できそうだと思いましたが「春浅し」でも同じ感じでしょうか。

結果はまだ見ていない(出ていない?)のですが、この句であれば決勝進出ができるのではないかと思っています。

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。


ご指摘の箇所訂正いたしました。

> 見届人ジュニア名人じゃなくて村上名人なのでは?

見届人ジュニア名人じゃなくて村上名人なのでは?

今回は

兼題が正直意地悪だなと感じました。

恐らくは好みが二分するという意味合いを兼ねてのものだと思われますが、

固有名詞が使いにくいとなると、単純に「チョコレート」でよかったのではと思います。

そういう意味では岩永徹也さんが、この兼題の意図を掴んでいたのではと思います。

岩永さんは有季定型の基本を大事にされている印象があります。今回の句は上五中七と「双葉」という季語の取り合わせという基本の形でしたが、残りの2音をもて余してたのではないかと思います。あと「どちらとも言えない」と鉤括弧をつけたらアンケートと分かりやすいのではと思いました

東国原名人の句は季語を主役にたてる技術は素晴らしかったし個人的には好きでしたが、2つ思うところがありました。

地元が田舎なので「末黒野」という季語の光景はわかります。ただ恥ずかしながら「末黒野」という季語として認識はしていなかったです。そして村上名人ですら実感としてわきにくいというのがあります。
「ほしかもんはなかジャングルジム冷たし」という句でも思いましたが、時代経過とともになくなっていくものをどう扱うべきなのか?というのが1つ

もう1つ「末黒野」という季語が物語の核として成り立っているのが
悪いことをしたら
地獄に落ちる
エンマ大王に下を抜かれる
というような因果応報の教育や価値観が土台にあってのものです。
現代において、子育てや教育の価値観が良くも悪くも変わっていく中で、これから育っていく世代の子供たちが大人になったときに、「末黒野」という季語で伝わるのかどうかが疑問に思います。

過去には時事ニュース関係で句を作り、時代の流れに敏感であったことを考えると、東国原名人らしくはなくそういう意味では「置きにいった」とは思います。

パンサー向井さんは素直で率直で一発で光景が伝わりました。「花疲れ」という季語で仕事や近所の付き合いで疲れた心情が伝わりました。技術を無理に取り込もうとせずにしたのが勝因でしたね。

松岡充さんは「一人キャンプ」という言葉で現代における新しい習慣を見事に描写したと思います。

最近、篠田麻里子さんや藤本名人、秋には千賀名人など季重なりの句が多い印象がありますが

過去に梅沢永世名人が「菜の花や厨に眠るアサリ貝」という句で「季重なりは早い」と夏井先生に言われてましたが、
名人だけではなく、特待生でも季重なりを成立させているところを考えるとプレバトのレベルがかなり上がったと実感します。

圓楽師匠は年代によって評価が真っ二つに別れるし、たとえ検索したりYouTubeで流れたとしても若い人たちには伝わらないというのが率直な感想です。ただ梅沢永世名人の反応を見る限りだと、その世代の人たちにとっては伝わるのでしょう。

森口瑶子さんは助詞が苦手のようですね。発想は実感がこもっていてよかったと思いました。

ミッツ名人は個人的にはよかったと思うし、2位でもよかったと思うのですが、、、
「当直のナース春夜に摘まむチョコ」ならより伝わるかなとおもいました。

東さん、これで置きに来たって言われるの凄いですね。
いつも勝負句が多かったので、夏井先生の期待値も相当なんでしょうね
今回の句は季語がマニアックで、懐古的という点から、どちらかというと御大の句風に近く感じました。この間のジャングルジムの句にも少し近い気がします。

今回予選通過は各ブロックの2位から3人という事で、特に添削があった事を指摘されまくってた中田さんは恩恵を受けたように見えましたが、仮に1人だけだったら松岡さんと村上さんのどちらが選ばれていたでしょうね
個人的には松岡さんの方好みでしたが

No title

円楽師匠の俳句なんですけど。
「山里」って、なんとなく春の季語ってイメージ持ってました。
だから、季語じゃないって知ってちょっとびっくりです。

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