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20200604 プレバト!!俳句紹介【紙袋】

2020年6月4日放送 プレバト!!
出演者が詠んだ俳句を紹介します。
◎は夏井先生講評の要約です。

挑戦者→春風亭昇吉[2],松丸亮吾[2],内海崇[初],髙田万由子[7],宮田俊哉[16],梅沢富美男[100] ※数字は挑戦回数
※ミルクボーイの駒場は内海の付き添いとして参加

●お題:紙袋
紙袋の兼題
※家の隅に大量にストックされている紙袋

※番号クリックでリンク内移動します。
1才能アリ1位75点
※特待生昇格
春風亭昇吉
万緑に提げて遺品の紙袋ばんりょくにさげていひんのかみぶくろ
2才能アリ2位71点松丸亮吾
炎天下取手ちぎれて母の影えんてんかとってちぎれてははのかげ
3才能アリ3位70点内海崇
(ミルクボーイ)
夏の旅荷棚にぎわう紙袋なつのたびにだなにぎわうかみぶくろ
4凡人4位60点髙田万由子
夏野菜摘みし紙袋の重さなつやさいつみしかみぶくろのおもさ
5凡人5位55点宮田俊哉
(Kis-My-Ft2)
荷物持ち汗ばむ僕と浮かれし母にもつもちあせばむぼくとうかれしはは
6永世名人19句目に
掲載決定
梅沢富美男
桐の花いつかは来ない紙袋きりのはないつかはこないかみぶくろ
→編集後記

▲今回もリモート収録体制(MC浜田と玉巻アナはソーシャルディスタンス、中央席に梅沢永世名人、夏井先生は伊月庵から中継、挑戦者もリモート中継でランキングシート側のパネルに映写)
★ランキングシートは分布を明かさないまま進行



***

◆1位 才能アリ75点 春風亭昇吉
万緑に 提げて遺品の 紙袋
本当に上手く、俳句の骨法が分かっている人の句。季語「万緑」は見渡す限りの青葉の映像に生命力のイメージ。「提げ」の動作に人物の存在も匂い、季語と「遺品」の生死の対比が上手い。なぜ遺品を紙袋に入れているのか。小さな謎から映画のようなドラマが生まれる印象すらある。上五「に」は「や」でも形になるが、「に」は空間の中に位置を示す。生命エネルギー溢れる万緑の中にポツンといる感じで、季語の命のイメージを前面に押し出すことに成功した。現名人も危ない存在か。

【本人談】
おっさんが紙袋を持っているだけの映像。紙袋の中にアルバムなどの遺品が入っている。光と生命に満ちる季節感とおじさんとの対比だけだが、もっと言えば、人は死んでも心の中に生き続ける気持ちを「万緑」という季語に託した。

浜田 腹立つわ~、コイツ。
本人 えぇ~、何で~。
浜田 あはははっ。なるほどね。永世名人、どうでしょう?
梅沢永世名人 いや、コイツは特待生になる資格はあるね。
本人 (ガッツポーズで)やった! ありがとうございます。
梅沢永世名人 いや、この句はなかなか凄い…だから75点
浜田 点数高いですもんね~。
梅沢永世名人 これは良い句だな~。
本人 やった~。
浜田 どこが素晴らしいとか?
梅沢永世名人 いやあの、急に言われても…。
一同 (笑)

夏井先生 
これは本当に上手い。俳句の骨法が分かっている人の句。
季語「万緑」は見渡す限りの青葉。映像もあるが、生命力のイメージもある。
「提げて」は動作以外に人物の存在も匂ってくる。「万緑」と「遺品」の抗いようのない生死の対比が上手い
なぜ遺品を紙袋に入れているのか。小さな謎からドラマが動き出す、映画が始まるような印象すらある。
もう1つ褒めたいのは上五「」。悩んだのではないか。
本人 そうですね。「」にするとか。
夏井先生 その通り。悩んだ場所も正しい。
→ベタ褒めという声も。
夏井先生 
ここは「」か「」かは絶対に悩む。
上五「に」は「や」でも形になる。「万緑や」と強調し、中七以降でワンフレーズになる。
この「に」は、「~に」という空間の中に存在する位置を示す
大きな生命エネルギー溢れる万緑の中にポツンといる感じ。「に」を置くことによる全体の構造が、季語の命のイメージを前面に押し出すことに成功した
これだけのことが出来ると、おっちゃん(梅沢)も危なくないか。大丈夫か、これ?

梅沢永世名人 (厳しい顔つきから一転し)あははっ、なっちゃん。私のランクに来るには10年早いわ!
浜田 永世名人、今の「に」と「や」は何で言ってくれなかったんですか?
梅沢永世名人 急に言われても(笑)。
浜田 先生、これ直しは?
夏井先生 いりません。お見事です。期待してます。
本人 やった~。ありがとうございます。

添削なし
※特待生昇格句


◆2位 才能アリ71点 松丸亮吾
炎天下 取手ちぎれて 母の影
絶対にセンスはあるが、技術的に完成品とは言い難い。「母」は発想がベタになりがちとはいえ、季語「炎天」の中に母の影を見たかのようという展開から、実感が伝わると感じた。中七「取手」では紙袋の質感が出ないが、「ちぎれる」の動詞で補強した点は作者の工夫と評価したい。語順が損で、手元のアップから印象的な光景にすべき。地名との混同も避ける表記で七五五とし、光と影の映像に。

【本人談】
実体験。炎天下の日に紙袋で重い荷物を持つと、汗で取手がちぎれて落ちた。紙袋の落ちた影が人型のように見えた。生前の母が自分が幼い時にスーパーで沢山買い物をして、自分みたいに落として「あぁ~」と思った経験をしたのではと頭によぎり、母を思い出した。

梅沢永世名人 私は嫌いな句じゃないですよ。良い句だと思いますけど、惜しかったね。「取手ちぎれて」は、これは紙袋として皆さんが発想できるかどうか。読んでね。ここが勿体ない。
髙田 バッグとかか。
浜田 そうなんですか。
梅沢永世名人 この「取手ちぎれて」!(笑) これが…。
浜田 言いたいだけやん。
梅沢永世名人 紙袋としてどうなのかねぇ。

夏井先生 
あなたは絶対センスがある。少しお勉強すればいける。
ただ、技術的に完成品とは言い難い
「母」は発想がベタになりがちだが、季語「炎天」の中に母の影を見たかのようなという展開から、実感が伝わってきたのだと作者の話を聞いて感じた
中七「取手ちぎれて」は、「紙袋だと伝わらない」という梅沢と私の考え方の違い。
「取手」は紙の質感が確かに出ないが、「ちぎれる」の動詞で補強した点は作者の工夫だと前向きに評価したい。
語順が損している。
取手のアップから印象的な光景に。「取手(とりで)」の地名と混同しないよう「取手」とし、「ちぎれ」としっかり言い切る。先に7音。
炎天に母の影」と続けて、七五五に。
取っ手がちぎれてハッと思ったところに、炎天の光と影の映像に切り替わる

本人 七五五ということですよね。
夏井先生 そうそう。
本人 うわ~、でも勉強になるし…。
浜田 永世名人、いきなり七五五と言いだして、やり出すのはどうですか?
梅沢永世名人 俳句を舐めちゃダメですよ。
一同 (笑)
本人 いやいやいや。

添削後
手ちぎれ 炎天 母の影


◆3位 才能アリ70点 内海崇(ミルクボーイ)
夏の旅 荷棚にぎわう 紙袋
「夏の旅」の用法が安易とはいえ、正直に夏の旅行のウキウキ感を表現したため、「にぎわう」のベタも許せる。決して上手ではないが、自分の実感を素直に表現するタイプの素朴な実感がある。動詞を変えれば紙袋の様子を表現できる。少し勉強すれば上達できる。

【本人談】
夏に電車で旅行した帰りにお年寄りがワイワイ言いながら、お土産の入った紙袋が車内の荷棚の上にいっぱい置いてあり、荷棚もにぎわっている。

梅沢永世名人 ベタ過ぎるくらいベタな俳句です(笑)。「夏の旅」、これあんまり好きじゃないな。こういう季語を使ってこういう言葉と取り合わせるのはよろしくない。
本人 3位でこんなに責められるんですか?
一同 (笑)

夏井先生 
おっちゃんの言うところは一理ある。
「夏の旅」という季語の安易な使い方がベタで良くないと考える俳句の先生もいる。
ただ、正直に夏の旅行のウキウキ感が一句に出ているため、「にぎわう」のベタも許してあげたくなる
決して上手なつくりではないが、自分の実感を素直に表現するタイプの人が作ったという素朴な実感がある。
動詞「にぎわう」を変えれば紙袋の様子を表現できる
ぎっしり」なら、ぎっしり詰まっている様子。
揃いの」なら、同じ場所の同じ土産物店で買った紙袋が並ぶ様子になる。
梅沢永世名人 それ好き。
夏井先生 こういう所を少し勉強すれば上達できる。

本人 確かに、もう1段深くなりますね。今の先生の言い方にした方が
浜田 何?お前、ハマりかけてやるやないか。
一同 (笑)
駒場 早いなあ。

添削後
夏の旅 荷棚 紙袋』
『夏の旅 荷棚の 紙袋



◆4位 凡人60点 髙田万由子
夏野菜摘みし 紙袋の重さ
素直な実感に好感が持て、夏野菜と紙袋の感触も読み手に伝わる素直さが良い。「摘む」の動詞が勿体なく、指先で摘まみ取る感触で、ナスなどは「もぐ」の方が「重さ」と呼応して繋がる。過去の助詞「し」も鮮度を落とすため、より簡単に描写する表現へ。

【本人談】
家庭菜園をしていて、トマト・ナス・キュウリなどが獲れると紙袋に詰めていく。その紙袋がいっぱいになって重たいなと感じる嬉しい時の実体験。

梅沢永世名人 この中の「摘みし」が間違いですよ。「摘む」っていうのは意外と軽い物、葉っぱなどを「摘む」と言うんですよね。この辺を先生は「お勉強なさいませよ」と言うと思う。

夏井先生 
さすが、おっちゃん。こういう所は押さえてくる。
素直な実感を書いたのはとても好感が持てる。夏野菜と紙袋の感触も読み手に伝わる素直さが良い
勿体ないのは「摘む」の動詞の選択
「摘む」は本来、指先や爪先で摘まみ取る・挟み取る感触の動詞で、ナスなどは手で「もぐ」の方が「重さ」と呼応して繋がる
あえて「摘む」と言った意図も分かるが、ここは「もぎて」とする。
過去の助詞「し」も鮮度を落とすため問題だった。
より簡単な言葉で同じことを描写する方法もある。
「いっぱい」「ずっしり」を用いても表現は出来る

浜田 なるほどね~、さあこれ直されて駒場どう?
駒場 え、急に来ました?
一同 (笑)
浜田 全然関係ない駒場にどう?
内海 なんで駒場に聞くんですか?
駒場 びっくりした。ほんまでも間をこう攻めた文字の使い方してるんで、良いなと思ったのに、それでも直すとさらに良くなるんやなと…。
浜田 なるほどね、はい。
駒場 よう分からん。やめて下さい。
浜田 髙田さん、次回頑張ってくださいね。
本人 はい、分かりました。「もぐ」ですね。

添削後
夏野菜 紙袋の重さ』
『夏野菜 紙袋



◆最下位 凡人55点 宮田俊哉(Kis-My-Ft2)
荷物持ち 汗ばむ僕と 浮かれし母
全体として微笑ましい光景を書く姿勢は悪くないが、問題は複数ある。「荷物持ち」からの語順が説明的。下五の助動詞「し」は過去の意味でこの1音は問題。季語「汗」をクローズアップすべき。下五も6音と、細かい減点が重なった。基本の型に変え、汗の自分をアップに表現して季語を活かす。コツコツ勉強を。

【本人談】
兼題写真の紙袋を見て、女性もののブランドやデパートの紙袋があると最初に思い、誰かと買い物に行ったのかなと思ったら、母との買い物を思い出した。男の子なので、率先して母の荷物を持つと母は喜ぶが、自分は無理して汗をかきながら、一生懸命荷物を運んだという思い出を書いてみた。

梅沢永世名人 一番ケツの「浮かれし母」。「浮かれし母」(笑)。この6音がちょっとね、やっぱり5音にしてほしかった。五七五にしてくれたら嬉しかったかな~。
宮田 そうなんだ~。

夏井先生 
おっちゃんは下五の音数問題で引っかかる所は指摘してくれる。大事な一点。
梅沢永世名人 俳句ですからね~。
夏井先生 
全体として微笑ましい光景を書く姿勢は悪くない
ただ問題は複数ある
「荷物持ち」からの語順が少々説明的
おっちゃんも指摘した下五は音数とは別に、助動詞「し」が本来は過去の意味でこの1音は問題
季語「汗」を主役にするため、もう少しクローズアップすべき小さな惜しい所が重なって減点した。
上五は全ていらない。「買い物や」とストレートに書き、わざと切る。
「浮かるる母と」とし、”今、浮かれている”という意味に。
「汗僕」でまとめる。
基本の型に変え、最後に汗の自分をアップに表現すれば、映像が見えて季語が活きてくる
コツコツ勉強よ、宮田君。

本人 夏井先生、スゲー。ホントに。

添削後
 浮か母と 汗


★永世名人 富美男のお手本★

※永世名人・梅沢富美男が50句の傑作を詠んで、俳句史に残る句集完成を目指す「永世名人梅沢富美男 傑作50選」

玉巻アナ 梅沢さんの人気は確かなようで、昨日(6/3付)8年ぶりの新曲をリリースしたそうで…。
浜田 マジで?新曲出した?
梅沢永世名人 はい、「ノスタルジア」。昨日出ました。もうやめようかなと思ったんですけど、やっぱり皆さんの声が大きくて是非梅沢さん新曲を出してくれと。梅沢さんの声をCDで聴きたいって、夏井先生が帯を書いてくれました。
浜田 そうなんですか?
梅沢永世名人 私が書くわと。
発売中♪「ノスタルジア」梅沢富美男
「まさか、おっちゃんの声に聞き惚れてしまうなんて!」夏井いつき

浜田 あら?ちょっと、先生!
夏井先生 はい。
浜田 先生、帯書いたんですか?
夏井先生 そうなの。敵に塩を送ってしまいました。
一同 (笑)
梅沢永世名人 私一時、永世名人になって天狗になってたと思うんです。
浜田 あ、自分で分かってたんですね。
梅沢永世名人 自分で天狗になったということが分かるこの人間味の深さ!(笑) この深さが俳句を作れるんだ! 今回は初心に戻りました。
浜田 じゃあ、行けるんじゃないですか?

[永世名人のお手本披露]
◆『桐の花 いつかは来ない 紙袋 梅沢富美男
誰でも思うことをサラッと俳句に書けるかどうかがポイントに。「桐の花」からの展開が意外で、後半は高尚なことやロマンチックなことを言いだすかと読者に期待させ、俗な物に着地した。「いつかは来ない」のは紙袋を使う時だと、俗なオチに行く作者の狙いをこの句は尊重すべき。推敲の段階で、”「いつか」”と鍵括弧をつけて意味を明快にすると、謎の分量が減ってしまう。色々と考えた上での形だと心を寄せて理解した。

【本人談】
桐は成長が早い木で、枝を繰り返し切っても、伸びて成長して花を咲かせる。それが家に溜まっていく紙袋と一緒で、いつか使うと思っていても中々使わない。それを俳句に。

浜田 ちなみに、特待生になりました昇吉さん。
昇吉 僕、これ好きです。いつかいつかって夢に思ってたことも、実現できないで人生が終わるみたいなのと紙袋が溜まっていくみたいな感じが合っていると思います。
本人 うん、いいぞ。お前は出世する。
昇吉 ありがとうございます。
一同 (笑)
本人 3回連続(ボツ)なんで、お願いします!

■査定結果
永世名人19句目に掲載決定

理由:意外な展開の味わい

本人 やった~!おっちゃん、やりましたよ!
→今回はシュレッダーにかけられることなく、掛け軸のLEDランプが大量に点灯する

夏井先生 
なぜ人は紙袋を置くのか?いつか使うという誰でも思うことをサラッと俳句に書けるかどうか。こういうことになる。
「桐の花」からの展開が非常に意外
いつかは来ない」。高尚なことを言いだすのか、切ないとかロマンチックな方向に行くのかと、中七で読者に期待させる。どういう方向に行くのか。
下五「紙袋」と俗な物を出した。「いつかは来ない」ものは紙袋を使う時ですよと、俗なオチに行くのは、作者の狙い。この句の場合はその狙いを尊重すべき。
推敲の段階で、「いつか」と鍵括弧をつけて、読者に意味を分かりやすくする方法もあるが、その分謎の分量が減る。
色々と考えて、結局この形をとったのではと心を寄せて理解した。

添削なし


浜田 やっと、4回目で掲載決定でございます。
梅沢永世名人 もう、間近ですね。
浜田 いやー、でも残りは?
玉巻アナ 31句です。
一同 (笑)
梅沢永世名人 31句なら今年中に本をだそうじゃありませんか!
浜田 ホントですか?
→スタンプカードの19句目に梅沢アイコンがつきましたが、今年は残り31週ありませんので、毎週1句掲載でも公約実現は難しいのでは?

編集後記
今回もコーナー後半が俳句で、お題は季語ではない「紙袋」。ストックされている写真から、「紙袋」をそのまま描写する句が6名中4名と案外目立ちました。そして、この兼題はジュニアさんの名句「五月雨を知る紙袋のビニール」の印象が強い所です。

最近はレジ袋有料化の傾向もあるせいか、買い物した商品を紙袋に入れる店も増えているイメージですね。取っ手がちぎれる以上に心配なのはやはり強度不足で、雨に当たった袋の底から破けてしまうリスクかもしれません。

さて、今回通算28人目(現状としては25人)に特待生認定を受けた春風亭昇吉さん。落語家として、円楽・志らくさんに続く3人目、東大生として鈴木光さんに続き、MENSA会員として岩永徹也さんに続くと、とにかく凄い方。初登場からわずか4週間での認定は、同じく2回で昇格した村上さんや鈴木さんよりも早い記録です。

まだ、2句なので判断が何とも言えませんが、志らくさんの言うように「頭でこしらえる」東大生らしい考え方の句という印象。一句一句は初心者らしからぬ発想とテクニックで詠んでいるのがよく分かり、本人の解説も完璧に近い説明をするため、浜田さんが腹立つのも理解できます。一句一句は素晴らしいといえますが、初回に「失意」、今回は「遺品」とネガティブなパワーワードを続けて見せられているので、どうしても読み手の心情に訴えかけるお涙頂戴感がないとも言い切れないのも気がかりなところです。今後は、落語家らしい滑稽な句や意外性を伴った句など、言葉の力だけでない違う句風の俳句にも期待したいと思いました。

さて、今回は査定に挑戦していませんので、「紙袋」の兼題から気楽に詠んだ句をツイッターに二句発表しました。
①まんまるの土瓶で淹れるアイスティー
②菓子折を作務衣に渡す薄暑かな

※季語はどちらも下五。①はフクロウ型の土瓶を見た経験から、紅茶を貰い物で淹れる変わった体験を詠みました。②はお世話になっている寺院に持っていく菓子折りを、普段着の僧侶に渡す初夏のイメージ。なぜ作務衣の人物に渡したのか、想像の余地を持たせました。

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「掲載決定」の効果音

掲載決定のサウンドは「昇格」の時のサウンドとは違いましたね。(「ボツ」は「降格・後退」と同じサウンド)

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